【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/16付)、Rex Orange County / The fin. / Metronomy / Daichi Yamamoto, KID FRESINO

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Rex Orange County / 10/10

英ハンプシャー州グレイショット出身のシンガーソングライター・Rex Orange County(レックス・オレンジ・カウンティ)。09/12(Thu)にリリースした待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、創作の苦労と自身のガールフレンドに宛てたラブ・ソングとしても話題となったカムバック・シングル「New House」以来となる、およそ7ヶ月ぶりとなる新曲に。ロンドンの名門音楽学校・ブリットスクール出身のシンガーソングライターとして活動当初から大きな注目を集め、当時17歳から、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)を筆頭に国内外から多くの評価を得ることに。2018年には、BBC Musicによる新人企画「Sound of 2018」ロングリストで2位に選出されたのち、Randy Newman(ランディ・ニューマン)「You’ve Got a Friend in Me」カバーに、Peter Cottontale(ピーター・コットンテール)「Forever Always」のフィーチャリングに、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Daniel Caesar(ダニエル・シーザー)、YEBBA(イェバ)らとともに参加。そして「SUMMER SONIC 2018」への出演で初来日を果たすなど、日本のファンも多いことでも知られています。

本シングルは、レーベル〈Sony Music Entertainment〉に移籍してから初のリリースに。前作「New House」から引き続き、ここ数年に渡る創作面での苦労に触れながら、いまでは楽観的にソングライティングと向き合えるようになっていることを感じさせ、完璧な評価スコアである「10/10」を目指していることをリリックで示しているようです。

そしてリリースと同時に公開されたMVは、The Strokes(ザ・ストロークス)、Daft Punk(ダフト・パンク)、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)、The 1975(ザ・ナインティーン・セブンティファイヴ)、Zedd(ゼッド)などのMVを手がけていることでも知られる、Warren Fu(ウォーレン・フー)が監督を担当。さまざまな超常現象が起こる家のなかで、ひたすら飄々と演奏を続けるRexの姿がシュールかつスタイリッシュに展開されており、未視聴のリスナーはあわせてチェックを。



The fin. / Melt into the Blue

2010年の結成からワールドワイドに活動を広げるインディー・ロックバンド、The fin.。09/13(Fri)にリリースされた注目のニュー・EP『Wash Away』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた2ndアルバム『There』以来となる、およそ1年半ぶりの新作に。2016年からイギリスに拠点を移して音楽活動を続けるなか、メンバー脱退などを経て日本に帰国した現在では、各地を点在しながらレコーディング活動を続けているとのこと。先日公開されたインタビューでも語られているように、Yuto Uchino(Vo, G, Syn)が楽曲のクリエイティブ面を手がけ、Kaoru Nakazawa(B)がライブのフィジカル面を担当。ギターとドラムのサポートを複数人参加させながら、今年8月末からスタートした中国13都市でのキャリア最大規模のツアーでは全ソールドアウトを記録するなど、より柔軟な表現形態を確立させている模様です。

今作はリード・シングル「Come Further」「Gravity」を筆頭に、さまざまな時期にレコーディングした楽曲群から選んだという全6曲を収録。プロデューサーには前作に引き続き、Jamiroquai(ジャミロクワイ)、alt-J(アルト・ジェイ)、Radiohead(レディオヘッド)などの作品を手がけたことでも知られる、Bradley Spence(ブラッドレイ・スペンス)に加えて、今作では新たに、Jake Miller(ジェイク・ミラー)をそれぞれ共同プロデューサーとして招致。マスタリングには、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Earl Sweatshirt(アール・スウェットシャツ)などの作品を手がける、Mike Bozzi(マイク・ボッツィ)を起用し、独自のサイケデリック・サウンドを追求した注目の新作となっています。

また今年11月には本作の12インチ・アナログ盤のリリースをアナウンスしており、EP『Wash Away』全6曲に加えて、B面には昨年話題となった『Acoustic Versions & Covers』シリーズ123の楽曲を収録。内訳は、2018年の2ndアルバム『There』の収録曲「Pale Blue」「Outskirts」「Snow (again)」のアコースティック・バージョンに加えて、The Millennium(ザ・ミレニアム)「There is Nothing More to Say」、Wild Nothing(ワイルド・ナッシング)「Midnight Song」、MEW(ミュー)「She Came Home for Christmas」のカバーが収録されます。あわせて今年11月に東京と大阪で自主企画『#thefin_03』の開催も予定されており、気になるリスナーはお早めにチェックを。



Metronomy / Sex Emoji

英デヴォン・トットネス出身のバンド、Metronomy(メトロノミー)。09/13(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Metronomy Forever』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた5thアルバム『Summer 08』以来となる、およそ3年2ヶ月ぶりの新作に。その後、バンドの中心人物であるJoseph Mount(ジョセフ・マウント)は家族とともに当時住んでいたパリを離れてイギリスの田舎町に移動。現在は、サポート・ベーシストとして長年参加していたプロデューサー、Olugbenga Adelekan(オルグベンガ・アデレカン)を加えた5人編成で活動を続けており、今年2月には2ndアルバム『Nights Out』のリリース10周年を記念したアニバーサリー・エディションをリリースしました。

本アルバムは、これまでリリースしてきたアルバムのなかでも最多曲数である17曲が収録。アルバム・タイトル『Metronomy Forever』は、ローマ神話に登場する前後2つの顔を持つ双面神・ヤヌスのように、過去と未来を同時に見つめた末に着想した「Metronomyというバンドは永遠にあるべき」という発想から由来している模様です。なお、今年5月から公開が続いているリード・シングル「Lately」「Salted Caramel Ice Cream」「Walking In The Dark」のMVでは、Joseph自ら映像監督を初めて担当しています。

また本アルバムの日本盤CDならびに国外盤の限定LPには、バンドメンバーのOscar Cash(オスカー・キャッシュ)によるカバー2曲が収録予定とのこと。さらに、日本盤CDのジャケットにはカタカナの「フォーエバー」がデザインされた特製デザイン仕様となっています。そして、新作にまつわるプレイリスト『METRONOMY 4EVA PLAYLIST』が公開されているほか、今年11月には約5年ぶりの来日となる東京公演が決定。気になるリスナーはチェックを忘れずに。



Daichi Yamamoto / Let It Be feat. Kid Fresino

京都出身のラッパー / アーティスト、Daichi Yamamoto。09/04(Wed)にリリースされた注目のデビュー・アルバム『Andless』の収録曲が、チャートにランクインされました。

日本人の父とジャマイカ人の母を持ち、18歳からラップとビートメイキングを始め、京都を中心にライブ活動を展開。2012年からロンドン芸術大学でインタラクティブ・アートを学び、メディアアートを多数制作するなか、大学在学中にSoundCloudで公開した音源が話題を呼び、JJJ(Fla$hBackS)、Kojoe、The Nostalgia Factoryなどとのコラボ楽曲をリリース。2017年にイギリスから帰国したのち、レーベル〈JAZZYSPORT〉に所属。2018年には、STUTS、Ai Kuwabaraなどの作品に客演参加するなか、Aaron Choulai(アーロン・チューライ)とのジョイントEP『Window』をリリース。収録曲「All Day Remix feat. GAPPER & 仙人掌」のMVも話題となるなど、現在大きな注目を集めている存在です。

本アルバムのゲストには、JJJ、KID FRESINO、VaVa、Ai Kuwabara、中村佳穂がフィーチャーされているほか、プロデューサーには、JJJ、VaVaに加えて、grooveman Spot、Kojoe、KM、SHIMI from BUZZER BEATS、Taquwami、QUNIMUNE、okadada、Arμ-2、dhrmaなどが参加。Apple Music「今週の NEW ARTIST」にもピックアップされた「上海バンド」を含む全17曲が収録されており、アルバムの写真ならびにアート・ディレクションはこれまでMVを多数監督してきた、Yuki Horiが担当しています。

そして、今年12月には本アルバムのリリース・パーティーが地元・京都で開催決定。今後のさらなる飛躍にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/08付)、Post Malone / BIM / Bombay Bicycle Club / ASOBOiSM, なみちえ

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Post Malone / Circles

米ニューヨーク州シラキュース出身、現在はユタ州を拠点としているロックスター、Post Malone(ポスト・マローン)。09/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Hollywood’s Bleeding』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、全米アルバム・チャート1位を初記録した昨年の2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』以来となる、およそ1年4ヶ月ぶりの新作に。昨年末のリード・シングル『Wow.』に続き、今年7月には、Young Thug(ヤング・サグ)とのコラボ・シングル「Goodbyes」を公開。その後、本アルバムのリリースを正式にアナウンスし、リード・シングル「Circles」を公開したのち、イギリスで開催されていたロック・フェス「Reading and Leeds Festivals」にて、Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ)とともに披露した「Don’t Look Back In Anger」のカバーが話題となるなか、本アルバムがリリースされました。

ゲストには、SZA(シザ)、 Swae Lee(スワエ・リー)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Young Thug(ヤング・サグ)、DaBaby(ダベイビー)、Future(フューチャー)、Halsey(ホールジー)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Meek Mill(ミーク・ミル)などに加えて、Ozzy Osbourne(オジー・オズボーン)が参加。インタビューによれば、アルバム・タイトル『Hollywood’s Bleeding』のバックグラウンドには、LAならびにハリウッドにいたころに感じたという「たくさんの吸血鬼のせいでシーンがめちゃくちゃになった、死にかけたハリウッド」(一部要約)からインスピレーションを受けている模様です。

そしてリード・シングル「Circles」のMVが先日から公開されており、「Goodbyes」のMVの世界観に連なる生死と隣り合わせのストーリーが話題に。あわせてぜひチェックを。



BIM / Veranda

ヒップホップ・ユニット「THE OTOGIBANASHI’S」のメンバーで、クリエイティブ・チーム〈CreativeDrugStore〉に所属しているラッパー、BIM。08/30(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、昨年リリースされたデビュー・アルバム『The Beam』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年に入って東京と大阪で初のワンマン・ライブを開催したほか、レーベル・メイトであるVaVa『VVORLD』のリリース・ツアーにもゲスト参加。さらに今年7月にリリースされた、STUTS、RYO-Z(RIP SLYME)とのコラボ・シングル「マジックアワー」が大きな話題を呼ぶなど、引き続き各所で注目を集めています。

本シングルは、プロデュース、ミックス、マスタリングともにSTUTSが再び担当。BIM本人のツイートによれば、今年の夏にSTUTSとキャンピングカーで旅行したことがきっかけに制作され、初夏にリリースした「マジックアワー」に連なる「夏を終わらせたくない病」が出ているサマー・チューンとなっている模様です。

また、LAで全編撮影されたMVも先日から公開されており、ディレクター・Heiyuu(CreativeDrugStore)、撮影とロゴデザイン・Teito Nomiyama(LOOPY HOTEL、BOTT)ならびにA&Rは、Ren “Reny” Hirabayashi(SUMMIT)が担当しています。そして、TBSテレビ系「水曜日のダウンタウン」などを手がけるプロデューサー・藤井健太郎がホストを務める連載企画「藤井健太郎のoff-air」にてオフィシャル初となる2人の放談が掲載されており、あわせてぜひチェックを。



Bombay Bicycle Club / Eat, Sleep, Wake (Nothing But You)

ロンドン出身のインディーロック・バンド、Bombay Bicycle Club(ボンベイ・バイシクル・クラブ)。08/27(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2014年に3rdアルバム『So Long、See You Tomorrow』をリリースしたのち、結成10周年を迎えた2016年にバンド活動の無期限休止をアナウンス。2017年にフロントマン・Jack Steadman(ジャック・ステッドマン)が手がけるプロジェクト、Mr Jukes(ミスター・ジュークス)がアルバム『God First』をリリース。さらにベーシスト・Ed Nash(エド・ナッシュ)は、元バンドメイト・Suren de Saram(スレン・ド・サラム)とともに、Toothless(トゥースレス)を結成してアルバム『The Pace Of The Passing』をリリースするなど、メンバーそれぞれのソロ・プロジェクトが話題を呼んでいました。

今年1月から楽曲制作を開始するなか、活動再開後初となる新曲となった本シングル。インタビューでは、作曲するにあたって基本に立ち返ったアプローチをとり、これまで制作してきた曲のなかでも最高のリフを書いている、と語っています。

さらに、2020年1月に約5年ぶりとなるニュー・アルバム『Everything Else Has Gone Wrong』のリリースが決定。プレスリリースには「これは、個人的あるいは政治的に危機的なときに音楽へ目を向けたひとのためのアルバムです。他のすべてがうまくいかなかったときに、音楽を聴くことや音楽を演奏することで得られる慰めについてです。」(一部抜粋)と書かれており、本シングルのMVもチェックしつつ、さらなる続報を待ちたいところです。



ASOBOiSM, なみちえ / HAPPOUBIZIN

1994年生まれのシンガーソングライター「たなま」による新感覚ラップ・ユニット、ASOBOiSM。08/30(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

2017年からユニット活動を開始し、わずか半年後に公開した1st EP『DWBH』がTOWER RECORDS・渋谷店の未流通コーナーで初登場1位を獲得。同年に公開されたアサヒ飲料「WILKINSON」Web CMへの出演や、hoyu「JELLY×Beauteen アンティークカラー」Web CM楽曲などを手がけるほか、ユナク from 超新星『The One』の収録曲「◆Queen◆feat. ASOBOiSM」にフィーチャー。2018年のシングル「DRAMA QUEEN」を皮切りに多くの「プレイグラウンドミュージック(遊べる音楽)」を連続リリースするなか、今年8月に公開したシングル「UCHOTEN feat. TACK(シシノオドシ)」は、Apple Music「今週のNew Artist」にも選出されました。

本シングルには、神奈川県茅ヶ崎市出身の三兄妹ヒップホップ・ユニット「TAMURA KING」のメンバーで、先日から配信リリースされているシングル「おまえをにがす」が話題となっている、東京藝術大学在学中のラッパー / ボーカリスト / クリエイター・なみちえをフィーチャー。ASOBOiSM初のセルフ・プロデュースを手がけたトラックに「八方美人」をテーマにしたマイクリレーが展開されており、自身のナンパによって実現したというフィメール・ラッパー2人による注目のコラボ・シングルとなっています。

そして、先日公開された「UCHOTEN feat. TACK(シシノオドシ)」のMVがSNS中心に大きなバズを生んでおり、今後さらなる活躍が期待されます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/01付)、Lana Del Rey / 坂本慎太郎, ゑでゐ鼓雨磨 / A$AP Rocky / kauai hirótomo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Lana Del Rey / Fuck it I love you

NY出身のシンガーソングライター、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)。08/30(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Norman Fucking Rockwell!』の収録曲が、チャートに複数ランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた『Lust For Life』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。プロデューサーとして、先日公開されたTaylor Swift(テイラー・スウィフト)のニュー・アルバム『Lover』も手がけた、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)と初タッグを組み、2018年初めから制作がスタートしていたとのこと。

全体のサウンドについては、ローレル・キャニオン・サウンドの文脈を取り入れつつ、Dick Dale(ディック・デイル)のような王道のサーフ・ロックに、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のギター・サウンドからの影響も組み合わせている模様です。

アルバム・タイトル『Norman Fucking Rockwell!』には、アメリカを代表する画家の1人、Norman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)の名前を冠しており、インタビューによれば「彼のように、天才的なアーティストなのに自分ではダメだと思っているひとについてのアルバム」(一部抜粋)とコメント。ジャケット・アートワークには、Jack Nicholson(ジャック・ニコルソン)の孫で今年映画デビューを果たした、Duke Nicholson(デューク・ニコルソン)が登場しています。

そしてリリース当日には、収録曲「Doin’ Time」のMVも公開。あわせてぜひチェックを。



坂本慎太郎, ゑでゐ鼓雨磨 / 小舟

いよいよ昨年からソロでのライブ活動を開始させている、坂本慎太郎。08/28(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングル「小舟 / 未来の人へ」が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2016年にリリースされた3rdソロ・アルバム『できれば愛を』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。今年に入ってからは、ブラジル・サンパウロを拠点に活動しているバンド、O Terno(オ・テルノ)のニュー・アルバム『atrás/além』にゲスト参加しており、Devendra Banhart(デヴェンドラ・バンハート)とともにフィーチャーされた収録曲「Volta e meia」は、7インチ・アナログ盤として〈zelone records〉からリリースされました。

本シングルには、ソロ・ライブのバンド・メンバーとしてお馴染みの、AYA(Ba)、菅沼雄太(Dr)が参加しており、レコーディング・エンジニアにはバンド時代から長年タッグを組んでいる、中村宗一郎が担当。Bサイドには、坂本が作詞提供したコーネリアス「未来の人へ」のカバーが収録されているほか、両楽曲のゲスト・ボーカルとして、姫路を拠点に活動しているバンド「ゑでぃまぁこん」のボーカル&ギター、ゑでゐ鼓雨磨が参加しています。

そして坂本本人が監督を務め、VIDEOTAPEMUSICが編集を手がけた「小舟」のMVが先日から公開。本シングルの7インチ・アナログ盤もリリースされており、あわせてぜひチェックを。



A$AP Rocky / Babushka Boi

米ニューヨーク州・ハーレム出身のラッパー、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)。08/28(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Sundress」以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。今年に入って、A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ)「Pups」、Jaden(ジェイデン)「Chateau」「Ghost (Remix)」などにフィーチャーされるなか、今年7月にスウェーデン・ストックホルムの路上で発生した暴行事件によって逮捕される事態に。およそ1ヶ月に及ぶ拘束期間のなか、ホワイト・ハウスも巻き込んだ国際的な騒動となるなか、現在は一時釈放済み。Rockyへの有罪判決が下され、合計12,500スウェーデン・クローナ(約13万7574円)の罰金と2年間の執行猶予が課せられる形で、いったん幕が閉じられました。

そんななかリリースされた本楽曲「Babushka Boi」のタイトルは、東ヨーロッパの女性たちが伝統的に着用しているロシアのスカーフ「Babushka」(バブーシュカ)が由来とのこと。インタビューによれば、自身の顔に残った切り傷を「Babushka」で隠しながら行動していた昨年の状況からインスピレーションを受けている模様。またトラックには、Da Crime Click(ダ・クライム・クリック)「U Hoes Gone Get Kindnapped」がサンプリングされているほか、リリックの一節にはギャング映画「スカーフェイス」(1983年)のモチーフ「The World Is Yours」が引用されています。

そして先日公開されたMVでは、A$AP Fergのほか、ScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)、A$AP Nast(エイサップ・ナスト)などがカメオ出演するコミカルなギャング・ムービー風のストーリーが展開されており、未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



kauai hirótomo / Surf’s Up

東京を拠点に活動している音楽家 / マルチ・インストゥルメンタリスト / コンポーザー、kauai hirótomo(カワイ ヒロトモ)。08/21(Wed)にリリースされた注目のデビュー・アルバム『Another Galaxy』の収録曲が、チャートにランクインされました。

本人のインタビューによれば、学生時代からピアノやドラムに親しみ、オルタナティブ、ジャズ、クラシック、現代音楽、インディー・クラシック、タンゴ、フォーク、ロック、ポップスなど、国内外の幅広い音楽を愛聴。その後、あだち麗三郎との出会いを経て上京し、現在に至るまで「あだち麗三郎と美味しい水」や、東郷清丸のサポート・メンバーとしての活躍が続いていました。

トクマルシューゴ主宰のレーベル〈TONOFON〉を通じてリリースされた本アルバム。コンセプトとして「架空の森林都市で結成された室内楽団”Greenside Alternative Orchestra”が作ったアルバム」という設定からスタートしたとのことで、世界中のさまざまな年代の楽器を同居させた有機的なサウンドが印象的です。

そして先日から、アルバムのオープナー・トラックである「Surf’s Up」のMVが公開。11/27(Wed)渋谷7th FLOOR(東京)にて、あだち麗三郎と美味しい水、東郷清丸も参加するアルバム発売記念イベント「kauai hirótomo“Another Galaxy”Release Concert」の開催が決定しており、チケットの予約はお早めに。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/25付)、BROCKHAMPTON / chelmico / Mura Masa, Clairo / dodo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



BROCKHAMPTON / NO HALO

米テキサス州サンマルコス出身、現在はLAを拠点に活動しているアメリカン・ボーイバンド、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)。08/23(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『GINGER』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー作かつ全米チャート1位を初獲得した『iridescence』以来となる、およそ11ヶ月ぶりの新作に。先月7月から本アルバムのディザー映像がSNSを通じて2本公開されたのち、リード・シングル「I BEEN BORN AGAIN」「IF YOU PRAY RIGHT」「BOY BYE」「NO HALO」を連続リリース。バンドのプロデュース・チームのアシスタントである、Weston Freas(ウェストン・フリース)とパフォーマンス・チームのメンバー、Joba(ジョバ)がハグしあっているジャケットや各MVがそれぞれ話題となるなか、本アルバムがリリースされました。

インタビューによれば、アルバム・タイトル「GINGER」の意味や由来について「もっといい人間になろうとしてるけど壁にぶち当たっていて、自分以外に誰も自分のことを信じる人がいない、そんな人たちのための言葉だ」(一部抜粋)と、負け犬を象徴した言葉であることをコメント。本アルバムは、LAにあるメンバーのシェアハウス兼スタジオで全面制作されており、ロンドンにあるアビーロード・スタジオで制作された前作『iridescence』と比べて全体的に内省的なサウンドを感じさせます。

そして先日には、08/15(Thu)新木場スタジオコーストで行われた初の単独来日公演と「SUMMER SONIC」(大阪・東京)でのステージを含む合計3公演が開催。スキルフルなステージングと熱狂的な観客による温度の高いコミュニケーションが終始続いたライブとなり、早くも次の来日が待たれます。



chelmico / Summer day

Rachel、Mamikoからなるラップ・デュオ、chelmico。08/21(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Fishing』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー・アルバム『POWER』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。昨年公開された、冨田ラボ『M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”』の収録曲「アルペジオ」にフィーチャーされたほか、TOSHIKI HAYASHI(%C) ft. BASI & 鈴木真海子「TIME IS OVER」も話題に。全国各地の各種イベントやフェスに引っ張りだこのなか、今年5月に放送されたニッポン放送「chelmicoのオールナイトニッポン0(ZERO)」がツイッターのトレンド1位を獲得する大反響を呼ぶなど、引き続き多岐にわたる活躍が続いています。

本アルバムには「爽健美茶」のCMソングとして書き下ろされた「爽健美茶のラップ」や、テレビ東京(ドラマ25)「四月一日さん家の」オープニング・テーマ「switch」などを含む全12曲が収録。クレジットには、ESME MORI、ryo takahashi、三毛猫ホームレス、TOSHIKI HAYASHI(%C)などお馴染みのクリエイターたちが参加しているほか、収録曲「12:37」のプロデューサーとして小袋成彬が初参加しています。

また長谷川隆一監督が手がける、暑い夏の日に起こる不思議なストーリーをテーマにした「Summer day」のMVも公開。そして、今年9月からスタートする全国6カ所を巡るリリース・ツアーが全公演ソールドアウトとなるなか、マイナビBLITZ赤坂での追加公演の開催が先日発表されました。気になるリスナーはぜひお忘れなく。タニナ!



Mura Masa / I Don’t Think I Can Do This Again (with Clairo)

英ガーンジー島カステル出身のプロデューサー、Mura Masa(ムラマサ)。08/21(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Doorman (with slowthai)」以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。同年には、シングル「Move Me (featuring Octavian)」「Complicated (with Nao)」といったロンドン周辺のシンガー / ラッパーとの共作が続くなか、Chic(シック)「Till the World Falls」でフィーチャーされるなど、引き続き多くのコラボ・ワークが話題となっています。

本シングルでは、現在ワールドワイドに大きな注目を集めている米ボストン出身の新鋭シンガーソングライター・Clairo(クライロ)を初フィーチャー。Mura Masa本人のコメントでも述べているように、彼のルーツであるパンクとニュー・ウェーブを意識したサウンド・プロダクションとなっており、Clairoによるインディー・ロックとのコラボが展開。またトラックには、70’s NYパンク・ムーヴメントで主に活躍したバンド、Television(テレヴィジョン)「1880 or So」がサンプリングされています。

そして、Mura Masaへのインタビューによれば、来年1月に向けてニュー・アルバムのリリースが予定されているとのこと。本楽曲は新作からの最初のリード・シングルになっていると同時に、今後のさらなる続報にも期待が高まります。



dodo / renq

長野県出身で川崎市育ちのラッパー / トラックメイカー、dodo。08/15(Thu)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

高校時代から音楽制作をスタートし、2013年に出場した「第3回 BAZOOKA!!! 高校生ラップ選手権」でのパフォーマンスや、2014年に勃発したサイプレス上野とのビーフで一気に注目を集めることに。2016年に公開された粗悪ビーツとのコラボ・EP『FAKE』を経て、2018年にはEP『default』『pregnant』などを連続リリース。また、楽曲制作からミックス / マスタリングまでの全て作業を自宅の一室にある「10goqstudio(天国スタジオ)」で行う「オフラインミュージック」と自称した活動で知られるなか、今年2月リリースされた1stアルバム『importance』は今年屈指のヒップホップ重要作として話題となっています。

今年に入ってシングル「no pain no gain」「nothin」を連続リリースするなか、お盆休みに合わせて公開した新曲「renq」は、夏の連休(renq)をテーマにしたサマー・チューン。キャッチーかつメロディアスなトラックに「抱かれてくれよいい奴に」「平和 on the 犠牲 」などのパンチラインが飛び出しており、夜中の横浜・みなとみらいで撮影されたMVも公開されています。

そして先日開催された「FUJI ROCK FESTIVAL 2019」(ROOKIE A GO GO)に初出場を果たしており、当日披露された「kill more it」のパフォーマンス映像も公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/18付)、Megan Thee Stallion / Ovall / SiR / CIRRRCLE

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Megan Thee Stallion / Hot Girl Summer (feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign)

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)。08/09(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

インスタグラムに投稿していたフリースタイル動画を通じて、2013年ごろからファンダムを築き上げてきた彼女。2017年にデビュー・EP『Make It Hot』をリリースし、同年に公開された、XXXTentacion(XXXテンタシオン)「Look At Me!」のビートジャック「Stalli(Freestyle)」が話題に。2018年の2nd EP『Tina Snow』を経て、名門レーベル〈300 Entertainment〉初のフィメール・ラッパーとしてサインしたことでも注目を集めています。

今夏を席巻するサマーチューンとなっている本楽曲には、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャー。先月末、MeganとNickiがインスタグラムライブを通じて初対面しており、その場で本楽曲へのゲスト参加をオファーしたことをきっかけに今回のコラボに至ったとのことです。

また制作には、The Bone Collector(ボーン・コレクター)、Crazy Mike(クレイジー・マイク)、Juicy J(ジューシー・J)が参加しており、City Girls(シティガールズ)「Act Up」の一節をサンプリング。現在、Meganによる造語でSNS中心にバイラル・ヒットしているキャッチフレーズ「Hot Girl Summer」を商標登録申請しており、オフィシャルのアンセム・トラックとして本楽曲がリリースされた模様です。ぜひチェックを。



Ovall, Up Dharma Down / Transcend – feat. Armi

Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるバンド・プロジェクト、Ovall (オーバル)。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年2月にリリースされたシングル「Stargazer」に次ぐ新作となった本楽曲。ゲストとして、フィリピンの最重要バンドの1つとして知られる、UDD(Up Dharma Down)のボーカル / キーボード、Armi Millare(アルミ・ミラレ)をフィーチャーしており、海を超えたコラボ・シングルとなっています。

両者は、2018年に開催された都市型フェス「SYNCHRONICITY」での出会いから意気投合。今年4月に開催されたライブ・イベント「SYNCHRONICITY’19 Pre-Party!! ~Ovall×bonobos×UDD~」で共演し、SNSなどでも親交を深めているなか、楽曲を通じた初のコラボが実現されました。

さらに、今年の年末に向けてフィリピンでの対バン・イベントも計画中とのこと。そして現在、Ovallはニュー・アルバムの制作に向けて始動しており、引き続き続報を待ちたいところです。



SiR / Hair Down (feat. Kendrick Lamar)

カリフォルニア州イングルウッド出身のシンガーソングライター / プロデューサー、SiR(サー)。08/30(Fri)にリリースが期待される待望のニュー・アルバム『Chasing Summer』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたアルバム『November』以来となる、およそ1年半ぶりの新作に。同年には、Masego(マセーゴ)「Old Age」、NAO(ネイオ)「Make It Out Alive」などの楽曲にフィーチャーされ、所属レーベル〈TDE〉のアーティストが集結した北米ツアーにも同行するなど、多岐にわたる活動を展開しています。

本楽曲はレーベルメイトである、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)との初のコラボ曲に。昨年の北米ツアーで、SiR自身が自信を保つことに苦労していたという当時の状況をリリックの一節に反映しており、自信を持って自由になりたいということを表現する「ヘアダウン(髪を下ろす)」で乗り越えたことも明かしています

加えて、本楽曲のリリース直前にはレーベル〈RCA Records〉との契約も発表。レーベルメイトである、SZA(シザ)の成功を再現するかのようなディールの動きを見せており、本楽曲のMVが公開されたほか、ニュー・アルバムのさらなる詳細に注目が集まります。



CIRRRCLE, FLANNEL ALBERT, LATE LEE / Talkin to Watashi

東京 / ロサンゼルスを拠点に活動する国際派ヒップホップ・クルー、CIRRRCLE。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年1月には自身初のリミックス「Petty (Remix) feat. MRSHLL」を公開したほか、毎月新曲をリリースするプロジェクト「HAPPY Wednesdays」を通じてシングル「Too Fragile」「Mental Health」「Love Me Baby Always」「In The Sky」をドロップ。今年4月に開催されたライブ・イベント「Red Bull Music Festival Tokyo and 88rising present:Japan Rising」や、LA「Bootleg Theatre」で行われたイベントへの出演など、国境を超えた独自の活動が続いています。

リミックス以外では初となる海外アーティストとのコラボ・シングルとなった本楽曲。LAを拠点に活動している、FLANNEL ALBERT(フラネル・アルバート)、LATE LEE(レイトリー)をフィーチャーしており、LAでのライブ出演をきっかけに今回のコラボに繋がった模様です。

そして直近では、08/20(Tue)に開催されるイベント「BLACK BASS presents “PIER” at WWW」への出演が決定。さらなる海外コラボ・シリーズの続編にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/11付)、Ariana Grande, Social House / King Gnu / Angel Olsen / Tohji

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Ariana Grande / boyfriend (with Social House)

現在ワールド・ツアー真っ只中のシンガーソングライター、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)。08/02(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

本楽曲でコラボしている、Social House(ソーシャル・ハウス)は、米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のMichael Foster(マイケル・フォスター)、Charles Anderson(チャールズ・アンダーソン)から成るデュオ。現在はLAを拠点に活動しており、Lil Yachty(リル・ヨッティ)をフィーチャーしたデビュー・シングル「Magic in the Hamptons」(2018年)で大きな話題を集めました。

2人は、Arianaの代表曲となったシングル「thank u, next」「7 rings」の作詞作曲およびプロデュースを手がけ、彼女の最新アルバム『thank u, next』に参加したことでも知られており、制作当時にお互い意気投合したことから今回のコラボに至った模様です。

Ariana本人のツイートリリックから伺えるように本楽曲は、傷つくことを恐れて彼氏彼女の関係を避けながらも、隠しきれないときめきや高揚感を表現。「あなたは私のボーイフレンドではないし、私はあなたのガールフレンドではないけど、あなたに私以外の女の子を触ってほしくない」と歌いつつ、MVで展開されているボーイフレンド(Michael Foster)との激しい嫉妬や駆け引きが話題となっています。

そして08/09(Fri)には、Social Houseにとって初のEP『Everything Changed…』をリリースしており、本楽曲「boyfriend」も収録。先日開催された都市型フェス「Lollapalooza」でのArianaのステージや、現在行われている彼女のワールド・ツアーにサポート・アクトとして参加するなど、今後のさらなるブレイクや関係性にも注目が集まります。



King Gnu / 飛行艇

怒涛の快進撃を続けるトーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル・バンド、King Gnu(キング・ヌー)。08/09(Fri)に配信リリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

大坂なおみ選手が出演しているANAの国内版TVCM「ひとには翼がある」篇のCMソングとして書き下ろしされた本楽曲。07/21(Sun)からCM放送が開始されたのち、ニッポン放送「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0 (ZERO)」(07/25深夜放送回)で初のフル尺オンエアされました。

バンド屈指のロック・アンセムとなった「飛行艇」ですが、常田のインスタグラムによれば、自身の人生のバイブルという「紅の豚」へのリスペクトを込めている模様。ジャケットは、1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』のアートワークを担当したデザイナー・Makoto Arai(PERIMETRON)が手がけています。

また、先日開催された国内最大級の野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に初出場を果たし、「飛行艇」のライブ初披露を含めた全9曲をプレイ。さらに10月から開催される今年2度目の全国ツアーのファンクラブ先行抽選受付もスタート。初の日比谷野外大音楽堂(東京)公演や全国のZepp会場を巡る合計13公演が予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。



Angel Olsen / All Mirrors

米ミズーリ州セントルイス出身、現在はノースカロライナ州アッシュビルを拠点に活動しているシンガーソングライター、Angel Olsen(エンジェル・オルセン)。10/04(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『All Mirrors』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた3thアルバム『My Woman』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2017年にはデモ音源やカバーなどのレア・トラックをまとめたコンピレーション・アルバム『Phases』を公開したほか、Jeff Ament(ジェフ・アメン)「Safe in the Car」(2018年)、Mark Ronson(マーク・ロンソン)「True Blue」(2019年)でフィーチャーされるなど、コラボ・ワークを含む独自の活動を続けてきました。

本アルバムにはプロデューサーとして、Michael Harris(マイケル・ハリス)、John Congleton(ジョン・コングルトン)が参加しているほか、アレンジャーとして、Jherek Bischoff(ジェリク・ビショフ)、Ben Babbitt(ベン・バビット)に加えて、14人編成のオーケストラも招致。また制作当初は、ソロ・テイクとフルバンド・テイクの2バージョンを収録したダブル・アルバムというアイディアのもと進められたとのこと。その後、最終的には全11曲のアルバムに収められ、彼女自身「これほどの変化を受け入れたことは無かった」と語るほど冒険的な作品となっている模様です。

そして、アルバムのタイトル・トラックである本楽曲「All Mirrors」のMVが先日から公開。迷宮のなかに迷い込んだ彼女が鏡のなかにいる自身の内面と対峙するストーリーが展開されており、あわせてぜひチェックを。



Tohji / mamasaidloveme

都内のユースから熱狂的支持を集め、ボーダーレスな存在感を放っているラッパー・Tohji。08/07(Wed)にリリースされた注目の1stミックステープ『angel』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ヒップホップ・コレクティブ「Mall Boyz」のメンバーとしても活躍し、2018年末にリリースされたEP『Mall Tape』が各所話題に。ソロとしてシングル「I’m a godzilla duh」(2017年)や、EP『1996』(2017年)、EP『9.97』(2018年)などを公開するなか、今年3月に開催した主催イベント「Platina Ade」で大きな熱狂を生んだことでも注目を集めました。

本ミックステープは、穢れのない天使像とは異なる、時代の閉塞感を絶ち切る希望の象徴としての「angel」を表現。クレジットには、KOHH、BAD HOPなどに楽曲提供を行っているビートメイカー・MURVSAKI、ロンドン出身のトッププロデューサー・Zeph Ellis(ゼフ・エリス)に加えて、Keith Ape(キース・エイプ)「It G Ma」にフィーチャリングされたことで世界的注目を集め、今年およそ6年ぶりのニュー・アルバム『Gradation』でメジャー・デビューも果たしたラッパー、Lootaが客演参加しています。

アートワークは、Post Malone(ポスト・マローン)、Rejjie Snow(レジー・スノウ)を手がけるロシア出身のアートディレクター・Anton Reva(アントン・レバ)が担当。そして本ミックステープから合計4本のMVが公開予定となっているなか、収録曲「HI-CHEW」のMVが先日から公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/04付)、Chance the Rapper, Smino / Night Tempo, Anri / HAIM / WONK

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Chance the Rapper, Smino / Eternal

米シカゴ出身のラッパー、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)。07/26(Fri)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『The Big Day』の収録曲が、チャートにランクインされました。

これまで3枚のミックステープ『10 Day』(2012年)『Acid Rap』(2013年)『Coloring Book』(2016年)をフリー公開し、2017年にはグラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞を含む3部門を受賞。特定のレーベルに所属せず「音楽を販売しない」ことで独自の活動を続けるなか、キャリア初となるデビュー・アルバムがいよいよリリースされました。

本人のツイートによれば、本アルバムは長年のガールフレンド、Kirsten Corley(カーステン・コーリー)と今年3月に挙げた結婚式にインスパイアされている模様。豪華ゲスト陣には、Death Cab for Cutie(デス・キャブ・フォー・キューティー)のフロントマン、Ben Gibbard(ベンジャミン・ギバード)に、John Legend(ジョン・レジェンド)、DaBaby(ダベイビー)、En Vogue(アン・ヴォーグ)、Taylor Bennett(テイラー・ベネット)、Francis and the Lights(フランシス・アンド・ザ・ライツ)、Knox Fortune(ノックス・フォーチュン)、Gucci Mane(グッチ・メイン)、Randy Newman(ランディ・ニューマン)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、SWV(エスダブリュヴイ)、Shawn Mendes(ショーン・メンデス)、Justin Vernon(ジャスティン・バーノン)などなど、多くのアーティストが招致されています。

なかでも同郷出身のラッパー、Smino(スミノ)を迎えた「Eternal」は、ChanceとKirstenの間柄のごとく永遠に続く関係性について歌っており、浮気を繰り返す人には永遠に手に入れられないということをリリックで示しています。全22曲、およそ77分強の大作となった本アルバムは、人種やジャンルを越えた多くのコラボと幸福なバイブスに満ち溢れたダンサブルな内容となっており、未聴のリスナーはぜひチェックを。



Night Tempo, Anri / Remember Summer Days (Night Tempo Showa Groove Mix)

韓国出身のプロデューサー / DJ、Night Tempo(ナイトテンポ)。07/24(Wed)にリリースされた注目の作品集『杏里 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2016年に公開した「Plastic Love (Night Tempo 100% Pure Remastered)」が、再生回数850万回を超える大ヒットを記録するなど、世界的なシティポップ・ムーブメントの中心人物として人気を集めている、Night Tempo。70-80年代の昭和歌謡やアイドルソングのリスナーならびに生粋のカセットテープ収集家としても知られ、当時のサウンドを現代のダンス・ミュージックにアップデートした「フューチャー・ファンク」と称されるサウンドを通じて、国内外で活躍の幅を広げています。

今作は、シティポップ・シーンの代表格の1人である杏里の楽曲をアレンジした作品集に。「Remember Summer Days」「Lady Sunshine」「Love Is A Two Way Street」「Groove A Go Go」全4曲のリエディットが収録されており、シングルのB面やアルバム収録曲など隠れた名曲中心にセレクトされています。また、今年4月にリリースされた作品集『Wink – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』に続き、ジャケット・アートワークは、Night Tempoとタッグを組んで活動している韓国のレトロ・ペインティング・アーティスト、tree 13が手掛けています。

本作品集について、Night Tempoは「City Pop、Future Funk、“世界の重要人物=杏里”さんの素敵な夏のアンセムでオフィシャル・昭和グルーヴを作ることができて、感激しました。“僕の神=角松敏生”さんがプロデュースした『Remember Summer Days』『Lady Sunshine』と、隠れた名曲『Groove A Go Go』『Love Is A Two Way Street』まで!最高な夏です」とコメント。先日開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」では2度に渡る深夜のステージングを披露し、それぞれ趣向を凝らした抜群のDJプレイが話題に。今後のさらなる動向にも注目が集まります。



HAIM / Summer Girl

LA出身の3姉妹バンド、HAIM(ハイム)。07/31(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Something to Tell You』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年には、Twin Shadow(ツイン・シャドウ)「Saturdays」にフィーチャーされたほか、今年いよいよリリースされた、Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)の新作にメンバーのDanielle Haim(ダニエル・ハイム)が参加するなど、さまざまなコラボが続いていました。

Lou Reed(ルー・リード)「Walk On The Wild Side」にインスパイアされたという本楽曲「Summer Girl」について、メンバーのDanielle曰く「私のパートナーが癌になったのが分かった時にこの曲を作り始めたの。私はツアーに出ていて、ポジティブなエネルギーをテレパシーのように送りたかった。ショウの合間に家に戻るときはいつでも彼の太陽になりたかった。彼が沈んでいる時は夏のように、彼が絶望している時は希望になりたかったの」とコメント(なお、現在の容体は安定している模様)。

そしてリリースと同時に公開されたMVは、世界三大映画祭すべての監督賞を受賞した世界的映画監督、Paul Thomas Anderson(ポール・トーマス・アンダーソン)が担当。過去にも「Right Now」「Little of Your Love」「Night So Long」などのMVやライブ映像を手がけており、HAIM3姉妹の母親が小学校時代の彼の先生だったことや、同じ通りに住んでいた縁がかねてからある模様です。あわせてぜひチェックを。



WONK / Sweeter, More Bitter

東京を拠点に活動しているエクスペリメンタル・ソウル・バンド、WONK。07/31(Wed)にリリースされた待望のニュー・EP『Moon Dance』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた2ndツインアルバム『Castor』『Pollux』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年にはリミックス・アルバム『GEMINI FLIP COUTURE #1』ならびに、The Internet(ジ・インターネット)「La Di Da」オフィシャル・カバーを公開。これまでに、堀込泰行、土岐麻子、m-flo、唾奇、IO、呂布、冨田ラボ、King Gnuといった多くのアーティストに楽曲提供・リミックス、演奏参加するなど各メンバーの活動も注目を集めています。

本EPには、今年5月末にリリースされたシングル「Orange Mug」を含む全5曲が収録されており、バンドのリーダーである荒田洸は「これまでのWONK作品で最もコンセプチュアルな作品であり、今作は1つのストーリーの序章的な立ち位置になっています。楽曲内容はもちろん、歌詞やアートワークのひとつひとつにも意味を込めたので、皆さんの自由な解釈で楽しんで欲しいです」とコメント。ジャケット、アーティスト・ビジュアルはかねてから親交の深いクリエイティブ・レーベル「PERIMETRON」が担当しています。

そして、08/09(Fri)の東京公演を皮切りに全国5都市を巡る本作のリリース・ツアーが予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/28付)、Beyoncé, JAY-Z, Childish Gambino / Ryugo Ishida / Charli XCX, Christine and the Queens / BIM, STUTS, RYO-Z

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Beyoncé, JAY-Z, Childish Gambino / MOOD 4 EVA

今年8月に日本公開されるディズニー映画最新作「ライオン・キング」。07/19(Fri)にリリースされた、同映画のインスパイアード・アルバム『The Lion King:The Gift』の収録曲が、チャートにランクインされました。

今回のアルバムは、同映画に声優として参加している、Beyoncé(ビヨンセ)がキュレーション・プロデュースを担当。映画へのトリビュートならびにアフリカン・ミュージックに対する敬意を称えた「アフリカへのラヴ・レター」を意味する作品となっており、彼女と親交のあるアーティストやアフリカン・アーティストが多く参加している模様です。

ゲストには、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、 Tierra Whack(ティエラ・ワック)、Moses Boyd(モーゼス・ボイド)、Syd(シド)、Labrinth(ラビリンス)など多数参加。なかでも本楽曲は、2000年代を代表するプロデューサー・Just Blaze(ジャスト・ブレイズ)に加えて、DJ Khaled(キャレド)がプロデュースを担当しており、イントロには、Oumou Sangaré(アウマウ・サンガレ)「Diaraby Nene」が一部サンプリングされています。

また、Beyoncéは「みんなにこのストーリーの中で自身のストーリーをリンクさせてもらいたかったの。すべての楽曲は、この映画の内容に沿ったものとなっていて、自身のイマジネーションを膨らませてもらえるものになると思うわ。素晴らしいアーティスト陣に参加してもらっただけでなく、最高のアフリカン・プロデューサーにも参加してもらったわ。信頼と心が大切だったの」(一部抜粋)とコメント。さらに先日から収録曲「Spirit」「Bigger」のMVが公開されており、未聴のリスナーはあわせてチェックを。



Ryugo Ishida / ICE

ゆるふわギャングとしての活動でも知られるラッパー、Ryugo Ishida。現在制作中という、日本発のブランド「BlackEyePatch」とのコラボ・ミックステープ『TAPE TAPE』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

ユニット名義としては、カナダ出身の人気プロデューサー / DJ・Ryan Hemsworth(ライアン・ヘムズワース)とのジョイント・アルバム『CIRCUS CIRCUS』を昨年リリース。その後アジア・ツアーを成功させ、ロンドンでは「Boiler Room」「NTS Radio」「Keep Hush」などに出演し、海外での活動も精力的に展開している模様です。

今回のコラボの背景には、一昨年「Opening Celemony(表参道)」で開催されていた「BlackEyePatch」ポップアップ・ストアでのライブ出演をきっかけに両者の交流が開始。昨年秋ごろに「BlackEyePatch」から、Ryugo Ishidaにコラボ・オファーがあったことから、本ミックステープの制作が始まったとのことです。

またソロ名義としては、2016年にリリースされたソロ・アルバム「EverydayIsFlyday」以来となる、およそ3年ぶりの新作に。リード・シングル「ICE」は、同郷出身でユニット結成前からプロデュースを担当している、Automaticに加えて、ミックスはエンジニアならびにソロ・アーティストとして活躍する、D.O.I.が担当しています。

そして現在、NYにある「Opening Celemony」で同ブランドのポップアップ・ストア「YURUFUWA GANG」が開催。写真家・篠山紀信が撮影したゆるふわギャングのポスターがNY一帯に貼り出されているなか、今後のさらなる続報にも注目が集まります。



Charli XCX, Christine and the Queens / Gone

次世代のポップ・アイコン、Charli XCX(チャーリー・エックス・シー・エックス)。09/13(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Charli』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされた2ndアルバム『Sucker』以来となる、およそ5年ぶりのアルバムに。2017年には、EP『Number 1 Angel』ならびに『Pop 2』を連続リリース。2018年には、Camila Cabello(カミラ・カベロ)とともに、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)のワールド・ツアーにサポート・アクトとして参加したことでも話題となりました。

気になるニュー・アルバムには、Troye Sivan(トロイ・シヴァン)とのコラボ・シングル「1999」や、Lizzo(リゾ)をフィーチャーした「Blame It on Your Love」など全15曲が収録予定。ゲストとして、Sky Ferreira(スカイ・フェレイラ)、Kim Petras(キム・ペトラス)、Tommy Cash(トミー・キャッシュ)、Haim(ハイム)、Cupcakke(カップケーキ)、Clairo(クライロ)、Yaeji(イエジ)など、過去にコラボした相手などを含め、引き続き多くのシンガーやラッパーを招致している模様です。

なかでも、Christine and the Queens(クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ)をフィーチャーした本楽曲について、Charli本人のインスタグラムを通じて「この歌は、たくさんの人々に囲まれていても1人で孤立しているような気分させる状況についての歌なの」(一部抜粋)とコメント。すでに、今年5月にスペインで開催された音楽フェス「Primavera Sound」で初披露されており、ダンサブルかつ相性抜群のパフォーマンスに注目が集まりました。そんな2人が出演した本楽曲のMVも先日から公開されており、ニュー・アルバムの続報を待ちつつあわせてチェックを。



BIM, STUTS, RYO-Z / マジックアワー

BIM、STUTS、RYO-Zによる注目のコラボ・シングルがリリース。07/19(Fri)に公開された本楽曲が、チャートにランクインされました。

今回のコラボ・シングルは、「UCC上島珈琲株式会社」のロングセラー商品「UCC BLACK無糖」とアルコールを組み合わせた新しい飲み方「ブラックボール」を広めるプロジェクトの一環として、スペースシャワーTVが企画制作したもの。缶コーヒーとしての従来の飲用スタイルだけではない意外な組み合わせを楽しむというコンセプトのもと、本楽曲で3組の初コラボが実現されました。

すでにリスナーのあいだで話題になっている通り、BIMのバースには、RIP SLYME「One」「マタ逢ウ日マデ」リリックの一節を引用。一方、RYO-Zのバースでは「熱帯夜」のネームドロップに加えて、スチャダラパー「サマージャム’95」でお馴染みのパンチラインが引用されており、これからの季節にぴったりなサマーチューンとなっています。

さらに、STUTS本人のツイートによると、仰木亮彦(Gt)、Maya Hatch(Cho)がトラックに参加しているとのこと。そして今回のコラボを記念した、抽選400名の無料招待スペシャル・イベント「BLACK BALL NIGHT supported by UCC BLACK無糖」が、08/07(Wed)WWW Xにて開催決定。本楽曲「マジックアワー」の初披露も予定されており、応募詳細についてイベント特設ページでぜひ確認してみよう。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/21付)、Billie Eilish, Justin Bieber / FNCY / Post Malone, Young Thug / MIYACHI

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Billie Eilish / bad guy (with Justin Bieber)

2001年生まれ、世界的に大きな注目を集めるアーティスト、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)。07/12(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

デビュー・アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』の人気曲「bad guy」リミックスであり、コラボ相手として、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)をフィーチャーを本楽曲。12歳のころから、Justinのファンかつ初恋の相手であることも公言していた彼女ですが、今年4月に開催された全米最大級の音楽フェス「Coachella」(コーチェラ)では念願の初対面が実現。ステージでは、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)のショウを繰り広げられるなか、客席エリアでハグし合う2人の姿がSNSを通じて世界的な話題となりました。

本楽曲では2バース目をJustinがソロで歌いつつ、イントロや後半のコーラス・パートでは2人によるデュエットが展開。イケてる「ワルい男」を歌った本楽曲ですが、長年トップを走り続けるだけでなく、絶え間ない誹謗中傷やゴシップから自身を救おうと努力するJustinに対して、彼女なりの最大限のリスペクトとエールを感じさせるコラボとなっています。

またカバー・アートワークには、Justinのポスターを部屋中に貼っている幼少期の彼女のスナップ写真がそのままピックアップ。何者でもなかった当時からの夢が叶った彼女ですが、まだ実現していないステージ上での共演にも期待が高まります。



FNCY / FNCY CLOTHES

ZEN-LA-ROCK、鎮座DOPENESS、G.RINAによるユニット、FNCY。07/10(Wed)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『FNCY』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2017年にリリースされた、ZEN-LA-ROCK「SEVENTH HEAVEN feat.鎮座DOPENESS & G.RINA」の反響を受けて、2018年から本格的に活動をスタートさせた、FNCY。同年にシングル「AOI夜」「silky」をリリースし、今年に入ってからは「今夜はmedicine」「DRVN’」などを発表。リリースと同時に公開されていた、スタジオ石(Mr.麿)が手がける各MVも話題となるなか、いよいよデビュー・アルバムの全貌が明らかとなりました。

アルバムには、これまでリリースされたリード・シングルやユニット結成のきっかけにもなった、ZEN-LA-ROCK「SEVENTH HEAVEN」(2017年)のリミックスなどを含めた、全11曲が収録。アルバム・リリースに合わせて公開された「FNCY CLOTHES」のMVでは、高層ビルのヘリポートで撮影された壮大なパノラマ映像や数十点にも及ぶ華麗な衣装チェンジを展開。オランダ・アムステルダムを拠点に活躍しているモダンディスコ・プロデューサー、Midas Hutch(マイダス・ハッチ)が手がけるトラックを乗りこなしながら、それぞれのスタイルでファッションを着こなす3人の姿が印象的です。

そしてアルバム・リリース当日には、渋谷モディにてリリース・ライブを開催。会場に訪れた数百人の観客に加えて、LINE LIVE配信を含めて述べ1万人以上のファンがライブを体感。先日、FNMNLで公開されたインタビューでは、グループの成り立ちやデビュー・アルバムの制作背景などが語られており、あわせてぜひチェックを。



Post Malone / Goodbyes (Feat. Young Thug)

米ニューヨーク州シラキュース出身のロックスター、Post Malone(ポスト・マローン)。07/05(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、昨年末にリリースされた「Wow.」以来となる、およそ7ヶ月ぶりの新作に。正式なアナウンスはないものの、昨年の2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』に次ぐニュー・アルバムのリリースがリスナーのあいだで噂されており、本楽曲は新作からのリード・シングルと期待されている模様です。

そんななか、Young Thug(ヤング・サグ)との初コラボとなった本楽曲。リリックではガールフレンドについての悩みや別れを願う様子を歌っており、1バース目の冒頭ではPostyが尊敬する、Kurt Cobain(カート・コバーン)を引用した「俺とカートは同じ気持ちだ、キツすぎるプレッシャーは痛みになる」というパンチラインを投下。一方、Thugのバースではそれでも関係のヨリを戻そうとする様子が描写されており、前半と後半でPostyの心の揺れを感じさせます。

そして公開されたMVでは、ゾンビとなって蘇ったPostyがガールフレンドと向き合う姿が描写されており、さながらホラー映画のようなストーリーを展開。あわせてぜひチェックを。



MIYACHI / MESSIN feat. Jay Park and Bryce Hase

NYマンハッタン出身のラッパー、MIYACHI。07/03(Wed)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『WAKARIMASEN』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2017年にYouTubeを通じて公開された、Migos「Bad and Boujee」のビートジャック曲「BAD & ブジ」が瞬く間に広がり、英語と日本語を自在に操る姿が話題に。その後リリースされた、「英語わかりません 英語わかりません」と中毒性の高いパンチラインを繰り返すシングル「Wakarimasen」は「Spotify バイラルトップ50(日本)」1位を記録。2018年には、RADWIMPS「TIE TONGUE feat.Miyachi, Tabu Zombie」、ANARCHY「Run It Up feat. MIYACHI」などを筆頭に多くのコラボを果たし、確かなラップ・スキルやユニークなワードセンスを通じて多くの注目を集めてきました。

デビュー・アルバムには、レーベル〈Roc Nation〉に所属しているアジアを代表するラッパー・Jay Park(ジェイ・パーク)や、現在16歳のシンガー・Bryce Haseなどをフィーチャー。プロデューサーには、0445c、Big Banana、Brandon Kornなどが参加しており、MIYACHI本人のオファー中心に集結している模様です。

そしてジャケット・アートワークには、人気アーティスト・JUN INAGAWAが担当。今年7月から全国6カ所を巡る今作のリリース・ツアーが予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/14付)、Blood Orange, Toro y Moi / 中村佳穂 / Jaden, Willow / 君島大空

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Blood Orange, Toro y Moi / Dark & Handsome

英エセックス出身のシンガーソングライター / プロデューサー、Dev Hynes(デヴ・ハインズ)によるソロ・プロジェクト、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)。07/12(Fri)にリリースされた注目のミックステープ『Angel’s Pulse』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされたアルバム『Negro Swan』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。07/08(Mon)に突如としてリリース予告がアナウンスされ、同時に発表された声明文によれば、何年も前から友人に渡したりストリートで配布するような未公開ミックステープを定期的に制作しており、今回リリースした本ミックステープは、前作『Negro Swan』のエピローグとして制作されたとのこと。

楽器演奏、プロデュース、ミックスに至るまで全てセルフ・プロデュースで手がけたという本作には、Arca(アルカ)、Benny Revival(ベニー・リバイバル)、Gangsta Boo(ギャングスタ・ブー)、Ian Isiah(イアン・イザイア)、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)のメンバーであるJoba(ジョバ)に加えて、Justine Skye(ジャスティン・スカイ)、Kelsey Lu(ケルシー・ルー)、Project Pat(プロジェクト・パット)、 Tinashe(ティナーシェ)、Toro y Moi(トロ・イ・モワ)など、多くのゲストが参加。

なかでも収録曲「Dark & Handsome」では、リリックの一節に昨年オーバードーズで亡くなったラッパー・Mac Miller(マック・ミラー)へのリスペクトを表明。以前リリースした「Smoke – Remix」に続き、Macとの友情がリリックに反映されている模様です。本ミックステープのトレーラー映像とあわせて、ぜひチェックを。



中村佳穂 / LINDY

京都出身のシンガーソングライター、中村佳穂。07/03(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年を代表する名盤として各所で大きな注目を集めたアルバム『AINOU』以来となる、およそ8ヶ月ぶりの新作に。同アルバムは、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が設立した音楽賞「APPLE VINEGAR -Music Award- 2019」大賞を受賞し、その後に公開された、ロンドン在住の映像作家 / アニメーター・Sivan Kidron(シヴァン・キドロン)が手がけた「きっとね!」の全編アニメーションMVも話題となりました。

本シングルには、中村佳穂BANDのメンバーで名古屋発のバンド、レミ街の荒木正比呂(Key)、深谷雄一(Dr)に加えて、以前から中村が共作を望んでいたという馬喰町バンドの武徹太郎(G, エレキ六線, トリフォン)、織田洋介(Cb)が演奏メンバーとして参加。J-WAVE「SONAR MUSIC」(07/02放送回)で公開された中村本人のインタビューでは「簡単に言うと、パソコンを駆使して音楽を作る人たちと、一から楽器を作るというタイプの人たちが一緒にやったらおもしろいんじゃないか、と私が思い出したのがきっかけです。」(一部抜粋)と、制作背景についてコメントしていました。

そして、06/26(Wed)には蓮沼執太とのコラボ・シングル「CHANCE feat. 中村佳穂」がリリース。今月末に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL’19」へ両者ともに出演決定しており、新曲のパフォーマンスが期待されます。



Jaden, Willow / Summertime In Paris

米カリフォルニア州マリブ出身のラッパー、Jaden Smith(ジェイデン・スミス)。07/05(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『ERYS』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年に自身のレーベル〈MSFTS Music / Roc Nation〉を通じてリリースされたデビュー・アルバム『SYRE』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。今年4月に開催された「Coachella 2019」のステージでは、実父・Will Smith(ウィル・スミス)ならびに、実妹・WIllow Smith(ウィロー・スミス)との家族共演が話題となるなか、同時期よりステージネームを「Jaden Smith」から「Jaden」に変更。その直後に公開された3曲入りのEP『ERYS IS COMING』を経て、本アルバムの全貌が明らかとなりました。

前作『SYRE』の逆スペルとなっている本アルバム『ERYS』は、荒廃したLAを舞台に、ピンクがトレードマークのオルターエゴ(ERYS)が主人公のコンセプト・アルバムとのこと。A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、Kid Cudi(キッド・カティ)、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)、WIllow Smith(ウィロー・スミス)などをフィーチャーし、Lido(リド)を含む多くのプロデューサーがアルバムに参加しています。

なかでも兄妹共演となった収録曲「Summertime in Paris」では、タイトル通りひと夏の恋模様について歌われており、後半のブリッジ部分(03:22から)には中国出身の人気ラッパー、Wu Yi Fan(吴亦凡)が参加しています。今年6月に披露された、米人気トーク番組「TheEllenShow」での同曲のパフォーマンスも話題となっており、未視聴のリスナーはあわせてチェックを。



君島大空 / 散瞳

1995年生まれの音楽家、君島大空。07/05(Fri)にリリースされた注目のニューシングルが、チャートにランクインされました。

2014年からギタリストとして活動を本格化させ、その後よりSoundCloudを通じてオリジナル曲を公開。作詞、作曲、編曲、演奏、歌唱に至るまで全てセルフプロデュースで手がけ、多重録音によって制作された独自のサウンドで注目を集めていました。多くのギター・サポートや楽曲提供を続けるなか、2017年には霞翔太監督作「離れても離れてもまだ眠ることを知らない」の劇中音楽を担当。今年3月には、待望の1st EP『午後の反射光』をリリースしました。

本シングルには、夏を感じさせる爽快なファンク・チューン「散瞳」に加えて、若き天才ドラマーの石若駿が参加した壮大なバラード「花曇」の2曲が収録。また前作「遠視のコントラルト」に引き続き、映像作家 / 写真家として多方面で活躍する松永つぐみが監督を務めた「散瞳」のMVも公開されており、映像にはダンサーの有希が出演しています。

そして今月7月に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」(ROOKIE A GO-GO)への出演がアナウンスされており、今後さらなる注目が期待されます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)