【トップ100・チャート】今週のピックアップ(04/26付)、THE SCOTTS(Travis Scott & Kid Cudi) / kZm / Fiona Apple / CIRRRCLE

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



THE SCOTTS(Travis Scott & Kid Cudi) / THE SCOTTS

Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Kid Cudi(キッド・カディ)による新グループ、THE SCOTTS(ザ・スコッツ)。04/24(Fri)にリリースされた話題のデビュー・シングルが、チャートにランクインされました。

両者は、これまでリリースしたそれぞれの楽曲「way back」「through the late night」「Baptized in Fire」(2016年)、「STOP TRYING TO BE GOD」(2018年)でのコラボや、他アーティストの楽曲クレジットで共演していたほか、Travis Scott(トラヴィス・スコット)にとっては、Kid Cudi(キッド・カディ)の本名「Scott Mescudi(スコット・メスカディ)」のファーストネーム(Scott)を自身のステージネームに引用するほど、最も影響を受けたアーティストの1人としてリスペクトを表明していた間柄。

そんななか、04/24(Fri)~26(Sun)に、世界的マルチプレイゲーム「フォートナイト」で、Travis Scott(トラヴィス・スコット)のバーチャルライブが披露されたワンタイムイベント「Astronomical」が開催。本ニュー・シングル「THE SCOTTS」が初公開されたほか、同時接続プレイヤー数が過去最高の1,230万人を突破したことで話題となり、コロナ禍で多くの音楽活動が自粛を求められる昨今でライブ表現の新たな方向性を示したことでも注目を集めました。

また両者にとって今年初のシングルとなった本楽曲「THE SCOTTS」は、Travis Scott(トラヴィス・スコット)率いるレーベル〈Cactus Jack〉を通じてリリースされており、プロデューサーには、アルバム『ASTROWORLD』(2018年)を手がけた、Mike Dean(マイク・ディーン)を筆頭に、Daytrip(デイトリップ)、Dot da Genius(ドット・ダ・ジニアス)、Plain Pat(プレイン・パット)などが参加。リリックの一節では、ラップ・ゲームのアウトサイダーからポップ・スターの座に君臨しつづける両者の矜恃が、フォートナイトのプレイヤーに向けているかのように語られています。

そしてジャケット・アートワークは、米ニューヨークを拠点に活動する人気グラフィック・デザイナー・KAWS(カウズ)が担当しており、先日開催された「Astronomical」のダイジェストシーンを収めたMVも公開されています。さらに先日配信された両者のインスタライブで新曲と思われる楽曲の一部を披露しており、さらなる続報が期待されます。



kZm, Tohji / TEENAGE VIBE

東京・渋谷出身のラッパー、kZm。04/22(Wed)にリリースされたニュー・アルバム『DISTORTION』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年3月にリリースされた1stアルバム『DIMENSION』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。ヒップホップ・クルー〈YENTOWN〉に所属する最年少ラッパーとして知られ、PETZ『COSMOS』(2019年)、Awich『孔雀』(2020年)、JNKMN『JNKMN NOW』(2020年)など、レーベルメイトのアルバムにゲストとして多数参加。また、2018年に日本初上陸した世界最大級のヒップホップ・フェス「Rolling Loud 2018」のほか、ダンスミュージック・フェスティバル『EDC JAPAN 2019』に出演し、Rae Sremmurd(レイ・シュリマー)ジャパン・ツアーのオープニングアクトを担当。アパレルでは、所属レーベル〈De-void*〉とグラフィックアーティスト・VERDYとのコラボ・ポップアップを開催したほか、FULL-BKとのコラボ・コレクションを発表するなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・アルバム『DISTORTION』には、リード・シングル「GYAKUSOU」「But She Crie」のリミックスに「鏡花水月」を含む全17曲が収録されており、前作『DIMENSION』に引き続きプロデューサー・Chaki Zulu(YENTOWN)がトータルプロデュースを担当。ゲストには、前作に引き続き、5lack、BIMが参加しているほか、野田洋次郎(RADWIMPS)、小袋成彬、MonyHorse(YENTOWN)、LEX、Daichi Yamamoto、Tohji、といった豪華客演陣が実現。プロデューサーには、VaVa、DISK NAGATAKIに加えて、米プロデューサー・Kenny Beats(ケニー・ビーツ)が参加しており、ラスト・トラック「Teenage Vibe」には、Bloc Party(ブロックパーティー)「Helicopter」(2004年)のベースラインがサンプリングされています(Tohjiによる楽曲解説がツイッターで公開)。

加えて収録曲「鏡花水月」を先行リリースした際に、今回のアルバム・リリースを決断するまでに多くの苦悩を抱えていたことを明かしており、「でもこんな状況だからこそ僕達表現者は止まってはいけないのかなと思いました。出来る事は限られるけど引き継ぎやりたい事をやらせてもらいます。」「こんな時不満が溜まった世の中だからこそ今は特に愛が大事なんじゃないかと思う。」(一部抜粋)とコメント。国内出身のラッパー初となる、Apple Musicの総合アルバム・チャート1位を記録(04/22時点)するなど快進撃が続いており、未聴のリスナーは自宅でぜひチェックを。



Fiona Apple / Shameika

米ニューヨーク出身のシンガーソングライター、Fiona Apple(フィオナ・アップル)。04/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Fetch The Bolt Cutters』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2013年のグラミー賞最優秀オルタナティブ・アルバム賞にノミネートされた4thアルバム『The Idler Wheel…』(2012年)以来となる、およそ8年ぶりの新作に。2017年に米ワシントンで行われたウィメンズ・マーチのためにシングル「Tiny Hands」を書き下ろしたほか、2019年には自身の2ndアルバム『When the Pawn…』(1999年)の収録曲「I Know」を、King Princess(キング・プリンセス)がカバーしたコラボ・シングル「I Know (feat. Fiona Apple)」がリリースされるなか、同年3月にSNSを通じてニュー・アルバムがレコーディング中であることを表明していました。

その後のインタビューによれば、2012年からアルバムの構想が始まり、2015年からバンドメンバーとともにリハーサルを開始。自身のホームスタジオの周辺で泥まみれのオイル缶や海の藻屑などの音をフィールドレコーディングし、愛犬・ジャネットの遺骨も楽器として使用するなど、パーカッシブな曲作りが進行した模様。2019年7月から今年1月にかけてミキシングが行われた末、今年3月に自身のファンサイト「Fiona Apple Rocks」に公開した動画「5」で「M-Y-R-E-C-O-R-D-I-S-D-O-N-E」(私のレコードが完成した)と手話で報告していました。

本ニュー・アルバム『Fetch The Bolt Cutters』のタイトルは、イギリスの人気サスペンス・ドラマ『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』で、ジリアン・アンダーソン演じる主人公のセリフ「ボルトカッターを持ってきて」を引用したもの。性犯罪捜査官の主人公が、暴行を受けて監禁された少女を救うために発したセリフであり、引用した意図について「本当に何を意味するかというと、発言することを恐れないということ」とコメント。#MeToo ムーブメントとリンクしたアルバムともなっており、自由になるための解放の道具(ボルトカッター)を手に入れようとするメッセージが込められています。

そしてミュージシャンには、ドラマー・Amy Wood(エイミー・ウッド)、サウンドエンジニア・John Would(ジョン・ウッド)、ベーシスト・Sebastian Steinberg(セバスチャン・スタインバーグ)、ギタリスト・David Garza(デイヴィッド・ガルサ)が参加しているほか、収録曲「Newspaper」には実姉・Maude Maggart(モード・ マッガート)、タイトルトラック「Fetch The Bolt Cutters」には女優 / モデル・Cara Delevingne(カーラ・デルヴィーニュ)がコーラスを担当しています。未聴のリスナーは自宅でぜひチェックを。



CIRRRCLE / Under Pressure

東京・ロサンゼルスを拠点に活動しているヒップホップ・クルー、CIRRRCLE。04/22(Wed)にリリースされたニュー・EP『BESTY』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・EPとしては、2018年にリリースされた3rd EP『Fast Car』以来となる、およそ1年8ヶ月ぶりの新作に。2019年には、K-POPシーンで人気を集めるシンガーソングライター・MRSHLL(マーシャル)をフィーチャーした初のリミックス・シングル「Petty(Remix)feat.MRSHLL」を公開したほか、毎月新曲をリリースするプロジェクト「HAPPY Wednesdays」を通じてシングル「Too Fragile」「Mental Health」「Love Me Baby Always」「In The Sky」などを連続リリース。さらに同年に開催された都市型音楽フェス「Red Bull Music Festival」で、アジアン・カルチャーを発信するメディア・プラットフォーム〈88rising〉とのコラボイベント「Japan Rising」に出演したほか、大阪、ロサンゼルスでのイベント出演を経て、米シアトルを拠点に活動しているプロダクションチーム・The Flavr Blue(ザ・フレイヴァー・ブルー)とのコラボ・シングル「Like I’m Home」を発表するなど、ボーダーレスな活動が続いています。

キャリア初となる全国流通盤として、SIRUP、Chocoholicなどを擁するレーベル〈Suppage Records〉からリリースされた、本ニュー・EP『BESTY』。リード・シングル「TYO」「Under Pressure」を含む全6曲が収録されており、R&Bをルーツに持つシンガー・Amiide(アミイデ)、元ドラマーでパンクロックから影響を受けたラッパー・Jyodan(ジョーダン)、ファンク、ディスコ、シカゴ発のヒップホップをメインとするDJをしていたプロデューサー・A.G.O(アゴ)のバックグラウンドを幅広く注入。「ハッピー・ヒップホップ」を掲げるクルーならではのバラエティ豊かなサウンドが展開されており、ジャケット・アートワークは、これまでと同様に米ニューヨークを拠点に活動しているグラフィッ クデザイナー・Sho Hanafusaが担当しています。

そして初のフェス出演として、今年7月に福井県で開催予定の音楽フェスティバル「ONE PARK FESTIVAL 2020」への出演が決定(04/26時点)。さらに先日放送された、NACK5「Hit! Hit! Hit!」(04/24放送回)でのコメント出演によれば、自身のYouTubeチャンネルで以前公開したライブ企画「Tiny Apt Concert」の配信を、今後予定している模様。毎週土曜にメンバーのセレクトが更新されるSpotifyプレイリスト「OMAKASE SATURDAY」とあわせて、自宅でぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(04/19付)、DaBaby / Shohei Takagi Parallela Botanica / Jamie xx / YONA YONA WEEKENDERS

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



DaBaby / ROCKSTAR (feat. Roddy Ricch)

米オハイオ州クリープランド生まれ、ノースカロライナ州シャーロット育ちのラッパー・DaBaby(ダベイビー)。04/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『BLAME IT ON BABY』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2019年9月にリリースされた2ndアルバム『KIRK』に次ぐ新作に。2015年に、Baby Jesus(ベイビー・ジーザス)名義で音楽活動を開始させ、しばらくして現名義に。2017年から『Baby Talk』『Billion Dollar Baby』を始めとするミックステープ・シリーズを連続リリースし、米オースティンで開催される祭典「SXSW」のステージでは大人用おむつを着用したパフォーマンスも話題に。2019年にはレーベル〈Interscope Records〉を通じてデビュー・アルバム『Baby on Baby』をリリース。収録曲「Suge」が屈指のバイラルヒットを記録し、第62回グラミー賞最優秀ラップパフォーマンス賞ならびに最優秀ラップソング賞にノミネート。その後、Lizzo(リゾ)「Truth Hurts(DaBaby Remix)」、Lil Nas X(リル・ナズ・X)「Panini(Remix)」、Post Malone(ポスト・マローン)「Enemies」、Camila Cabello(カミラ・カベロ)「My Oh My」を含む数多くの楽曲に参加するなど、現在のシーンを代表するラッパーの1人として大きな注目を集めています。

本ニュー・アルバム『BLAME IT ON BABY』には、Future(フューチャー)、Roddy Ricch(ロディ・リッチ)、Quavo(クエイヴォ)、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)、YoungBoy Never Broke Again(ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン)、A Boogie wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)、jetsonmade(ジェットソンメイド)、London on da Track(ロンドン・オン・ダ・トラック)などが参加。収録曲「Nasty」には、2002年にリリースされた、Ashanti(アシャンティ)「Baby」がサンプリングされており、キャリア初のR&B楽曲としても話題となっています。

そして先日から、防護服を着用して家の除菌作業を続けるスタッフの横でひたすらダンスムーブを続けるユーモラスなMV「Jump」が公開。マスク姿のジャケット・アートワークからも、新型コロナウィルス禍の世情をいち早く反映させる姿勢が伺えます。未聴のリスナーは自宅でぜひチェックを。



Shohei Takagi Parallela Botanica / リデンプション・ソング

ceroのフロントマン・髙城晶平によるソロ・プロジェクト、Shohei Takagi Parallela Botanica(ショウヘイ・タカギ・パラレラ・ボタニカ)。04/08(Wed)にリリースされた注目の1stアルバム『Triptych』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年にリリースされたアルバム、cero『Obscure Ride』の段階から本名名義とは別のプロジェクトを始める思いを持っていたことから、今回のソロ活動が立ち上がったという、Shohei Takagi Parallela Botanica。プロジェクト名の由来について、特設サイトのインタビューによれば「生物系三大奇書」の一冊として知られる、オランダ出身の絵本作家・Leo Lionni(レオ・レオーニ)『平行植物』(1980年)の原著名『La Botanica Parallela』が由来とのこと。高城自身の実年齢とともに歳を重ねていく音楽を目指し、かねてからフェイバリットに挙げている、Joe Henry(ジョー・ヘンリー)が持つローファイ的感覚を志向したアルバムとなっています。

本アルバム『Triptych』は、ceroのサポート・メンバーとして長年関わりのある、光永渉(Dr)、角銅真実(Vib, Cho)に加えて、伴瀬朝彦(Key)、ハラナツコ(Sax)、松井泉(Per)、秋田ゴールドマン(Wood Bass)、中山うり(Tp, Cho)、武嶋聡(Cl, etc)、田島華乃(Vn)、高田漣(Pedal Steel Guitar)などのミュージシャンが参加しており、cero「街の報せ」(2016年)のBサイド「ロープウェー」でコラボした、Sauce81が共同プロデュースを手がけています。アルバム・タイトルは、米テネシー州ナッシュビル出身の作家・Madison Smartt Bell(マディソン・スマート・ベル)の短編集『ゼロデシベル』(1991年)に収められている同名三遍「Triptych」から引用しており、全9曲が収録された3部構成の作りとなっています。

そして、04/22(Wed)にはアルバム収録曲「ミッドナイト・ランデヴー」と細野晴臣「PLEOCENE」(1989年)カバーをコンパイルした7インチ・アナログがリリース決定。CDとあわせて自宅でぜひチェックを。



Jamie xx / Idontknow

The xx(ザ・エックス・エックス)のメンバーで、ロンドン出身のプロデューサー / DJ、Jamie xx(ジェイミー・エックス・エックス)。04/16(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2015年にリリースしたアルバム『In Colour』以来となる、およそ5年ぶりの新作に。同作ならびにアルバム収録曲は、第58回グラミー賞最優秀ダンス / エレクトロニック・アルバム賞や「The BRIT Awards 2016」最優秀ブリティッシュ男性ソロ・アーティスト賞へのノミネートをはじめ、多くのアワードを席巻したことでも話題に。

プロデュース・ワークとして、2017年にリリースされたアルバム、The xx(ザ・エックス・エックス)『I See You』のトータル・プロデュースを手がけたほか、Florence + The Machine(フローレンス・アンド・ザ・マシーン)「Big God」の一部作曲、Mark Ronson(マーク・ロンソン)「Nothing Breaks Like a Heart」のプロデュースなどを担当。2020年に入って公開されたアルバム、Headie One & Fred again..(ヘディ・ワン & フレッド・アゲイン)『GANG』の収録曲「Smoke」にフィーチャーされるなど、幅広いコラボが続いていました。

そんななかリリースされ、2019年秋ごろから世界各国のダンス・フロアで披露されていた、本ニュー・シングル「Idontknow」。今回のリリースについて、自身のインスタグラムの投稿によれば、しばらく音楽を完成させることができなかった悔しさの捌け口として「Idontknow」を制作したことを明かしており、新型コロナウィルス禍で外出できない状況を鑑みて、この曲を自宅で踊ることによって少しのあいだでも解放してほしいことをコメント。さらに、本ニュー・シングルの12インチ・アナログの先行予約を開始しており、インディーズのレコード店へのサポートを働きかけています。

そして先日公開されたMVには、ロンドン出身のダンサー / 振付師・Oona Doherty(オナ・ドハーティ)と彼女の呼びかけによって集まった友人たち(Paula、Tom、Janie、Rosie)が出演。Jamie xx(ジェイミー・エックス・エックス)からの出演依頼を受けて、無料のスタジオが見つかってラッキーだったことに加えて、彼の音楽が人々をどのように動かしているのかを知ってもらおうと、今回のダンスの映像を送った模様です。未聴のリスナーは自宅でぜひチェックを。



YONA YONA WEEKENDERS / 遊泳

東京を拠点に活動しているバンド、YONA YONA WEEKENDERS。04/10(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2019年にリリースされた1st EP『夜とアルバム』に次ぐ、今年初の新作に。メロコア・ パンク出身のメンバー、スズキシンゴ(Ba)、キイチ(Gt)、磯野くん(Vo, Gt)、小原”beatsoldier”壮史(Dr)の4名で、2016年に結成。都内のライブハウス中心に人気を集めるなか、2018年に会場限定で発売した1stミニ・アルバム『誰もいないsea』や、2019年に開催された「レコードストアデイ2019」でリリースされた初の7インチ・アナログ「誰もいないsea / 明るい未来」が、各所で高評価を獲得。「ツマミいらずのグッドミュージック」(深夜に行ったミニ・アルバムのリリース・パーティー時に、お酒が500杯ほど出たエピソードから由来)というキャッチフレーズのもと着実に注目を集め、同年12月に奇妙礼太郎をゲストに迎えて開催した、1st EP『夜とアルバム』のリリース・パーティーがソールドアウトを記録するなど、お酒が進むシティポップ・バンドとして話題となっています。

そんななかリリースされた本ニュー・シングル「遊泳」は、うとうと眠くなりがちな春の休日を想起させるシティポップとなっており、TBSラジオの今週(4/6-4/12)の推薦曲としても多数オンエア。Kazuhiko Kumagai(littlenèllo)が手がけたリリックビデオでは、メンバー4人が公園でキャッチボールをする和やかな風景が映し出されているほか、ジャケット・アートワークは磯野くんの水着姿がモチーフになっているとのこと。また新しいアーティスト写真も公開されており、オオギシトモヒロ(Focha!)が撮影を担当しています。

そして、04/08(Wed)にレーベルメイトである先輩バンド・AFRO PARKERが配信リリースしたニュー・シングル「Night Heron」に磯野くんがゲスト参加。さらに、オフィシャルツイッターアカウントをフォローして該当ツイートをリツイートした全員に贈られる、メンバーオリジナルの特製ラジオ音源プレゼント企画が実施中。気になるリスナーは自宅でぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/03付)、Seiho / chelmico / CIRRRCLE / Shurkn Pap

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Seiho / I Feel Tired Everyday

大阪府出身のプロデューサー・Seiho(セイホー)。02/22(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

前作「Tear off the Dress」からおよそ9ヶ月ぶりにリリースされた今作は、自身が主宰するレーベル〈The Deep Land of Gray and Red〉を通じて公開。「I Feel Tired Everyday」というタイトルが付けられた今作は、本人のツイート曰く、自身の近況報告としての意味合いもテーマにある模様。また「同じ日々の繰り返しが少しでも美しく見えるようになればなと映像作りました。」というコメントとともに、撮影 / 編集・Yudai Goto、モデル・Mariko Matsukawaが参加したMVも公開されています。

03/15(Fri)には、Seihoによる原案をベースに、演出振付家・MIKIKO(ELEVENPLAY)、クリエイター・上條慎太郎(Rhizomatiks)、花井裕也(Rhizomatiks)らが「クリエイティヴ・ファースト」で作り上げる予測不能のコラボレーション公演「靉靆”(あいたい)」が開催決定。

東京都内某所にて行われるという本公演は、具体的な内容が一切明かされないことでも話題に。トップ・クリエイター同士が結集して作り上げる未知のパフォーマンスや「花の美しさという様なものはない。美しい貴方は教えてくれた。(一部抜粋)」というコメントから、音楽ファン中心に大きな注目が集まっています。現在チケットの一般発売が開始されており、気になるリスナーはぜひお早めに。



chelmico / 爽健美茶のラップ

2018年にメジャーデビューを果たした2人組ラップ・ユニット、chelmico(チェルミコ)。02/22(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今年で販売25周年を迎えた「爽健美茶」のブランド・アンバサダーに抜擢され、CM出演も果たしたchelmicoの2人。今作は、CMなどで長年歌い継がれてきた「爽健美茶のうた」にラップ・アレンジを加えたニュー・バージョン。「ハトムギ、玄米、月見草、ドクダミ、はぶ茶、ナンバンキビ」といったおなじみのフレーズとともに、毎日を自分らしく生きていこうとするポジティブなテーマが込められた、chelmicoならではのダンス・トラックになっています(ちなみに「プーアル」は、2013年(発売20周年)を節目にカフェインゼロ設計による「爽健美茶すっきりブレンド」にリニューアルされたことにより、現在は含まれていない)。

作曲は、昨年38年ぶりのニュー・アルバム『超冗談だから』のリリースでも話題となった近田春夫が担当(ちなみに、McGuffin出演時に訪れた「道玄坂ロック」の選曲リストには、2組の名前が上下に記載)。アートワークは、chelmico全作品のアートワークを手がけているデザイナー・大倉龍司が担当。02/22(Fri)に配信されたLINE LIVE記念番組内では「就職失敗した大倉をよろしくお願いします。」という2人からのコメントも飛び出していました。

そして、25周年キャンペーンサイトには「My Inspiration」と題した25問の質問コーナーも公開。仕事を始めるきっかけ、好きな言葉、25種類の植物素材のなかで気になるものなど、楽曲を聴きながらぜひチェックを。



CIRRRCLE / Too Fragile

東京発・国際派ヒップホップクルーとして活躍している、CIRRRCLE(サークル)。02/20(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今作は、毎月どこかの水曜日に新曲がドロップされるという新プロジェクト「HAPPY Wednesdays」からの第1弾シングル。オリジナル作品としては、昨年リリースされたEP『Fast Car』以来のおよそ半年ぶりの新作となりました。

リリックは、空港などで貼られる「こわれものタグ(Fragile Tag)」がついた貴重品と、自身の傷つきやすい心情をかけあわせた不安定な恋愛感情がテーマの模様。「私を落とさないでね とても繊細だから」などのメッセージが、可愛らしいアートワークも相まってどこかキュートにも感じさせます。

2017年からの本格活動から一貫して「ハッピーヒップホップ」を掲げた楽曲で注目を集めるなか、今年4月には約12日間かけて開催される音楽フェス「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019」への初参加が決定。イベント期間中は〈88rising〉とのコラボイベント「RED BULL MUSIC FESTIVAL AND 88RISING PRESENT: JAPAN RISING」に、AUGUST 08(オーガスト・オーエイト))、Awich(エイウィッチ)、Jin Dogg(ジンドッグ)らとともに出演が予定されています。

そして、CIRRRCLEの公式ツイートによれば、今年3-4月のいずれかにメンバー・Jyodan(ジョーダン)の日本滞在をアナウンス。関西方面に向けた予告ツイートもしていることから、各種イベントでの3人そろったライブ・パフォーマンスにも期待したいところです。



Shurkn Pap / Color Love

兵庫県姫路市を拠点に活動しているラッパー・Shurkn Pap(手裏剣パプ)。02/22(Fri)にリリースされた注目のニューEP『STYLISH NINJA』の収録曲が、チャートにランクインされました。

小学校からの幼なじみで構成された姫路発のヒップホップ・クルー〈MaisonDe〉のメンバーとして活躍し、昨年に配信リリースされたソロEP『Various』『Various2』『Pap’s building』など、彗星の如く現れたラッパーとして2018年に大きなブレイクを果たすことに。なかでも、Spikey John(スパイキージョン)監督作のMVも公開された代表曲「Road Trip」では、ヒップホップ、エレクトロ・ファンク、ポップスなどさまざまな要素をクロスオーバーさせたウェッサイ・テイストのトラックも高評判を集めました。

今回のニューEPは〈MaisonDe〉メンバーである、Taiyoh(a.k.a. 太陽)をフィーチャーした「To The Top」や、〈anti MOVIE〉所属のディレクター・ODEN監督作のMVも公開されている「Stylish」、リリック無しの宇宙語で展開されている「???」など、全6曲が収録。かつて高校生のころに20カ国以上の海外1人旅を経験したことや、幼少期から父親の影響で80’sファンク、ソウルを聴いていたこともバックグラウンドに、トラップ以外のジャンルも幅広く取り入れたバラエティ豊かな1枚となっています。

また客演としてもすでに多くの新作にフィーチャーされており、Taeyoung Boy(テヤンボーイ)「BREATH」、Cz TIGER(シーズ・タイガー)「Cold」などに参加。そして〈MaisonDe〉メンバーである、Lil Guilty(リル・ギルティー)のニューEP『BLUE』の収録曲「Day By Day(feat. Shurkn Pap)」など、2019年も怒涛の快進撃が続きそうです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(01/06付)、Noname / Kwaku Asante / Easy Life / Neon Indian

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Noname / Song 31

シカゴ出身のフィメール・ラッパー、Noname(ノーネーム)。01/01(Tue)にリリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2010年に参加したポエトリー・スラムをきっかけにラップ・パフォーマンスを始め、Chance The Rapperを中心とするヒップホップ・クルー「Save Money」からフックアップされることに。Chance The Rapperのミックステープに収録されている「Lost」「Finish Line / Drown」でのバースが注目を集め、LAに拠点を移したあとにリリースされた、Nonameのデビュー・ミックステープ『Telefone』が、現代のラップ・シーンにおけるカルト・クラシックに。

そして全てのプロセスをインディペンデントに制作したという、2018年にリリースされたデビュー・アルバム『Room 25』が、多くのアルバム・オブ・ザ・イヤーを席巻しました。

2019年のキックオフ・シングルとなった今作のリリックには、大人気コメディ・ドラマ『アトランタ』を筆頭とする良識的な黒人表現への賞賛や、マイナス面が広がる工場畜産への警鐘などが表現されています。昨今の女性アーティスト躍進の中心にいるNonameですが、今年もさらなる飛躍が期待されます。



Kwaku Asante / Fantasy

ロンドンを拠点に活動しているR&Bシンガー、Kwaku Asante(クァク・アサンテ)。12/19(Wed)にリリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

Asanteは、幼少期から教会の聖歌隊やジャズ・グループなどに参加し、ピアノやバイオリンにも触れていたとのこと。ネオソウル、ジャズ、ヒップホップ、R&Bから影響を受けつつ、およそ2年前より大学寮のベッドルームからデモ作品をアップロードし始めるように。Tom Misch(トム・ミッシュ)や、ロンドンのコミュニティFMから多数の支持を受け、イーストロンドンのラッパー /プロデューサー・Jay Prince(ジェイ・プリンス)のライブ・サポートを務めたことから、ロンドン・シーンにおいて徐々に注目を集めるシンガーとなっています。

今作は、2018年にリリースされた「The Way That You Move」「Worth」に続く通算3枚目のニュー・シングル。理想主義的な恋愛をテーマに、現実では出会えないような理想的な相手にファンタジーのなかで愛を唄うという、オールド・スクールなラブ・バラードとなっている模様です。

現在23歳という若き新星ながら、D’Angelo、Marvin GayeといったR&Bレジェンドと比較されるソウルフルな声質が話題となっており、アナウンスはないものの今後デビュー・アルバムのリリースが期待されます。



Easy Life / Nightmares

イングランド / レスター出身の5人組バンド・Easy Life(イージー・ライフ)。先日アナウンスされた「Coachella 2019」への出演決定を受けて、2018年9月にリリースされたシングルが、チャートにランクインされました。

メンバー全員が同じ学校で出会い、父親のアイリッシュ・バンド、農園主、ジャマイカ由来の宗教的思想であるラスタファリ運動など、それぞれが異なるバックグラウンドを携えて結成。メンバー共通で、ヒップホップ、ファンク、ソウルなどを好んでいる模様で、Anderson .Paak & The Free Nationalsから特に影響を受けているとのこと。2018年には、デビュー・ミックステープ『Creature Habits Mixtape』を含む4タイトルがリリースされており、レスター・シーンにおけるフレッシュなニュー・カマーとして注目を集めています。

今作は、デビューから1年も経たずに英人気番組『Later…with Jools Holland』で、TV初パフォーマンスを飾ったヒット・シングル。Dionne Warwick「Loneliness Remembers What Happiness Forgets」をサンプリングし、なかなか理解されないという不眠症の悪夢について歌われています。

キャリア初期の、Mumford&Sons、Wolf Aliceをヒットに導いたレーベル〈Chess Club Records〉からデビューを果たし、2019年のさらなる活躍が期待されます。



Neon Indian / Heaven’s Basement (Theme From 86’d)

シンガーソングライター / プロデューサー、Alan Palomo(アラン・パロモ)による、チルウェイヴのパイオニア・プロジェクト、Neon Indian(ネオン・インディアン)。12/21(Fri)にリリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

多くのメディアから「チルウェイヴ誕生における重要作」との賞賛を受けた、2009年のデビュー・アルバム『Psychic Chasms』。2011年にリリースされたセカンド・アルバム『Era Extraña』そして、2015年にリリースされたアルバム『VEGA INTL. Night School』など、ヴェイパーウェイヴかつダンサブルなサウンドスケープで支持を集めています。

これまでソロ・プロジェクト「Vega」でのリリースや、2017年公開のSF映画『Everything Beautiful Is Far Away』にて、Alan Palomo名義として初めて映画音楽を手掛けるなど、ソロ・ワークも充実。今作は、Neon Indianとしてはおよそ3年ぶりのリリースとなりました。

今回のニュー・シングルは、Alan Palomo本人が初監督した短編映画「86’d」のテーマソングとして書き下ろされた楽曲。映画のストーリーでは、NYにある24時間営業のデリで起こった、深夜注文を巡る4つの物語が展開されています。テーマソングとともに、本人も出演している初監督映画をぜひチェックしてみては(字幕無し)。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/7付)、LUCKY TAPES, Chara / Sweet William, Jinmenusagi / sooogood!, 藤井隆 / Tempalay

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



LUCKY TAPES / Lonely Lonely feat. Chara

10/03(Wed)に待望のメジャー初となるニュー・アルバム『dressing』をリリースした、LUCKY TAPES。収録曲のなかから、キャリア初となるゲスト・アーティストとしてCharaをフィーチャーした作品が、チャートにランクインされました。

今作は、これまでリリースされていた「22」「Gravity」「MOOD」を始め、韻シストからBASIをフィーチャーした「COS feat. BASI」などを収録した全10曲入り。作詞作曲、編曲からサウンドメイクにかけて、ソロ活動も行っているフロントマン・高橋海によるセルフプロデュースになっています。

Charaとのコラボに至った経緯について、以前から個人的な繋がりがあったという高橋海いわく「以前、現場でご一緒する機会があって、この楽曲を制作していくなかで、彼女の声しかイメージできなかった」とのこと。

そして、年末にかけて全国12カ所を巡るツアーもスタート。お近くのファンはぜひチェックしてみては。



Sweet William & Jinmenusagi / so goo

ヒップホップシーンで厚い信頼を集め続けている、愛知県出身のプロデューサー / ビートメイカー、Sweet Williamと、東京都出身のラッパー / ビートメイカー、Jinmenusagiが注目のコラボ。09/26(Wed)にリリースした共作アルバム『la blanka』収録のメロウチューンが、チャートにランクインされました。

Sweet Williamが所属しているクリエイター集団〈Pitch Odd Mansion〉のディレクターを介して、もともと知り合い同士だったという2人。今作はJinmenusagiからコラボを提案したことをきっかけに、Sweet Williamがビートメイクしたトラックに、Jinmenusagiがインスピレーションを受けてリリックを書き進めていったとのこと。

またMVを始め、今作はWONK擁する〈EPISTROPH〉と〈Pitch Odd Mansion〉による共同リリースになっており、まさに東京のアンダーグラウンド・シーンを象徴する注目作になっています。

そして、今年11月に渋谷 WWW Xで開催されるリリースライブもぜひチェックを。



sooogood! / ドラマチックピンクビキニ feat. 藤井隆

2017年に解散した「カラスは真っ白」のギタリストで、菅田将暉を始めとするさまざまなサポートワークや楽曲提供を行うシミズコウヘイによるソロ・プロジェクト、sooogood!。今年10/10(Wed)にリリースされる待望のデビュー・アルバム『sooogood!』からの先行シングルが、チャートにランクインされました。

今作は、sooogood!が憧れるヒーロー・藤井隆をフィーチャーしたポップで踊れるディスコ・チューンになっており、軽快なブギーを乗りこなす2人のマイクリレーに、まるでピンクビキニ片手に思わず踊り出したくなるようなフロアキラーな1曲になっています。

加えてアルバムには藤井隆を始め、YOU、アリスムカイデ、GOMESSといった世代やジャンルを超えたゲストが集結しており、セルフタイトルの通り「sooogood!」な世界観が期待できます。

また年末にかけて全国4カ所を巡るレコ発ツアーや、収録曲「マハ×ラジャ feat. アリスムカイデ」のPVが公開予定、さらには7インチレコードのリリースなどが控えており、あわせてチェックをお忘れなく。



Tempalay / どうしよう

小原綾斗、藤本夏樹、AAAMYYYから成る新世代3ピース・バンド、Tempalay。09/26(Wed)にリリースされた、新体制になって初となるミニアルバム『なんて素晴らしき世界』のリードシングルが、チャートにランクインされました。

サポートメンバーとして長らく活動を支えてきたAAAMYYYの正式加入や、藤本夏樹がソロ活動をスタートさせたことで、メンバーそれぞれの深化したパーソナリティが結集した今作。

サイケかつヴェイパーウェイヴなサウンドプロダクションに、小原綾斗が感じる世の中に対する希望や諦観が皮肉交じりに込められたアルバムになっており、全8曲というサイズ感ながら長く愛される充実作でもある、まさに「なんて素晴らしき」作品となっています。

直近では、BTSのメンバー・RMによる「どうしよう」のフックアップが大きな話題となるなか、年末にかけて全国各地のライブも続々予定されており、さらなる飛躍にますます目が離せない注目の存在です。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100

【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(10/07付)、Methyl Ethel / Lil Wayne, Kendrick Lamar / The Japanese House / BADBADNOTGOOD, Little Dragon

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Methyl Ethel / Scream Whole

オーストラリアのパース出身のエクスペリメンタルポップ・バンド、Methyl Ethel(メチル・エチル)。09/27(Thu)に配信リリースされた最新シングルがチャートにランクインされました。

パースといえば、Tame ImpalaやPondなどを輩出したオージー・サイケ・シーンの重要都市。その地で生まれ育ったフロントマン・Jake Webbのベッドルームプロジェクトとして2013年からスタートし、近年では2017年にリリースした2ndアルバム『Everything Is Forgotten』の世界的ヒットによって、次世代のオージー・サイケ・シーンの注目株として大きな期待を集めています。

エクスペリメンタルなポップセンスやオージーなファンクネスが光るリリースが続くなか、今作についてJake Webb曰く「腸から沸き立つ病的な感覚」というシリアスなテーマを表現。奇妙でスリリングな世界観が展開されるMVのごとく、サイケで中毒性のあるダンストラックに独特のカタルシスを感じさせます。

はたして次なるアルバムの前触れなのか、今後のアナウンスに注目です。



Lil Wayne / Mona Lisa (feat. Kendrick Lamar)

ニューオーリンズ出身にしてサウスを代表するスター・ラッパー、Lil Wayne(リル・ウェイン)。およそ3年以上にも及ぶ〈Cash Money Records〉 との確執がようやく和解し、ついに日の目を浴びることとなった待望の最新作『Tha Carter V』の話題のコラボ曲が、チャートにランクインされました。

Lil Wayneの誕生日である09/25にリリースされた今作は、幼少期のLil Wayneと母親の写真がジャケットに使われており、豪華ゲスト陣には今年6月に逝去したXXXTentacionを始め、Travis Scott、Nicki Minaj、Snoop Doggなどの大御所たちが集結した、2018年のヒップホップシーンを象徴するアルバムになっています。

なかでもKendrick Lamarを召喚した「Mona Lisa」は、美人局をする女と男の諍いを歌った作品になっており、各バースで展開される両者の巧みなストーリーテリングが際立つ、アルバム屈指の人気曲になっております。

そしてサンプリングの著作権の関係で今作には収録されなかった弟子・ドレイクとのコラボ作品も、権利がクリアされた暁にはサプライズリリースを期待したいところです。



The Japanese House / Lilo

ロンドンを拠点にシンガーソングライターとして活動しているAmber Bainによるソロ・プロジェクト、The Japanese House。09/27(Thu)にリリースされた、およそ1年3ヶ月ぶりとなる最新シングルがチャートにランクインされました。

The 1975、Pale Waves擁するイギリスの名門〈Dirty Hit〉に所属し、毎年BBCが発表しているブレイクが期待される新人アーティストの登竜門「BBC Sound Of 2017」にも選出されるなど、かねてから世界的な注目を集めている彼女。ちなみに「The Japanese House」の由来は、幼少期に家族と滞在したケイト・ウィンスレットが所有するコテージの名前から付けられたとのこと。

気になる今作は、彼女が経験した「人生の全てと思えるような恋の始まりから終わり」について書いた作品とのことで、繊細なサウンドスケープが展開される美しいシンセポップになっています。

加えてリリースが噂されているフルアルバムも、さらなるアナウンスが期待されます。



BADBADNOTGOOD / Tried feat. Little Dragon

カナダ・トロント出身のジャズ・ヒップホップ・バンド、BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)が、スウェーデン出身の4人組ポップ・グループ、Little Dragon(リトル・ドラゴン)と奇跡の初コラボ。09/27(Thu)にリリースされたコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

BADBADNOTGOODは、今年3月に行われた来日ライブや、6月のパリファッションウィークで披露されたKanye West「Ghost Town」カバーが記憶に新しく、Little Dragonは昨年リリースしたR&Bシーンの大御所・Faith Evansとのコラボ作やコンスタントにリリースされるシングルが話題を集めており、そんな両者による注目のコラボ・シングルが発表されました。

今作の経緯について、お互いに何年ものあいだリスペクトし合っていたことから実現されたコラボとのことで、両者のメランコリックなアプローチが溶け合うメロウなサイケ・ポップになっています。

また、BADBADNOTGOOD、Little Dragonともに次なるアルバムの存在が明かされていませんが、引き続きアナウンスを待ちたいところです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/01付)、TaeyoungBoy, Friday Night Plans / YOHLU / Cornelius / eill

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。


TaeyoungBoy / Ain’t nothing (feat. Friday Night Plans)

東京出身の次世代ラッパー、TaeyoungBoy(テヤンボーイ)。09/19(Wed)に配信リリースされた、話題の新鋭シンガーFriday Night Plansをフィーチャーしたコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

2016年から本格的に活動をスタートさせたTaeyoungBoyは、kk、RICK NOVAとともに結成されたヒップホップ・グループ、MSN(メセン)の一員としてもおなじみ。ソロとしては今年08/01(Wed)にリリースしたEP『GIRL』や、おなじく今年04/25(Wed)にリリースしたトラックメーカー / プロデューサーのDroittte(ドロワット)とのコラボ・アルバム『SWEAR』が話題となりました。

そんななか今作のFriday Night Plansとのコラボ・シングルは「夏と共に終わる恋」をテーマに、まさに夏の終わりを感じさせる儚げなトラックとメロウなフロウが詰まった1曲に。2人の今後の動きにも注目が集まります。


YOHLU / SEASON

福岡発のフューチャーソウル・ユニット、YOHLU(ヨール)。09/19(Wed)にリリースした最新シングルが、チャートにランクインされました。

YOHLUは、2018年に結成されたばかりの3人組ユニット。メンバーはKENTO(vo)、ZMI(trackmaker)、BOKEH(trackmaker)で構成され、それぞれがフォトグラファー、コンポーザー、ビートメイカーとしても活動しているとのこと。メンバーが影響を受けているというソウル、ヒップホップ、R&Bを独自に昇華させたトラックが話題となっており、07/25(Wed)にリリースされたデビュー・シングル「SKIRT」では、チルで爽やかなサマーアンセムが展開されていました。

気になる今作は、浮遊感が漂うトラックに甘いフロウが染み渡る至極のシーサイド・トラックになっており、メンバーのBOKEHが手がけたMVとともにチルで涼しげな世界観が魅力的。次回作にもますます期待が高まります。


Cornelius / Not Bad, This Feeling

世界から注目を集めるCorneliusが、09/19(Wed)に最新アルバム『Ripple Waves』をリリース。同作に収録されている「Not Bad, This Feeling」が、チャートにランクインされました。

Ripple Waves』は、昨年から大反響を呼んでいるアルバム『Mellow Waves』から派生された音源がまとめられている作品集。前半は、未発表曲ならびにSpotify Sessionsで公開されていたDrake「Passionfruit」カバーや、アメリカのラジオ曲NPRの大人気企画「Tiny Desk Concert」でのスタジオ音源が収録。後半は、小山田圭吾がお気に入りだというHiatus Kaiyote、Reginald Omas Mamode IV、Beach Fossils、Lawerence (from Felt)によるリワークが続き、ラストは細野晴臣、坂本龍一のリミックスがそれぞれ展開される豪華な内容となっています。

また今年10月から全国を巡るホールツアーがスタートし、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて開催中の企画展<AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展>に同名の書き下ろし曲がフィーチャーされています。お近くのファンは、ぜひチェックを。



eill / FUTURE WAVE

東京出身の現在20歳のシンガーソングライター、eill(エイル)。今年10/03(Wed)にリリースされる待望のデビューアルバム『MAKUAKE』からの先行シングルが、チャートにランクインされました。

今年06/13(Wed)にリリースされたデビューシングルが瞬く間に広がり、Apple Musicの「今週のニュー・アーティスト」に選出されるや否や、LUCKY TAPESのフロントマン・高橋海プロデュースの「HUSH」、さらにはSKY-HIによるミックステープ『FREE TOKYO』に参加するなど、怒涛の勢いを見せています。

今作もフューチャー・ベースを基軸とした先進的でダンサブルなトラックとなっており、マザーファッ子がディレクションならび撮影を手がけたレトロ・フューチャーなMVも同時公開されております。2018年後半からさらなる飛躍を感じさせる作品となっており、デビューアルバムふくめて今後の活躍をぜひチェックしてみては。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100

【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(10/01付)、Whethan, HONNE / DJ Snake, Selena Gomez, Ozuna, Cardi B / Yaeji / BROCKHAMPTON

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Whethan / Radar (feat. HONNE)

シカゴ出身でシーンから注目を集める若手DJ・プロデューサー、Whethan(ウィートン)。09/21(Fri)にリリースされ、大人気デュオ・HONNEをフィーチャーしたコラボ・シングルがチャートにランクインされました。

1999年生まれというWhethanは、Soundcloudにアップロードしたリミックスによって人気を呼び、これまでリリースされたDua LipaCharli XCXBastilleOh Wonderなどのコラボ作品も世界的に話題になりました。

HONNEとの初コラボを果たした今作は、現在行われているツアー『Life Of A Wallflower』に先駆けて公開され、同名の新作が近くリリース予定であることもアナウンスされました。かねてからインスピレーションを受けているサウンドを表現した作品とのことで、アーバンなR&Bやフューチャー・ベースなどをバランスよく折衷させた、両者の魅力が詰まった鮮やかなダンス・トラックになっています。ぜひチェックを。



DJ Snake / Taki Taki (with Selena Gomez, Ozuna & Cardi B)

フランス出身でマイアミを拠点に活動している世界的ヒットメイカー、DJ Snake(DJ スネイク)。09/28(Fri)に配信リリースされた豪華コラボシングルが、チャートにランクインされました。

スペイン語と英語が入り交ざったリリックですでに人気を席巻している今作は、Selena Gomez、Ozuna、Cardi Bといった若者から絶大な支持を集めるラテン系フィメール・アクトを全面フィーチャー。ラテンポップかつバイレファンキを通過させたような音数が少ないビートに、曲中で繰り返されるスペイン語のオノマトペ「Taki Taki」がクセになる夏逆戻りのアップチューンになっています。

3人それぞれのバースでは「あなたはキスか他のことがしたいんでしょ」「言っとくけど、私のアソコは無敵よ」「私のタキタキが求めてる」といった過激なリリックでリスナーのタキタキをとにかく誘惑。ですが、「あなたのお尻は長崎(の原爆)みたいに爆発してるわ」という比喩が含まれており、ジャケットの火山も雲仙岳を想起させることから、表現としては完全にアウトといったところでしょう。

近日中に公開されるであろうMVも、Instagramにアップされているオフショットを見るからにして全員出演のにぎやかな映像が期待できそうです。



Yaeji / One More

韓国人の両親を持ち、NY出身のプロデューサー / DJ / ヴィジュアル・アーティストとして活動している、Yaeji(イエジ)。09/25(Tue)にリリースされた最新シングルが、チャートにランクインされました。

昨年リリースされた『EP2』が世界的な高評価を獲得し、2017年末に開催された渋谷WWWでのカウントダウン・イベントで初来日を果たしたことも記憶に新しいなか、ファン待望の新曲となりました。今作はYaejiの周囲で起こった辛い経験をもとに、混乱や怒りといった痛みを理解かつコントロールするために制作したとのこと。数ヶ月に渡って見直し続けていたというトラックは、ひんやりとしたローファイなディープ・ハウスにメロウなウィスパー・ボイスが漂う、まさにYaejiらしい作品になっています。

また同じタイミングで、今年6月にリリースされていたCharli XCX「Focus」のリミックスも公開。あわせてぜひチェックを。



BROCKHAMPTON / J’OUVERT

LAを拠点にいま世界中から注目を浴びている話題のアメリカン・ボーイ・バンド、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)。09/21(Fri)にリリースされた待望の4thアルバムにして「The Best Years Of Our Lives」シリーズの第1弾『iridescence』の収録曲が、チャートにランクインされました。

Kanye Westのファンサイトのフォーラムを通じて結成されたBROCKHAMPTONは、中心人物のKevin Abstractをはじめ総勢17人にもおよぶメンバーによって構成されており、楽曲、MV、アートワーク、マーチャンダイズ、Webサイトなど全てに渡ってセルフプロデュース。さまざまな人種や性的嗜好をバックグラウンドに持ち、まさにクルー全体がひとつのダイバーシティを体現しているかのような21世紀型グループとして知られています。

今作は、度重なるプロジェクト変更、メンバーの解雇を経てリリースされ、今年8月下旬にロンドンのアビーロード・スタジオにて10日間で短期集中的にレコーディングされたとのこと。『SATURATION』3部作で名声を手にしたあとのメンバーのナイーブな内面を吐露した内容となっており、ニュージーランドで行われたドキュメンタリー上映や、1日限りのパフォーマンスなども話題となりました。

続々とMVが公開されているなか、ついにBROCKHAMPTON初のBillboard 200チャートでNo.1を獲得。ファンのあいだでアナウンスが期待されている続編2作についても続報を待ちたいところです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(9/24付)、Young Freez, SALU / KM, 田我流 / yahyel / 堀込泰行

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。


Young Freez / PICK YOU UP feat. SALU

東京を拠点に活動しているラッパー、Young Freez。今年10/10(Wed)にリリースが予定されているニュー・アルバム『YOU.』でSALUを客演に招いた先行シングルが、チャートにランクインされました。

Young Freezといえば、JAZEE MINORやKNELLといったMCやMV映像ディレクターやデザイナーなどを擁するクルー・BLIND CINEAに所属していることでも知られ、2015年にリリースされたデビュー・アルバム『BE FAME』はヘッズを中心に高い評価を獲得しました。ニュー・アルバムには、T-PABLOW、RYKEY、SALU、JP THE WAVY、CHICO CARLITO、T2K、ZEUS、AICOといった豪華な面々が参加。先日公開されたMVは、KOHHやゆるふわギャングといった国内ヒップホップ・シーンのMVには欠かせないクリエイターチーム・HAVIT ART STUDIOが担当しております。

先日にはApple Musicの「今週のNEW ARTIST」に選出されるなど、今年の東京のアンダーグラウンドを象徴をする注目の1枚となりそうです。


KM / 夜のパパ feat. 田我流

DJ、プロデューサーやビートメイカーとして、kiLLa、BAD HOP、KANDYTOWNなどにトラックを提供してきた、国内ヒップホップ・シーンのなかで注目を浴びる、KM。09/19(Wed)にいよいよリリースされた待望のデビュー・アルバム『FORTUNE GRAND』にも収録され、すでに先行シングルとして公開されていた今作が、チャートにランクインされました。

山梨を拠点に全国で活躍しているラッパー・田我流を客演に迎えた今作は、KM自身が二児の父親であることから、DJを父親に持つ子どもからの視点を歌った1曲。メロウなエレピによるスムースなトラップを取り入れたトラックが展開されており、リリックはどこかKMのリアルな生活を感じさせる温かい内容になっています。

さらにluteでは、KMの実生活にも迫ったドキュメンタリー動画が公開されており、家庭を持つクリエイター必見の内容となっているため、最新作とあわせてぜひチェックを。


yahyel / TAO

米テキサスで開催されたSXSWやフランスでのフェス出演、アジアツアーを経て海外でもますます勢いを加速させている、yahyel(ヤイエル)。09/14(Fri)にMVとともにサプライズ・リリースされた最新作が、チャートにランクインされました。

今年03/07(Wed)にリリースされた2ndアルバム『Human』や、コムアイ(from 水曜日のカンパネラ)とのコラボ作が披露されたサマーソニック出演など、さまざまな活躍が記憶に新しいyahyel。映像作家・dutch_tokyoとしてもおなじみのメンバー・山田健人が手がける今作のMVは、初めてメンバー全員が一堂に出演していることでも話題。かつて匿名性を掲げていたこれまでのyahyelを一蹴し、これからのyahyelを明白に宣言した鮮烈な映像になっています。

先日開催された渋谷O-EASTでのワンマン・ライブも盛況を収め、別次元に突入し新たな道を進み続けるyahyelに引き続き注目です。


堀込泰行 / WHAT A BEAUTIFUL NIGHT

シンガーソングライターとして活動している堀込泰行。今年10/10(Wed)にリリースされる待望の2ndアルバム『What A Wonderful World』に収録される先行シングルが、チャートにランクインされました。

前作のコラボEP『GOOD VIBRATIONS』から約11ヶ月ぶりにリリースされる今作は、プロデューサーとして蔦谷好位置や田中潤(GENTOUKI)を迎えて制作。また再コラボを果たしたWONKの荒田洸(drums)と井上幹(bass)、NONA REEVESの小松シゲル(drums)が参加した楽曲を含めて、アルバムには全9曲が収録されるとのこと。また今作のジャケットは、BEASTIE BOYSのオフィシャルグッズのデザインを手がけたことでも知られるグラフィックアーティスト・Naijel Graph(ナイジェル・グラフ)による書き下ろしデザインとなっています。

そしてアルバムリリース以後、東名阪のタワーレコードにてインストアイベントが開催されるとのことなので、こちらも要チェックです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(9/24付)、Joji / Villagers / Club Kuru / Gucci Mane, Bruno Mars, Kodak Black

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。


Joji / SLOW DANCING IN THE DARK

大阪出身で現在はNYを中心に活動するシンガーソングライター、Joji。09/12(Wed)に配信リリースされた最新シングルが、チャートにランクインされました。

Jojiといえば、世界のヒップホップシーンに次々とスターを輩出しているアジア発のメディアプラットフォーム〈88rising〉の一員としてもおなじみ。もともとはコミカルな動画で人気を博したYoutuberであり(現在は正式に活動終了)、Filthy FrankやPink Guyとして活動していたチャンネル「TVFilthyFrank」は、いまでも600万人近い登録者数を集めているほど。2017年からはミュージシャンとしての活動を本格的にスタート。〈88rising〉からPink Guy名義でアルバムをリリースしたあと、Jojiとしていくつかのシングルとデビューアルバム『In Tongues』でワールドワイドな人気を獲得しています。

今作ではフラれた相手への未練からどんどんと沈んでいく心情を歌っており、MVで見せている、背中に射たれた矢によってゆっくりと衰弱していく迫真の演技にも注目です。


Villagers / Again

アイルランドのダブリン出身のシンガーソングライターであるConor O’Brien(コナー・オブライエン)を中心としたフォークロック・バンド、Villagers(ヴィレジャーズ)。09/21(Fri)にリリースされた最新5thアルバム『The Art Of Pretending To Swim』に収録され、先行シングルとしてもリリースされていた今作がチャートにランクインされました。

2010年のデビュー以来、イギリスにおける最高峰の音楽賞マーキュリー・プライズへの2度のノミネートを初めとする多くの栄冠に輝いたことで、UKを中心に世界各地で高い人気を博しています。気になる今作は、作詞作曲を含むほとんどのプロデュースをConor O’Brienが担当し、ダブリンにあるという自身のスタジオで制作されたとのこと。

今作はアイリッシュ・フォークとUK特有のポスト・ダブステップの空気感を折衷させた、希望と悲哀に満ちた仕上がりに。キャリア史上最高の傑作との呼び声高い最新作を、ぜひお聴き逃しなく。


Club Kuru / 49 Years

ロンドンを拠点に活動する5人組サイケポップ・バンド、Club Kuru(クラブ・クル)。09/14(Fri)に配信リリースされたニューシングルが、チャートにランクインされました。

Club Kuruは、かつてジャズピアニストとして活動していたLaurie Erskineを中心に結成されました。もともとは幼少期から現在に至るまでADHDやうつ病などに悩まされた時期を送っていたことから、周囲とのつながりを目指してソングライティングを始めたとのこと。音大を離れてClub Kuruを結成してからも、レーベルとの交渉に失敗したり、バンドメンバーが離れてしまったり、レコーディングスタジオが壊れたりとたびたびトラブルが続いていましたが、今年03/23(Fri)には念願のデビューアルバム『Giving In』をリリースしました。

ソウル / R&Bをメランコリックに昇華させた、サイケデリックな世界観が魅力的なClub Kuru。今年10月からはUKツアーをスタートさせるとのことで、いつの日か来日してくれるのを待ちたいところ。


Gucci Mane, Bruno Mars, Kodak Black / Wake Up in the Sky

9/14(Fri)にサプライズ・リリースされた〈Atlantic Records〉所属のホットな3人によるスペシャルコラボ・シングル。今年秋ごろにリリースが噂されているGucci Maneのニューアルバム『Evil Genius』の(おそらく)リードシングルが、チャートにランクインされました。

Gucci ManeにとってBruno MarsとKodak Blackそれぞれとのコラボは初めてではなく、Bruno Mars「That’s What I Like feat. Gucci Mane [Remix]」や、Kodak Black「Vibin In This Bih feat. Gucci Mane」などの客演が大きな話題を集めていました。今作のリリックも、酒や女性やドラッグも空を飛ぶくらいハイになれて最高!という「いかにも」な内容に。

複数の有罪判決を受けた末に先日ようやく刑務所から出所したばかりのKodak Blackや、幾度とないムショ帰りを経て2016年にシャバに戻ってきたことも記憶に新しいGucci Maneですが、今度こそ檻のなかに逆戻りとならないことを祈るばかりです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)