【トップ100・チャート】今週のピックアップ(12/01付)、Stormzy / Rina Sawayama / PARTYNEXTDOOR / YONA YONA WEEKENDERS

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Stormzy / Own It (feat. Ed Sheeran & Burna Boy)

ロンドンのグライム・シーンを象徴するラッパー、Stormzy(ストームジー)。12/13(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Heavy Is The Head』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされたデビュー・アルバム『Gang Signs & Prayer』以来となる、およそ2年9ヶ月ぶりの新作に。2018年には、イギリス最高峰の音楽アワード「BRIT Awards 2018」で「最優秀ブリティッシュ・アルバム賞」「最優秀ブリティッシュ男性ソロ・アーティスト賞」の2冠を受賞。2019年に開催された「Glastonbury 2019」初日では、イギリス出身の黒人ソロ・アーティスト初のヘッドライナーを務めるほか、長年にわたって労働党を支持するアジテーターとしても活動するなど、名実ともにイギリス最重要ラッパーで知られています。

そんななかリリースされる本ニュー・アルバム『Heavy Is The Head』には、リード・シングル「Crown」「Wiley Flow」「Vossi Bop」などを含む、全16曲が収録予定。なかでもシングル「Own It」では、ナイジェリア出身のラッパー・Burna Boy(バーナ・ボーイ)に加えて、今回で3回目のコラボとなる、Ed Sheeran(エド・シーラン)がフィーチャーされています。

そして来年予定されているワールド・ツアーの一環で、03/24(Tue)マイナビBLITZ(赤坂)にて初の単独来日公演が開催決定。ニュー・アルバムをふまえた一夜限りのプレミア・ライブとなるため、ぜひお見逃しなく。



Rina Sawayama / STFU!

ロンドンを拠点に活動しているシンガーソングライター、Rina Sawayama。11/22(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Flicker」以来となる、およそ1年ぶりの新作に。4歳のときに父親の転勤で渡英し、かつてケンブリッジ大学で心理学、政治学を専攻する傍ら、Wolf Alice(ウルフ・アリス)のメンバー・Theo Ellis(テオ・エリス)とともにヒップホップ・グループ、Lazy Lion(レイジー・ライオン)を結成し活動。その後、2013年にシングル「Sleeping in Waking」でソロ・デビューしたのち、2017年にリリースされた1st EP『RINA』で大きく注目を集めることに。2019年に毎日放送「情熱大陸」で取り上げられ、1年で最も輝いた女性として「VOGUE JAPAN Women of the Year」にも選出されるなど、ボーダーレスな話題を集めています。

そんななか先日、The 1975、Wolf Alice(ウルフ・アリス)、Pale Waves(ペール・ウェーヴス)などを擁する名門レーベル〈Dirty Hit〉との契約を発表した彼女。契約後初のリリースである本ニュー・シングル「STFU!」のテーマについて、彼女本人は「マイクロアグレッション(悪意のない小さな差別的な言動や行動)に対する怒りを解き放つことがテーマ」(一部引用)とコメント。日本人女性として受けている多くの偏見に、ユーモアやコメディーで対抗しながら、アジア系の友人たちと絆を深めてきたことが反映された作品になっている模様です。

そして現在は、ニュー・アルバム制作の最終段階に突入しているとのこと。今後さらなる続報が待たれます。



PARTYNEXTDOOR / Loyal (feat. Drake)

カナダ・オンタリオ州出身のシンガー / プロデューサー、PARTYNEXTDOOR(パーティネクストドア)。11/22(Fri)にリリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされたEP『Seven Days』以来となる、およそ2年2ヶ月ぶりの新曲に。2013年に、Drake(ドレイク)主宰のレーベル〈OVO Sound〉とサインした最初のアーティストとして注目を集め、ソングライターとしては、2016年にリリースされた、Rihanna(リアーナ)の代表曲「Work」を筆頭に多数プロデュース。2019年には、Summer Walker(サマー・ウォーカー)のニュー・アルバム『Over It』の収録曲「Just Might」に参加するなど、多くのコラボが続いていました。

本ニュー・シングル「Loyal」のゲストには、レーベル・オーナーであり、これまで幾度となくコラボを果たしてきた、Drake(ドレイク)をフィーチャー。リリックでは親友への忠誠心について歌われており、OG Parker(OG・パーカー)、40(フォーティー)プロデュースのレゲトン・ナンバーになっています。

そしてリリース当日には、本ニュー・シングル「Loyal」のほかに、2曲目のニュー・シングル「The News」も同時公開。さらに、2020年1月中にニュー・アルバム『Club Atlantis』のリリースもアナウンスされており、今後さらなる続報が待たれます。



YONA YONA WEEKENDERS / 明るい未来

東京・中目黒で結成されたシティポップ・バンド、YONA YONA WEEKENDERS。11/20(Wed)にリリースされた注目の1st EP『夜とアルバム』の収録曲が、チャートにランクインされました。

メロコア・ パンク出身のメンバー、スズキシンゴ(Ba, Cho)、キイチ(Gt)、磯野くん(Vo, Gt)、イルマサラ•オバラ(Dr, Cho)の4名が集まり、2016年に結成された、YONA YONA WEEKENDERS。活動当初から都内中心にライブを続け、2018年には1stミニ・アルバム『誰もいないsea』を会場限定リリース。2019年に「レコードストアデイ2019」でリリースされた、初の7インチ・シングル「誰もいないsea / 明るい未来」が各店舗でソールド・アウトを記録し、Spotify、Apple Musicなどのプレイリストで多数ピックアップされるなど、アンダーグラウンド・シーンで「ツマミいらずのグッドミュージック」として注目を集めている模様です。

そんななか、レーベル〈para de casa〉を通じてリリースされた1st EP『夜とアルバム』には、すでに公開されている「誰もいないsea」「明るい未来」を含む、全6曲が収録。「働くF1層(20~34歳の女性)に捧げる、夜に聴きたいアルバム」をコンセプトに、メロウかつアーバンなサウンドが展開されています。

そして、12/12(Sun)表参道WALL &WALL(東京)にて、奇妙礼太郎をゲストに迎えたリリース・パーティーの開催が決定。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(11/24付)、Camila Cabello / Answer to Remember / The Big Moon / 80KIDZ, Na(Polycat)

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Camila Cabello / Living Proof

キューバ・ハバナ出身、米フロリダ州マイアミ育ちのシンガー・Camila Cabello(カミラ・カベロ)。12/06(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Romance』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

かつて、Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー)のメンバーとして人気を博し、2017年にリリースされた1st EP『Crying in the Club』でソロ・デビュー。同年に公開された、Young Thug(ヤング・サグ)をフィーチャーしたシングル「Havana」が世界各国のチャートを席巻しました。2018年にリリースされた1stアルバム『Camila』が全米チャート初登場1位を記録したほか、第61回グラミー賞最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を含む2部門にノミネートされるなど、現代のポップアイコンとして大きな注目を集めています。

本ニュー・アルバムには、現在のボーイフレンドである、Shawn Mendes(ショーン・メンデス)とのコラボ・シングル「Señorita」を筆頭に、リード・シングル「Shameless」「Liar」「Easy」「Living Proof」「Cry For Me」などを含む、全14曲が収録予定。アルバム・タイトル「Romance」について、彼女本人は「この曲たちは、ここ数年の私の人生や溜めてきたいろいろな物語についてなの。恋に落ちることについての物語だから、このアルバム名を『ロマンス』にすることはずっと前から分かっていたわ」(一部引用)とコメントしています。

クレジットには、benny blanco(ベニー・ブランコ)、Cashmere Cat(カシミア・キャット)、Frank Dukes(フランク・デュークス)、Louis Bell(ルイス・ベス)などを含む多くのトップ・プロデューサーが連なるなか、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の実兄かつ共同制作者、Finneas O’Connell(フィニアス・オコンネル)が参加している模様です。はたしてどのようなニュー・アルバムとなるなか、来月のリリースが待たれます。



Answer to Remember / RUN feat. KID FRESINO

国内外で活躍し新世代を代表するジャズ・ドラマー・石若駿による新プロジェクト、Answer to Remember。12/04(Wed)にリリースされる注目のデビュー・アルバム『Answer to Remember』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

藝大在学中からファーストコール・ドラマーとして、さまざまなバンドのレコーディング、ライブに参加し、2015年にリリースした初のリーダー・アルバム『CLEANUP』が多くのアワードを受賞。CRCK/LCKSのメンバーとしても活動するほか、Taylor McFerrin(テイラー・マクファーリン)の来日公演や、日野皓正、くるり、常田大希(millenium parade)、MELRAW、君島大空などを含む数多くのサポート・ドラムを担当。今年は、SONGBOOK PROJECT(ソングブック・プロジェクト)として『SONGBOOK4』、CLNUP Quartet(クリーンナップカルテット)として『CLNUP4』が公開されるなど、自身のプロジェクト名義でのニュー・アルバムが連続リリースされました。

そんななか結成された新プロジェクト「Answer to Remember」のコンセプトについて、石若本人のインタビューによれば「同世代でバックグラウンドにジャズを持っている人たちと新しい音楽を作る」とのこと。かつて、江崎文武(WONK)、新井和輝(King Gnu)など、90年代生まれのミュージシャンが多数参加したジャズ・プロジェクト「JAZZ SUMMIT TOKYO」の形をふまえて、同世代の横のつながりを意識した、世界水準のプロジェクトになっている模様です。

本ニュー・アルバムには、Marty Holoubek(Ba)、海掘弘太(Key)、安藤康平(Sax)、佐瀬悠輔(Tp)が参加するほか、KID FRESINO、ermhoi、ATRBand、黒田卓也、Karai、Jua、中村佳穂Band、などをフィーチャー。そして来年2月の恵比寿リキッドルームにて、本プロジェクトのお披露目ライブ「“Answer to Remember” OHIROME GIG Vol.1 ~石若駿 史上最大の祭り、よろしくワッツアップ~」の開催が決定。あわせてぜひチェックを。



The Big Moon / Take A Piece

ロンドン出身のインディーロック・バンド、The Big Moon(ザ・ビッグ・ムーン)。年明け 01/10(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Walking Like We Do』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年に高評価を獲得したデビュー・アルバム『Love in the 4th Dimension』以来となる、約2年9ヶ月ぶりの新作に。同年には、ロンドン出身のシンガーソングライター・Marika Hackman(マリカ・ハックマン)のアルバム『I’m Not Your Man』にバック・ミュージシャンとして全面参加。その後、共にUSツアーも巡るなど、独自の活動が続いていました。

本ニュー・アルバムは、すでにリリースされているリード・シングル「It’s Easy Then」「Your Light」を含む全11曲が収録予定。BBC Radio 1で公開された、Annie Mac(アニー・マック)とのインタビューによれば、とあるポップ・スターのドキュメンタリーで映し出されていた、常軌を逸した暮らしぶりやファンとの近い関係に衝撃を受けた模様。「作曲の過程におけるちょっとしたターニング・ポイントだったわ……時に物事を変えて、自分には知らない方法で何かを物語るためには他の人のフリをしなきゃいけないこともあるのよ」(一部引用)とコメントしています。

そして先日からリード・シングル「Take A Piece」MVが公開。年明けリリースされるニュー・アルバムの、さらなる続報が待たれます。



80KIDZ, Na Polycat / Always On My Way

昨年デビュー10周年を迎えた2人組エレクトロ・ユニット、80KIDZ。11/13(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、今年7月にリリースされた「Don’t Stop」に次ぐ新曲に。すでに、2016年に公開されたアルバム『5』に続くニュー・アルバムの制作が始動しているなか、今年1月にリリースされた、Shin Sakiura「Cruisin’ feat. SIRUP」リミックスを手がけたほか、求人検索エンジン「indeed」CM楽曲を担当するなど、多方面での活躍が続いています。

本ニュー・シングルには、タイ・バンコクを拠点に活動し、現地のインディー・シーンで高い人気を集めているシンセポップ・バンド、Polycat(ポリキャット)のボーカル「Na」をフィーチャー。コラボの背景には、2017年にPolycatがリリースしたアルバム『Doyobi no terebi』(土曜日のテレビ)の音源を、80KIDZに送ったことがきっかけとのこと。その後、SNSなどで交流を深めてきたことから、今回のコラボに至った模様です。

そして来月12月末には、80KIDZ主催で毎年恒例のクリスマス・ライブ『80KIDZ XMAS ‘19』の開催が決定。ゲストには、今年3月にユニット初となるアルバム『Modern Disco Tours』をリリースしたDJ / プロデューサー・デュオ、YOSA & TAARの参加が予定されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(11/17付)、Billie Eilish / さかいゆう, Terrace Martin / FKJ, Bas / Lainy J Groove, 中村佳穂

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Billie Eilish / everything i wanted

現在、世界で一大現象を起こしているシンガーソングライター、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)。11/13(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今年3月にリリースした1stアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が全米・全英チャートを含む全世界60カ国で1位を記録したほか、本アルバムならびに収録曲「bad guy」が、2000年以降に生まれたアーティストとして史上初の全米チャート1位を獲得するなど、まさに時代の寵児となっている彼女。また全米シングル・チャートに14曲同時にチャート・インを果たしたことで、Cardi B(カーディ・B)、Beyoncé(ビヨンセ)、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)らが持っていた女性アーティスト記録を更新するほか、今年19週連続全米シングル・チャート1位という大記録を打ち立てた、Lil Nas X(リル・ナズ・X)「Old Town Road ft. Billy Ray Cyrus」の連続記録を止めたことでも、大きな話題となりました。

そんななか、およそ8ヶ月ぶりのリリースとなった本ニュー・シングル。今年4月から開催されているワールド・ツアーの合間を縫って、これまでと同様に彼女唯一のコラボレーターであり実兄でもある、Finneas O’Connell(フィネアス・オコネル)との共同制作でレコーディングされたとのこと。かつて彼女が見た夢のなかで、(ジャケット・アートワークやリリックで示唆されている)ゴールデン・ゲート・ブリッジから身投げして自殺をしても誰からも気にされず、周りから「ああ私たち、彼女(ビリー)のことなんて全然好きじゃなかった」と言われたことを受けて書いた模様です。

さらに本ニュー・シングルについて、彼女は「この曲は私と兄がお互いについて書いた曲。たとえ何が起こっても、これからも、そしていつまでも一緒に乗り越えていくために寄り添い合うっていう」とコメントしています。

そして先日には、 Jack White(ジャック・ホワイト)主宰のレーベル〈Third Man Records〉内にあるスタジオで収録された、アコースティック・ライブ・アルバムのリリースをアナウンス(アメリカ現地の〈Third Man Records〉直営店にてアナログ・リリースされる模様)。加えて、2020年3月から北米ツアーならびにヨーロッパ・ツアーが予定されているほか、各地フェスティバル出演も続くこととなっており、引き続き今後の動きに注目が集まります。



さかいゆう, Terrace Martin / 孤独の天才 (So What)

今年メジャー・デビュー10周年を迎えたシンガーソングライター、さかいゆう。11/08(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

本ニュー・シングルは、デビュー10周年記念で今年6月から続いている連続配信リリース第6弾としてリリースされたもの。今年1月には、Michael Kaneko、Ray Parker Jr.(レイ・パーカー・Jr.)、土岐麻子、黒田卓也、John Scofield(ジョン・スコフィールド)、Steve Swallow(スティーヴ・スワロウ)、Bill Stewart(ビル・スチュワート)、サイプレス上野、Zeebra、おかもとえみ、などの豪華ゲストが参加した5thアルバム『Yu Are Something』をリリース。また今年に入ってから、LA、ロンドン、NY、ブラジルなどを旅し、現地のレジェンド・ミュージシャンとのセッションやレコーディングを重ねるなか、注目の新曲が公開されました。

本ニュー・シングルは、LAを拠点に活動している名プロデューサー・Terrace Martin(テラス・マーティン)を迎えており、Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)のツアー・サポートとして、NY・ブルックリンに滞在していた際にセッション / レコーディングした模様。また楽曲の随所には、さかい自身が最も敬愛しているという”孤高の天才”、Miles Davis(マイルス・デイビス)の代表曲「So What」がカバーされています。

そして来月12月の六本木(EX THEATER ROPPONG)にて、さかい自身によるプロデュース・イベント「SAKAIのJYU」の再開催が決定。先行予約(11/17まで)は、大型台風の影響により先月10月の日比谷野外音楽堂公演の払戻をした方が優先的に当選されるとのことです。あわせてぜひチェックを。



FKJ, Bas / Risk

パリを拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト / プロデューサー、Vincent Fenton(ヴィンセント・フェントン)によるソロ・プロジェクト、FKJ(French Kiwi Juice)。11/12(Tue)にリリースされた待望のニュー・EP『Ylang Ylang EP』が、チャートにランクインされました。

2017年にリリースした1stアルバム『French Kiwi Juice』や、Masego(マセーゴ)とのコラボ・シングル「Tadow」で、世界的な注目を集めている、FKJ。2018年にシングル「Is Magic Gone」「Leave My Home」をリリースし、今年に入って、Col3trane(コールトレイン)とのコラボ・シングル「Perfect Timing」を公開。また8月に「SUMMER SONIC 2019」に出演したほか、今年公開されたApple CMに、FKJ所属レーベル〈Roche Musique〉のコンピレーション・アルバム『.WAVE, Vol.2』(2018年)に収録されていた自身の楽曲「Tui」が使用されるなど、多くの話題を呼んでいました。

オリジナル・EPとしては、2014年に公開した『Take Off EP』以来となる3作目に。タイトル『Ylang Ylang』について、FKJ自身のコメントによれば、昨年数ヶ月のあいだ過ごしたというフィリピンの地名「イラン=イラン」から由来しているとのこと。「世界で一番お気に入りの場所の一つ」と述べるところで過ごした場所や時間を記録した、映画のようなコンセプチュアル作として制作した模様です。

加えて、リード・シングルとして先行リリースされていた「Risk」には、J. Cole(J・コール)主宰のレーベル〈Dreamville Records〉に所属しているラッパー、Bas(バス)をフィーチャー。そして先日から、タイトル・トラック「Ylang Ylang」MVが公開されており、あわせてぜひチェックを。



Lainy J Groove, 中村佳穂 / I Like It

京都を拠点に活動している粗暴なアーバン・ソウル・バンド、Lainy J Groove。11/13(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Fax on the Beach』の収録曲が、チャートにランクインされました。

Scarf & the SuspenderSのメンバー・福永知史(Gt / Vo / Per)を中心に、渡辺晃(Dr / Vo / Per)、浜田淳(Ba / Vo / Sampling / Remix)の3人によって、2004年に結成された、Lainy J Groove。結成当初から、Sly & The Family Stone(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)に憧れていたことから「よく食べる。よく呑む。よく笑う。」をテーマに活動を展開。数々の海外アーティストのツアー・サポートや、奇妙礼太郎、田我流、チプルソ、ほかの若手ラッパーたちをゲストに迎えたライブを開催するなど、ジャンルやシーンをクロスオーバーする活躍が続いています。

そんななかリリースされた本ニュー・アルバム『Fax on the Beach』は、2013年の1stアルバム『ONSEN ~source of sound~』以来となる、およそ6年ぶりの新作に。すでに、2017年にMV公開されていた収録曲「I Like It」には、同じく京都を拠点に活動しているシンガーソングライター・中村佳穂がフィーチャーされているほか、DeBarge(デバージ)のR&Bクラシック曲「I Like It」のフレーズがカバーされています。

そして来月12月には、東京ならびに京都にて本ニュー・アルバムのリリース・パーティー開催が決定。先日から公開されている収録曲「手紙」MVとあわせて、ぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(11/10付)、Tame Impala / KIRINJI, 鎮座DOPENESS / FKA twigs / DedachiKenta

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Tame Impala / It Might Be Time

オーストラリア・パース出身、世界的に大きな注目を集めるサイケデリックロック・バンド、Tame Impala(テーム・インパラ)。来年、02/14(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『The Slow Rush』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2015年にリリースされた3rdアルバム『Currents』以来となる、およそ5年7ヶ月ぶりの新作に。2017年にEP『Currents B-Sides & Remixes』をリリースしたのち、2018年には、ZHU(チュー)、Theophilus London(セオフィラス・ロンドン)とのコラボ楽曲を発表。また、SZA(シザ)の未公開シングル「Back Together」(2018年)にフィーチャーされ、Travis Scott(トラヴィス・スコット)『ASTROWORLD』(2018年)の収録曲「SKELETONS」のプロデュースを手がけるなど、多くのコラボが話題となっていました。

今年公開されたニュー・シングル「Patience」「Borderline」に次ぐ新作となった本シングル。バンドのフロントマン、Kevin Parker(ケビン・パーカー)と「Beats 1 Radio」の看板DJ・Zane Lowe(ゼイン・ロウ)によるインタビューによれば、1970年にデビューしたロンドン出身のバンド・Supertramp(スーパートランプ)のメロディーや、当時のプログレッシブ・ロックからインスパイアを受けていることを明言。かつて、Kevinが自身のお気に入りのアルバムとして、当バンドの『Breakfast in America』を挙げており、大ヒット・シングルとなった収録曲「The Logical Song」の雰囲気を感じさせるとして、ファンのあいだで話題になっている模様です。

果たしてニュー・アルバム『The Slow Rush』はどのような内容となっているのか、さらなる続報が待たれます。



KIRINJI, 鎮座DOPENESS / Almond Eyes

昨年メジャー・デビュー20周年を迎えたバンド、KIRINJI。11/20(Wed)にリリースされる注目のニュー・アルバム『cherish』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

昨年リリースされた13thアルバム『愛をあるだけ、すべて』が記憶に新しいなか、およそ1年5ヶ月のときを経てリリースされる本ニュー・アルバム。今年6月に公開されたシングル「killer tune kills me feat. YonYon」や、すでに今年の「Billboard Live TOKYO」公演で披露された楽曲「雑務」に加えて、今回のリード・シングル「Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS」などを含む、全9曲が収録予定。堀込高樹がプロデュースならびにアレンジを手がけており、生音とプログラミングによるサウンド・プロダクションをさらに突き詰めたダンサブルな仕上がりになっている模様です。

なかでも、ラッパー・鎮座DOPENESSとの初コラボが実現した本リード・シングル。配信リリースと同時に公開されたリリック・ビデオは、東京を拠点に活動しているARデザイナー・asagiが手がけた仮想空間(おそらく渋谷?)の映像が展開されており、堀込高樹、鎮座DOPENESSに加えて、前作「killer tune kills me feat. YonYon」MVで振り付けを担当したダンサー・櫻井香純が出演しています。

また本アルバムのアート・ディレクションおよびデザインは、グラフィックデザイナー・大島依提亜が担当。アートワークは、NY在住のアート作家・Johanna Goodman(ヨハンナ・グッドマン)の作品「Imaginary Beings」が採用されているとのこと。どのような仕上がりになっているのか、ニュー・アルバム『cherish』のリリースが待たれます。



FKA twigs / sad day

英グロスタシャー出身、ジャマイカとスペインにルーツを持つシンガーソングライター / ダンサー、FKA twigs(FKAツイッグス)。11/08(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『MAGDALENE』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされたデビュー・アルバム『LP1』以来となる、およそ5年3ヶ月ぶりの新作に。グラミー賞、マーキュリー賞、ブリット・アワードにノミネートという衝撃的なデビューを飾ったのち、2015年にはEP『M3LL155X』をリリース。2016年にシングル「Good to Love」を公開し、2018年にリリースされた、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)のアルバム『Testing』にゲスト参加。同年には、Spike Jonze(スパイク・ジョーンズ)が監督した、Apple「HomePod」のCM「Welcome Home」にダンサーとして出演するなど、多方面でさまざまな話題を集めていました。

インタビューによれば、およそ3年前から制作が始まったという本アルバム。彼女が経験した子宮筋腫の摘出手術や、失恋による自信喪失、孤独と悲しみに浸かっていた日々を経て、心身ともに回復していく時期が反映された作品になっているとのこと。アルバム・タイトル『MAGDALENE』は、イエス・キリストに従った女性「マグダラのマリア」から引用されており、子どものころより「マグダラのマリア」の物語から、強い力、品格、気品、インスピレーションなどを感じていたことから、今回のアルバム・タイトルにつけられた模様です。

さらに本アルバムのクレジットには、benny blanco(ベニー・ブランコ)、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)、Jeff Kleinman(ジェフ・クラインマン)、Cashmere Cat(カシミア・キャット)、Nicolas Jaar(ニコラス・ジャー)、Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、Skrillex(スクリレックス)などに加えて、Future(フューチャー)がフィーチャー。MVが複数公開されているほか、先日から「BBC Radio 1」での約25分間に渡るパフォーマンス映像も配信されています。あわせてぜひチェックを。



DedachiKenta / Step by Step

長崎生まれ、千葉育ち、現在はLAを拠点に活動しているシンガーソングライター、DedachiKenta。10/30(Wed)にリリースされた注目の1stアルバム『Rocket Science』の収録曲が、チャートにランクインされました。

クリスチャン家庭のもとに生まれ、教会に通っていた幼少期からワーシップ・ソングや賛美歌を聴いて育ったという、DedachiKenta。14歳で自身のYouTubeチャンネルを開設し、Ed Sheeran(エド・シーラン)、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)などのさまざまな弾き語りカバーの動画で注目を集めることに。その後、当時17歳で書いた初のオリジナル曲が収録されたEP『This Is How I Feel / Memories』で昨年デビューしたのち、今年はYouTubeが注目するアーティスト10組「Artists to Watch」に選出。現在はLAの大学に通いながら音楽活動を続ける、話題のシンガーソングライターです。

本アルバムは、デビュー・EPの収録曲「This is how I feel」「Memories」を始め、リード・シングル「Catch Me If You Can」「Chromatic Melancholy」「AYUMI」や、それら3曲の日本語バージョンもボーナストラックにコンパイルされた全15曲が収録。インタビューによれば、本アルバムは日米を往復しながら約1年かけて制作され、自分自身が励まされるハッピーな歌をテーマに完成された模様です。

そして、来年1月には東京・大阪で本アルバムのローンチ・パーティーの開催が決定。ゲストに、Kan Sano、さかいゆう、FAITHなどの出演が決定しており、気になるリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(11/03付)、Kanye West / AKLO / Londynn B(Rhythm + Flow)/ 唾奇(#SHIBUYAMELTDOWN)

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Kanye West, Ty Dolla $ign, Ant Clemons / Everything We Need

自らを「神の息子」と称し自由となったラッパー、Kanye West(カニエ・ウェスト)。10/25(Fri)にリリースされた世界待望のニュー・アルバム『JESUS IS KING』の収録曲が、チャートに多数ランクインされました。

今回のリリースに至るまで、さまざまな紆余曲折を経た本アルバム。時を遡ること昨年9月の時点では、自身のツイートで幻のニュー・アルバム『Yandhi』のリリースをアナウンス。しかし、アフリカでのレコーディングを経て、昨年11月に出演したフェスティバル「Camp Flog Gnaw」でのパフォーマンス終了後に「ニュー・アルバムの準備がまだできていない」ことを悟り、アルバムのリリース無期限延期を発表(のちに神によって『Yandhi』が洗濯≒お蔵入りされたことを、収録曲「Selah」のリリックで宣言)。

そんななか今年8月末に、妻・Kim Kardashian(キム・カーダシアン)のツイートで、本アルバム『JESUS IS KING』のリリースを突如アナウンス。当初のリリース予定日だった09/27(Fri)から2度の公開延期を繰り返し、当日の朝4時(現地時間)まで収録曲3曲の最終ミキシングを仕上げていたことからさらなる公開延期を予感させるなか、ようやくリスナー安堵のアルバム・リリースとなりました。

本作は、Kanyeが「もう俗世的なアルバムは作らない」と発言し、自身の双極性障害性依存症に悩むなかで、クリスチャンとして受けた救済をコンセプトにした、ヒーリングかつスピリチュアルなアルバムに。今年1月から全米各地で開催しているゴスペル・プロジェクト「Sunday Service(サンデー・サービス)」の聖歌隊や、名サックス奏者・Kenny G(ケニー・G)、デトロイト出身のゴスペルシンガー・Fred Hammond(フレッド・ハモンド)などが参加した全11曲(トータル27分)が収録されており、ブラック・チャーチのカルチャーを取り入れたコンパクトな作品になっています。

またリリースと同時に、James Turrell(ジェームズ・タレル)のインスタレーションで行った「Sunday Service(サンデー・サービス)」の模様を記録したIMAX映画「Jesus Is King」が、世界各国で上映(日本公開は未定)。さらに先日行われた、Zane Lowe(ゼイン・ロウ)とのインタビューでは、今年のクリスマス当日に「Sunday Service」をベースにしたニュー・アルバム『Jesus Is Born』をリリースすることが発言されました。はたして本当にリリースされるのか、引き続き注目が集まります。



AKLO / Cash Out

東京生まれメキシコシティー育ちのラッパー・AKLO。10/30(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『REGULAR』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた3rdアルバム『Outside the Frame』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2018年にはラッパー・ZORNとのジョイント・ツアー「A to Z TOUR 2018」を盛況に収め、今年7月には「AKLO + NORIKIYO」名義のアルバム『New Drug』をリリース。その後、般若、ZORNをフィーチャーしたリミックス・シングル「百千万(Remix)」をドロップするなど、多くのコラボ作で話題を集めています。

そんななかリリースされた本アルバムは、前作『New Drug』を筆頭に、アルバム『THE PACKAGE』(2012年)や『THE ARRIVAL』(2014年)に「鋼田テフロン」名義で参加していた、BACHLOGICによるプロデュース作。全9曲のサウンド・プロデュースを手がけており、一部収録曲には、さまざまな楽曲制作を手がけるギタリスト・UK a.k.a AMP Killerが参加しています。

そして今年12月末には、東京、大阪にて単独公演『REGULAR TOUR 2019』の開催が決定。両公演のゲスト出演に、JAY’ED、NORIKIYO、ZORNが決定し、東京公演のみ、ANARCHY、JP THE WAVYのゲスト出演がアナウンスされています。先日公開されたMV「Too Fast」とともに、ぜひチェックを。



Londynn B / I Can’t Change

現在、Netflixで配信されている、ヒップホップ・シーンの新たなスターを発掘するオーディション番組「Rhythm + Flow(リズム+フロー)」。10/23(Wed)にリリースされた、当番組のサウンドトラック・EPの収録曲が、チャートにランクインされました。

当番組は、全米ヒップホップ・シーンの中心4都市、LA、NY、アトランタ、シカゴで若手のラッパーをスカウトし、さまざまなオーディションを経て、次世代の才能を支援するリアリティ・テレビシリーズ。10/09(Wed)から3週に渡って全10エピソードが配信されており、オーディション審査員として、 Cardi B(カーディ・B)、Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、T.I.といったトップ・スター3人が参加していることでも大きな話題を集めています。

本サウンドトラック・EPには、当番組の出場者で最終コンペティションに残った4人の楽曲が収録。LA・オークランド出身の「Troyman(トロイマン)」、アトランタを拠点とする「Flawless Real Talk(フローレス・リアル・トーク)」と「Londynn B(ロンディン・B)」、LA・イングルウッド出身で〈TDE〉所属のシンガー・SiR(サー)の実兄である「D Smoke(D スモーク)」が、番組内で披露した楽曲となっています。

はたしてどのラッパーが優勝したのか、そして審査員の3人はどのようにして新たな才能を見つけることができたのか。未視聴のリスナーは、ぜひチェックを。



唾奇 / SHIBUYAMELTDOWN

渋谷の泥酔者を撮影し続ける謎のSNSアカウント、SHIBUYAMELTDOWN(@SH1BUYAMELTDOWN)。10/27(Sun)にサプライズ・リリースされた、コンピレーション・アルバム『SHIBUYAMELTDOWN』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2014年11月にツイッター・アカウントが開設され、現在に至るまで渋谷の数多くの泥酔者の写真をアップし続けている、SHIBUYAMELTDOWN。日本在住のオーストラリア人が運営していると噂されるものの、その素性は明らかにされておらず、投稿された泥酔者の写真から日本社会の光と陰が浮き彫りにされているとして、現在およそ10万人以上のフォロワーを集めています(なお、別アカウント @SHIBUYAMELTD0WNとの関係性は不明)。

そんななか今年の渋谷ハロウィンのピーク日とも言える、10/27(Sun)に突如リリースされた本コンピレーション・アルバム。唾奇、Dos Monos、ACE COOL、ID、MZP a.k.a マジカル頭脳パワー、Amaryllis Bomb、week dudus、SANTAWORLDVIEW、Donatello、空音、など多くのラッパー参加した全10曲が収録されています。アートワークは、都会と廃墟の写真をメインに撮影している半写真家・YULILYが担当。

また翌日には、本作のオープナー・トラックである、唾奇「SHIBUYAMELTDOWN」のMVが公開。監督は、唾奇、Sweet Williamらが所属するクリエイター集団「Pitch Odd Mansion」のメンバー、Shintaro kunieda(國枝真太朗)が担当しています。

そして来年、01/08(Wed)の渋谷・WWW(東京)にて本作のリリース・パーティー「SHIBUYAMELTDOWN」の開催が決定。アルバムに参加したラッパーたちに加えて「????」と表記されたシークレット・アクトの出演も予定されており、気になるリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/27付)、Frank Ocean / Shin Sakiura, Ryohu / Rex Orange County / Friday Night Plans

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Frank Ocean / DHL

米ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のシンガーソングライター、Frank Ocean(フランク・オーシャン)。10/19(Sat)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2017年にシングル「Chanel」「Biking」「Lens」「Provider」などを連続リリースするなか、ニュー・シングルとしては、2018年のカバー・シングル「Moon River」以来となる新作に。昨年末には、本シングルのデモバージョンをパンツ一丁でラップする姿を、自身のインスタグラム・ストーリーにアップ。今年のリリース当日に放送された、Apple Music / Beats 1 Radio「blonded RADIO」の締めくくりに、本シングルのフルバージョンが初公開されました。

本シングルのプロデュースは、ドイツ出身のエレクトロ・プロデューサー / DJである、Boys Noize(ボーイズ・ノイズ)が担当。タイトルの「DHL」は、ドイツに本社を置く世界最大の運送会社「DHL」と同名であり、2017年にDHL輸送機の写真に「If I ever buy a plane」のキャプションを沿えて、かつてインスタグラムにポストしていました。

加えて本シングルのリリース前日には、HIV感染予防薬「PrEP」の認知拡大をメインとしたクラブ・パーティー「PrEP+」をNYにてオーガナイズ。そこでは、DJ / プロデューサー・Sango(サンゴ)を迎えた「Cayendo(Sango Remix)」ならびに、フレンチエレクトロを代表するデュオ・Justice(ジャスティス)を迎えた「Dear April(Justice Remix)」という2曲のニュー・シングルが公開されました(オフィシャルサイトで両曲ともに7インチ・アナログとしてリリース)。

先日公開されたインタビューではダンスミュージック・シーンへの興味を明らかにし、ファンのあいだで本シングル「DHL」のアートワークに次なるニュー・アルバムの存在を予期しているなか、さらなる今後の動向にも注目が集まります。



Shin Sakiura, Ryohu / More Life

東京を拠点に活動しているプロデューサー / ギタリスト、Shin Sakiura。10/23(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今年1月に2ndアルバム『Dream』をリリースしたのち、Opus Innとのコラボ・シングル「Partner」ならびに、maco maretsとのコラボ・シングル「Slide」を続けて公開。またプロデューサーとして、Rude-α、MGF、SIRUP、FLEUR、Kuro(TAMTAM)、向井太一などの作品を担当。リミキサーあるいはアレンジャーとして、AFRO PARKER、showmore、ぷにぷに電機、chelmico、原田知世などの楽曲を手がけるなど、多くのコラボで注目を集めています。

本シングルは、ラッパーのRyohu(KANDYTOWN)を初めてゲストに迎えた楽曲。Shin Sakiuraのジャジーでアーバンなトラックに、Ryohuによる肩の力を抜いたフロウが混ざり合った軽快なダンス・ナンバーとなっており、BUDDHA BRAND「人間発電所」の一節「気持ちがレイムじゃ モノホンプレイヤーになれねぇ」がフックに引用されています。

そして今年12月の東京・代官山UNITにて、Shin Sakiuraにとってキャリア初となるワンマン・ライブの開催が決定。キーボード、ドラムのサポートを加えた3人編成でのライブが予定されているほか、すでに先日からチケットの一般発売が開始されています。先日公開された単独インタビューとあわせて、ぜひチェックを。



Rex Orange County / Pluto Projector

英ハンプシャー州グレイショット出身のシンガーソングライター・Alexander O’Connor(アレクサンダー・オコナー)によるソロ・プロジェクト、Rex Orange County(レックス・オレンジ・カウンティ)。10/25(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Pony』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017にリリースした2ndアルバム『Apricot Princess』以来となる、およそ2年半ぶりの新作に。2017年にはシングル「Best Friend」「Sunflower」「Loving Is Easy (featuring Benny Sings)」などをリリースし、Tyler, the Creator(タイラー・ザ・クリエイター)「Boredom」にゲスト参加したことで大きな注目を集めることに。今年初めに1年4ヶ月ぶりとなるシングル「New House」を公開し、続くシングル「10/10」のリリース前に本ニュー・アルバムの存在をツイートで示唆したことでも話題になっていました。

本アルバムは、イースト・ロンドンにある「ストロングルーム・スタジオ」で制作されており、作詞、作曲、録音、演奏のほぼ全てをRex自身が手掛けた、セルフ・プロデュース作となっている模様。共同プロデューサーは以前から親交のある、Ben Baptie(ベン・バプティ)が担当しており、本アルバムのミックスおよびエンジニアリングに参加しているとのことです。

そして今年の夏は「Glastonbury」「Lollapalooza」を始めとする世界各国のフェスに多数出演しており、先日放送された、BBC Two人気テレビ番組「Later… With Jools Holland」では収録曲「Face to Face」を初披露。さらに、イギリスにある「O2 Brixton Academy」2公演を皮切りに、イギリス、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどを巡るキャリア最大規模となるリリース・ツアーの開催をアナウンス。昨年に続き2回目の来日実現にも期待が集まります。



Friday Night Plans / Decoy

東京を拠点に国内外で話題となっているシンガー、Friday Night Plans。11/15(Fri)にリリースされる注目の2nd EP『Complex』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・EPとしては、2018年にリリースされたEP『LOCATION-Los Angeles』以来となる、およそ1年3ヶ月ぶりとなる新作に。昨年から音楽活動を本格化させ、シングル「I’m Out」「Just One Wish」などを多数リリースするなか、竹内まりや「Plastic Love」カバーが大きな話題に。今年に入って、JJJ、STUTSとのコラボ・シングル「PRISM」や、TaeyoungBoy、向井太一のニュー・アルバムに参加するなど、多くのコラボが話題となっていました。

本シングルは、今年9月にリリースされた「All The Dots」に次ぐ2作目のリード・シングルに。リリースにあわせて公開された本シングルのMVは、常田大希(King Gnu、millennium parade)を中心するクリエイティブ・チーム「PERIMETRON」がディレクションを担当しており、国内のゲームCGチームと共同で制作したフルCG作品となっています。

また英メディア「i-D」や、米メディア「The FADER」でピックアップされるほか、リリースにあわせて「BBC Radio1 Xtra」(10/22放送回)で本シングルがエアプレイされるなど、海外からも注目を集めている模様。来月リリースされる2nd EP『Complex』に期待が高まります。


以上、今週のピックアップでした。

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/20付)、Caribou / あっこゴリラ / Panda Bear / Normcore Boyz

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Caribou / Home

カナダ・オンタリオ州出身のミュージシャン、Dan Snaith(ダン・スナイス)によるソロ・プロジェクト、Caribou(カリブー)。10/09(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2005年のデビュー・アルバム『The Milk of Human Kindness』からこれまでにかけて通算4枚のアルバムをリリースし、2012年からはクラブ・ミュージックにフォーカスした別プロジェクト、Daphni(ダフニ)としても活動。第58回グラミー賞最優秀エレクトロニック / ダンス・アルバム賞にノミネートされた、2014年の4thアルバム『Our Love』から長らくリリースが途絶えていたなか、Caribou(カリブー)名義としてはおよそ5年ぶりとなる新作が公開されました。

本シングルは「BBC Radio 1」の看板ホスト、Annie Mac(アニー・マック)による番組内で初オンエアされ、「世界で最もホットなレコード」と絶賛。トラックに、Gloria Barnes(グロリア・バーンズ)「Home」をサンプリングしていることについて、インタビューで「いつもいろんな音楽を聴いていると、時々あるループにビビッと来ることがある。そしてこれはあまりにも完璧だった」(一部引用)とコメントしています。

そして今年6月には前作アルバム『Joli Mai』から約2年ぶりとなる、Daphni(ダフニ)名義によるニュー・EP『Sizzling EP』も公開。未視聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



あっこゴリラ / 超普通

昨年メジャー再デビューを果たしたラッパー、あっこゴリラ。10/09(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、今年4月にリリースされた「やっちーまいな」以来となる、およそ半年ぶりの新作に。今年に入って東名阪ツアーを成功させるほか、スペイン・マドリードで撮影したというMV「開戦前夜」「オーバー・ザ・ボーダー」を公開。また、餓鬼レンジャー、SKY-HIとのコラボ曲を発表するなか、J-WAVE「SONAR MUSIC」の新ナビゲーターとしてさまざまな音楽を生放送で届けるなど、幅広い活躍が続いています。

本シングルは、食品まつり a.k.a foodman、Taigen Kawabe(Bo Ningen)がトラック・メイクを担当。「超普通」というコンセプトは、とある他人からのなにげない一言を受けて「普通」の意味を問い直したことを反映した模様。音楽ライター・渡辺志保がパーソナリティーを務めるラジオ番組、bayfm『MUSIC GARAGE ROOM 101』(10/11放送回)にゲスト出演した際、フェミニズムや自身が参加する「#NoBagForMe」プロジェクトとともに明かしていました。

そして今年12月の大阪にて、あっこゴリラ主催のイベント「GOOD VIBRATIONS Vol.1」の開催が決定。あふりらんぽ、ARSKN、透明回線、DJ KiM(Vandalism / GROOVER)の出演が決定しているほか、すでに先日からチケットの一般発売も開始。気になるリスナーはぜひチェックを。



Panda Bear / playing the long game

米メリーランド州ボルチモア出身、現在はポルトガル・リスボンを拠点に活動しているミュージシャン、Noah Benjamin Lennox(ノア・ベンジャミン・レノックス)によるソロ・プロジェクト、Panda Bear(パンダ・ベア)。10/09(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、今年2月にリリースされたばかりのニュー・アルバム『Buoys』以来となる、およそ8ヶ月ぶりの新作に。2019年に入ってからは、Solange(ソランジュ)、Paul Maroon(ポール・マルーン)、Teebs(ティーブス)の新作にプロデューサーおよびフィーチャリング・ゲストとして参加したことでも話題となっていました。

本シングルは長年ともに楽曲制作している、Rusty Santos(ラスティ・サントス)に加えて、 Pusha T(プシャ・T )「King Push」を手がけたことで知られる、Sebastian Sartor(セバスチャン・サーター)がプロデュースを担当。トラップから影響を受けた奥行きのあるビートが展開されており、今年のニュー・アルバム『Buoys』から一歩進んだサウンド・メイキングが構築されています。

そして先日公開されたMVは、Noahの妻でファッション・デザイナーとして活躍している、Fernanda Pereira(フェルナンダ・ペレイラ)が監督を担当。未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



Normcore Boyz / Rapper’s Delight

東京・お台場出身の幼なじみで結成された新世代ヒップホップ・クルー、Normcore Boyz。10/09(Wed)にリリースされた注目のカバー・シングルが、チャートにランクインされました。

今年に入ってビートメイカー・ZOT on the WAVEとのコラボEP『Normcore on the WAVE』や、8月にシングル「ANTI SOCIAL CLUB」をリリースするほか、DJ CHAIRI、WATAPACHIとのコラボ楽曲も公開。また今月10月で、ヒップホップ専門インターネットラジオ局「WREP」で放送されている自身の番組「ODC CLUB」が放送開始2年目に突入するなか、注目のカバー・シングルがリリースされました。

本シングルは、ユニバーサル・ミュージックが展開する“温故知新”企画『ReVibe』によるもの。「ヒップホップ / R&Bクラシックスを“イマ”の日本を代表するアーティストがリメイクし現代に甦らせる」というコンセプトの元、P.O.P、向井太一、JP THE WAVY&RIRI、BananaLemonに続く第5弾シングルとして公開されました。

カバーの原曲は、今年でリリース40周年を迎えたヒップホップ・クラシック、SugarHill Gang(シュガーヒル・ギャング)「Rapper’s Delight」(1979年)。JP THE WAVY & RIRI 「Dilemma」を手がけた、DJ CHARI & DJ TATSUKIのコンビが本カバーのプロデュースを務め、ZOT on the WAVE、Lil’Yukichiがビートメイクを担当しています。ぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/14付)、88rising, Rich Brian, CHUNG HA / King Gnu / Big Thief / 土岐麻子

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



88rising, Rich Brian, CHUNG HA / These Nights

NYを拠点とし、ヒップホップを中心にアジアン・カルチャーを世界中に発信するメディア・プラットフォーム、88rising。10/11(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Head In The Clouds II』の収録曲が、チャートにランクインされました。

昨年リリースされ、大きな話題となったアルバム『Head in the Clouds』に次ぐ2枚目のコンピレーション・アルバムである本作。エグゼクティブ・プロデューサーは、レーベルの主力メンバーである・Joji(ジョージ)が担当しており、Higher Brothers(ハイヤー・ブラザーズ)、NIKI(ニキ)、Rich Brian(リッチ・ブライアン)、AUGUST 08(オーガスト)といったお馴染みのクルーも楽曲に参加しています。

ゲストには、Major Lazer(メジャー・レイザー)、GoldLink(ゴールドリンク)、Swae Lee(スウェイ・リー)、Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)、CHUNG HA(チョンハ)、Jackson Wang(ジャクソン・ワン)などに加えて、GENERATIONS from EXILE TRIBE、大沢伸一とRHYME(ライム)による新ユニット・RHYME SOをフィーチャー。6カ国(アメリカ、インドネシア、日本、タイ、韓国、中国)のアーティストが参加し、国境とジャンルを越えた注目作となっています。

そして、リード・シングルならびに本アルバムのジャケット・アートワークは「セクシーロボット」シリーズでお馴染みのイラストレーター、空山基が担当。先日から収録曲「These Nights」のMVが新たに公開されており、未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



King Gnu / 傘

いまやシーンの中心的存在となった、トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル・バンド、King Gnu(キング・ヌー)。10/11(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

本シングルは、坂口健太郎が出演しているブルボン「アルフォート」のCMソングとして書き下ろされた楽曲。今年8月にリリースされた、大坂なおみ選手が出演したANAの国内版TVCM「ひとには翼がある」篇のCMソング「飛行艇」に次ぐ楽曲であり、ドラマ主題歌として書き下ろされたシングル「白日」から続く今年5作目のタイアップ作品となりました。

さらに、10/03(Thu)放送回のニッポン放送「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)」にて初フルOA。ナインティナイン・岡村隆史が番組冒頭にサプライズ出演するなか、ゲスト出演したバンドメンバー・勢喜遊とともに大学時代に経験したスナックでのバイトエピソードを中心にさまざまな思い出が語られました。

そして、かねてからライブで披露されていた人気曲「Teenager Forever」が、ソニーの完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングイヤホン「WF-1000XM3」のCMソングに決定。10/01(Tue)から特設サイトおよびYouTubeでメンバー出演のCM映像が公開されているほか、全国5カ所のソニーショールーム / ソニーストアならびに対象家電量販店のヘッドフォン・コーナーにて、ハイレゾ版「Teenager Forever」のフルバージョン試聴が実施されている模様です。あわせてぜひチェックを。



Big Thief / Forgotten Eyes

米ニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動しているインディーロック・バンド、Big Thief(ビッグ・シーフ)。10/11(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Two Hands』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、今年5月にリリースされたばかりの3rdアルバム『U.F.O.F.』以来となる、およそ5ヶ月ぶりの新作に。2016年のデビュー・アルバム『Masterpiece』や、2017年の2ndアルバム『Capacity』のころから多くの賞賛を受け続け、Pitchforkを始めとする多数のメディアから年間ベスト・アルバムのリストに選出されることに。イギリス名門レーベル〈4AD〉から移籍後初となる前作『U.F.O.F.』を経て、早くもニュー・アルバムがリリースされました。

インタビューによれば、ここ2年間で50曲ほど書きためていた楽曲を2つのアルバムに分けるところから始まった模様。前作『U.F.O.F.』では、自然豊かなワシントン州ウッディンビルのスタジオでレコーディングされ、その5日後にはメキシコ国境沿いの砂漠地帯が広がるテキサス州トルニーロにあるスタジオで制作されたとのこと。バンドにとってお馴染みのプロデューサー・Andrew Sarlo(アンドリュー・サルロ)とともに一発録り中心にレコーディングされており、「the earth twin(アースツイン)」と自称した注目の姉妹アルバムとなっています。

そして、2020年5月の東京・大阪にて待望の初来日ライブが開催決定。チケット詳細は後日発表されるため、気になるリスナーは忘れずにチェックを。



土岐麻子 / エメラルド

今年ソロ・デビュー15周年を迎えたシンガーソングライター、土岐麻子。10/02(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『PASSION BLUE』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャー9thアルバム『SAFARI』以来となる、およそ1年4ヶ月ぶりの新作に。今年6月には、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイのオリジナルCMタイアップソングとして書き下ろされた配信限定シングル「picture frame」を公開するほか、新たに発足されたレーベル〈A.S.A.B〉を通じてリミックス・アルバム『TOKI CHIC REMIX』をリリースするなど、多くのコラボ作品が続いていました。

本アルバムは、サウンド・プロデューサーにトオミヨウを迎えて制作され、2017年のメジャー8thアルバム『PINK』から続く「シティポップ3部作」の完結編に。『PASSION BLUE』というタイトルは、内に秘めているBLUE(憂鬱)と外に溢れだしそうなPASSION(情熱)という相反するものから由来。「女性らしさ」や「あなたらしさ」といった、誰かが決めた価値によって自分が自分を閉じ込め、生きづらいと感じる人がいるなか、そのような葛藤を超えていつか自分を誇れるようにと願って完成された作品とのこと。

そして今年12月から来年1月末にかけて、本アルバムのリリース・ツアーとなる全国ワンマン・ライブ「TOKI ASAKO LIVE 2019-2020 “PASSION BLUE ~冷静寄りの情熱ツアー”」の開催が決定。加えて、東京公演をのぞく各公演で、24歳以下の参加者を対象にした”チケット代当日2,000円キャッシュバック”を実施する模様。お近くのリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/06付)、Travis Scott / LUCKY TAPES / Summer Walker / Negicco

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Travis Scott / HIGHEST IN THE ROOM

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー / プロデューサー、Travis Scott(トラビス・スコット)。10/04(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年を代表するラップ・アルバムで、キャリアを通じて不動の人気を獲得した『ASTROWROLD』以来となる、およそ1年ぶりの新作となった本シングル。今年に入って、Future(フューチャー)、James Blake(ジェイムス・ブレイク)、Offset(オフセット)、Schoolboy Q(スクールボーイ・Q)、DJ Khaled(DJキャレド)、Young Thug(ヤング・サグ)、Post Malone(ポスト・マローン)などのニュー・アルバムでフィーチャーされ、数多くのコラボ楽曲を発表。

さらに今年5月に最終回を迎え、第71回エミー賞では作品賞を含む最多タイ12冠を受賞したテレビドラマ・シリーズ「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」のサウンドトラック・シングル「Power Is Power」に参加したほか、今年8月から、Netflix(ネットフリックス)オリジナル・ドキュメンタリー作品『トラヴィス・スコット:Look Mom I Can Fly』が公開されるなど、シーンの最前線で引き続き大きな注目を集めています。

本シングルは、妻・Kylie Jenner(カイリー・ジェンナー)が手がけるコスメブランド「Kybrows」の広告に一部使用されており、Mike Dean(マイク・ディーン)、OZ(オズ)、Nik D(ニック・D)が楽曲プロデュースを担当。先日、Kylie本人から事実上の破局宣言であることがツイートされ、リリックの一節「ショーをやって、またすぐにステージに戻る。彼女が一番聞きたくない言葉だ。」などが、彼女に向けられたラインとしてファンのあいだで話題となっています。MVとあわせてぜひチェックを。



LUCKY TAPES / Actor

2018年にメジャー・デビューを果たした、LUCKY TAPES。10/02(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、昨年のメジャー1stアルバム『dressing』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年6月から新たな自主企画イベント「HALL」をスタートさせたほか、バンドのサポート・メンバーでトロンボーン奏者のNAPPIがソロ・プロジェクト、Hainuwell(ハイヌウェル)名義でデビュー・アルバム『放浪者の目覚め』を7月にリリース。またフロントマン・高橋海としては、Keishi Tanaka、りぶ、山本彩などに楽曲提供およびリミックスを手がけるなど独自の活動が続いています。

本シングルは、今年開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」で初披露されたもの。カバー・アートワークはイラストレーター・Aki Ishibashiが担当しており、メンバー3人に加えてサポート・メンバーのUKO、フジロック時のゲスト・メンバーであるAAAMYYYの姿を想起させる可愛らしいイラストが描かれています。

そしてレーベル・サイトには、高橋海へのインタビューを織り交ぜたオフィシャル・ライナーノーツが掲載。本シングル制作のバックグラウンドや、バンドの音楽的価値観が垣間見える内容となっており、あわせてぜひチェックを。



Summer Walker / Come Thru (with Usher)

米ジョージア州アトランタ出身のシンガーソングライター、Summer Walker(サマーウォーカー)。10/04(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Over It』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたデビュー・アルバム『Last Day of Summer』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。今年に入って1st EP『CLEAR』の発表とともに、Apple Musicによる新人アーティスト特集企画「Up Next Artist」に選出。その後リリースされた、Drake(ドレイク)とのコラボ・リミックス「Girls Need Love (with Drake) – Remix」が大きな話題となり、一部で「Ella Mai(エラ・メイ)世代のシンガー」という見方もされるほど、R&Bシーンからの期待値が高い新人として注目されています。

本アルバムのゲストとして、6LACK(ブラック)、A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)、Bryson Tiller(ブライソン・ティラー)、Jhené Aiko(ジェネイ・アイコ)、Usher(アッシャー)などをフィーチャー。Drake(ドレイク)とのコラボ・シングル「Girls Need Love (with Drake) – Remix」を含む全18曲が収録されているものの、トータル48分という昨今のトレンドを汲むコンパクトなタイム構成となっています。

そして先月末から、A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)をフィーチャーした収録曲「Stretch You Out」のMVが公開。あわせてぜひチェックを。



Negicco / I LOVE YOUR LOVE

新潟県を拠点に活動している3人組アイドル・グループ、Negicco。09/24(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、昨年リリースされた「カリプソ娘に花束を」以来となる、およそ1年7ヶ月ぶりの新作に。同年に4thアルバム『MY COLOR』を発表したほか、グループ結成15周年を記念したワンマン・ライブ「love my 15years at 朱鷺メッセ」を開催。今年に入って、Nao☆の入籍発表ならびに、Kaedeによるシングル「クラウドナイン」ミニ・アルバム『深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。』リリースでソロ活動が本格化するなど、結成16年目で新たな局面を迎えています。

本シングルは3曲入り(インスト・バージョンを含めると全6曲収録)となっており、タイトル曲「I LOVE YOUR LOVE」のプロデュースは、西寺郷太(NONA REEVES)が担当。2013年のシングル「愛のタワー・オブ・ラヴ」「ときめきのヘッドライナー」に続くプロデュースであり、NONA REEVESのメンバーである、奥田健介、小松シゲルも演奏に参加しています。

また2曲目「I Am A Punk!」は、ミト(クラムボン)がプロデュースを手がけており、クラムボンの原田郁子、伊藤大助も演奏に参加。そして3曲目「夢・Dreamer」は、Negiccoを長年支え続けているプロデューサー・connieが手がけています。今月から来月11月にかけて全国7会場を巡るリリース・ツアーが決定しており、お近くのファンはぜひお見逃しなく。


以上、今週のピックアップでした。

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/29付)、DaBaby / JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / Brittany Howard / Kuro, ODOLA

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



DaBaby / BOP

米オハイオ州クリープランド出身のラッパー、DaBaby(ダベイビー)。09/27(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Kirk』の収録曲が、チャートにランクインされました。

かつて、Baby Jesus(ベイビー・ジーザス)として活動していたDaBabyは、2015年のデビュー・ミックステープ『Nonfiction』とともに音楽活動を本格化。2016年から現名義によるミックステープ『God’s Work』『Baby Talk』『Billion Dollar Baby』シリーズなど数多くリリース。2019年にレーベル〈Interscope Records〉を通じてデビュー・アルバム『Baby on Baby』をリリースし、収録曲「Suge」が全米チャート10位に到達するバイラル・ヒットを記録。XXL誌による新人ラッパー企画「Freshman Class」に選出されるなか、Lizzo(リゾ)「Truth Hurts(DaBaby Remix)」、Lil Nas X(リル・ナズ・X)「Panini(Remix)」を手がけるなど、今年を象徴するラッパーの1人として大きな注目を集めています。

デビュー・アルバムから約半年後にリリースされた本アルバム。ゲストには、 Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Gucci Mane(グッチ・メイン)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Kevin Gates(ケビン・ゲーツ)、Migos(ミーゴス)など錚々たるラッパーが参加。アルバム・タイトル『Kirk』は、DaBabyの本名「Jonathan Lyndale Kirk(ジョナサン・リンデール・カーク)」のラストネームから引用されており、シーンを先導するラッパーとして自信作であることを感じさせます。

そして先日から収録曲「Intro」のMVが公開されており、わずか1週間で再生回数1000万回以上を突破。未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / GOOD PEOPLE GOOD COFFEE

1993年生まれで湘南平塚出身のラッパー / ダンサー、JP THE WAVY。09/20(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングル「GOOD PEOPLE GOOD COFFEE」が、チャートにランクインされました。

2017年最大級のバイラル・ヒットを叩き出し、MV再生回数1,200万回以上を記録しているシングル「Cho Wavy De Gomenne (Remix) feat. SALU」で知られる、JP THE WAVY。2018年末からリリースしているシングル「Neo Gal Wop」「Just A Lil Bit (feat. Sik-K)」も立て続けにヒットするなか、今年開催された世界最大級のカンファレンス / ショーケース・イベント「SXSW2019」に通算2度目の出演を果たすことに。その後、RIRIとのコラボ・カバーシングル「Dilemma」や、m-flo「Toxic Sweet feat. JP THE WAVY」などをリリースするなか、オリジナル・シングルとしてはおよそ8ヶ月ぶりとなる新曲が公開されました。

本シングルは、Omarion(オマリオン)、E-40(イーフォーティ)、The Game(ザ・ゲーム)、Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)といった名だたるラッパーに楽曲提供するLA出身のプロデューサー、BeatBoy(ビートボーイ)が手がけたもの。ゲストには、高校生ラップ選手権、フリースタイルダンジョンなどの人気番組に出演し、今年リリースした1stアルバム『OZWORLD』でJP THE WAVYとコラボしている沖縄出身のラッパー、OZworld a.k.a R’kuma(オズワルド・エーケーエー・レオクマ)がフィーチャーされています。

なおシングル・タイトルは、東京都目黒区にあるコーヒースタンド「Good People & Good Coffee」から引用されており、Google Mapのストリート・ビューで昼過ぎにコーヒーを飲んでいるJP THE WAVYの姿が、ファンのあいだで話題となっている模様です。MVとあわせてチェックしてみては。



Brittany Howard / Georgia

米アラバマ州アセンズ出身のミュージシャン、Brittany Howard(ブリタニー・ハワード)。09/20(Fri)にリリースされた待望の1stソロ・アルバム『Jamie』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年にリリースされた名盤アルバム『Sound & Color』がグラミー賞3部門受賞したロック・バンド「Alabama Shakes」のボーカリストで知られ、別バンド「Thunderbitch」「Bermuda Triangle」のボーカル・ギターとしても活躍。幼少期から作詩、ピアノ、ギターなどを始め、学生時代から複数のバンドで活動していた彼女。高校卒業後、アメリカ合衆国郵便公社でフルタイムで働くなかで毎週行っていたというジャム・セッションを経て、次第に音楽活動を本格化。2009年に結成した前身バンド「The Shakes」を経て、2012年にリリースしたAlabama Shakesのデビュー・アルバム『Boys & Girls』で大きな注目を集めることとなりました。

リード・シングル「History Repeats」「Stay High」「He Loves Me」「13th Century Metal」を経てリリースされた本アルバム。タイトル『Jamie』は、網膜芽細胞腫でわずか10代で亡くなってしまった彼女の実姉「Jamie」に捧げたもの。30歳を目前に行ったロード・トリップからインスピレーションを受け、パーソナルな自分史と信念を追求し、自身の半生が反映されたアルバムとなっている模様です。

スタジオ・ミュージシャンには、Alabama ShakesのメンバーであるZac Cockrell(ザック・コックレル)に加えて、Robert Glasper(ロバート・グラスパー)、Nate Smith(ネイト・スミス)といった名プレイヤーが参加。全収録曲のソングライティングを彼女自身が手がけており、バンドのエンジニアリングも担当しているShawn Everett(ショーン・エベレット)が本作のサウンド・メイキングを担当しています。ぜひチェックを。



Kuro, ODOLA / FOR NOTHING

東京を拠点に活動するフィール・グッドなバンド、TAMTAMのボーカリスト・Kuro。09/18(Wed)にリリースされた注目の1stソロ・アルバム『JUST SAYING HI』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ダブ / レゲエをルーツにさまざまな作品をリリースするTAMTAMのボーカルおよびコンポーザーを担当し、トランペットやシンセサイザーもプレイするマルチプレイヤーとしても活躍する、Kuro。バンドとしては、昨年リリースされたアルバム『Modernluv』が話題となり、今年開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’19」への出演も記憶に新しいなか、注目のソロデビュー・アルバムがリリースされました。

本アルバムは、EVISBEATS、Shin Sakiura、ji2kia、君島大空などがサウンド・プロデュースを手がけているほか、2018年にリリースされた「Metamorphose feat. Kuro (TAMTAM)」でコラボしている2人組ユニット、ODOLAもゲスト参加。Kuro本人が手がけたトラックも収録されており、海外のインディーR&Bやヒップホップとの同時代性を感じさせるような、ポップかつアンビエントな音楽性が詰まった充実作となっています。

また、09/16(Mon)から1週間かけてTBSラジオ「今週の推薦曲」として収録曲「PORTLAND」がパワープレイされたほか、宇多丸(RHYMESTER)がパーソナリティを務める番組「アフター6ジャンクション」内のライブ・コーナー「LIVE & DIRECT」にてスタジオライブも披露。そして今年11月には、EBISU BATICA(東京)で本アルバムのリリース・パーティの開催も決定しており、多くのゲストが参加する見逃せない一夜となりそうです。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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