【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/18付)、Megan Thee Stallion / Ovall / SiR / CIRRRCLE

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Megan Thee Stallion / Hot Girl Summer (feat. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign)

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)。08/09(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

インスタグラムに投稿していたフリースタイル動画を通じて、2013年ごろからファンダムを築き上げてきた彼女。2017年にデビュー・EP『Make It Hot』をリリースし、同年に公開された、XXXTentacion(XXXテンタシオン)「Look At Me!」のビートジャック「Stalli(Freestyle)」が話題に。2018年の2nd EP『Tina Snow』を経て、名門レーベル〈300 Entertainment〉初のフィメール・ラッパーとしてサインしたことでも注目を集めています。

今夏を席巻するサマーチューンとなっている本楽曲には、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャー。先月末、MeganとNickiがインスタグラムライブを通じて初対面しており、その場で本楽曲へのゲスト参加をオファーしたことをきっかけに今回のコラボに至ったとのことです。

また制作には、The Bone Collector(ボーン・コレクター)、Crazy Mike(クレイジー・マイク)、Juicy J(ジューシー・J)が参加しており、City Girls(シティガールズ)「Act Up」の一節をサンプリング。現在、Meganによる造語でSNS中心にバイラル・ヒットしているキャッチフレーズ「Hot Girl Summer」を商標登録申請しており、オフィシャルのアンセム・トラックとして本楽曲がリリースされた模様です。ぜひチェックを。



Ovall, Up Dharma Down / Transcend – feat. Armi

Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるバンド・プロジェクト、Ovall (オーバル)。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年2月にリリースされたシングル「Stargazer」に次ぐ新作となった本楽曲。ゲストとして、フィリピンの最重要バンドの1つとして知られる、UDD(Up Dharma Down)のボーカル / キーボード、Armi Millare(アルミ・ミラレ)をフィーチャーしており、海を超えたコラボ・シングルとなっています。

両者は、2018年に開催された都市型フェス「SYNCHRONICITY」での出会いから意気投合。今年4月に開催されたライブ・イベント「SYNCHRONICITY’19 Pre-Party!! ~Ovall×bonobos×UDD~」で共演し、SNSなどでも親交を深めているなか、楽曲を通じた初のコラボが実現されました。

さらに、今年の年末に向けてフィリピンでの対バン・イベントも計画中とのこと。そして現在、Ovallはニュー・アルバムの制作に向けて始動しており、引き続き続報を待ちたいところです。



SiR / Hair Down (feat. Kendrick Lamar)

カリフォルニア州イングルウッド出身のシンガーソングライター / プロデューサー、SiR(サー)。08/30(Fri)にリリースが期待される待望のニュー・アルバム『Chasing Summer』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたアルバム『November』以来となる、およそ1年半ぶりの新作に。同年には、Masego(マセーゴ)「Old Age」、NAO(ネイオ)「Make It Out Alive」などの楽曲にフィーチャーされ、所属レーベル〈TDE〉のアーティストが集結した北米ツアーにも同行するなど、多岐にわたる活動を展開しています。

本楽曲はレーベルメイトである、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)との初のコラボ曲に。昨年の北米ツアーで、SiR自身が自信を保つことに苦労していたという当時の状況をリリックの一節に反映しており、自信を持って自由になりたいということを表現する「ヘアダウン(髪を下ろす)」で乗り越えたことも明かしています

加えて、本楽曲のリリース直前にはレーベル〈RCA Records〉との契約も発表。レーベルメイトである、SZA(シザ)の成功を再現するかのようなディールの動きを見せており、本楽曲のMVが公開されたほか、ニュー・アルバムのさらなる詳細に注目が集まります。



CIRRRCLE, FLANNEL ALBERT, LATE LEE / Talkin to Watashi

東京 / ロサンゼルスを拠点に活動する国際派ヒップホップ・クルー、CIRRRCLE。08/07(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

今年1月には自身初のリミックス「Petty (Remix) feat. MRSHLL」を公開したほか、毎月新曲をリリースするプロジェクト「HAPPY Wednesdays」を通じてシングル「Too Fragile」「Mental Health」「Love Me Baby Always」「In The Sky」をドロップ。今年4月に開催されたライブ・イベント「Red Bull Music Festival Tokyo and 88rising present:Japan Rising」や、LA「Bootleg Theatre」で行われたイベントへの出演など、国境を超えた独自の活動が続いています。

リミックス以外では初となる海外アーティストとのコラボ・シングルとなった本楽曲。LAを拠点に活動している、FLANNEL ALBERT(フラネル・アルバート)、LATE LEE(レイトリー)をフィーチャーしており、LAでのライブ出演をきっかけに今回のコラボに繋がった模様です。

そして直近では、08/20(Tue)に開催されるイベント「BLACK BASS presents “PIER” at WWW」への出演が決定。さらなる海外コラボ・シリーズの続編にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/11付)、Ariana Grande, Social House / King Gnu / Angel Olsen / Tohji

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Ariana Grande / boyfriend (with Social House)

現在ワールド・ツアー真っ只中のシンガーソングライター、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)。08/02(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

本楽曲でコラボしている、Social House(ソーシャル・ハウス)は、米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のMichael Foster(マイケル・フォスター)、Charles Anderson(チャールズ・アンダーソン)から成るデュオ。現在はLAを拠点に活動しており、Lil Yachty(リル・ヨッティ)をフィーチャーしたデビュー・シングル「Magic in the Hamptons」(2018年)で大きな話題を集めました。

2人は、Arianaの代表曲となったシングル「thank u, next」「7 rings」の作詞作曲およびプロデュースを手がけ、彼女の最新アルバム『thank u, next』に参加したことでも知られており、制作当時にお互い意気投合したことから今回のコラボに至った模様です。

Ariana本人のツイートリリックから伺えるように本楽曲は、傷つくことを恐れて彼氏彼女の関係を避けながらも、隠しきれないときめきや高揚感を表現。「あなたは私のボーイフレンドではないし、私はあなたのガールフレンドではないけど、あなたに私以外の女の子を触ってほしくない」と歌いつつ、MVで展開されているボーイフレンド(Michael Foster)との激しい嫉妬や駆け引きが話題となっています。

そして08/09(Fri)には、Social Houseにとって初のEP『Everything Changed…』をリリースしており、本楽曲「boyfriend」も収録。先日開催された都市型フェス「Lollapalooza」でのArianaのステージや、現在行われている彼女のワールド・ツアーにサポート・アクトとして参加するなど、今後のさらなるブレイクや関係性にも注目が集まります。



King Gnu / 飛行艇

怒涛の快進撃を続けるトーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル・バンド、King Gnu(キング・ヌー)。08/09(Fri)に配信リリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

大坂なおみ選手が出演しているANAの国内版TVCM「ひとには翼がある」篇のCMソングとして書き下ろしされた本楽曲。07/21(Sun)からCM放送が開始されたのち、ニッポン放送「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0 (ZERO)」(07/25深夜放送回)で初のフル尺オンエアされました。

バンド屈指のロック・アンセムとなった「飛行艇」ですが、常田のインスタグラムによれば、自身の人生のバイブルという「紅の豚」へのリスペクトを込めている模様。ジャケットは、1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』のアートワークを担当したデザイナー・Makoto Arai(PERIMETRON)が手がけています。

また、先日開催された国内最大級の野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に初出場を果たし、「飛行艇」のライブ初披露を含めた全9曲をプレイ。さらに10月から開催される今年2度目の全国ツアーのファンクラブ先行抽選受付もスタート。初の日比谷野外大音楽堂(東京)公演や全国のZepp会場を巡る合計13公演が予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。



Angel Olsen / All Mirrors

米ミズーリ州セントルイス出身、現在はノースカロライナ州アッシュビルを拠点に活動しているシンガーソングライター、Angel Olsen(エンジェル・オルセン)。10/04(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『All Mirrors』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた3thアルバム『My Woman』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2017年にはデモ音源やカバーなどのレア・トラックをまとめたコンピレーション・アルバム『Phases』を公開したほか、Jeff Ament(ジェフ・アメン)「Safe in the Car」(2018年)、Mark Ronson(マーク・ロンソン)「True Blue」(2019年)でフィーチャーされるなど、コラボ・ワークを含む独自の活動を続けてきました。

本アルバムにはプロデューサーとして、Michael Harris(マイケル・ハリス)、John Congleton(ジョン・コングルトン)が参加しているほか、アレンジャーとして、Jherek Bischoff(ジェリク・ビショフ)、Ben Babbitt(ベン・バビット)に加えて、14人編成のオーケストラも招致。また制作当初は、ソロ・テイクとフルバンド・テイクの2バージョンを収録したダブル・アルバムというアイディアのもと進められたとのこと。その後、最終的には全11曲のアルバムに収められ、彼女自身「これほどの変化を受け入れたことは無かった」と語るほど冒険的な作品となっている模様です。

そして、アルバムのタイトル・トラックである本楽曲「All Mirrors」のMVが先日から公開。迷宮のなかに迷い込んだ彼女が鏡のなかにいる自身の内面と対峙するストーリーが展開されており、あわせてぜひチェックを。



Tohji / mamasaidloveme

都内のユースから熱狂的支持を集め、ボーダーレスな存在感を放っているラッパー・Tohji。08/07(Wed)にリリースされた注目の1stミックステープ『angel』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ヒップホップ・コレクティブ「Mall Boyz」のメンバーとしても活躍し、2018年末にリリースされたEP『Mall Tape』が各所話題に。ソロとしてシングル「I’m a godzilla duh」(2017年)や、EP『1996』(2017年)、EP『9.97』(2018年)などを公開するなか、今年3月に開催した主催イベント「Platina Ade」で大きな熱狂を生んだことでも注目を集めました。

本ミックステープは、穢れのない天使像とは異なる、時代の閉塞感を絶ち切る希望の象徴としての「angel」を表現。クレジットには、KOHH、BAD HOPなどに楽曲提供を行っているビートメイカー・MURVSAKI、ロンドン出身のトッププロデューサー・Zeph Ellis(ゼフ・エリス)に加えて、Keith Ape(キース・エイプ)「It G Ma」にフィーチャリングされたことで世界的注目を集め、今年およそ6年ぶりのニュー・アルバム『Gradation』でメジャー・デビューも果たしたラッパー、Lootaが客演参加しています。

アートワークは、Post Malone(ポスト・マローン)、Rejjie Snow(レジー・スノウ)を手がけるロシア出身のアートディレクター・Anton Reva(アントン・レバ)が担当。そして本ミックステープから合計4本のMVが公開予定となっているなか、収録曲「HI-CHEW」のMVが先日から公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/04付)、Chance the Rapper, Smino / Night Tempo, Anri / HAIM / WONK

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Chance the Rapper, Smino / Eternal

米シカゴ出身のラッパー、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)。07/26(Fri)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『The Big Day』の収録曲が、チャートにランクインされました。

これまで3枚のミックステープ『10 Day』(2012年)『Acid Rap』(2013年)『Coloring Book』(2016年)をフリー公開し、2017年にはグラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞を含む3部門を受賞。特定のレーベルに所属せず「音楽を販売しない」ことで独自の活動を続けるなか、キャリア初となるデビュー・アルバムがいよいよリリースされました。

本人のツイートによれば、本アルバムは長年のガールフレンド、Kirsten Corley(カーステン・コーリー)と今年3月に挙げた結婚式にインスパイアされている模様。豪華ゲスト陣には、Death Cab for Cutie(デス・キャブ・フォー・キューティー)のフロントマン、Ben Gibbard(ベンジャミン・ギバード)に、John Legend(ジョン・レジェンド)、DaBaby(ダベイビー)、En Vogue(アン・ヴォーグ)、Taylor Bennett(テイラー・ベネット)、Francis and the Lights(フランシス・アンド・ザ・ライツ)、Knox Fortune(ノックス・フォーチュン)、Gucci Mane(グッチ・メイン)、Randy Newman(ランディ・ニューマン)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、SWV(エスダブリュヴイ)、Shawn Mendes(ショーン・メンデス)、Justin Vernon(ジャスティン・バーノン)などなど、多くのアーティストが招致されています。

なかでも同郷出身のラッパー、Smino(スミノ)を迎えた「Eternal」は、ChanceとKirstenの間柄のごとく永遠に続く関係性について歌っており、浮気を繰り返す人には永遠に手に入れられないということをリリックで示しています。全22曲、およそ77分強の大作となった本アルバムは、人種やジャンルを越えた多くのコラボと幸福なバイブスに満ち溢れたダンサブルな内容となっており、未聴のリスナーはぜひチェックを。



Night Tempo, Anri / Remember Summer Days (Night Tempo Showa Groove Mix)

韓国出身のプロデューサー / DJ、Night Tempo(ナイトテンポ)。07/24(Wed)にリリースされた注目の作品集『杏里 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2016年に公開した「Plastic Love (Night Tempo 100% Pure Remastered)」が、再生回数850万回を超える大ヒットを記録するなど、世界的なシティポップ・ムーブメントの中心人物として人気を集めている、Night Tempo。70-80年代の昭和歌謡やアイドルソングのリスナーならびに生粋のカセットテープ収集家としても知られ、当時のサウンドを現代のダンス・ミュージックにアップデートした「フューチャー・ファンク」と称されるサウンドを通じて、国内外で活躍の幅を広げています。

今作は、シティポップ・シーンの代表格の1人である杏里の楽曲をアレンジした作品集に。「Remember Summer Days」「Lady Sunshine」「Love Is A Two Way Street」「Groove A Go Go」全4曲のリエディットが収録されており、シングルのB面やアルバム収録曲など隠れた名曲中心にセレクトされています。また、今年4月にリリースされた作品集『Wink – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』に続き、ジャケット・アートワークは、Night Tempoとタッグを組んで活動している韓国のレトロ・ペインティング・アーティスト、tree 13が手掛けています。

本作品集について、Night Tempoは「City Pop、Future Funk、“世界の重要人物=杏里”さんの素敵な夏のアンセムでオフィシャル・昭和グルーヴを作ることができて、感激しました。“僕の神=角松敏生”さんがプロデュースした『Remember Summer Days』『Lady Sunshine』と、隠れた名曲『Groove A Go Go』『Love Is A Two Way Street』まで!最高な夏です」とコメント。先日開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」では2度に渡る深夜のステージングを披露し、それぞれ趣向を凝らした抜群のDJプレイが話題に。今後のさらなる動向にも注目が集まります。



HAIM / Summer Girl

LA出身の3姉妹バンド、HAIM(ハイム)。07/31(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Something to Tell You』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年には、Twin Shadow(ツイン・シャドウ)「Saturdays」にフィーチャーされたほか、今年いよいよリリースされた、Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)の新作にメンバーのDanielle Haim(ダニエル・ハイム)が参加するなど、さまざまなコラボが続いていました。

Lou Reed(ルー・リード)「Walk On The Wild Side」にインスパイアされたという本楽曲「Summer Girl」について、メンバーのDanielle曰く「私のパートナーが癌になったのが分かった時にこの曲を作り始めたの。私はツアーに出ていて、ポジティブなエネルギーをテレパシーのように送りたかった。ショウの合間に家に戻るときはいつでも彼の太陽になりたかった。彼が沈んでいる時は夏のように、彼が絶望している時は希望になりたかったの」とコメント(なお、現在の容体は安定している模様)。

そしてリリースと同時に公開されたMVは、世界三大映画祭すべての監督賞を受賞した世界的映画監督、Paul Thomas Anderson(ポール・トーマス・アンダーソン)が担当。過去にも「Right Now」「Little of Your Love」「Night So Long」などのMVやライブ映像を手がけており、HAIM3姉妹の母親が小学校時代の彼の先生だったことや、同じ通りに住んでいた縁がかねてからある模様です。あわせてぜひチェックを。



WONK / Sweeter, More Bitter

東京を拠点に活動しているエクスペリメンタル・ソウル・バンド、WONK。07/31(Wed)にリリースされた待望のニュー・EP『Moon Dance』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた2ndツインアルバム『Castor』『Pollux』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年にはリミックス・アルバム『GEMINI FLIP COUTURE #1』ならびに、The Internet(ジ・インターネット)「La Di Da」オフィシャル・カバーを公開。これまでに、堀込泰行、土岐麻子、m-flo、唾奇、IO、呂布、冨田ラボ、King Gnuといった多くのアーティストに楽曲提供・リミックス、演奏参加するなど各メンバーの活動も注目を集めています。

本EPには、今年5月末にリリースされたシングル「Orange Mug」を含む全5曲が収録されており、バンドのリーダーである荒田洸は「これまでのWONK作品で最もコンセプチュアルな作品であり、今作は1つのストーリーの序章的な立ち位置になっています。楽曲内容はもちろん、歌詞やアートワークのひとつひとつにも意味を込めたので、皆さんの自由な解釈で楽しんで欲しいです」とコメント。ジャケット、アーティスト・ビジュアルはかねてから親交の深いクリエイティブ・レーベル「PERIMETRON」が担当しています。

そして、08/09(Fri)の東京公演を皮切りに全国5都市を巡る本作のリリース・ツアーが予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/28付)、Beyoncé, JAY-Z, Childish Gambino / Ryugo Ishida / Charli XCX, Christine and the Queens / BIM, STUTS, RYO-Z

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Beyoncé, JAY-Z, Childish Gambino / MOOD 4 EVA

今年8月に日本公開されるディズニー映画最新作「ライオン・キング」。07/19(Fri)にリリースされた、同映画のインスパイアード・アルバム『The Lion King:The Gift』の収録曲が、チャートにランクインされました。

今回のアルバムは、同映画に声優として参加している、Beyoncé(ビヨンセ)がキュレーション・プロデュースを担当。映画へのトリビュートならびにアフリカン・ミュージックに対する敬意を称えた「アフリカへのラヴ・レター」を意味する作品となっており、彼女と親交のあるアーティストやアフリカン・アーティストが多く参加している模様です。

ゲストには、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、 Tierra Whack(ティエラ・ワック)、Moses Boyd(モーゼス・ボイド)、Syd(シド)、Labrinth(ラビリンス)など多数参加。なかでも本楽曲は、2000年代を代表するプロデューサー・Just Blaze(ジャスト・ブレイズ)に加えて、DJ Khaled(キャレド)がプロデュースを担当しており、イントロには、Oumou Sangaré(アウマウ・サンガレ)「Diaraby Nene」が一部サンプリングされています。

また、Beyoncéは「みんなにこのストーリーの中で自身のストーリーをリンクさせてもらいたかったの。すべての楽曲は、この映画の内容に沿ったものとなっていて、自身のイマジネーションを膨らませてもらえるものになると思うわ。素晴らしいアーティスト陣に参加してもらっただけでなく、最高のアフリカン・プロデューサーにも参加してもらったわ。信頼と心が大切だったの」(一部抜粋)とコメント。さらに先日から収録曲「Spirit」「Bigger」のMVが公開されており、未聴のリスナーはあわせてチェックを。



Ryugo Ishida / ICE

ゆるふわギャングとしての活動でも知られるラッパー、Ryugo Ishida。現在制作中という、日本発のブランド「BlackEyePatch」とのコラボ・ミックステープ『TAPE TAPE』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

ユニット名義としては、カナダ出身の人気プロデューサー / DJ・Ryan Hemsworth(ライアン・ヘムズワース)とのジョイント・アルバム『CIRCUS CIRCUS』を昨年リリース。その後アジア・ツアーを成功させ、ロンドンでは「Boiler Room」「NTS Radio」「Keep Hush」などに出演し、海外での活動も精力的に展開している模様です。

今回のコラボの背景には、一昨年「Opening Celemony(表参道)」で開催されていた「BlackEyePatch」ポップアップ・ストアでのライブ出演をきっかけに両者の交流が開始。昨年秋ごろに「BlackEyePatch」から、Ryugo Ishidaにコラボ・オファーがあったことから、本ミックステープの制作が始まったとのことです。

またソロ名義としては、2016年にリリースされたソロ・アルバム「EverydayIsFlyday」以来となる、およそ3年ぶりの新作に。リード・シングル「ICE」は、同郷出身でユニット結成前からプロデュースを担当している、Automaticに加えて、ミックスはエンジニアならびにソロ・アーティストとして活躍する、D.O.I.が担当しています。

そして現在、NYにある「Opening Celemony」で同ブランドのポップアップ・ストア「YURUFUWA GANG」が開催。写真家・篠山紀信が撮影したゆるふわギャングのポスターがNY一帯に貼り出されているなか、今後のさらなる続報にも注目が集まります。



Charli XCX, Christine and the Queens / Gone

次世代のポップ・アイコン、Charli XCX(チャーリー・エックス・シー・エックス)。09/13(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Charli』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされた2ndアルバム『Sucker』以来となる、およそ5年ぶりのアルバムに。2017年には、EP『Number 1 Angel』ならびに『Pop 2』を連続リリース。2018年には、Camila Cabello(カミラ・カベロ)とともに、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)のワールド・ツアーにサポート・アクトとして参加したことでも話題となりました。

気になるニュー・アルバムには、Troye Sivan(トロイ・シヴァン)とのコラボ・シングル「1999」や、Lizzo(リゾ)をフィーチャーした「Blame It on Your Love」など全15曲が収録予定。ゲストとして、Sky Ferreira(スカイ・フェレイラ)、Kim Petras(キム・ペトラス)、Tommy Cash(トミー・キャッシュ)、Haim(ハイム)、Cupcakke(カップケーキ)、Clairo(クライロ)、Yaeji(イエジ)など、過去にコラボした相手などを含め、引き続き多くのシンガーやラッパーを招致している模様です。

なかでも、Christine and the Queens(クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ)をフィーチャーした本楽曲について、Charli本人のインスタグラムを通じて「この歌は、たくさんの人々に囲まれていても1人で孤立しているような気分させる状況についての歌なの」(一部抜粋)とコメント。すでに、今年5月にスペインで開催された音楽フェス「Primavera Sound」で初披露されており、ダンサブルかつ相性抜群のパフォーマンスに注目が集まりました。そんな2人が出演した本楽曲のMVも先日から公開されており、ニュー・アルバムの続報を待ちつつあわせてチェックを。



BIM, STUTS, RYO-Z / マジックアワー

BIM、STUTS、RYO-Zによる注目のコラボ・シングルがリリース。07/19(Fri)に公開された本楽曲が、チャートにランクインされました。

今回のコラボ・シングルは、「UCC上島珈琲株式会社」のロングセラー商品「UCC BLACK無糖」とアルコールを組み合わせた新しい飲み方「ブラックボール」を広めるプロジェクトの一環として、スペースシャワーTVが企画制作したもの。缶コーヒーとしての従来の飲用スタイルだけではない意外な組み合わせを楽しむというコンセプトのもと、本楽曲で3組の初コラボが実現されました。

すでにリスナーのあいだで話題になっている通り、BIMのバースには、RIP SLYME「One」「マタ逢ウ日マデ」リリックの一節を引用。一方、RYO-Zのバースでは「熱帯夜」のネームドロップに加えて、スチャダラパー「サマージャム’95」でお馴染みのパンチラインが引用されており、これからの季節にぴったりなサマーチューンとなっています。

さらに、STUTS本人のツイートによると、仰木亮彦(Gt)、Maya Hatch(Cho)がトラックに参加しているとのこと。そして今回のコラボを記念した、抽選400名の無料招待スペシャル・イベント「BLACK BALL NIGHT supported by UCC BLACK無糖」が、08/07(Wed)WWW Xにて開催決定。本楽曲「マジックアワー」の初披露も予定されており、応募詳細についてイベント特設ページでぜひ確認してみよう。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/21付)、Billie Eilish, Justin Bieber / FNCY / Post Malone, Young Thug / MIYACHI

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Billie Eilish / bad guy (with Justin Bieber)

2001年生まれ、世界的に大きな注目を集めるアーティスト、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)。07/12(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

デビュー・アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』の人気曲「bad guy」リミックスであり、コラボ相手として、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)をフィーチャーを本楽曲。12歳のころから、Justinのファンかつ初恋の相手であることも公言していた彼女ですが、今年4月に開催された全米最大級の音楽フェス「Coachella」(コーチェラ)では念願の初対面が実現。ステージでは、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)のショウを繰り広げられるなか、客席エリアでハグし合う2人の姿がSNSを通じて世界的な話題となりました。

本楽曲では2バース目をJustinがソロで歌いつつ、イントロや後半のコーラス・パートでは2人によるデュエットが展開。イケてる「ワルい男」を歌った本楽曲ですが、長年トップを走り続けるだけでなく、絶え間ない誹謗中傷やゴシップから自身を救おうと努力するJustinに対して、彼女なりの最大限のリスペクトとエールを感じさせるコラボとなっています。

またカバー・アートワークには、Justinのポスターを部屋中に貼っている幼少期の彼女のスナップ写真がそのままピックアップ。何者でもなかった当時からの夢が叶った彼女ですが、まだ実現していないステージ上での共演にも期待が高まります。



FNCY / FNCY CLOTHES

ZEN-LA-ROCK、鎮座DOPENESS、G.RINAによるユニット、FNCY。07/10(Wed)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『FNCY』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2017年にリリースされた、ZEN-LA-ROCK「SEVENTH HEAVEN feat.鎮座DOPENESS & G.RINA」の反響を受けて、2018年から本格的に活動をスタートさせた、FNCY。同年にシングル「AOI夜」「silky」をリリースし、今年に入ってからは「今夜はmedicine」「DRVN’」などを発表。リリースと同時に公開されていた、スタジオ石(Mr.麿)が手がける各MVも話題となるなか、いよいよデビュー・アルバムの全貌が明らかとなりました。

アルバムには、これまでリリースされたリード・シングルやユニット結成のきっかけにもなった、ZEN-LA-ROCK「SEVENTH HEAVEN」(2017年)のリミックスなどを含めた、全11曲が収録。アルバム・リリースに合わせて公開された「FNCY CLOTHES」のMVでは、高層ビルのヘリポートで撮影された壮大なパノラマ映像や数十点にも及ぶ華麗な衣装チェンジを展開。オランダ・アムステルダムを拠点に活躍しているモダンディスコ・プロデューサー、Midas Hutch(マイダス・ハッチ)が手がけるトラックを乗りこなしながら、それぞれのスタイルでファッションを着こなす3人の姿が印象的です。

そしてアルバム・リリース当日には、渋谷モディにてリリース・ライブを開催。会場に訪れた数百人の観客に加えて、LINE LIVE配信を含めて述べ1万人以上のファンがライブを体感。先日、FNMNLで公開されたインタビューでは、グループの成り立ちやデビュー・アルバムの制作背景などが語られており、あわせてぜひチェックを。



Post Malone / Goodbyes (Feat. Young Thug)

米ニューヨーク州シラキュース出身のロックスター、Post Malone(ポスト・マローン)。07/05(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、昨年末にリリースされた「Wow.」以来となる、およそ7ヶ月ぶりの新作に。正式なアナウンスはないものの、昨年の2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』に次ぐニュー・アルバムのリリースがリスナーのあいだで噂されており、本楽曲は新作からのリード・シングルと期待されている模様です。

そんななか、Young Thug(ヤング・サグ)との初コラボとなった本楽曲。リリックではガールフレンドについての悩みや別れを願う様子を歌っており、1バース目の冒頭ではPostyが尊敬する、Kurt Cobain(カート・コバーン)を引用した「俺とカートは同じ気持ちだ、キツすぎるプレッシャーは痛みになる」というパンチラインを投下。一方、Thugのバースではそれでも関係のヨリを戻そうとする様子が描写されており、前半と後半でPostyの心の揺れを感じさせます。

そして公開されたMVでは、ゾンビとなって蘇ったPostyがガールフレンドと向き合う姿が描写されており、さながらホラー映画のようなストーリーを展開。あわせてぜひチェックを。



MIYACHI / MESSIN feat. Jay Park and Bryce Hase

NYマンハッタン出身のラッパー、MIYACHI。07/03(Wed)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『WAKARIMASEN』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2017年にYouTubeを通じて公開された、Migos「Bad and Boujee」のビートジャック曲「BAD & ブジ」が瞬く間に広がり、英語と日本語を自在に操る姿が話題に。その後リリースされた、「英語わかりません 英語わかりません」と中毒性の高いパンチラインを繰り返すシングル「Wakarimasen」は「Spotify バイラルトップ50(日本)」1位を記録。2018年には、RADWIMPS「TIE TONGUE feat.Miyachi, Tabu Zombie」、ANARCHY「Run It Up feat. MIYACHI」などを筆頭に多くのコラボを果たし、確かなラップ・スキルやユニークなワードセンスを通じて多くの注目を集めてきました。

デビュー・アルバムには、レーベル〈Roc Nation〉に所属しているアジアを代表するラッパー・Jay Park(ジェイ・パーク)や、現在16歳のシンガー・Bryce Haseなどをフィーチャー。プロデューサーには、0445c、Big Banana、Brandon Kornなどが参加しており、MIYACHI本人のオファー中心に集結している模様です。

そしてジャケット・アートワークには、人気アーティスト・JUN INAGAWAが担当。今年7月から全国6カ所を巡る今作のリリース・ツアーが予定されており、お近くのファンはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/14付)、Blood Orange, Toro y Moi / 中村佳穂 / Jaden, Willow / 君島大空

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Blood Orange, Toro y Moi / Dark & Handsome

英エセックス出身のシンガーソングライター / プロデューサー、Dev Hynes(デヴ・ハインズ)によるソロ・プロジェクト、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)。07/12(Fri)にリリースされた注目のミックステープ『Angel’s Pulse』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされたアルバム『Negro Swan』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。07/08(Mon)に突如としてリリース予告がアナウンスされ、同時に発表された声明文によれば、何年も前から友人に渡したりストリートで配布するような未公開ミックステープを定期的に制作しており、今回リリースした本ミックステープは、前作『Negro Swan』のエピローグとして制作されたとのこと。

楽器演奏、プロデュース、ミックスに至るまで全てセルフ・プロデュースで手がけたという本作には、Arca(アルカ)、Benny Revival(ベニー・リバイバル)、Gangsta Boo(ギャングスタ・ブー)、Ian Isiah(イアン・イザイア)、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)のメンバーであるJoba(ジョバ)に加えて、Justine Skye(ジャスティン・スカイ)、Kelsey Lu(ケルシー・ルー)、Project Pat(プロジェクト・パット)、 Tinashe(ティナーシェ)、Toro y Moi(トロ・イ・モワ)など、多くのゲストが参加。

なかでも収録曲「Dark & Handsome」では、リリックの一節に昨年オーバードーズで亡くなったラッパー・Mac Miller(マック・ミラー)へのリスペクトを表明。以前リリースした「Smoke – Remix」に続き、Macとの友情がリリックに反映されている模様です。本ミックステープのトレーラー映像とあわせて、ぜひチェックを。



中村佳穂 / LINDY

京都出身のシンガーソングライター、中村佳穂。07/03(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年を代表する名盤として各所で大きな注目を集めたアルバム『AINOU』以来となる、およそ8ヶ月ぶりの新作に。同アルバムは、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が設立した音楽賞「APPLE VINEGAR -Music Award- 2019」大賞を受賞し、その後に公開された、ロンドン在住の映像作家 / アニメーター・Sivan Kidron(シヴァン・キドロン)が手がけた「きっとね!」の全編アニメーションMVも話題となりました。

本シングルには、中村佳穂BANDのメンバーで名古屋発のバンド、レミ街の荒木正比呂(Key)、深谷雄一(Dr)に加えて、以前から中村が共作を望んでいたという馬喰町バンドの武徹太郎(G, エレキ六線, トリフォン)、織田洋介(Cb)が演奏メンバーとして参加。J-WAVE「SONAR MUSIC」(07/02放送回)で公開された中村本人のインタビューでは「簡単に言うと、パソコンを駆使して音楽を作る人たちと、一から楽器を作るというタイプの人たちが一緒にやったらおもしろいんじゃないか、と私が思い出したのがきっかけです。」(一部抜粋)と、制作背景についてコメントしていました。

そして、06/26(Wed)には蓮沼執太とのコラボ・シングル「CHANCE feat. 中村佳穂」がリリース。今月末に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL’19」へ両者ともに出演決定しており、新曲のパフォーマンスが期待されます。



Jaden, Willow / Summertime In Paris

米カリフォルニア州マリブ出身のラッパー、Jaden Smith(ジェイデン・スミス)。07/05(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『ERYS』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年に自身のレーベル〈MSFTS Music / Roc Nation〉を通じてリリースされたデビュー・アルバム『SYRE』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。今年4月に開催された「Coachella 2019」のステージでは、実父・Will Smith(ウィル・スミス)ならびに、実妹・WIllow Smith(ウィロー・スミス)との家族共演が話題となるなか、同時期よりステージネームを「Jaden Smith」から「Jaden」に変更。その直後に公開された3曲入りのEP『ERYS IS COMING』を経て、本アルバムの全貌が明らかとなりました。

前作『SYRE』の逆スペルとなっている本アルバム『ERYS』は、荒廃したLAを舞台に、ピンクがトレードマークのオルターエゴ(ERYS)が主人公のコンセプト・アルバムとのこと。A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、Kid Cudi(キッド・カティ)、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)、WIllow Smith(ウィロー・スミス)などをフィーチャーし、Lido(リド)を含む多くのプロデューサーがアルバムに参加しています。

なかでも兄妹共演となった収録曲「Summertime in Paris」では、タイトル通りひと夏の恋模様について歌われており、後半のブリッジ部分(03:22から)には中国出身の人気ラッパー、Wu Yi Fan(吴亦凡)が参加しています。今年6月に披露された、米人気トーク番組「TheEllenShow」での同曲のパフォーマンスも話題となっており、未視聴のリスナーはあわせてチェックを。



君島大空 / 散瞳

1995年生まれの音楽家、君島大空。07/05(Fri)にリリースされた注目のニューシングルが、チャートにランクインされました。

2014年からギタリストとして活動を本格化させ、その後よりSoundCloudを通じてオリジナル曲を公開。作詞、作曲、編曲、演奏、歌唱に至るまで全てセルフプロデュースで手がけ、多重録音によって制作された独自のサウンドで注目を集めていました。多くのギター・サポートや楽曲提供を続けるなか、2017年には霞翔太監督作「離れても離れてもまだ眠ることを知らない」の劇中音楽を担当。今年3月には、待望の1st EP『午後の反射光』をリリースしました。

本シングルには、夏を感じさせる爽快なファンク・チューン「散瞳」に加えて、若き天才ドラマーの石若駿が参加した壮大なバラード「花曇」の2曲が収録。また前作「遠視のコントラルト」に引き続き、映像作家 / 写真家として多方面で活躍する松永つぐみが監督を務めた「散瞳」のMVも公開されており、映像にはダンサーの有希が出演しています。

そして今月7月に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」(ROOKIE A GO-GO)への出演がアナウンスされており、今後さらなる注目が期待されます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(07/07付)、Thom Yorke / VIDEOTAPEMUSIC, 高城晶平 / Freddie Gibbs & Madlib / kiki vivi lily

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Thom Yorke / Traffic

Radiohead(レディオヘッド)のフロントマンとしてもお馴染み、Thom Yorke(トム・ヨーク)。06/27(Thu)にリリースされた待望のニュー・アルバム『ANIMA』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされた2ndソロ・アルバム『Tomorrow’s Modern Boxes』以来となる、およそ5年ぶりの新作に。2018年にはキャリア初の映画音楽監督として傑作ホラー映画のリメイク版「サスペリア」のサウンドトラックを手がけ、収録曲「Suspirium」は第91回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされました。今年6月中旬ごろ、ロンドン、ミラノ、東京の各地に突如掲載された謎のスタートアップ企業「Anima Technologies」による告知広告で本作の世界観を紡ぎ出していたなか、さまざまな憶測のもとその全貌が明らかとなりました。

アルバム全曲のソングライティングはThom本人が手がけ、プロデューサーは長年の制作パートナーである、Nigel Godrich(ナイジェル・ゴッドリッチ)が担当。Radioheadのドラマー、Phil Selway(フィル・セルウェイ)や、Atoms for Peace(アトムス・フォー・ピース)のドラマー、Joey Waronker(ジョーイ・ワロンカー)が参加しており、アンチ・ミュージックというコンセプトのもと短期間で制作されたとのこと。

「Beats 1」のレギュラーDJ、Zane Lowe(ゼイン・ロウ)とのインタビューによれば、アルバム・タイトル『ANIMA』はユング心理学のアニマ(男性の夢あるいは無意識下に内在する女性像)に由来しており、不安やディストピアを伴った強迫観念からインスピレーションを受けている模様です。

そしてアルバム・リリースにあわせて、名匠・Paul Thomas Anderson(ポール・トーマス・アンダーソン)が手がけた短編映画「ANIMA」が、Netflix限定公開されており、約13分に渡ってアルバムの世界観が展開。あわせてぜひチェックを。



VIDEOTAPEMUSIC / PINBALL (feat. 高城晶平)

東京を拠点に活動しているミュージシャン、VIDEOTAPEMUSIC。07/24(Wed)にリリースされる待望のニュー・アルバム『The Secret Life Of VIDEOTAPEMUSIC』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた3rdアルバム『ON THE AIR』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年には仏レーベル〈180g〉から初のベスト・アルバム『Souvenir』をリリースし、台湾、タイ、韓国や国内各地でライブを展開。映像作家としても、cero「魚の骨 鳥の羽根」、TENDRE「SIGN」、思い出野郎Aチーム「楽しく暮らそう」のMVを監督し、昨年8月に横浜アリーナで開催されたクレイジーケンバンドの20周年ライブでVJを担当するなど、幅広い活動を続けています。

今回のニュー・アルバム『The Secret Life Of VIDEOTAPEMUSIC』は、多くの豪華ゲストが参加した初の「歌モノ」アルバムに。ゲスト・ボーカルとして、横山剣(クレイジーケンバンド)、高城晶平(cero)、折坂悠太、ロボ宙、mmm、カベヤシュウト(odd eyes)、キム・ナウン(ex. Parasol / 韓国)、Mellow Fellow(フィリピン)、周穆(Murky Ghost / 台湾)など国内外から招致。演奏やコーラスには、潮田雄一、松井泉、エマーソン北村、Dorian、TUCKER、鶴岡龍、角銅真実、光永渉、武嶋聡、icchie(YOSSY LITTLE NOISE WEAVER)、長岡智顕(思い出野郎Aチーム)が参加しているとのこと。

そして今年8月には、アルバム・リリースを記念した東名阪ツアーの開催が決定。トレーラー映像とあわせて、ぜひチェックを。



Freddie Gibbs & Madlib / Palmolive feat. Pusha T. & Killer Mike

米カリフォルニア州サンフランシスコで結成された、ラッパー・Freddie Gibbs(フレディ・ギブス)と、プロデューサー・Madlib(マッドリブ)によるコラボ・ユニット、MadGibbs(マッドギブス)。06/28(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Bandana』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされた1stアルバム『Piñata』以来となる、およそ5年ぶりの新作に。2016年に開催された「Red Bull Music Academy」に出席したMadlibから本アルバムの制作がすでにアナウンスされており、当時のコメントによれば、Kanye West(カニエ・ウェスト)「The Life of Pablo」(2016年)のコンペディションで不採用となったビートが本アルバムに多く取り入れられている模様です(なお、当時採用されたのは「No More Parties in LA」のビートのみだった)。

ゲスト・ラッパーとして、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)、Black Thought(ブラック・ソート)、Killer Mike(キラー・マイク)、Pusha T(プシャ・T)、Yasiin Bey(ヤシーン・ベイ)などをフィーチャー。なかでもアルバム随所に、音声合成ソフト「VoiceText SHOW」と思われるボイスサンプルが複数挿入されており、テレビ東京系「モヤモヤさまぁ~ず2」のナレーター「ショウ君」が、FワードならびにBワードを流暢に発しているように聞こえる様子が、日本人リスナーのあいだで一部話題に上っている模様です。

一方では、Madlib本人のツイートによれば本アルバムのビートは全て、自身のiPadのみで制作したことを公言しており、多くのファンのあいだで驚きの反応が。そして今年5月の時点で、本作『Bandana』がアルバム3部作のうちの第2弾であることをアナウンスしており、MadGibbsのさらなる次回作『Montana』に期待が高まります。



kiki vivi lily / Brand New

福岡県福岡市出身のシンガーソングライター、kiki vivi lily。06/26(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『vivid』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年より現名義での音楽活動を開始し、2016年にレーベル〈VYBE MUSIC〉を通じて、1st EP『LOVIN’ YOU』をリリース。その後、2017年にリリースされた、唾奇×Sweet Williamによるジョイント・アルバム『Jasmine』の収録曲「Good Enough」への参加が話題に。2018年にクリエイター集団「Pitch Odd Mansion」に加入し、今年リリースされたSUKISHAとのコラボ・シングル「Blue in Green」「Rainbow Town」を経て、いよいよニュー・アルバムの全貌が明らかとなりました。

WONK擁するレーベル〈EPISTROPH〉を通じてリリースされた本アルバム『vivid』には、日本を代表するポップ・マエストロである冨田恵一をはじめ、Sweet William、WONK、安藤康平(MELRAW)といったシーンを牽引するプロデューサー / アーティスト陣が参加。収録曲には、2012年に「ゆり花」名義で活動していたころに公開したシングル「80デニールの恋」の新アレンジ「80denier」が収録されており、2014年にはアイドル・寺嶋由芙によるカバーもリリースされていました。

また、冨田は自身がプロデュースした収録曲「Copenhagen」について「kiki vivi lilyさんのヴォーカル・スタイルは心地よいウィスパーですが、そうとは言い切れない不思議な魅力も感じています。作曲にあたってはそんな彼女の声にフォーカスしようと準備していましたが、望む曲調を伺ったところ、予想しなかった僕の過去曲名があがりました。でも、完全に予想外だったその曲のイメージと、彼女の声を丹念に結びつけてみたら、とても良い曲ができたというわけです。メロディに寄り添いながら加速するリリックのおかげで、コペンハーゲンに行きたくなります」とコメント

そして所属レーベル〈EPISTROPH〉の特設ページでは、kiki vivi lilyのオフィシャルグッズ(ロングTシャツ)の先行受注販売がスタート。受注期間は、06/04(火)24:00から在庫限りとのこと。今後、複数のグッズ展開が予定されており、気になるリスナーは忘れずにチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(06/30付)、H.E.R. / Floating Points / Michael Kiwanuka, Tom Misch / YBN Cordae, Chance the Rapper

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



H.E.R. / Racks (feat. YBN Cordae)

米カリフォルニア州ヴァレーホ出身のシンガーソングライター、H.E.R.(ハー)。06/25(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年に連続リリースされたEP『I Used to Know Her: The Prelude』『I Used To Know Her: Part 2』以来となる、およそ半年ぶりの新作に。今年に入って、Jess Glynne(ジェス・グリン)「Thursday (Remix)」への参加ならびに、米ロマンティック・コメディ映画「ハート・オブ・マン(英題:What Men Want)」への挿入歌として、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)「Think」カバーを公開。さらに、2017年にリリースされたデビュー・アルバム『H.E.R.』を通じて第61回グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀R&Bアルバム賞受賞ならびに合計5部門にノミネートされるなど世界的に大きな注目を集めています。

今回のニュー・シングルには、LAを拠点に活動している新鋭ラッパー、YBN Cordae(YBN・コーデイ)をフィーチャー。先日発表された、毎年恒例の新人ラッパー特集「XXL Freshman Class」に選出され、今年4月には大坂なおみとの2ショットも話題となった彼ですが、H.E.R.とのコラボ楽曲は今作が初とのこと。なお、先日開催された「BET Awards 2019」で反響を呼んだ「Lord Is Coming」のパフォーマンスでは、H.E.R.がチェロと歌唱を披露するなか、YBN Cordaeがラップで参加しており、2人の堂々たる存在感が放たれていました。

そしてリリックでは、お互いに愛を求めるも結局お金だけでは幸せを手に入れることができないという普遍的なメッセージを表現。これからのシーズンにぴったりなサウンドが展開され、未聴のリスナーはぜひチェックを。



Floating Points / LesAlpx

英マンチェスター出身、ロンドンを拠点に活動する作曲家 / プロデューサー / DJ、Sam Shepherd(サム・シェパード)によるソロ・プロジェクト、Floating Points(フローティング・ポインツ)。07/12(Fri)にリリースされる待望のニュー・シングル『LesAlpx / Coorabell』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2017年にリリースされた「Ratio」以来となる、およそ2年ぶりの新作に。同年には、モハーヴェ砂漠で撮影されたパフォーマンスやフィールド・レコーディングの様子を撮影したショート・フィルムに加えて、全て新曲のサウンドトラックが収録されたEP『Reflections – Mojave Desert』を公開するなど、引き続き独自のリリースで注目を集めていました。

これまで、2009年に設立した自主レーベル〈Eglo Records〉を通じて多くの作品を公開してきましたが、今回のニュー・シングル『LesAlpx / Coorabell』のリリースと同時にロンドン名門レーベル〈Ninja Tune〉との契約を発表。今作の「LesAlpx」では、2014年に世界各国のフロアを席巻したダンス・トラック「Nuits Sonores」を早期させるディープなグルーヴが展開されています。

今回のシングルについて「活動初期の作品のようなサウンドに立ち戻り始めたんだ。ファブリックやプラスティック・ピープルといったロンドンのクラブでプレイしていたトラックのようなね。そういう音楽の即効性や、ダンスフロアにいるときにリスナーが音楽の中に入り込んでしまうような感覚をとらえたかった。このトラックはすぐ完成したんだ。そのおかげで考えすぎることなく制作できた。自分自身の基本に立ち戻って、自分のスタジオの機材で楽しみながら作った紛れもない自分自身のサウンドになっている。」とコメント

そして現在、ニュー・シングル『LesAlpx / Coorabell』の12インチ・シングルの予約が絶賛受付中。気になるリスナーは忘れずにチェックを。



Michael Kiwanuka, Tom Misch / Money

ロンドン・マスウェルヒル出身のシンガーソングライター / プロデューサー、Michael Kiwanuka(マイケル・キワヌカ)。06/18(Tue)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2016年に全英チャート1位を記録した2ndアルバム『Love&Hate』以来となる、およそ3年ぶりのリリースに。同年に公開された、Netflix「ゲットダウン」のオリジナル・サウンドトラックへ参加し、2017年には、Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」カバーを公開。今年に入ってからは、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『ROMA/ローマ』のコンピレーション・アルバム『Music Inspired By The Film ROMA』ならびに、Little Simz(リトル・シムズ)『GREY Area』への楽曲参加など、多くのコラボ・ワークが続いていました。

今作には、同じくロンドン出身のミュージシャン、Tom Misch(トム・ミッシュ)をフィーチャー。2017年に公開された、Michael Kiwanuka「Cold Little Heart (Tom Misch Remix)」以来となる今回のコラボについて、Tomは「もう何年もマイケルのファンだったから、一緒に曲をやることになってとっても興奮したよ。2人とも80年代のディスコ・ミュージックが大好きだから、そういうヴァイブを入れたかったんだ。(曲作りは)とてもスムースだったし、プロデュースするのが楽しかった。マイケルのヴォーカルもヤバいくらい良かったしね。」とコメントしています。

そしてバック・コーラスには、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)、Rudimental(ルディメンタル)、Mark Ronson(マーク・ロンソン)などの楽曲に参加しているシンガーソングライター、Yebba(イエバ)が参加。相性抜群のダンス・トラックとなっており、未聴のリスナーはぜひチェックを。



YBN Cordae / Bad Idea (feat. Chance the Rapper)

米ノースカロライナ州ローリー出身、LAを拠点に活動しているラッパー、YBN Cordae(YBN・コーディ)。06/17(Mon)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

LAを拠点とするヒップホップ・コレクティブ「YBN」の一員として知られ、2018年には、YBN Nahmir(YBN・ナミール)、YBN Almighty Jay(YBN・オールマイティ・ジェイ)とのミックステープ『YBN: The Mixtape』を公開。今年リリースされたシングル「Locationships」「Have Mercy」を経て、先日発表された毎年恒例の新人ラッパー特集「XXL Freshman Class」に選出されたことでも話題に。デビュー・アルバム『The Lost Boy』の年内リリースが期待されるなか、注目のコラボ・シングルが公開されました。

Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)をフィーチャーした今作は、かつての貧しかった日々を振り返りながら「It’ll be alright」とエールを送る内容に。トラックには、Roberta Flack & Donny Hathaway(ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイ)「Be Real Black for Me」がサンプリングされており、リリックの一節には「A nigga prayin’ to get lucky like Daft Punk
(Daft Punkのように「良いことがありますように」って祈ってる)」と、Daft Punk(ダフト・パンク)「Get Lucky」の引用が垣間見えます。

そして、Chance the Rapperといえば、06/28(Fri)にミックステープ『10 Day』『Acid Rap』のストリーミング配信ならびにアナログ・リリースがいよいよスタート。さらに年内リリースが期待されている注目のデビュー・アルバム『Owbum』のプレオーダーも開始されており、両者ともにさらなる続報を待ちたいところです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(06/30付)、蓮沼執太, 中村佳穂 / I Don’t Like Mondays. / 北里彰久 / Half Mile Beach Club

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



蓮沼執太 / CHANCE feat. 中村佳穂

東京を拠点に国内外で活躍している音楽家、蓮沼執太。06/26(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

2010年に結成されたアンサンブル「蓮沼執太フィル|Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra」での活動や、舞台作品、映画、パフォーミング・アーツ、アーティストのプロデュース、楽曲提供など幅広く展開。昨年、NY・ブルックリン、東京「資生堂ギャラリー」で行われた個展「蓮沼執太:~ing」やこれまでの活動成果が評価されたことにより、今年3月には「芸術選奨文部科学大臣新人賞(メディア芸術部門)」を受賞したことも大きな話題となりました。

そんななか公開された本楽曲は、昨年リリースされたアルバム『AINOU』がさまざまな年間ベスト・アルバムを席巻したシンガーソングライター、中村佳穂をフィーチャー。昨年12月にインドネシア・ジャカルタに開店された「LUMINE JAKARTA」ならびに「日本インドネシア国交樹立60周年」記念イベントのために書き下ろした楽曲となっており、サポート・ミュージシャンには「蓮沼執太フィル」のメンバーが多く参加しているとのこと。

また、蓮沼本人の「ライブ・パフォーマンスの為の一度限りの音楽だった「チャンス」満を持してこの世に生まれました。(一部抜粋)」というコメントの通り、今年4月に開催されたライブ・イベント「Sakura Music Night」で本楽曲が初披露されており、蓮沼、中村のツイン・ボーカルも話題に。なお、今年7月に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL’19」に両者ともに出演決定しており、本楽曲を通じたサプライズ共演が期待されます。



I Don’t Like Mondays. / Up to U

東京・表参道発のロック・バンド、I Don’t Like Mondays.。08/21(Wed)にリリースされる待望のニュー・アルバム『FUTURE』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた2ndアルバム『FASHION』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2018年には、EP『A GIRL IN THE CITY』をリリースし、デビュー5年目を迎えた2019年からはエイベックス内レーベル〈rhythm zone〉に移籍。全国各地でライブ・ツアーならびにイベント出演を続けるなか、待望のニュー・アルバムのアナウンスが先日発表されました。

今作は、リード・シングル「DO YA?」「ZERO GRAVITY」「UP TO U」「LEMONADE」のほか、バンドの代表曲となっている「TONIGHT」「FIRE」のアルバム・バージョンなど全15曲を収録。先日から公開されている本楽曲のMVでは真っ黒の画面が全編に渡って展開されており、ラストに表示されるとあるメッセージがファンのあいだで話題になっている模様です。

そして、07/31(Wed)にリード・シングル「DIAMOND」のリリース予告も発表。現在は「FRIDAY LOVERs DIGITAL」会員限定で「DIAMOND」のショート・バージョン試聴が解禁されており、会員のリスナーはあわせてチェックを。



北里彰久 / Easy Tempo

静岡県出身、東京を拠点に活動しているミュージシャン、北里彰久。07/10(Wed)にリリースされる注目のニュー・アルバム『Tones』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

2009年より活動しているソロ・ユニット「Alfred Beach Sandal」として知られ、ラテン、アフロ、ブラジル、ハワイアンなどのワールド・ミュージックを独自に解釈したポップ・センスが話題に。2015年のアルバム『Unkown Moments』を経て、2017年にリリースされたコラボ・ユニット「Alfred Beach Sandal + STUTS」としてのミニ・アルバム『ABS+STUTS』がリスナー中心に高評価を集めました。

今回のニュー・アルバム『Tones』には全9曲が収録予定となっており、ジャケット・アートワークはシングル「Honeymoon」から引き続き、イラストレーター・我喜屋位瑳務が担当。リード・シングル「Easy Tempo」には、STUTS(Beat Programming、Percussion)、山本紗織(Flute)が参加しており、サウンド・プロデュースにはフィッシュマンズの作品群などで知られるレコーディング・エンジニア、zAkが担当しているとのこと。

そして今年7月末から、全国4公演を巡るリリース・ツアーの開催が決定。アコースティック・バンド・セットならびに、バンド・セットでのステージングが予定されており、お近くのファンはあわせてぜひチェックを。



Half Mile Beach Club / Zapper

神奈川県逗子市を拠点に活動しているクリエイティブ・コレクティブ、Half Mile Beach Club。06/19(Wed)にリリースされた待望の1stアルバム『Be Built, Then Lost』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2013年に結成され、メンバーは、山崎優平(Vo)、宮野真冬(Gt)、都筑真也(Dr, Per)、高橋遥(Ba)、朝倉卓也(Synth, Sampler)を中心に、DJ、バーテンダー、フォトグラファーなどの多人数編成で活動。神奈川・逗子市にある映画館兼カフェ「CINEMA AMIGO」で、映画上映とライブからなるパーティー「Half Mile Beach Club」を定期開催しており、写真、音楽、映像、ケータリングなど多岐に渡った活動で注目を集めています。2018年には1st EP『Hasta La Vista』をリリースし、ツアーならびにイベント出演でライブを重ねるなか、待望の1stアルバム『Be Built, Then Lost』がリリースされました。

アルバムは、リード・シングル「Blue Moon」を含む全10曲が収録されており、ゲスト・ミュージシャンにはパーカッショ二スト、Ryudai Kawatani(L.E.D. / Freaky Machine)に加えてゲスト・ボーカルとして、KUDO AIKO(FarFarm)が参加。ミックスは佐藤公俊(Mother Tereco)、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が手がけており、今年の夏を彩る爽快なバレアリック・ダンス・ミュージックが展開されています。

そして、今年8月には今作のリリース・パーティー「ACID BEACH CLUB」が、下北沢THREEで開催決定。HOPI、WOOMAN、beipana、kotsu(CYK)の参加が予定されており、気になるリスナーはあわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(06/23付)、Lil Nas X / Drake, Rick Ross / Octavian, Theophilus London / black midi

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Lil Nas X / Panini

2019年上半期最大のヒットを記録している米ジョージア州アトランタ出身のラッパー、Lil Nas X(リル・ナズ・エックス)。06/21(Fri)にリリースされた待望のデビュー・EP『7』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年に公開されたカントリー・ラップ「Old Town Road」が、ショート音楽動画アプリ「TikTok」の「Yeehaw Challenge」でミームとなりバイラル・ヒットを記録。その後、Billboardによるカントリー・チャート除外騒動によって全米全体を巻き込む社会現象へと発展。その後、全米シングル・チャート10週連続1位を記録し(06/08時点)、Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス)、Diplo(ディプロ)が参加したリミックスもリリース。オハイオ州クリーブランドのランダー小学校で行ったサプライズ訪問が世界的にバズるなど、新人ラッパーとしては異例の活躍が続いています。

デビュー・EP『7』には「Old Town Road」のリミックスならびにオリジナルのほか、Cardi B(カーディ・B)が参加した「Rodeo」などを含めた全8曲が収録。なかでも「Panini」では、Nirvana(ニルヴァーナ)のKurt Cobain(カート・コバーン)がクレジットされており、名作アルバム『Nevermind』の収録曲「In Bloom」のサビがサンプリングされています。

そんななか、Beats 1(Apple Music)の看板DJ・Zane Lowe(ゼイン・ロウ)の番組に出演した際に、制作時点ではNirvanaの曲をあまり聴いたことがなかったことを説明。全く意図せずに「In Bloom」のサビと同じメロディーを使用していたことを語っており、当初からNirvanaを意識したわけではないとのことです。近未来的なSF風のMVも公開されており、あわせてぜひチェックを。



Drake / Money In The Grave (ft. Rick Ross)

カナダ・トロント出身のラッパー、Drake(ドレイク)。06/14(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今回のニュー・シングルは、カナダ・トロントを本拠地とするNBAチーム「ラプターズ」が、NBA年間王者を決定するファイナルで初優勝したことを記念してリリースされたもの。かねてから大のバスケ・フリークとして知られるDrakeですが、2013年から地元の同チームのグローバル・アンバサダーを担当。多くの試合を観戦するも、たびたびマナー違反を指摘されるほど熱中しすぎる姿も話題となっていました(なお、今回の一戦はコート出禁だったとのこと)。

優勝翌日にリリースされた「The Best In The World Pack」ですが、シングル「Omerta」「Money In The Grave」が収録された2曲入り。なかでも、Rick Ross(リック・ロス)をフィーチャーした「Money In The Grave」では、本楽曲がプロデューサー・デビューとなったモデル、Lil CC(リル・CC)が担当。「墓の中の金」というタイトルの通り、死後の世界にも稼いだ金を持っていくために棺桶のなかに金を入れるよう知人に指示するリリックが書かれています。

一方「Omerta」というタイトルは、どんなことが起きても組織の内部事情について口を割らないという暗黙の了解を指しており、これまでの楽曲で自身のことを「マフィア」と例えていることに由来している模様です。あわせてぜひチェックを。



Octavian / Feel It (feat. Theophilus London)

フランス・リール出身、サウスロンドン・キャンバーウェル育ちのラッパー、Octavian(オクタビアン)。06/13(Thu)にリリースされた待望のミックステープ『Endorphins』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされたミックステープ『Spaceman』以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。​Mura Masa(ムラ・マサ)「Move Me」や、Diplo(ディプロ)「New Shapes」にフィーチャーされ、BBCによる新人企画「Sound of 2019」で優勝を果たすなど、さらなる注目が集めるなかでのリリースとなりました。

ゲストには、Smokepurpp(スモークパープ)、Skepta(スケプタ)、Jessie Ware(ジェシー・ウェア)、A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ)などが参加しており、リード・シングル「Bet」「Lit」や、SBTRKT(サブトラクト)「Walking Alone」カバーを含む全12曲が収録。なかでも、Theophilus London(セオフィラス・ロンドン)をフィーチャーした本楽曲「Feel It」では、スムース&メロウなダンス・トラックとなっており、これからの季節にぴったりな夏のバイブスを感じさせる1曲となっています。

またMVは、今作の制作風景やライブ映像などが含まれたロード・ムービー風の映像が展開されており、周囲の仲間とともに普段の日々を楽しむ様子が伺えます。あわせてぜひチェックを。



black midi / Schlagenheim

ロンドン出身、現在最も刺激的なバンドとして注目を集めている、Black M
idi(ブラック・ミディ)。06/21(Fri)に待望のデビュー・アルバム『Schlagenheim』がリリースされました。

2018年に結成され、メンバーは、ジョーディ・グリープ(Vo, Gt)、キャメロン・ピクトン(Ba, Vo)、マット・ケルヴィン(Gt)、モーガン・シンプソン(Dr)という、ロンドン名門「ブリット・スクール」出身の4人で構成。インタビューによれば、放課後に行われたジャム・セッションや、ザ・ウィンドミルでのギグを通じて注目が高まり、ダモ鈴木(カン)との即興パフォーマンスも披露。各地のゲリラ・ライブを通じて変幻自在のセットリストや演奏力に定評が集まり、SXSW出演、北米ツアー、NY公演などを敢行。2019年に入り、EP『Speedway』ならびにシングル「Crow’s Perch」「Talking Heads」のリリースを経て、待望のデビュー・アルバム『Schlagenheim』が公開されました。

デビュー・アルバムには、昨年リリースされたシングル「bmbmbm」や、MVも公開されている「ducter」を含む全9曲が収録。メンバーそれぞれの潜在意識から発せられた即興演奏をベースに、おびただしいリフの応酬がスリリングに展開。ポスト・ロック、ノイズ、サイケデリック、パンクなどを縦横無尽に咀嚼したフレーズから、従来の曲構造、旋律の呪縛から解き放たれたかのような、まるで本作のアートワークのような歪な構造美を感じさせます。

そして今年9月には、バンド初来日となる注目の東名阪ツアーが決定。売り切れ必至となることが予想されるため、チケット予約はお早めに。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)