【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/14付)、88rising, Rich Brian, CHUNG HA / King Gnu / Big Thief / 土岐麻子

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



88rising, Rich Brian, CHUNG HA / These Nights

NYを拠点とし、ヒップホップを中心にアジアン・カルチャーを世界中に発信するメディア・プラットフォーム、88rising。10/11(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Head In The Clouds II』の収録曲が、チャートにランクインされました。

昨年リリースされ、大きな話題となったアルバム『Head in the Clouds』に次ぐ2枚目のコンピレーション・アルバムである本作。エグゼクティブ・プロデューサーは、レーベルの主力メンバーである・Joji(ジョージ)が担当しており、Higher Brothers(ハイヤー・ブラザーズ)、NIKI(ニキ)、Rich Brian(リッチ・ブライアン)、AUGUST 08(オーガスト)といったお馴染みのクルーも楽曲に参加しています。

ゲストには、Major Lazer(メジャー・レイザー)、GoldLink(ゴールドリンク)、Swae Lee(スウェイ・リー)、Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)、CHUNG HA(チョンハ)、Jackson Wang(ジャクソン・ワン)などに加えて、GENERATIONS from EXILE TRIBE、大沢伸一とRHYME(ライム)による新ユニット・RHYME SOをフィーチャー。6カ国(アメリカ、インドネシア、日本、タイ、韓国、中国)のアーティストが参加し、国境とジャンルを越えた注目作となっています。

そして、リード・シングルならびに本アルバムのジャケット・アートワークは「セクシーロボット」シリーズでお馴染みのイラストレーター、空山基が担当。先日から収録曲「These Nights」のMVが新たに公開されており、未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



King Gnu / 傘

いまやシーンの中心的存在となった、トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル・バンド、King Gnu(キング・ヌー)。10/11(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

本シングルは、坂口健太郎が出演しているブルボン「アルフォート」のCMソングとして書き下ろされた楽曲。今年8月にリリースされた、大坂なおみ選手が出演したANAの国内版TVCM「ひとには翼がある」篇のCMソング「飛行艇」に次ぐ楽曲であり、ドラマ主題歌として書き下ろされたシングル「白日」から続く今年5作目のタイアップ作品となりました。

さらに、10/03(Thu)放送回のニッポン放送「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」にて初フルOA。ナインティナイン・岡村隆史が番組冒頭にサプライズ出演するなか、ゲスト出演したバンドメンバー・勢喜遊とともに大学時代に経験したスナックでのバイトエピソードを中心にさまざまな思い出が語られました。

そして、かねてからライブで披露されていた人気曲「Teenager Forever」が、ソニーの完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM3」のCMソングに決定。10/01(Tue)から特設サイトおよびYouTubeでメンバー出演のCM映像が公開されているほか、全国5カ所のソニーショールーム / ソニーストアならびに対象家電量販店のヘッドフォン・コーナーにて、ハイレゾ版「Teenager Forever」のフルバージョン試聴が実施されている模様です。あわせてぜひチェックを。



Big Thief / Forgotten Eyes

米ニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動しているインディーロック・バンド、Big Thief(ビッグ・シーフ)。10/11(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Two Hands』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、今年5月にリリースされたばかりの3rdアルバム『U.F.O.F.』以来となる、およそ5ヶ月ぶりの新作に。2016年のデビュー・アルバム『Masterpiece』や、2017年の2ndアルバム『Capacity』のころから多くの賞賛を受け続け、Pitchforkを始めとする多数のメディアから年間ベスト・アルバムのリストに選出されることに。イギリス名門レーベル〈4AD〉から移籍後初となる前作『U.F.O.F.』を経て、早くもニュー・アルバムがリリースされました。

インタビューによれば、ここ2年間で50曲ほど書きためていた楽曲を2つのアルバムに分けるところから始まった模様。前作『U.F.O.F.』では、自然豊かなワシントン州ウッディンビルのスタジオでレコーディングされ、その5日後にはメキシコ国境沿いの砂漠地帯が広がるテキサス州トルニーロにあるスタジオで制作されたとのこと。バンドにとってお馴染みのプロデューサー・Andrew Sarlo(アンドリュー・サルロ)とともに一発録り中心にレコーディングされており、「the earth twin(アースツイン)」と自称した注目の姉妹アルバムとなっています。

そして、2020年5月の東京・大阪にて待望の初来日ライブが開催決定。チケット詳細は後日発表されるため、気になるリスナーは忘れずにチェックを。



土岐麻子 / エメラルド

今年ソロ・デビュー15周年を迎えたシンガーソングライター、土岐麻子。10/02(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『PASSION BLUE』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャー9thアルバム『SAFARI』以来となる、およそ1年4ヶ月ぶりの新作に。今年6月には、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイのオリジナルCMタイアップソングとして書き下ろされた配信限定シングル「picture frame」を公開するほか、新たに発足されたレーベル〈A.S.A.B〉を通じてリミックス・アルバム『TOKI CHIC REMIX』をリリースするなど、多くのコラボ作品が続いていました。

本アルバムは、サウンド・プロデューサーにトオミヨウを迎えて制作され、2017年のメジャー8thアルバム『PINK』から続く「シティポップ3部作」の完結編に。『PASSION BLUE』というタイトルは、内に秘めているBLUE(憂鬱)と外に溢れだしそうなPASSION(情熱)という相反するものから由来。「女性らしさ」や「あなたらしさ」といった、誰かが決めた価値によって自分が自分を閉じ込め、生きづらいと感じる人がいるなか、そのような葛藤を超えていつか自分を誇れるようにと願って完成された作品とのこと。

そして今年12月から来年1月末にかけて、本アルバムのリリース・ツアーとなる全国ワンマン・ライブ「TOKI ASAKO LIVE 2019-2020 “PASSION BLUE ~冷静寄りの情熱ツアー”」の開催が決定。加えて、東京公演をのぞく各公演で、24歳以下の参加者を対象にした”チケット代当日2,000円キャッシュバック”を実施する模様。お近くのリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/06付)、Travis Scott / LUCKY TAPES / Summer Walker / Negicco

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Travis Scott / HIGHEST IN THE ROOM

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー / プロデューサー、Travis Scott(トラビス・スコット)。10/04(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年を代表するラップ・アルバムで、キャリアを通じて不動の人気を獲得した『ASTROWROLD』以来となる、およそ1年ぶりの新作となった本シングル。今年に入って、Future(フューチャー)、James Blake(ジェイムス・ブレイク)、Offset(オフセット)、Schoolboy Q(スクールボーイ・Q)、DJ Khaled(DJキャレド)、Young Thug(ヤング・サグ)、Post Malone(ポスト・マローン)などのニュー・アルバムでフィーチャーされ、数多くのコラボ楽曲を発表。

さらに今年5月に最終回を迎え、第71回エミー賞では作品賞を含む最多タイ12冠を受賞したテレビドラマ・シリーズ「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」のサウンドトラック・シングル「Power Is Power」に参加したほか、今年8月から、Netflix(ネットフリックス)オリジナル・ドキュメンタリー作品『トラヴィス・スコット:Look Mom I Can Fly』が公開されるなど、シーンの最前線で引き続き大きな注目を集めています。

本シングルは、妻・Kylie Jenner(カイリー・ジェンナー)が手がけるコスメブランド「Kybrows」の広告に一部使用されており、Mike Dean(マイク・ディーン)、OZ(オズ)、Nik D(ニック・D)が楽曲プロデュースを担当。先日、Kylie本人から事実上の破局宣言であることがツイートされ、リリックの一節「ショーをやって、またすぐにステージに戻る。彼女が一番聞きたくない言葉だ。」などが、彼女に向けられたラインとしてファンのあいだで話題となっています。MVとあわせてぜひチェックを。



LUCKY TAPES / Actor

2018年にメジャー・デビューを果たした、LUCKY TAPES。10/02(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、昨年のメジャー1stアルバム『dressing』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年6月から新たな自主企画イベント「HALL」をスタートさせたほか、バンドのサポート・メンバーでトロンボーン奏者のNAPPIがソロ・プロジェクト、Hainuwell(ハイヌウェル)名義でデビュー・アルバム『放浪者の目覚め』を7月にリリース。またフロントマン・高橋海としては、Keishi Tanaka、りぶ、山本彩などに楽曲提供およびリミックスを手がけるなど独自の活動が続いています。

本シングルは、今年開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」で初披露されたもの。カバー・アートワークはイラストレーター・Aki Ishibashiが担当しており、メンバー3人に加えてサポート・メンバーのUKO、フジロック時のゲスト・メンバーであるAAAMYYYの姿を想起させる可愛らしいイラストが描かれています。

そしてレーベル・サイトには、高橋海へのインタビューを織り交ぜたオフィシャル・ライナーノーツが掲載。本シングル制作のバックグラウンドや、バンドの音楽的価値観が垣間見える内容となっており、あわせてぜひチェックを。



Summer Walker / Come Thru (with Usher)

米ジョージア州アトランタ出身のシンガーソングライター、Summer Walker(サマーウォーカー)。10/04(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Over It』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたデビュー・アルバム『Last Day of Summer』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年に入って1st EP『CLEAR』の発表とともに、Apple Musicによる新人アーティスト特集企画「Up Next Artist」に選出。その後リリースされた、Drake(ドレイク)とのコラボ・リミックス「Girls Need Love (with Drake) – Remix」が大きな話題となり、一部で「Ella Mai(エラ・メイ)世代のシンガー」という見方もされるほど、R&Bシーンからの期待値が高い新人として注目されています。

本アルバムのゲストとして、6LACK(ブラック)、A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)、Bryson Tiller(ブライソン・ティラー)、Jhené Aiko(ジェネイ・アイコ)、Usher(アッシャー)などをフィーチャー。Drake(ドレイク)とのコラボ・シングル「Girls Need Love (with Drake) – Remix」を含む全18曲が収録されているものの、トータル48分という昨今のトレンドを汲むコンパクトなタイム構成となっています。

そして先月末から、A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)をフィーチャーした収録曲「Stretch You Out」のMVが公開。あわせてぜひチェックを。



Negicco / I LOVE YOUR LOVE

新潟県を拠点に活動している3人組アイドル・グループ、Negicco。09/24(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、昨年リリースされた「カリプソ娘に花束を」以来となる、およそ1年7ヶ月ぶりの新作に。同年に4thアルバム『MY COLOR』を発表したほか、グループ結成15周年を記念したワンマン・ライブ「love my 15years at 朱鷺メッセ」を開催。今年に入って、Nao☆の入籍発表ならびに、Kaedeによるシングル「クラウドナイン」ミニ・アルバム『深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。』リリースでソロ活動が本格化するなど、結成16年目で新たな局面を迎えています。

本シングルは3曲入り(インスト・バージョンを含めると全6曲収録)となっており、タイトル曲「I LOVE YOUR LOVE」のプロデュースは、西寺郷太(NONA REEVES)が担当。2013年のシングル「愛のタワー・オブ・ラヴ」「ときめきのヘッドライナー」に続くプロデュースであり、NONA REEVESのメンバーである、奥田健介、小松シゲルも演奏に参加しています。

また2曲目「I Am A Punk!」は、ミト(クラムボン)がプロデュースを手がけており、クラムボンの原田郁子、伊藤大助も演奏に参加。そして3曲目「夢・Dreamer」は、Negiccoを長年支え続けているプロデューサー・connieが手がけています。今月から来月11月にかけて全国7会場を巡るリリース・ツアーが決定しており、お近くのファンはぜひお見逃しなく。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/29付)、DaBaby / JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / Brittany Howard / Kuro, ODOLA

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



DaBaby / BOP

米オハイオ州クリープランド出身のラッパー、DaBaby(ダベイビー)。09/27(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Kirk』の収録曲が、チャートにランクインされました。

かつて、Baby Jesus(ベイビー・ジーザス)として活動していたDaBabyは、2015年のデビュー・ミックステープ『Nonfiction』とともに音楽活動を本格化。2016年から現名義によるミックステープ『God’s Work』『Baby Talk』『Billion Dollar Baby』シリーズなど数多くリリース。2019年にレーベル〈Interscope Records〉を通じてデビュー・アルバム『Baby on Baby』をリリースし、収録曲「Suge」が全米チャート10位に到達するバイラル・ヒットを記録。XXL誌による新人ラッパー企画「Freshman Class」に選出されるなか、Lizzo(リゾ)「Truth Hurts(DaBaby Remix)」、Lil Nas X(リル・ナズ・X)「Panini(Remix)」を手がけるなど、今年を象徴するラッパーの1人として大きな注目を集めています。

デビュー・アルバムから約半年後にリリースされた本アルバム。ゲストには、 Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Gucci Mane(グッチ・メイン)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Kevin Gates(ケビン・ゲーツ)、Migos(ミーゴス)など錚々たるラッパーが参加。アルバム・タイトル『Kirk』は、DaBabyの本名「Jonathan Lyndale Kirk(ジョナサン・リンデール・カーク)」のラストネームから引用されており、シーンを先導するラッパーとして自信作であることを感じさせます。

そして先日から収録曲「Intro」のMVが公開されており、わずか1週間で再生回数1000万回以上を突破。未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / GOOD PEOPLE GOOD COFFEE

1993年生まれで湘南平塚出身のラッパー / ダンサー、JP THE WAVY。09/20(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングル「GOOD PEOPLE GOOD COFFEE」が、チャートにランクインされました。

2017年最大級のバイラル・ヒットを叩き出し、MV再生回数1,200万回以上を記録しているシングル「Cho Wavy De Gomenne (Remix) feat. SALU」で知られる、JP THE WAVY。2018年末からリリースしているシングル「Neo Gal Wop」「Just A Lil Bit (feat. Sik-K)」も立て続けにヒットするなか、今年開催された世界最大級のカンファレンス / ショーケース・イベント「SXSW2019」に通算2度目の出演を果たすことに。その後、RIRIとのコラボ・カバーシングル「Dilemma」や、m-flo「Toxic Sweet feat. JP THE WAVY」などをリリースするなか、オリジナル・シングルとしてはおよそ8ヶ月ぶりとなる新曲が公開されました。

本シングルは、Omarion(オマリオン)、E-40(イーフォーティ)、The Game(ザ・ゲーム)、Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)といった名だたるラッパーに楽曲提供するLA出身のプロデューサー、BeatBoy(ビートボーイ)が手がけたもの。ゲストには、高校生ラップ選手権、フリースタイルダンジョンなどの人気番組に出演し、今年リリースした1stアルバム『OZWORLD』でJP THE WAVYとコラボしている沖縄出身のラッパー、OZworld a.k.a R’kuma(オズワルド・エーケーエー・レオクマ)がフィーチャーされています。

なおシングル・タイトルは、東京都目黒区にあるコーヒースタンド「Good People & Good Coffee」から引用されており、Google Mapのストリート・ビューで昼過ぎにコーヒーを飲んでいるJP THE WAVYの姿が、ファンのあいだで話題となっている模様です。MVとあわせてチェックしてみては。



Brittany Howard / Georgia

米アラバマ州アセンズ出身のミュージシャン、Brittany Howard(ブリタニー・ハワード)。09/20(Fri)にリリースされた待望の1stソロ・アルバム『Jamie』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年にリリースされた名盤アルバム『Sound & Color』がグラミー賞3部門受賞したロック・バンド「Alabama Shakes」のボーカリストで知られ、別バンド「Thunderbitch」「Bermuda Triangle」のボーカル・ギターとしても活躍。幼少期から作詩、ピアノ、ギターなどを始め、学生時代から複数のバンドで活動していた彼女。高校卒業後、アメリカ合衆国郵便公社でフルタイムで働くなかで毎週行っていたというジャム・セッションを経て、次第に音楽活動を本格化。2009年に結成した前身バンド「The Shakes」を経て、2012年にリリースしたAlabama Shakesのデビュー・アルバム『Boys & Girls』で大きな注目を集めることとなりました。

リード・シングル「History Repeats」「Stay High」「He Loves Me」「13th Century Metal」を経てリリースされた本アルバム。タイトル『Jamie』は、網膜芽細胞腫でわずか10代で亡くなってしまった彼女の実姉「Jamie」に捧げたもの。30歳を目前に行ったロード・トリップからインスピレーションを受け、パーソナルな自分史と信念を追求し、自身の半生が反映されたアルバムとなっている模様です。

スタジオ・ミュージシャンには、Alabama ShakesのメンバーであるZac Cockrell(ザック・コックレル)に加えて、Robert Glasper(ロバート・グラスパー)、Nate Smith(ネイト・スミス)といった名プレイヤーが参加。全収録曲のソングライティングを彼女自身が手がけており、バンドのエンジニアリングも担当しているShawn Everett(ショーン・エベレット)が本作のサウンド・メイキングを担当しています。ぜひチェックを。



Kuro, ODOLA / FOR NOTHING

東京を拠点に活動するフィール・グッドなバンド、TAMTAMのボーカリスト・Kuro。09/18(Wed)にリリースされた注目の1stソロ・アルバム『JUST SAYING HI』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ダブ / レゲエをルーツにさまざまな作品をリリースするTAMTAMのボーカルおよびコンポーザーを担当し、トランペットやシンセサイザーもプレイするマルチプレイヤーとしても活躍する、Kuro。バンドとしては、昨年リリースされたアルバム『Modernluv』が話題となり、今年開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’19」への出演も記憶に新しいなか、注目のソロデビュー・アルバムがリリースされました。

本アルバムは、EVISBEATS、Shin Sakiura、ji2kia、君島大空などがサウンド・プロデュースを手がけているほか、2018年にリリースされた「Metamorphose feat. Kuro (TAMTAM)」でコラボしている2人組ユニット、ODOLAもゲスト参加。Kuro本人が手がけたトラックも収録されており、海外のインディーR&Bやヒップホップとの同時代性を感じさせるような、ポップかつアンビエントな音楽性が詰まった充実作となっています。

また、09/16(Mon)から1週間かけてTBSラジオ「今週の推薦曲」として収録曲「PORTLAND」がパワープレイされたほか、宇多丸(RHYMESTER)がパーソナリティを務める番組「アフター6ジャンクション」内のライブ・コーナー「LIVE & DIRECT」にてスタジオライブも披露。そして今年11月には、EBISU BATICA(東京)で本アルバムのリリース・パーティの開催も決定しており、多くのゲストが参加する見逃せない一夜となりそうです。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/22付)、Ariana Grande, Miley Cyrus, Lana Del Rey / Campanella / EARTHGANG / ESME MORI, basho

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Ariana Grande / Don’t Call Me Angel (Charlie’s Angels) (with Miley Cyrus & Lana Del Rey)

Ariana Grande(アリアナ・グランデ)、Miley Cyrus(マイリー・サイラス)、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)が注目のタッグを発表。09/13(Fri)にリリースされた話題のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

本シングルは、今年11月に米公開される映画『チャーリーズ・エンジェル』のリブート作品『チャーリーズ・エンジェルス(原題) / Charlie’s Angels』のサウンド・トラックとしてリリースされたもの。本映画の監督を務める、Elizabeth Banks(エリザベス・バンクス)のコメントによれば、2000年に上映された前作『チャーリーズ・エンジェル』のサウンド・トラックである、Destiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)「Independent Women」からインスパイアされたことを語っており、本シングルの3人も映画からインスピレーションを受けていたことから今回のコラボに至った模様です。

ソングライター陣には、Alma-Sofia Miettinen(アルマ=ソフィア・ミエッティネン)、Ilya Salmanzadeh(イリア・サルマンザデ)、Max Martin(マックス・マーティン)、Savan Kotecha(サヴァン・コテチャ)に加えて、Ariana、Miley、Lanaの3人も参加。すでに公開5日で再生回数5200万回以上を記録しているMVですが、映像に出演するディーバ3人の出で立ちから、映画のメイン・キャラクター3人へのオマージュを感じさせます。

また本映画の日本公開日は記事執筆時点では未定であり、引き続き続報が待たれます。



Campanella / Douglas fir

愛知県出身のラッパー、Campanella。09/11(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2017年にリリースされたコラボ・シングル「PELNOD feat.中納良恵」以来となる、およそ2年7ヶ月ぶりの新作に。ヒップホップ・シーンに衝撃をもたらしたアルバム『PEASTA』(2016年)を経て、2018年にリリースされた、KID FRESINO「Attention」、Ryohu「Where the Hood At [feat. in-d & Campanella]」、STUTS「Sticky Step feat. 鎮座DOPENESS & Campanella」、GEZAN「BODY ODD」などさまざまなアーティストからフィーチャーされました。

盟友・Ramzaがプロデュースした本シングルは、2017年にリリースされた坂本龍一『async』の収録曲「ZURE」をサンプリング。ミックスはD.O.I.、マスタリングはKentaro Kimuraが担当し、インダストリアルなビートにスタイリッシュなフロウが展開されています。

そして先日から公開されているMVは、気鋭の映像作家・TAKCOMが監督。現在ニュー・アルバムに向けて制作が進行していることも明かしており、さらなる続報を期待したいところです。



EARTHGANG / Top Down

米ジョージア州アトランタ出身のヒップホップ・デュオ、EARTHGANG(アースギャング)。09/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Mirrorland』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2008年に結成され、J. Cole(J・コール)主宰のヒップホップ・レーベル〈Dreamville〉に所属している、EARTHGANG。ヒップホップ・コレクティブ「Spillage Village」の設立メンバーとしても知られる、Olu(a.k.a. Johnny Venus)、WowGr8(a.k.a. Doctur Dot)の2人のラッパーで構成されており、AB-Soul(アブソウル)、Mac Miller(マック・ミラー)、Bas(バス)などのツアーOAを務めたことでキャリアを飛躍させていくことに。2017年から2018年にかけて連続リリースしたEP3部作『Rags』『Robots』『Royalty』を経て、いよいよメジャー・デビューとなる1stアルバムが公開されました。

本アルバムのプロデューサーには、J. Coleを筆頭に、Lido(リド)、Bink!(ビンク!)、DJ Dahi(DJ ダヒ)、DJ Khalil(DJ カリル)などが参加しており、ゲスト・アーティストには、Young Thug(ヤング・サグ)、T-Pain(Tペイン)、Kehlani(ケラーニ)、Arin Ray(アリン・レイ)などがフィーチャーされています。

そしてアルバム・リリース前から、収録曲「Ready To Die」のMVが公開されています。同郷のレジェンド、Outkast(アウトキャスト)のバイブスを継承した活動スタイルからヘッズ中心に大きな注目を集めており、今後のリリースにも引き続き注目が集まります。



ESME MORI, basho / 雲の芽

埼玉県出身の作曲家 / 編曲家 / プロデューサー、ESME MORI(エズミ・モリ)。09/13(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

THA BLUE HERB、Shing02などのジャパニーズ・ヒップホップから衝撃を受けたことをきっかけに、独学でトラック制作を開始。テクノ / アンビエント・サウンドに接近したプロジェクト「Solvents and orbits」名義での活動と並行して、2011年から自身の歌と詩にフォーカスしたソロ・プロジェクト「ESME(エズミ)」を始動。2016年より現名義となり、iri、chelmico、Sexy Zoneなどの楽曲プロデュースや、ヒプノシスマイク、音楽系VTuberユニット「MonsterZ MATE」への楽曲提供を担当するほか、これまで多くの広告・CM音楽も手がけてきました。

現名義としては初の楽曲となった本シングルですが、ゲストには、ESME MORI自身も参加しているクルー〈Pistachio Studio〉の盟友であるラッパー、basho(CBS)をフィーチャー。ミックス・エンジニアは、Illicit Tsuboiが担当しており、ゆっくりと前に進み始めるような歌詞から着想を受けて制作したドラマ仕立ての楽曲となっています。

そしてMVは、ONE OK ROCK、Suchmos、米津玄師などのMVや、NIKE、Netflixなどの広告映像を数多く手がけるビジュアル・プロダクション「maxilla」が担当しており、さまざまな広告でモデルとして活躍する真仲ひかりが主演を務めています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/16付)、Rex Orange County / The fin. / Metronomy / Daichi Yamamoto, KID FRESINO

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Rex Orange County / 10/10

英ハンプシャー州グレイショット出身のシンガーソングライター・Rex Orange County(レックス・オレンジ・カウンティ)。09/12(Thu)にリリースした待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、創作の苦労と自身のガールフレンドに宛てたラブ・ソングとしても話題となったカムバック・シングル「New House」以来となる、およそ7ヶ月ぶりとなる新曲に。ロンドンの名門音楽学校・ブリットスクール出身のシンガーソングライターとして活動当初から大きな注目を集め、当時17歳から、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)を筆頭に国内外から多くの評価を得ることに。2018年には、BBC Musicによる新人企画「Sound of 2018」ロングリストで2位に選出されたのち、Randy Newman(ランディ・ニューマン)「You’ve Got a Friend in Me」カバーに、Peter Cottontale(ピーター・コットンテール)「Forever Always」のフィーチャリングに、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Daniel Caesar(ダニエル・シーザー)、YEBBA(イェバ)らとともに参加。そして「SUMMER SONIC 2018」への出演で初来日を果たすなど、日本のファンも多いことでも知られています。

本シングルは、レーベル〈Sony Music Entertainment〉に移籍してから初のリリースに。前作「New House」から引き続き、ここ数年に渡る創作面での苦労に触れながら、いまでは楽観的にソングライティングと向き合えるようになっていることを感じさせ、完璧な評価スコアである「10/10」を目指していることをリリックで示しているようです。

そしてリリースと同時に公開されたMVは、The Strokes(ザ・ストロークス)、Daft Punk(ダフト・パンク)、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)、The 1975(ザ・ナインティーン・セブンティファイヴ)、Zedd(ゼッド)などのMVを手がけていることでも知られる、Warren Fu(ウォーレン・フー)が監督を担当。さまざまな超常現象が起こる家のなかで、ひたすら飄々と演奏を続けるRexの姿がシュールかつスタイリッシュに展開されており、未視聴のリスナーはあわせてチェックを。



The fin. / Melt into the Blue

2010年の結成からワールドワイドに活動を広げるインディー・ロックバンド、The fin.。09/13(Fri)にリリースされた注目のニュー・EP『Wash Away』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた2ndアルバム『There』以来となる、およそ1年半ぶりの新作に。2016年からイギリスに拠点を移して音楽活動を続けるなか、メンバー脱退などを経て日本に帰国した現在では、各地を点在しながらレコーディング活動を続けているとのこと。先日公開されたインタビューでも語られているように、Yuto Uchino(Vo, G, Syn)が楽曲のクリエイティブ面を手がけ、Kaoru Nakazawa(B)がライブのフィジカル面を担当。ギターとドラムのサポートを複数人参加させながら、今年8月末からスタートした中国13都市でのキャリア最大規模のツアーでは全ソールドアウトを記録するなど、より柔軟な表現形態を確立させている模様です。

今作はリード・シングル「Come Further」「Gravity」を筆頭に、さまざまな時期にレコーディングした楽曲群から選んだという全6曲を収録。プロデューサーには前作に引き続き、Jamiroquai(ジャミロクワイ)、alt-J(アルト・ジェイ)、Radiohead(レディオヘッド)などの作品を手がけたことでも知られる、Bradley Spence(ブラッドレイ・スペンス)に加えて、今作では新たに、Jake Miller(ジェイク・ミラー)をそれぞれ共同プロデューサーとして招致。マスタリングには、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Earl Sweatshirt(アール・スウェットシャツ)などの作品を手がける、Mike Bozzi(マイク・ボッツィ)を起用し、独自のサイケデリック・サウンドを追求した注目の新作となっています。

また今年11月には本作の12インチ・アナログ盤のリリースをアナウンスしており、EP『Wash Away』全6曲に加えて、B面には昨年話題となった『Acoustic Versions & Covers』シリーズ123の楽曲を収録。内訳は、2018年の2ndアルバム『There』の収録曲「Pale Blue」「Outskirts」「Snow (again)」のアコースティック・バージョンに加えて、The Millennium(ザ・ミレニアム)「There is Nothing More to Say」、Wild Nothing(ワイルド・ナッシング)「Midnight Song」、MEW(ミュー)「She Came Home for Christmas」のカバーが収録されます。あわせて今年11月に東京と大阪で自主企画『#thefin_03』の開催も予定されており、気になるリスナーはお早めにチェックを。



Metronomy / Sex Emoji

英デヴォン・トットネス出身のバンド、Metronomy(メトロノミー)。09/13(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Metronomy Forever』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた5thアルバム『Summer 08』以来となる、およそ3年2ヶ月ぶりの新作に。その後、バンドの中心人物であるJoseph Mount(ジョセフ・マウント)は家族とともに当時住んでいたパリを離れてイギリスの田舎町に移動。現在は、サポート・ベーシストとして長年参加していたプロデューサー、Olugbenga Adelekan(オルグベンガ・アデレカン)を加えた5人編成で活動を続けており、今年2月には2ndアルバム『Nights Out』のリリース10周年を記念したアニバーサリー・エディションをリリースしました。

本アルバムは、これまでリリースしてきたアルバムのなかでも最多曲数である17曲が収録。アルバム・タイトル『Metronomy Forever』は、ローマ神話に登場する前後2つの顔を持つ双面神・ヤヌスのように、過去と未来を同時に見つめた末に着想した「Metronomyというバンドは永遠にあるべき」という発想から由来している模様です。なお、今年5月から公開が続いているリード・シングル「Lately」「Salted Caramel Ice Cream」「Walking In The Dark」のMVでは、Joseph自ら映像監督を初めて担当しています。

また本アルバムの日本盤CDならびに国外盤の限定LPには、バンドメンバーのOscar Cash(オスカー・キャッシュ)によるカバー2曲が収録予定とのこと。さらに、日本盤CDのジャケットにはカタカナの「フォーエバー」がデザインされた特製デザイン仕様となっています。そして、新作にまつわるプレイリスト『METRONOMY 4EVA PLAYLIST』が公開されているほか、今年11月には約5年ぶりの来日となる東京公演が決定。気になるリスナーはチェックを忘れずに。



Daichi Yamamoto / Let It Be feat. Kid Fresino

京都出身のラッパー / アーティスト、Daichi Yamamoto。09/04(Wed)にリリースされた注目のデビュー・アルバム『Andless』の収録曲が、チャートにランクインされました。

日本人の父とジャマイカ人の母を持ち、18歳からラップとビートメイキングを始め、京都を中心にライブ活動を展開。2012年からロンドン芸術大学でインタラクティブ・アートを学び、メディアアートを多数制作するなか、大学在学中にSoundCloudで公開した音源が話題を呼び、JJJ(Fla$hBackS)、Kojoe、The Nostalgia Factoryなどとのコラボ楽曲をリリース。2017年にイギリスから帰国したのち、レーベル〈JAZZYSPORT〉に所属。2018年には、STUTS、Ai Kuwabaraなどの作品に客演参加するなか、Aaron Choulai(アーロン・チューライ)とのジョイントEP『Window』をリリース。収録曲「All Day Remix feat. GAPPER & 仙人掌」のMVも話題となるなど、現在大きな注目を集めている存在です。

本アルバムのゲストには、JJJ、KID FRESINO、VaVa、Ai Kuwabara、中村佳穂がフィーチャーされているほか、プロデューサーには、JJJ、VaVaに加えて、grooveman Spot、Kojoe、KM、SHIMI from BUZZER BEATS、Taquwami、QUNIMUNE、okadada、Arμ-2、dhrmaなどが参加。Apple Music「今週の NEW ARTIST」にもピックアップされた「上海バンド」を含む全17曲が収録されており、アルバムの写真ならびにアート・ディレクションはこれまでMVを多数監督してきた、Yuki Horiが担当しています。

そして、今年12月には本アルバムのリリース・パーティーが地元・京都で開催決定。今後のさらなる飛躍にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/08付)、Post Malone / BIM / Bombay Bicycle Club / ASOBOiSM, なみちえ

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Post Malone / Circles

米ニューヨーク州シラキュース出身、現在はユタ州を拠点としているロックスター、Post Malone(ポスト・マローン)。09/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Hollywood’s Bleeding』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、全米アルバム・チャート1位を初記録した昨年の2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』以来となる、およそ1年4ヶ月ぶりの新作に。昨年末のリード・シングル『Wow.』に続き、今年7月には、Young Thug(ヤング・サグ)とのコラボ・シングル「Goodbyes」を公開。その後、本アルバムのリリースを正式にアナウンスし、リード・シングル「Circles」を公開したのち、イギリスで開催されていたロック・フェス「Reading and Leeds Festivals」にて、Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ)とともに披露した「Don’t Look Back In Anger」のカバーが話題となるなか、本アルバムがリリースされました。

ゲストには、SZA(シザ)、 Swae Lee(スワエ・リー)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Young Thug(ヤング・サグ)、DaBaby(ダベイビー)、Future(フューチャー)、Halsey(ホールジー)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Meek Mill(ミーク・ミル)などに加えて、Ozzy Osbourne(オジー・オズボーン)が参加。インタビューによれば、アルバム・タイトル『Hollywood’s Bleeding』のバックグラウンドには、LAならびにハリウッドにいたころに感じたという「たくさんの吸血鬼のせいでシーンがめちゃくちゃになった、死にかけたハリウッド」(一部要約)からインスピレーションを受けている模様です。

そしてリード・シングル「Circles」のMVが先日から公開されており、「Goodbyes」のMVの世界観に連なる生死と隣り合わせのストーリーが話題に。あわせてぜひチェックを。



BIM / Veranda

ヒップホップ・ユニット「THE OTOGIBANASHI’S」のメンバーで、クリエイティブ・チーム〈CreativeDrugStore〉に所属しているラッパー、BIM。08/30(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、昨年リリースされたデビュー・アルバム『The Beam』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年に入って東京と大阪で初のワンマン・ライブを開催したほか、レーベル・メイトであるVaVa『VVORLD』のリリース・ツアーにもゲスト参加。さらに今年7月にリリースされた、STUTS、RYO-Z(RIP SLYME)とのコラボ・シングル「マジックアワー」が大きな話題を呼ぶなど、引き続き各所で注目を集めています。

本シングルは、プロデュース、ミックス、マスタリングともにSTUTSが再び担当。BIM本人のツイートによれば、今年の夏にSTUTSとキャンピングカーで旅行したことがきっかけに制作され、初夏にリリースした「マジックアワー」に連なる「夏を終わらせたくない病」が出ているサマー・チューンとなっている模様です。

また、LAで全編撮影されたMVも先日から公開されており、ディレクター・Heiyuu(CreativeDrugStore)、撮影とロゴデザイン・Teito Nomiyama(LOOPY HOTEL、BOTT)ならびにA&Rは、Ren “Reny” Hirabayashi(SUMMIT)が担当しています。そして、TBSテレビ系「水曜日のダウンタウン」などを手がけるプロデューサー・藤井健太郎がホストを務める連載企画「藤井健太郎のoff-air」にてオフィシャル初となる2人の放談が掲載されており、あわせてぜひチェックを。



Bombay Bicycle Club / Eat, Sleep, Wake (Nothing But You)

ロンドン出身のインディーロック・バンド、Bombay Bicycle Club(ボンベイ・バイシクル・クラブ)。08/27(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2014年に3rdアルバム『So Long、See You Tomorrow』をリリースしたのち、結成10周年を迎えた2016年にバンド活動の無期限休止をアナウンス。2017年にフロントマン・Jack Steadman(ジャック・ステッドマン)が手がけるプロジェクト、Mr Jukes(ミスター・ジュークス)がアルバム『God First』をリリース。さらにベーシスト・Ed Nash(エド・ナッシュ)は、元バンドメイト・Suren de Saram(スレン・ド・サラム)とともに、Toothless(トゥースレス)を結成してアルバム『The Pace Of The Passing』をリリースするなど、メンバーそれぞれのソロ・プロジェクトが話題を呼んでいました。

今年1月から楽曲制作を開始するなか、活動再開後初となる新曲となった本シングル。インタビューでは、作曲するにあたって基本に立ち返ったアプローチをとり、これまで制作してきた曲のなかでも最高のリフを書いている、と語っています。

さらに、2020年1月に約5年ぶりとなるニュー・アルバム『Everything Else Has Gone Wrong』のリリースが決定。プレスリリースには「これは、個人的あるいは政治的に危機的なときに音楽へ目を向けたひとのためのアルバムです。他のすべてがうまくいかなかったときに、音楽を聴くことや音楽を演奏することで得られる慰めについてです。」(一部抜粋)と書かれており、本シングルのMVもチェックしつつ、さらなる続報を待ちたいところです。



ASOBOiSM, なみちえ / HAPPOUBIZIN

1994年生まれのシンガーソングライター「たなま」による新感覚ラップ・ユニット、ASOBOiSM。08/30(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

2017年からユニット活動を開始し、わずか半年後に公開した1st EP『DWBH』がTOWER RECORDS・渋谷店の未流通コーナーで初登場1位を獲得。同年に公開されたアサヒ飲料「WILKINSON」Web CMへの出演や、hoyu「JELLY×Beauteen アンティークカラー」Web CM楽曲などを手がけるほか、ユナク from 超新星『The One』の収録曲「◆Queen◆feat. ASOBOiSM」にフィーチャー。2018年のシングル「DRAMA QUEEN」を皮切りに多くの「プレイグラウンドミュージック(遊べる音楽)」を連続リリースするなか、今年8月に公開したシングル「UCHOTEN feat. TACK(シシノオドシ)」は、Apple Music「今週のNew Artist」にも選出されました。

本シングルには、神奈川県茅ヶ崎市出身の三兄妹ヒップホップ・ユニット「TAMURA KING」のメンバーで、先日から配信リリースされているシングル「おまえをにがす」が話題となっている、東京藝術大学在学中のラッパー / ボーカリスト / クリエイター・なみちえをフィーチャー。ASOBOiSM初のセルフ・プロデュースを手がけたトラックに「八方美人」をテーマにしたマイクリレーが展開されており、自身のナンパによって実現したというフィメール・ラッパー2人による注目のコラボ・シングルとなっています。

そして、先日公開された「UCHOTEN feat. TACK(シシノオドシ)」のMVがSNS中心に大きなバズを生んでおり、今後さらなる活躍が期待されます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/01付)、Lana Del Rey / 坂本慎太郎, ゑでゐ鼓雨磨 / A$AP Rocky / kauai hirótomo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Lana Del Rey / Fuck it I love you

NY出身のシンガーソングライター、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)。08/30(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Norman Fucking Rockwell!』の収録曲が、チャートに複数ランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた『Lust For Life』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。プロデューサーとして、先日公開されたTaylor Swift(テイラー・スウィフト)のニュー・アルバム『Lover』も手がけた、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)と初タッグを組み、2018年初めから制作がスタートしていたとのこと。

全体のサウンドについては、ローレル・キャニオン・サウンドの文脈を取り入れつつ、Dick Dale(ディック・デイル)のような王道のサーフ・ロックに、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のギター・サウンドからの影響も組み合わせている模様です。

アルバム・タイトル『Norman Fucking Rockwell!』には、アメリカを代表する画家の1人、Norman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)の名前を冠しており、インタビューによれば「彼のように、天才的なアーティストなのに自分ではダメだと思っているひとについてのアルバム」(一部抜粋)とコメント。ジャケット・アートワークには、Jack Nicholson(ジャック・ニコルソン)の孫で今年映画デビューを果たした、Duke Nicholson(デューク・ニコルソン)が登場しています。

そしてリリース当日には、収録曲「Doin’ Time」のMVも公開。あわせてぜひチェックを。



坂本慎太郎, ゑでゐ鼓雨磨 / 小舟

いよいよ昨年からソロでのライブ活動を開始させている、坂本慎太郎。08/28(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングル「小舟 / 未来の人へ」が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2016年にリリースされた3rdソロ・アルバム『できれば愛を』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。今年に入ってからは、ブラジル・サンパウロを拠点に活動しているバンド、O Terno(オ・テルノ)のニュー・アルバム『atrás/além』にゲスト参加しており、Devendra Banhart(デヴェンドラ・バンハート)とともにフィーチャーされた収録曲「Volta e meia」は、7インチ・アナログ盤として〈zelone records〉からリリースされました。

本シングルには、ソロ・ライブのバンド・メンバーとしてお馴染みの、AYA(Ba)、菅沼雄太(Dr)が参加しており、レコーディング・エンジニアにはバンド時代から長年タッグを組んでいる、中村宗一郎が担当。Bサイドには、坂本が作詞提供したコーネリアス「未来の人へ」のカバーが収録されているほか、両楽曲のゲスト・ボーカルとして、姫路を拠点に活動しているバンド「ゑでぃまぁこん」のボーカル&ギター、ゑでゐ鼓雨磨が参加しています。

そして坂本本人が監督を務め、VIDEOTAPEMUSICが編集を手がけた「小舟」のMVが先日から公開。本シングルの7インチ・アナログ盤もリリースされており、あわせてぜひチェックを。



A$AP Rocky / Babushka Boi

米ニューヨーク州・ハーレム出身のラッパー、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)。08/28(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Sundress」以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。今年に入って、A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ)「Pups」、Jaden(ジェイデン)「Chateau」「Ghost (Remix)」などにフィーチャーされるなか、今年7月にスウェーデン・ストックホルムの路上で発生した暴行事件によって逮捕される事態に。およそ1ヶ月に及ぶ拘束期間のなか、ホワイト・ハウスも巻き込んだ国際的な騒動となるなか、現在は一時釈放済み。Rockyへの有罪判決が下され、合計12,500スウェーデン・クローナ(約13万7574円)の罰金と2年間の執行猶予が課せられる形で、いったん幕が閉じられました。

そんななかリリースされた本楽曲「Babushka Boi」のタイトルは、東ヨーロッパの女性たちが伝統的に着用しているロシアのスカーフ「Babushka」(バブーシュカ)が由来とのこと。インタビューによれば、自身の顔に残った切り傷を「Babushka」で隠しながら行動していた昨年の状況からインスピレーションを受けている模様。またトラックには、Da Crime Click(ダ・クライム・クリック)「U Hoes Gone Get Kindnapped」がサンプリングされているほか、リリックの一節にはギャング映画「スカーフェイス」(1983年)のモチーフ「The World Is Yours」が引用されています。

そして先日公開されたMVでは、A$AP Fergのほか、ScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)、A$AP Nast(エイサップ・ナスト)などがカメオ出演するコミカルなギャング・ムービー風のストーリーが展開されており、未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



kauai hirótomo / Surf’s Up

東京を拠点に活動している音楽家 / マルチ・インストゥルメンタリスト / コンポーザー、kauai hirótomo(カワイ ヒロトモ)。08/21(Wed)にリリースされた注目のデビュー・アルバム『Another Galaxy』の収録曲が、チャートにランクインされました。

本人のインタビューによれば、学生時代からピアノやドラムに親しみ、オルタナティブ、ジャズ、クラシック、現代音楽、インディー・クラシック、タンゴ、フォーク、ロック、ポップスなど、国内外の幅広い音楽を愛聴。その後、あだち麗三郎との出会いを経て上京し、現在に至るまで「あだち麗三郎と美味しい水」や、東郷清丸のサポート・メンバーとしての活躍が続いていました。

トクマルシューゴ主宰のレーベル〈TONOFON〉を通じてリリースされた本アルバム。コンセプトとして「架空の森林都市で結成された室内楽団”Greenside Alternative Orchestra”が作ったアルバム」という設定からスタートしたとのことで、世界中のさまざまな年代の楽器を同居させた有機的なサウンドが印象的です。

そして先日から、アルバムのオープナー・トラックである「Surf’s Up」のMVが公開。11/27(Wed)渋谷7th FLOOR(東京)にて、あだち麗三郎と美味しい水、東郷清丸も参加するアルバム発売記念イベント「kauai hirótomo“Another Galaxy”Release Concert」の開催が決定しており、チケットの予約はお早めに。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/25付)、BROCKHAMPTON / chelmico / Mura Masa, Clairo / dodo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



BROCKHAMPTON / NO HALO

米テキサス州サンマルコス出身、現在はLAを拠点に活動しているアメリカン・ボーイバンド、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)。08/23(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『GINGER』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー作かつ全米チャート1位を初獲得した『iridescence』以来となる、およそ11ヶ月ぶりの新作に。先月7月から本アルバムのディザー映像がSNSを通じて2本公開されたのち、リード・シングル「I BEEN BORN AGAIN」「IF YOU PRAY RIGHT」「BOY BYE」「NO HALO」を連続リリース。バンドのプロデュース・チームのアシスタントである、Weston Freas(ウェストン・フリース)とパフォーマンス・チームのメンバー、Joba(ジョバ)がハグしあっているジャケットや各MVがそれぞれ話題となるなか、本アルバムがリリースされました。

インタビューによれば、アルバム・タイトル「GINGER」の意味や由来について「もっといい人間になろうとしてるけど壁にぶち当たっていて、自分以外に誰も自分のことを信じる人がいない、そんな人たちのための言葉だ」(一部抜粋)と、負け犬を象徴した言葉であることをコメント。本アルバムは、LAにあるメンバーのシェアハウス兼スタジオで全面制作されており、ロンドンにあるアビーロード・スタジオで制作された前作『iridescence』と比べて全体的に内省的なサウンドを感じさせます。

そして先日には、08/15(Thu)新木場スタジオコーストで行われた初の単独来日公演と「SUMMER SONIC」(大阪・東京)でのステージを含む合計3公演が開催。スキルフルなステージングと熱狂的な観客による温度の高いコミュニケーションが終始続いたライブとなり、早くも次の来日が待たれます。



chelmico / Summer day

Rachel、Mamikoからなるラップ・デュオ、chelmico。08/21(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Fishing』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー・アルバム『POWER』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。昨年公開された、冨田ラボ『M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”』の収録曲「アルペジオ」にフィーチャーされたほか、TOSHIKI HAYASHI(%C) ft. BASI & 鈴木真海子「TIME IS OVER」も話題に。全国各地の各種イベントやフェスに引っ張りだこのなか、今年5月に放送されたニッポン放送「chelmicoのオールナイトニッポン0(ZERO)」がツイッターのトレンド1位を獲得する大反響を呼ぶなど、引き続き多岐にわたる活躍が続いています。

本アルバムには「爽健美茶」のCMソングとして書き下ろされた「爽健美茶のラップ」や、テレビ東京(ドラマ25)「四月一日さん家の」オープニング・テーマ「switch」などを含む全12曲が収録。クレジットには、ESME MORI、ryo takahashi、三毛猫ホームレス、TOSHIKI HAYASHI(%C)などお馴染みのクリエイターたちが参加しているほか、収録曲「12:37」のプロデューサーとして小袋成彬が初参加しています。

また長谷川隆一監督が手がける、暑い夏の日に起こる不思議なストーリーをテーマにした「Summer day」のMVも公開。そして、今年9月からスタートする全国6カ所を巡るリリース・ツアーが全公演ソールドアウトとなるなか、マイナビBLITZ赤坂での追加公演の開催が先日発表されました。気になるリスナーはぜひお忘れなく。タニナ!



Mura Masa / I Don’t Think I Can Do This Again (with Clairo)

英ガーンジー島カステル出身のプロデューサー、Mura Masa(ムラマサ)。08/21(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Doorman (with slowthai)」以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。同年には、シングル「Move Me (featuring Octavian)」「Complicated (with Nao)」といったロンドン周辺のシンガー / ラッパーとの共作が続くなか、Chic(シック)「Till the World Falls」でフィーチャーされるなど、引き続き多くのコラボ・ワークが話題となっています。

本シングルでは、現在ワールドワイドに大きな注目を集めている米ボストン出身の新鋭シンガーソングライター・Clairo(クライロ)を初フィーチャー。Mura Masa本人のコメントでも述べているように、彼のルーツであるパンクとニュー・ウェーブを意識したサウンド・プロダクションとなっており、Clairoによるインディー・ロックとのコラボが展開。またトラックには、70’s NYパンク・ムーヴメントで主に活躍したバンド、Television(テレヴィジョン)「1880 or So」がサンプリングされています。

そして、Mura Masaへのインタビューによれば、来年1月に向けてニュー・アルバムのリリースが予定されているとのこと。本楽曲は新作からの最初のリード・シングルになっていると同時に、今後のさらなる続報にも期待が高まります。



dodo / renq

長野県出身で川崎市育ちのラッパー / トラックメイカー、dodo。08/15(Thu)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

高校時代から音楽制作をスタートし、2013年に出場した「第3回 BAZOOKA!!! 高校生ラップ選手権」でのパフォーマンスや、2014年に勃発したサイプレス上野とのビーフで一気に注目を集めることに。2016年に公開された粗悪ビーツとのコラボ・EP『FAKE』を経て、2018年にはEP『default』『pregnant』などを連続リリース。また、楽曲制作からミックス / マスタリングまでの全て作業を自宅の一室にある「10goqstudio(天国スタジオ)」で行う「オフラインミュージック」と自称した活動で知られるなか、今年2月リリースされた1stアルバム『importance』は今年屈指のヒップホップ重要作として話題となっています。

今年に入ってシングル「no pain no gain」「nothin」を連続リリースするなか、お盆休みに合わせて公開した新曲「renq」は、夏の連休(renq)をテーマにしたサマー・チューン。キャッチーかつメロディアスなトラックに「抱かれてくれよいい奴に」「平和 on the 犠牲 」などのパンチラインが飛び出しており、夜中の横浜・みなとみらいで撮影されたMVも公開されています。

そして先日開催された「FUJI ROCK FESTIVAL 2019」(ROOKIE A GO GO)に初出場を果たしており、当日披露された「kill more it」のパフォーマンス映像も公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/18付)、Megan Thee Stallion / Ovall / SiR / CIRRRCLE

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Megan Thee Stallion / Hot Girl Summer (feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign)

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)。08/09(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

インスタグラムに投稿していたフリースタイル動画を通じて、2013年ごろからファンダムを築き上げてきた彼女。2017年にデビュー・EP『Make It Hot』をリリースし、同年に公開された、XXXTentacion(XXXテンタシオン)「Look At Me!」のビートジャック「Stalli(Freestyle)」が話題に。2018年の2nd EP『Tina Snow』を経て、名門レーベル〈300 Entertainment〉初のフィメール・ラッパーとしてサインしたことでも注目を集めています。

今夏を席巻するサマーチューンとなっている本楽曲には、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャー。先月末、MeganとNickiがインスタグラムライブを通じて初対面しており、その場で本楽曲へのゲスト参加をオファーしたことをきっかけに今回のコラボに至ったとのことです。

また制作には、The Bone Collector(ボーン・コレクター)、Crazy Mike(クレイジー・マイク)、Juicy J(ジューシー・J)が参加しており、City Girls(シティガールズ)「Act Up」の一節をサンプリング。現在、Meganによる造語でSNS中心にバイラル・ヒットしているキャッチフレーズ「Hot Girl Summer」を商標登録申請しており、オフィシャルのアンセム・トラックとして本楽曲がリリースされた模様です。ぜひチェックを。



Ovall, Up Dharma Down / Transcend – feat. Armi

Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるバンド・プロジェクト、Ovall (オーバル)。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年2月にリリースされたシングル「Stargazer」に次ぐ新作となった本楽曲。ゲストとして、フィリピンの最重要バンドの1つとして知られる、UDD(Up Dharma Down)のボーカル / キーボード、Armi Millare(アルミ・ミラレ)をフィーチャーしており、海を超えたコラボ・シングルとなっています。

両者は、2018年に開催された都市型フェス「SYNCHRONICITY」での出会いから意気投合。今年4月に開催されたライブ・イベント「SYNCHRONICITY’19 Pre-Party!! ~Ovall×bonobos×UDD~」で共演し、SNSなどでも親交を深めているなか、楽曲を通じた初のコラボが実現されました。

さらに、今年の年末に向けてフィリピンでの対バン・イベントも計画中とのこと。そして現在、Ovallはニュー・アルバムの制作に向けて始動しており、引き続き続報を待ちたいところです。



SiR / Hair Down (feat. Kendrick Lamar)

カリフォルニア州イングルウッド出身のシンガーソングライター / プロデューサー、SiR(サー)。08/30(Fri)にリリースが期待される待望のニュー・アルバム『Chasing Summer』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたアルバム『November』以来となる、およそ1年半ぶりの新作に。同年には、Masego(マセーゴ)「Old Age」、NAO(ネイオ)「Make It Out Alive」などの楽曲にフィーチャーされ、所属レーベル〈TDE〉のアーティストが集結した北米ツアーにも同行するなど、多岐にわたる活動を展開しています。

本楽曲はレーベルメイトである、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)との初のコラボ曲に。昨年の北米ツアーで、SiR自身が自信を保つことに苦労していたという当時の状況をリリックの一節に反映しており、自信を持って自由になりたいということを表現する「ヘアダウン(髪を下ろす)」で乗り越えたことも明かしています

加えて、本楽曲のリリース直前にはレーベル〈RCA Records〉との契約も発表。レーベルメイトである、SZA(シザ)の成功を再現するかのようなディールの動きを見せており、本楽曲のMVが公開されたほか、ニュー・アルバムのさらなる詳細に注目が集まります。



CIRRRCLE, FLANNEL ALBERT, LATE LEE / Talkin to Watashi

東京 / ロサンゼルスを拠点に活動する国際派ヒップホップ・クルー、CIRRRCLE。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年1月には自身初のリミックス「Petty (Remix) feat. MRSHLL」を公開したほか、毎月新曲をリリースするプロジェクト「HAPPY Wednesdays」を通じてシングル「Too Fragile」「Mental Health」「Love Me Baby Always」「In The Sky」をドロップ。今年4月に開催されたライブ・イベント「Red Bull Music Festival Tokyo and 88rising present:Japan Rising」や、LA「Bootleg Theatre」で行われたイベントへの出演など、国境を超えた独自の活動が続いています。

リミックス以外では初となる海外アーティストとのコラボ・シングルとなった本楽曲。LAを拠点に活動している、FLANNEL ALBERT(フラネル・アルバート)、LATE LEE(レイトリー)をフィーチャーしており、LAでのライブ出演をきっかけに今回のコラボに繋がった模様です。

そして直近では、08/20(Tue)に開催されるイベント「BLACK BASS presents “PIER” at WWW」への出演が決定。さらなる海外コラボ・シリーズの続編にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/11付)、Ariana Grande, Social House / King Gnu / Angel Olsen / Tohji

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Ariana Grande / boyfriend (with Social House)

現在ワールド・ツアー真っ只中のシンガーソングライター、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)。08/02(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

本楽曲でコラボしている、Social House(ソーシャル・ハウス)は、米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のMichael Foster(マイケル・フォスター)、Charles Anderson(チャールズ・アンダーソン)から成るデュオ。現在はLAを拠点に活動しており、Lil Yachty(リル・ヨッティ)をフィーチャーしたデビュー・シングル「Magic in the Hamptons」(2018年)で大きな話題を集めました。

2人は、Arianaの代表曲となったシングル「thank u, next」「7 rings」の作詞作曲およびプロデュースを手がけ、彼女の最新アルバム『thank u, next』に参加したことでも知られており、制作当時にお互い意気投合したことから今回のコラボに至った模様です。

Ariana本人のツイートリリックから伺えるように本楽曲は、傷つくことを恐れて彼氏彼女の関係を避けながらも、隠しきれないときめきや高揚感を表現。「あなたは私のボーイフレンドではないし、私はあなたのガールフレンドではないけど、あなたに私以外の女の子を触ってほしくない」と歌いつつ、MVで展開されているボーイフレンド(Michael Foster)との激しい嫉妬や駆け引きが話題となっています。

そして08/09(Fri)には、Social Houseにとって初のEP『Everything Changed…』をリリースしており、本楽曲「boyfriend」も収録。先日開催された都市型フェス「Lollapalooza」でのArianaのステージや、現在行われている彼女のワールド・ツアーにサポート・アクトとして参加するなど、今後のさらなるブレイクや関係性にも注目が集まります。



King Gnu / 飛行艇

怒涛の快進撃を続けるトーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル・バンド、King Gnu(キング・ヌー)。08/09(Fri)に配信リリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

大坂なおみ選手が出演しているANAの国内版TVCM「ひとには翼がある」篇のCMソングとして書き下ろしされた本楽曲。07/21(Sun)からCM放送が開始されたのち、ニッポン放送「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0 (ZERO)」(07/25深夜放送回)で初のフル尺オンエアされました。

バンド屈指のロック・アンセムとなった「飛行艇」ですが、常田のインスタグラムによれば、自身の人生のバイブルという「紅の豚」へのリスペクトを込めている模様。ジャケットは、1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』のアートワークを担当したデザイナー・Makoto Arai(PERIMETRON)が手がけています。

また、先日開催された国内最大級の野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に初出場を果たし、「飛行艇」のライブ初披露を含めた全9曲をプレイ。さらに10月から開催される今年2度目の全国ツアーのファンクラブ先行抽選受付もスタート。初の日比谷野外大音楽堂(東京)公演や全国のZepp会場を巡る合計13公演が予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。



Angel Olsen / All Mirrors

米ミズーリ州セントルイス出身、現在はノースカロライナ州アッシュビルを拠点に活動しているシンガーソングライター、Angel Olsen(エンジェル・オルセン)。10/04(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『All Mirrors』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた3thアルバム『My Woman』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2017年にはデモ音源やカバーなどのレア・トラックをまとめたコンピレーション・アルバム『Phases』を公開したほか、Jeff Ament(ジェフ・アメン)「Safe in the Car」(2018年)、Mark Ronson(マーク・ロンソン)「True Blue」(2019年)でフィーチャーされるなど、コラボ・ワークを含む独自の活動を続けてきました。

本アルバムにはプロデューサーとして、Michael Harris(マイケル・ハリス)、John Congleton(ジョン・コングルトン)が参加しているほか、アレンジャーとして、Jherek Bischoff(ジェリク・ビショフ)、Ben Babbitt(ベン・バビット)に加えて、14人編成のオーケストラも招致。また制作当初は、ソロ・テイクとフルバンド・テイクの2バージョンを収録したダブル・アルバムというアイディアのもと進められたとのこと。その後、最終的には全11曲のアルバムに収められ、彼女自身「これほどの変化を受け入れたことは無かった」と語るほど冒険的な作品となっている模様です。

そして、アルバムのタイトル・トラックである本楽曲「All Mirrors」のMVが先日から公開。迷宮のなかに迷い込んだ彼女が鏡のなかにいる自身の内面と対峙するストーリーが展開されており、あわせてぜひチェックを。



Tohji / mamasaidloveme

都内のユースから熱狂的支持を集め、ボーダーレスな存在感を放っているラッパー・Tohji。08/07(Wed)にリリースされた注目の1stミックステープ『angel』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ヒップホップ・コレクティブ「Mall Boyz」のメンバーとしても活躍し、2018年末にリリースされたEP『Mall Tape』が各所話題に。ソロとしてシングル「I’m a godzilla duh」(2017年)や、EP『1996』(2017年)、EP『9.97』(2018年)などを公開するなか、今年3月に開催した主催イベント「Platina Ade」で大きな熱狂を生んだことでも注目を集めました。

本ミックステープは、穢れのない天使像とは異なる、時代の閉塞感を絶ち切る希望の象徴としての「angel」を表現。クレジットには、KOHH、BAD HOPなどに楽曲提供を行っているビートメイカー・MURVSAKI、ロンドン出身のトッププロデューサー・Zeph Ellis(ゼフ・エリス)に加えて、Keith Ape(キース・エイプ)「It G Ma」にフィーチャリングされたことで世界的注目を集め、今年およそ6年ぶりのニュー・アルバム『Gradation』でメジャー・デビューも果たしたラッパー、Lootaが客演参加しています。

アートワークは、Post Malone(ポスト・マローン)、Rejjie Snow(レジー・スノウ)を手がけるロシア出身のアートディレクター・Anton Reva(アントン・レバ)が担当。そして本ミックステープから合計4本のMVが公開予定となっているなか、収録曲「HI-CHEW」のMVが先日から公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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