【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/23付)、The Weeknd / Moment Joon / Jay Electronica / Dos Monos

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



The Weeknd / In Your Eyes

カナダ・トロント出身のシンガーソングライター / プロデューサー、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)。03/20(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『After Hours』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた3rdアルバム『Starboy』以来となる、およそ3年4ヶ月ぶりの新作に。2018年11月にトロントで行なったライブで「第6章(新作)はもうすぐだよ」とアナウンスしており、多くのリスナーのあいだで、これまで公開してきた1枚のコンピレーション・アルバム『Trilogy』(2012年)、3枚のアルバム『Kiss Land』(2013年)『Beauty Behind the Madness』(2015年)『Starboy』(2016年)、1枚のEP『My Dear Melancholy』(2018年)に次ぐ、6番目の「章」としての新作リリースが期待されていました(当初は、アルバム・タイトル「Chapter VI」と予想されていた)。

およそ1年後、2019年11年にメルセデスベンツのテレビCMタイアップとしてリード・シングル「Blinding Lights」を発表し、数日後に「Beats 1」ラジオ番組内で、2曲目のリード・シングル「Heartless」をリリース。それぞれのMVのほか、アルバムのリリース直前に公開されたショートフィルムも話題になるなど、世界的な注目を集めています。

本ニュー・アルバム『After Hours』のタイトルについて、マーティン・スコセッシ監督作「アフター・アワーズ」(1985年)からインスピレーションを受けたとされているほか、アルバム・アートワークやMVには、おなじくマーティン・スコセッシ監督作「カジノ」(1995年)、テリー・ギリアム監督作「ラスベガスをやっつけろ」(1999年)、トッド・フィリップス監督作「ジョーカー」(2019年)に加えて、The Weeknd(ザ・ウィーケンド)自身がカメオ出演したことでも知られる、アダム・サンドラー主演作「アンカット・ダイヤモンド」(2019年)からの影響が、多くのリスナーから指摘されています。

またクレジットには、DaHeala(ダヒーラ)、Dre Moon(ドレー・ムーン)、Frank Dukes(フランク・デュークス)、Kevin Parker(ケヴィン・パーカー)、Max Martin(マックス・マーティン)、Metro Boomin(メトロ・ブーミン)、Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、Oscar Holter(オスカー・ホルター)を含む多くのプロデューサーが参加する一方、ゲスト・アーティストをいっさい呼ばず、The Weeknd(ザ・ウィーケンド)が全面ボーカルをとっています。そして、今後にかけて多くのMV公開が控えていることをツイートしており、引き続き注目が集まります。



Moment Joon / TENO HIRA

韓国・ソウル出身、大阪を拠点に活動しているラッパー、Moment Joon。03/13(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Passport & Garcon』の収録曲が、チャートにランクインされました。

小学生時代にLAで約1年ほど過ごしていた当時からリリックを書き始め、Zeebra『The New Beginning』(2006年)を筆頭とする多くの日本語ラップを愛聴し、高校で日本語を専攻していた影響で、徐々に日本語のリリックを書き始めるように。2010年からの大阪大学への留学を機にラッパーとしての活動が本格化し、2011年にミックステープ『Joon Is Not My Name』をフリー公開。2012年から韓国の徴兵制度によって入隊するも、その直前に2本のミックステープ『Season Of Love』『Season Of Fever』などを公開。早期除隊後の2014年には、Big Sean(ビッグ・ショーン)「Control (feat. Kendrick Lamar & Jay Electronica)」をビートジャックした楽曲「Fight Club (Control Remix)」に加えて、2枚のミックステープ『The Game Waits Me Vol.1』『The Game Waits Me Vol.2』などを発表しました。

1人の移民者ラッパーとして、日本の生活で日々感じる違和感をリリックに込めた楽曲リリースや、MCバトル、客演参加などを多方面で続けるなか、創刊以来86年ぶりの3刷を記録した「文藝」(2019年秋季号)の特集「韓国・フェミニズム・日本」に自伝的小説「三代 兵役、逃亡、夢」が掲載されるなど、多くの注目を集めています。

「Passport(=移民者としての自分)」と「Garçon(=少年としての自分)」をテーマとした本ニュー・アルバム『Passport & Garcon』は、多くの偏見や人種差別にさらされる現実を告白しながら、移民者ラッパーとして内側から日本を変えていこうとする意志を宣言。ビザの申請却下を受けて韓国に出国した前作『Immigration EP』を経て、関西国際空港の入国審査官とのスキットが挿入されたオープナー・トラック「KIX / Limo」では「移民」ではなく「外国人」として扱われてしまうことの不安定さを描写。

韓国人に向けられる偏見をストレートに演じることで人種差別を皮肉った「KIMUCHI DE BINTA」や、先祖の時代から多く移民で成り立つ日本でマイノリティのルーツが平等に扱われる未来を訴えた「Home / CHON」。後半にかけて、日本のヒップホップ・シーンで外国人扱いされてしまう絶望と虚無を「Losing My Love」で吐露し、現実逃避の果てに鏡のなかの自分自身(少年)と向き合う「Garcon In The Mirror」を経て「TENO HIRA」で再びマイクを掴みステージに立つ、Moment Joon。日本に来て約10年澁谷忠臣によるアートワークや多くの客演引用を用いながら、社会と人間に真正面から焦点を当て続けたコンシャスなアルバムとなっています。ぜひ一聴を。



Jay Electronica / The Blinding feat. Travis Scott

米ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のラッパー / プロデューサー・Jay Electronica(ジェイ・エレクトロニカ)。03/13(Fri)にリリースされた約10年越しのデビュー・アルバム『A Written Testimony』の収録曲が、チャートにランクインされました。

LL Cool J(LL・クール・J)の影響でラッパーを始め、2007年に公開したミックステープ『Act I: Eternal Sunshine (The Pledge)』や、2009年にリリースした2枚のシングル「Exhibit A (Transformations)」「Exhibit C」で大きな注目を集めた、Jay Electronica(ジェイ・エレクトロニカ)。レーベル争奪戦の末、2010年にJay-Z(ジェイ・Z)率いるレーベル〈Roc Nation〉と契約するも、一向にアルバムがリリースされないことから「永遠の新人」と呼ばれるように。その間、Erykah Badu(エリカ・バドゥ)との5年間の交際で一人娘をもうけるも破局し、ヨーロッパのユダヤ系財閥「ロスチャイルド家」のKate Rothschild(ケイト・ロスチャイルド)との交際も話題となるものの、2013年にリリースされた、Big Sean(ビッグ・ショーン)「Control (feat. Kendrick Lamar & Jay Electronica)」を筆頭に、多くの客演やプロデュース・ワークを展開。

2011年2014年ごろにアルバム・リリースを宣言しては、インタビューを通じて「アルバムは間違ったコンセプト」「何かを作って時間が過ぎると、趣向/スキルが変わっているのでそれに満足できなくなるからまた変えるんだ。それに時間制限をかけることはできない」といったコメントを残しており、長年にわたって半ば諦めていた多くのファンにとって、突然のサプライズ・リリースとなりました。

2019年12月から約40日間かけてレコーディングされたという本デビュー・アルバム『A Written Testimony』には、2010年に公開していた楽曲「Ghost of Soulja Slim」を筆頭に、Jay-Z(ジェイ・Z)が全10曲中8曲に参加。クレジットとして、James Blake(ジェイムス・ブレイク)、The-Dream(ザ・ドリーム)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)をフィーチャーし、The Alchemist(アルケミスト)、Hit-Boy(ヒット・ボーイ)、Khruangbin(クルアンビン)、No I.D.(ノー・アイディー)、Swizz Beatz(スウィズ・ビーツ)などがプロデュースを手がけている模様です。

ジャケット・アートワークは、Beyoncé(ビヨンセ)が撮影した自身のプライベート・プールの写真が使用されており、アルバム・タイトルやトラックリストにアラビア語が使われているのは、かつてアフリカ系アメリカ人のイスラム運動組織「ネーション・オブ・イスラム」に入信し「ファイブ・パーセンターズ」の思想に感銘を受けていた背景が推察されます。さまざまなトピックが各収録曲で語られており、未聴のリスナーはぜひチェックを。



Dos Monos / Rojo

荘子it、TAITAN MAN、没、からなるヒップホップ・ユニット、Dos Monos。03/13(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

中高時代からの同級生3人で構成され、各々のバンド活動を経て、2015年に当時トラック制作をしていた荘子itの呼びかけにより結成した、Dos Monos。2017年に韓国・ソウルで初の海外ライブを行ない、同年には「SUMMER SONIC 2017」に出演。2018年に米レーベル〈Deathbomb Arc〉とサインし、2019年にリリースした1stアルバム『Dos City』が国内外で話題に。また、ロンドン出身のバンド・black midi(ブラック・ミディ)との「bmbmbm (Dos Monos remix)」を手がけ、雨のパレードとのコラボ・シングル「惑星STRaNdING (ft.Dos Monos)」を公開するほか、渋谷の泥酔者を撮り続ける謎のSNSアカウント「@SHIBUYAMELTD0WN」によるコンピレーション・アルバム『SHIBUYAMELTDOWN』に参加するなど、さまざまな活動が続いています。

本ニュー・シングル「Rojo」のタイトルについて、荘子itのコメントによれば、共産革命を象徴する色であり、スペイン語で「赤」を意味する「Rojo(ロホ)」が由来。さらに「現在、コロナウィルスによる非常事態に伴い、奇しくも、望まぬ“籠城”を強いられた全てのアーティスト達へ。イデオロギーを超えた、秘められた革命の希望をレペゼンしてこの曲を発表します。革命を志す者にとって、平常時こそ非常事態だったはずです。我々にとって、Rojoの正しい読みは、“朗報”です。」(一部抜粋)と述べており、逼迫する現状に訴えかける楽曲となっています。

そして先日、1stアルバム『Dos City』のリリース1周年を記念して、収録曲「スキゾインディアン」のMVを公開。さらに今春には、ニュー・アルバムのリリースが予定されているとのことで、引き続き期待が高まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/15付)、Jhené Aiko / 寺尾紗穂 / Yumi Zouma / AmPm

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Jhené Aiko / B.S. (feat. H.E.R.)

米カリフォルニア州ロサンゼルス出身のシンガー、Jhené Aiko(ジェネイ・アイコ)。03/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Chilombo』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Trip』以来となる、およそ2年半ぶりの新作に。2018年には、Sean Paul(ショーン・ポール)、Kris Wu(ウー・イーファン)の楽曲にフィーチャーされたほか、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)が行なった全英ツアーのサポート・アクトを一部担当。2019年にはリード・シングル「Triggered (Freestyle)」をリリースしたほか、元交際相手であるラッパー・Big Sean(ビッグ・ショーン)をフィーチャーしたシングル「None of Your Concern」を公開。同年には、Summer Walker(サマー・ウォーカー)のデビュー・アルバム『Over It』の収録曲「I’ll Kill You」にフィーチャーされるなど、さまざまな活動が続いていました。

本ニュー・アルバム『Chilombo』は、Ab-Soul(アブ・ソウル)、Big Sean(ビッグ・ショーン)、Dr. Chill(ドクター・チル)、Future(フューチャー)、H.E.R.(ハー)、John Legend(ジョン・レジェンド)、Miguel(ミゲル)、Nas(ナズ)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)などの錚々たるゲストをフィーチャーした、全20曲が収録。

アルバム・タイトルは、彼女の本名「Jhené Aiko Efuru Chilombo」の姓から引用されており、各セクションで「Chi = 生命力」「I = 愛」「om = 宇宙の音」「b = 脚」「o = 永遠」という意味を持つほか、米ビルボードに公開されたインタビューによれば「強くて、自身に満ちていて、優雅で美しい、野生の獣」というメッセージが込められている模様です。

全収録曲のレコーディングは、曾祖母の生まれ故郷・ハワイ島で行なっており、島の自然や火山にインスパイアされたとのこと。現地で体感したという、体内の異なるチャクラを開いた瞑想やヒーリング効果を促すために、アルバム各所に水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」の音響が取り入れられています。未聴のリスナーはぜひチェックを。



寺尾紗穂 / 北へ向かう

東京出身のシンガーソングライター / 文筆家、寺尾紗穂。03/04(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『北へ向かう』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた8thアルバム『たよりないもののために』以来となる、およそ2年9ヶ月ぶりの新作に。2018年には、10名の音楽家から「音楽以外のことを音楽家に書いてもらう」ことをコンセプトに集めたエッセイをまとめた自主制作本「音楽のまわり」に加えて、さまざまなメディアに寄稿した文章をまとめたエッセイ集「彗星の孤独」を発表。

その後、伊賀航(Ba)、あだち麗三郎(Dr, Sax)とのバンド「冬にわかれて」として1stアルバム『なんにもいらない』(2018年)をリリース。坂口恭平の1stアルバム『アポロン』(2018年)や、マヒトゥ・ザ・ピーポーのソロ・アルバム『不完全なけもの』『やさしい哺乳類』(2019年)にゲスト参加するほか、韓国公演をきっかけに制作した作品を日本語版として再収録した6曲入りCD『君は私の友達』(2019年)を発表するなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・アルバム『北へ向かう』には、元ミュージシャンでフランス映画の字幕翻訳の第一人者として知られる実父・寺尾次郎の葬式の日に書き上げたというタイトル曲を含む、全11曲が収録。ゲストミュージシャンとして、伊賀航(Ba)、あだち麗三郎(Dr, Sax)、マヒトゥ・ザ・ピーポー(Gt)のほか、U-zhaan(タブラ)、池田若菜(Fl)、歌島昌智(民族楽器)、北山ゆうこ(Dr, Cho)、ゴンドウトモヒコ(Eu, F, Hr)、千葉広樹(Vn)が参加し、蓮沼執太、キセル(Gt, Ba, Cho)が一部編曲を手がけています。

そして、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(2014年)の主題歌を担当して以来、交流が続いている安藤桃子が収録曲「そらとうみ」の作詞を手がけているほか、アルバム・アートワークは、寺尾の作品を長年担当しているデザイナー・山野英之、写真家・植本一子が制作。先日から、玉田伸太郎山野英之が監督のMV「北へ向かう」も公開されており、あわせてぜひチェックを。



Yumi Zouma / Lonely After

ニュージーランド・クライストチャーチ出身のオルタナティブ・バンド、Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)。03/13(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Truth or Consequences』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Willowbank』以来となる、およそ2年5ヶ月ぶりの新作に。2018年にオリジナルメンバー・Sam Perry(サム・ペリー)が脱退して現4人体制となったのち、同年10月に3rd EP『EP III』をリリース。また、ニュージーランド出身のミュージシャン・Boycrush(ボーイクラッシュ)とのコラボ楽曲「100%」に加えて、Jack River(ジャック・リバー)「Limo Song」や、Claire George(クレア・ジョージ)「Where Do You Go?」のリミックスを公開。2019年にシングル「Bruise」「Right Track / Wrong Man」をリリースするほか、米インディー・レーベル〈Polyvinyl Records〉とサインしたことでも話題となりました。

本ニュー・アルバム『Truth or Consequences』には、リード・シングル「Right Track / Wrong Man」「Cool For A Second」を含む全10曲が収録。アルバム・タイトル『Truth or Consequences』は、これまでのアルバム『Yoncalla』(2016年)『Willowbank』(2017年)と同じく実際の地名からネーミングされており、米ニューメキシコ州南部に位置する都市「Truth or Consequences」から引用。また「正直に答えなければ報いを受ける」といった意味の慣用句でも知られ、先日公開されたインタビューによれば、現在の世界情勢をふまえた鮮やかで大胆な声明としても相応しく、そのような状況を遠回しに反映した曲が多く収録されている模様です。

そして現在は、MV「Right Track/Wrong Man」「Cool For A Second」「Southwark」が公開されており、未聴のリスナーはあわせてチェックを。



AmPm, Talitha., Evanturetime & Chocoholic / Is This A Game

2人組のクリエイティブ ユニット、AmPm。03/04(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2017年に、Michael Kanekoをフィーチャーしたデビュー・シングル「Best Part of Us」のリリース以降、さまざまなボーカリストやトラックメーカーとのコラボ・シングル、リミックス、楽曲プロデュースなどを展開。2019年には、Wednesday(ウェンズディ)、Eva Louhivuori(エヴァ・ローヒヴォリ)、brb.(ビーアールビー)、DedachiKenta、Chocoholic、などをフィーチャーしたシングルを公開するほか、MONKEY MAJIK「Tokyo lights」や、Ghost like girlfriend「fallin’」のリミックス、eill「ONE LAST TIME」のプロデュースなどを担当。

また、Spotifyプレイリスト「AmPm Thinking」をコンセプトとしたユニット主催のライブイベントを定期開催しているほか、ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーによるプロジェクト「ENERGY MUSIC PROJECT」の一環で作業用BGM「Takamagahara – ENERGY MUSIC “JUNGLE”」 を公開するなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・シングル「Is This A Game」は、過去作で共演したDJ / プロデューサー・Chocoholic、シンガポールを拠点に活動しているプロデューサー・Evanturetime(エヴァンチャータイム)とともにトラックを共作し、マレーシア・クアラルンプール出身のシンガーソングライター・Talitha.(タリータ)をボーカルにフィーチャー。タイトルに「私たちの関係は遊びなの?」という意味を込めた、清涼感のあるダンスチューンが展開されています。

そして今年2月から開始した「note」では、ユニットの自己紹介や「The BRIT Awards」にまつわる記事のほか、今回のコラボにあたってマレーシアの音楽についての紹介記事を公開。気になるリスナーはあわせてチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/08付)、Lil Baby / SIRUP / Megan Thee Stallion / yonkey

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Lil Baby / Heatin Up (feat. Gunna)

米ジョージア州アトランタ出身のラッパー、Lil Baby(リル・ベイビー)。02/28(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『My Turn』の収録曲が、チャートにランクインされました。

高校中退後、2014年から麻薬所持で懲役2年の刑務所生活を送るなか、レーベル〈Quality Control〉を率いる、Coach K(コーチ・K)、Pierre “Pee” Thomas(ピエール・”ピー”・トーマス)から才能を見出されたことで、出所後からラッパーとしてのキャリアが本格化。ラッパー・Marlo(マルロ)や、アトランタの同じ地域の幼馴染みである、Young Thug(ヤング・サグ)などから多大なサポートを受け、2017年には『Perfect Timing』を皮切りに計4本のミックステープを公開。

2018年にリリースした、デビュー・アルバム『Harder Than Ever』ならびに、盟友・Gunna(ガンナ)とのコラボ・ミックステープ『Drip Harder』が大きな話題となるなか、同年に公開したミックステープ『Street Gossip』が、リード・シングルなしにも関わらず全米アルバム・チャート初登場2位を記録。わずか1-2年ながらアトランタのネクスト・スターとして人気を確立しています。

本ニュー・アルバム『My Turn』には、リード・シングル「Woah」「Sum 2 Prove」を含む全20曲が収録されており、ゲストとして、Gunna(ガンナ)、42 Dugg(42・ダグ)、Future(フューチャー)、Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Moneybagg Yo(マネーバッグ・ヨー)、Young Thug(ヤング・サグ)、Rylo Rodriguez(ライロ・ロドリゲス)などをフィーチャー。ニューヨークタイムズで公開されているインタビューで、前作『Street Gossip』から1年間リリースが空いたことを踏まえて「今の俺は全く違う、全てが変化した」ことをコメントしています。

そして先日、アトランタにある母校(ブッカー・T・ワシントン高校)に約15万ドルを寄付し、本ニュー・アルバム『My Turn』のタイトルを冠した新たな奨学金を設立したことでも話題に。今後の活動にさらなる注目が集まります。



SIRUP / Why Can’t

大阪府出身のシンガーソングライター、SIRUP。03/25(Wed)にリリースされる注目のニュー・EP『CIY』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2019年5月にリリースされた1stフル・アルバム『FEEL GOOD』に次ぐ、およそ10ヶ月ぶりの新作に。同年には、キャリア初となった全国ツアーや各種イベント出演を展開し、Tom Misch(トム・ミッシュ)大阪公演のサポート・アクトを務めたほか、台北での初海外公演、Zeppでの初ワンマン公演「channel 01」(東京・大阪)を開催。その間、配信シングル「Light」をリリースしたほか、Shin Sakiura、Kenichiro Nishihara、ANIMAL HACK、DJ HASEBE、MONKEY MAJIK、showmore、BASI(韻シスト)、WILYWNKA、GANMI、など多くのアーティストとのコラボ楽曲を公開。

また、自身が所属するコレクティブ・Soulflexでは2つのEP『Collected 1』『Collected 2』を発表。今年2月にリリースされたニュー・アルバム、BIM『NOT BUSY』の収録曲「Runnin’ feat. kZm, SIRUP」にも参加するなど、幅広い活躍が続いています。

本ニュー・EP『CIY』のタイトルは「Choice is Yours」の略で「愛をどう使うかが人生において最大の鍵」であることがテーマの模様。各収録曲について、Mori ZentaroとShin Sakiuraがタッグを組んだ「Why Can’t」、STUTSと井上惇志(showmore)がサウンド・プロデュースしたトラックで愛の葛藤を歌ったという「Need You Bad」、ロンドン出身のDJ / プロデューサー・Joe Hertz(ジョー・ハーツ)が手がけた「MAIGO feat. Joe Hertz」、昨年のZepp公演でアンコール披露された「Ready For You」、プロデューサー・Tepppeiによる「Pool」リミックスなどを含む、全7曲が予定されています。

そしてジャケット・アートワークについて、アート・ディレクション:YAR(ヤール)、アートワーク:Mana Morimoto、フォトグラフィ:toki、スタイリスト:TEPPEI、ヘアスタイル:TAKAIが、それぞれ担当。リード・シングル「Why Can’t」のMV公開予告がされているほか(03/08時点)、今年9月から開催予定の全国ツアー「Playlist TOUR 2020」のチケット先行受付が開始。ぜひチェックを。



Megan Thee Stallion / Captain Hook

米テキサス州ヒューストン出身のラッパー / シンガーソングライター、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)。03/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・EP『Suga』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2019年5月にリリースされたミックステープ『Fever』に次ぐ、約10ヶ月ぶりの新作に。活動当初から、テキサス・サザン大学で医療経営を学ぶ学生としても知られるなか、同年には、米ヒップホップ誌「XXL」がアップカミングな若手ラッパーをセレクトする恒例企画「Freshman Class」の1人に選出。その後、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Ty Dolla Sign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャーし自身のキャッチフレーズを冠したサマー・アンセム「Hot Girl Summer」が、全米シングル・チャート11位のバイラル・ヒットを記録。

今年に入って映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」サウンドトラックとして、Normani(ノーマニ)とのコラボ・シングル「Diamonds」をリリースしたほか、Phony Ppl(フォニー・ピープル)との「Tiny Desk Concert」共演パフォーマンスやコラボ・シングル「Fkn Around」が話題になるなど、全米中心に大きな注目を集めています。

そんななか、ニュー・EP『Suga』のリリース直前から、所属レーベルの1つである〈1501 Certified Entertainment〉との契約問題に直面。インスタグラム・ストーリーを通じて、初期に結んだ契約内容についての再交渉が拒否された結果、同レーベルから本作のリリースが妨げられる事態があったことを表明。本作の公開を巡って、同レーベルは彼女に契約違反を申し立てていたなか、テキサス地方裁判所から彼女に一時的な許可が与えられたことで、今回のリリースが実現された模様です。

インタビューを通じて、2019年に病死した実母の誕生日(05/02)に向けて現在ニュー・アルバムを制作していることを明かしており、今後の活動状況を鑑みて、ファンのために本作を残したとのこと。かねてから他レーベル〈300 Entertainment〉や〈Roc Nation〉に所属していることから、現在は〈1501 Certified Entertainment〉との契約終了を求める訴訟を起こしており、多くのアーティストが契約問題に悩まされる昨今、さらなる続報が待たれます。



yonkey, Ace Hashimoto / Haunter

1997年生まれのプロデューサー / トラックメイカー、yonkey。02/19(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2歳からクラシックピアノを習い、高校時代にUVERworldの武道館ライブを観たことをきっかけに、2014年に幼馴染みとともにバンド「Klang Ruler」を結成。バンドのフロントマンとして自主イベント「Magnet」を展開するなか、kojikoji、新しい学校のリーダーズ、Foods、sooogood!など、同世代のアーティストをフィーチャーしたカバー企画「Midnight Session」を、YouTubeに定期公開。

また、Skrillex(スクリレックス)の影響で18歳からトラックメイキングを始め、川崎市出身のラッパー・Snozzz、ヒップホップクルー・OGFなどのプロデュースを担当。2018年に開催された「ASOBISYSTEM THE AUDITION 2018」で「LINE RECORDS賞」を受賞し、2019年7月にレーベル〈LINE RECORDS〉を通じてデビュー・シングル「ダウナーラブ(feat. AAAMYYY)」をリリースするなど、マルチな活躍が続いています。

本ニュー・シングル「Haunter」には、かつて、Brandun DeShay(ブランダン・ デシャイ)としてヒップホップ・コレクティヴ〈Odd Future〉に所属し、親日家としても知られる米シカゴ出身のラッパー・Ace Hashimoto(エース・橋本)をフィーチャー。先日から公開されているインタビューによれば、2019年にリリースされた、RhymeTube「ALL 4 U (feat. Ace Hashimoto)」で存在を知り、共通の知人であるフランス人プロデューサー・Moe Shop(モエ・ショップ)を通じてオファーした模様。Ace Hashimoto(エース・橋本)がリリックとメロディー、yonkeyがトラックをメインに担当し、ローファイ・ヒップホップのアナログサウンドや、80-90年代のアニメーションからインスピレーションを受けて作曲したとのことです。

そして先日からリリック・ビデオが公開されており、ビデオグラファー・naoeikkaが制作、阿部将之(LICHT-ER)が照明を担当し、仙台市出身のモデル・岡本ゆい、が出演しています。今後さまざまなシンガーやラッパーとのコラボを考えているとのことで、引き続き注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/01付)、Disclosure / Nao Yoshioka / Soccer Mommy / Tempalay

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Disclosure, Eko Roosevelt / Tondo

英サリー州ライゲート出身のエレクトロニック・デュオ、Disclosure(ディスクロージャー)。02/25(Tue)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年に連続リリースされた5曲を収録したEP『Moonlight』に次ぐ、およそ1年半ぶりの新作に。同年には、Friendly Fires(フレンドリー・ファイアーズ)「Heaven Let Me In」をプロデュースしたほか、当時リリースしていた自身のシングル「Ultimatum」が、第61回グラミー賞最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネート。

2019年には、Khalid(カリード)「Talk」のプロデュースに加えて、メンバー・Guy Lawrence(ガイ・ローレンス)のソロ・ワークとして、Sam Smith(サム・スミス)とともに、Donna Summer(ドナ・サマー)「I Feel Love」のカバーを発表。2020年に入ってリリースされた、故 Mac Miller(マック・ミラー)幻のアルバム『Circles』の収録曲「Blue World」に加えて、Khalid(カリード)「Know Your Worth」のプロデュースを手がけるなど、多くのコラボが続いていました。

本ニュー・シングルは、カメルーン出身のピアニスト / シンガー・Eko Roosevelt(エコ・ルーズヴェルト)が、2019年にリリースした楽曲「Tondoho Mba」をサンプリング。Disclosure(ディスクロージャー)本人のツイートによれば、過去数年に渡ってアフリカン・ミュージックを探求してきたことを明かしており、デュオの現在のモードが反映されている模様です。

そして、02/24(Mon)からのニュー・シングル5日間連続リリースを経て、現在は5曲入りのEP『Ecstacy』として公開。それぞれのサンプリング元としては、1曲目「Ecstacy」では、70年代半ばに活躍した米ファンクバンド・Aquarian Dream(アクエリアン・ドリーム)の「Fantasy」(1978年)。2曲目「Tondo」は先述の通り。

3曲目「Expressing What Matters」は、AORシーンを代表するシンガー・Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)の「Lowdown」(1976年)。4曲目「Etran」は、ニジェール出身のバンド・Etran Finatawa(エトラン・フィナタワ)の「Heeme」(2006年)。

ラスト5曲目「Get Close」では、SnoopDogg(スヌープ・ドッグ)をサンプリングしている模様です(楽曲不明)。再び、数週間以内に新たなリリースを控えていることを示唆していることから、今後のアナウンスに期待が高まります。



Nao Yoshioka, Kiah Victoria / Loyalty

大阪府出身、現在はニューヨークを拠点に活動しているソウルシンガー・Nao Yoshioka。02/14(Fri)にシングル・カットされた楽曲が、チャートにランクインされました。

2009年に単身渡米し、ニューヨークを拠点に活動するなか、2011年にアポロシアターで開催されたプロへの登竜門的イベント「アマチュアナイト」で準優勝を獲得。同年には、全米最大級のゴスペル・フェスティバル「McDonald’s Gospelfest」(マクドナルド・ゴスペルフェスト)女性ソロ・ボーカル部門のオーディションで4万人のなかからファイナリストに初選出されるなど、大きな注目を集めることに。

帰国後、リアルミュージック専門レーベル〈Sweet Soul Records〉エグゼクティブプロデューサー・山内直己に見出され、2013年にデビュー・アルバム『The Light』を発表。2015年には全米デビュー作となるメジャー1stアルバム『Rising』をリリースし、2016年に米メリーランド州コロンビアで開催された「Capital Jazz Fest」では、2万人規模のステージでパフォーマンスを披露。2018年よりニューヨークに再び活動拠点を移し、2019年にアメリカ最大手のソウルミュージック・メディア「SoulTracks」年間アワードで「最優秀女性ボーカリスト」の1人にノミネートされるなど、ボーダーレスな活躍が続いています。

本シングル「Loyalty」は、2019年8月にリリースした4thアルバム『Undeniable』からのシングル・カットであり、米ブルックリンを拠点に活動しているシンガー・Kiah Victoria(キーア・ヴィクトリア)をフィーチャーしたナンバー。Nao Yoshioka本人のコメントによれば、大切な人への一途な想い(忠誠心)を歌ったラブソングとのことで、先日から公開されているリリックビデオは、自立した2人を象徴している「キング」と「クイーン」がお互いの勝利に向けて一緒に歩んでいく歌詞のストーリーをもとに制作した模様。加えて、ジャケット・アートワークは実姉かつアートディレクター・Seiko Yoshiokaが担当しています。

そして今年4月には、福岡、大阪、北海道、渋谷の4都市を巡るライブ・ツアー「Nao Yoshioka World Tour 2020 – Loyalty – 」が開催予定(03/01時点)。オフィシャルサイトで最新情報を確認しつつ、お近くのリスナーはぜひチェックを。



Soccer Mommy / bloodstream

米テネシー州ナッシュビル出身のシンガーソングライター・Sophia Regina Allison(ソフィー・レジーナ・アリソン)によるソロ・プロジェクト、Soccer Mommy(サッカー・マミー)。02/28(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『color theory』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年のニューヨーク大学に在学していた当時、Bandcampを通じて宅録音源を公開し始めたことから音楽活動が本格化。ライブ活動を始めてまもなく、2016年にレーベル〈Orchid Tapes〉より1stインディー・アルバム『For Young Hearts』をリリース。その後、レーベル〈Fat Possum Records〉とサインし、大学中退後、2017年にナッシュビルへ活動拠点を移すことに。同年の2ndインディー・アルバム『Collection』を経て、2018年にリリースしたメジャー・デビューアルバム『Clean』が多くのアルバム・オブ・ザ・イヤーのリストに選ばれることに。 Paramore(パラモア)、Foster the People(フォスター・ザ・ピープル)、Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)、Wilco(ウィルコ)などとのライブ共演も話題になり、国内外で大きな注目を集めています。

前作『Clean』から、およそ2年ぶりの新作となった本ニュー・アルバム『color theory』。リード・シングル「​circle the drain」「yellow is the color of her eyes」「​lucy」などを含む全10曲が収録されており、今年1月にニューヨークタイムズで公開されたインタビューによれば、収録曲はそれぞれ異なる意味を持つ3つの色に分けられる模様。序盤4曲は、悲しみ、憂鬱、失恋の青。中盤3曲は、妄想と病気、精神的かつ肉体的な黄色。終盤3曲は、死の灰色という「色彩理論」をテーマにそれぞれ制作しており、パーソナルなトラウマや苦しみの体験からの視点が取り入れられているとのことです。

そして先日から、リード・シングル「​circle the drain」「yellow is the color of her eyes」「​lucy」に加えて、オープナー・トラック「bloodstream」のMVが公開。2019年の初来日公演に次ぐ、さらなる来日のアナウンスにも期待が高まります。



Tempalay / 大東京万博

東京を拠点に活動しているロック・バンド、Tempalay。02/26(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2019年6月にリリースされた3rdアルバム『21世紀より愛をこめて』以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。同年には、バンド初のドラマタイアップとして、テレビ東京系土曜ドラマ25『サ道』エンディングテーマに「そなちね」が起用されたほか、全国12都市を巡るライブツアーやクリエイティブ・レーベル〈PERIMETRON〉とのスペシャルライブセット(沖縄)などが話題に。

また、メンバーのソロ活動では、John Natsuki(Dr)が5曲入りEP『Theatre of Strange』やシングル「化けの皮」「get down JESUS」をリリースし、10代からの友人であるプロデューサー / ラッパー・Kaz Skellingtonとの共演が続くなか、03/04(Wed)には1stアルバム『脱皮』が公開予定。

加えて、AAAMYYY(Cho, Syn)は1stフル・アルバム『BODY』をリリースし、TSUBAME(TOKYO HEALTH CLUB)、踊Foot Works、Mega Shinnosuke、Opus Inn、yonkey、BREIMEN、Shin Sakiura、などの楽曲にフィーチャー。SUUMO(スーモ)特別映像に楽曲「HOME」を書き下ろしたほか、カルチャーメディア「CINRA.NET」でNetflixコラムの連載がスタートするなど、ともに幅広い活躍が続いています。

本ニュー・シングル「大東京万博」は、二胡奏者・吉田悠樹が参加しており、Shu Sasaki(PERIMETRON)がディレクションを務めたMVには、福岡県太宰府市の踊りの団体「太宰府まほろば衆」のメンバーが出演。仮面を被った小原稜斗を「大覚」に祭り上げる演出や、中盤にある「ラッセーラ」という掛け声、芸能山城組をモチーフとしたプロダクションなど、大友克洋の「AKIRA」からのインスパイアを感じさせる映像が展開されています。

また先日、今年3月から開催予定だった東名阪ワンマンツアー「TOUR2020」について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、大阪、名古屋公演の開催延期を発表。今後の予定については、オフィシャルサイトで最新情報の確認を。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/24付)、Grimes / BIM / The Avalanches / gummyboy

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Grimes / You’ll miss me when I’m not around

カナダ・バンクーバー出身のシンガーソングライター / プロデューサー・Claire Elise Boucher(クレア・エリーゼ・ブーシェ)によるソロ・プロジェクト、Grimes(グライムス)。02/21(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Miss Anthropocene』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2015年に多くのアルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれた『Art Angels』以来となる、およそ4年3ヶ月ぶりの新作に。2018年の時点で、マネジメント関係の悪化によって所属レーベル〈4AD〉からリリースされる最後のアルバム(本作『Miss Anthropocene』)と、独立後にリリース予定の「純粋な暗闇とカオス」をテーマにしたアルバムの計2作品をレコーディング。期間を設けて発表予定であることをコメントしていました。

また同年には、Janelle Monáe(ジャネール・モネイ)「Pynk」を筆頭に、Poppy(ポピー)「Play Destroy」、Bring Me the Horizo​​n(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)「Nihilist Blues」などでフィーチャー。プライベートでは、2018年ごろから実業家・Elon Musk(イーロン・マスク)との交際が取り沙汰され、2020年1月にはSNSを通じて第一子妊娠を発表するなど、テン年代を象徴するアーティストの1人として大きな注目を集めています。

通算5枚目となる本ニュー・アルバム『Miss Anthropocene』は、人類が地球の生態系や気候に大きな影響を及ぼすようになった新たな地質時代を指す「人新世(Anthropocene)」から由来しており、「気候変動を擬人化した美しい女神であり、宇宙から世界の終わりを楽しんでいるサイケデリックな悪魔(=Miss Anthropocene)」を表現したコンセプト・アルバムとのこと。

各収録曲では、人類と気候変動の暴力的な関係を地球視点からのラブソングに落とし込んだ「Violence」や、人工知能を用いたプロパガンダで潜在的な信仰を広げていく少女楽団(北朝鮮の音楽ユニット「牡丹峰楽団」からのインスパイア)を歌った「We Appreciate Power」、オピオイド危機によって友人やLil Peep(リル・ピープ)を失った絶望を書いた「Delete Forever」など、さまざまな差し迫った状況を曲として擬人化。どこか後ろめたい印象を持つ気候変動というテーマをキャラクター化することで、美少女戦士セーラームーンに登場する「クイン・ベリル」のような親しみのある悪役として、多くの人たちに捉えられるよう制作した模様です。未聴のリスナーはぜひチェックを。



BIM / Runnin’ feat. kZm, SIRUP

川崎市高津区出身で、ヒップホップ・ユニット「THE OTOGIBANASHI’S」や、クリエイティブ・チーム〈CreativeDrugStore〉の中心人物としても知られるラッパー / ビートメイカー、BIM。02/12(Wed)にリリースされた注目のニュー・EP『NOT BUSY』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2018年に1stソロ・アルバム『The Beam』をリリースしたのち、2019年に開催した初のワンマン・ライブ「Magical Resort」が東京・大阪ともにソールドアウトを記録し、VaVaが開催した『VVORLD』リリース・ツアーにゲスト参加するなど、各方面から高い人気を集めている、BIM。その後、STUTSがプロデュースを手がけたシングル「Veranda」をリリースしたほか、STUTS、RYO-Z(RIP SLYME)とのコラボ・シングル「マジックアワー」や、SIRUP「Slow Dance feat. BIM」に加えて、プライベートで親交の深い藤井健太郎とのインタビューも話題に。さらに、木村カエラが今年3月にリリースするミニ・アルバム『ZIG ZAG』のタイトル・トラックにフィーチャーされるなど、さまざまな共演が続いています。

忙しくはない、けど暇ではない。」を世界観に持つ、本ニュー・EP『NOT BUSY』。kZm、SIRUP、Bose(スチャダラパー)などがゲスト参加した全6曲が収録されており、前作『The Beam』から引き続き、ドイツ出身のプロデューサー・Rascal(ラスカル)が全作曲、エンジニア・illicit tsuboiがミキシングを担当。さらに、BIMの地元と思われる溝の口駅にあるペデストリアンデッキ「キラリデッキ」が歌われている収録曲「KIRARI Deck」には、G.RINAがコーラスとして参加しています。

そして先日から、ODDJOBが制作を務めた「Wink」「Runnin’ feat. kZm,SIRUP」「Yammy, I got it」「KIRARI Deck」のオフィシャル・オーディオが公開されており(02/24時点)、キャラクターデザイン:シャシャミン、アニメーション:Takeru Shibuya、背景デザイン:富田凪が担当。今年3月からは全国5都市を巡るワンマン・ツアー「NOT BUSY 2020」が予定されており、あわせてぜひチェックを。



The Avalanches / We Will Always Love You (feat. Blood Orange)

オーストラリア・メルボルン出身のグループ、The Avalanches(アヴァランチーズ)。02/20(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

膨大なサンプリング・ソースから極上のサウンド・コラージュを生み出すグループとして広く知られ、およそ3,500枚以上のレコードから900曲以上の曲をサンプリングして完成された、2000年のデビュー・アルバム『Since I Left You』は、ゼロ年代を代表する金字塔の1つに。2016年には、当時16年ぶりの新作として2ndアルバム『Wildflower』がリリースされたことでも大きな話題となりました。

一方で、メンバーの1人である、Robbie Chater(ロビー・チャター)が長期間に渡って自己免疫性疾患に悩まされたほか、サンプリングのクリアランスに数年間かかっていたことから、作品制作に長い期間を要することでも知られるように。そんななか、2017年にオーストラリアのラジオ局「FBI Radio」で公開されたインタビューを通じて、ニュー・アルバムのレコーディングに取りかかっていることを公言。2019年3月ごろから米ハリウッドにある世界有数のスタジオ「Sunset Sound Recorders」でのレコーディング風景を、自身のフェイスブックに複数ポストするなか、同年11月にはニュー・アルバムがほぼ完成したことをアナウンス。リスナーのあいだで「2032年がやってきた!」と予想を超えるリリースペースに期待が高まっている模様です。

本ニュー・シングルには、英イーストロンドン出身のプロデューサー・Dev Hynes(デヴ・ハインズ)によるソロ・プロジェクト、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)をフィーチャー。トラックには、Smokey Robinson & The Miracles(スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)「I’ll Take You Any Way That You Come」と、The Roches(ローチェス)「Hammond Song」がサンプリングされており、インスタグラムの投稿によれば、The Roches(ローチェス)のサンプリング音源は、野村訓市と一緒に集めたもののようです。

そしてニュー・アルバムには、Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)、JPEGMAFIA(ジェイペグマフィア)、Dhani Harrison(ダーニ・ハリスン)、Cornelius(コーネリアス)、Naeem Juwan(ナイーム・ジュワン)、Jennifer Herrema(ジェニファー・ヘレマ)などを始め、多くのミュージシャンの参加が予期されており、今後のアナウンスに引き続き注目が集まります。



gummyboy / thinking?

東京都杉並区出身のラッパーで、ヒップホップ・クルー「Mall Boyz」のメンバーとしても知られる、gummyboy。02/19(Wed)にリリースされた注目のミックステープ『The World of Tiffany』の収録曲が、チャートにランクインされました。

中学2年生のころから、Eminem(エミネム)や90’sヒップホップを数多く愛聴し、2017年に同じ大学に通っていたラッパー・Tohjiからの影響でラップを始めるように。2018年に、Tohji、東京を拠点に活動するDJ / プロデューサー・stei、アートディレクター・Sahashiなど、さまざまなクリエイターとともに「Mall Boyz」を結成し、ショッピングモールをルーツに持つ(フッドを持たない)ヒップホップ・クルーとして、同年末にリリースした1st EP『MALL TAPE』が大きな話題に。また同年に公開したソロ・EP『SKLTN』『Ultimate Nerd Gang』を経て、2019年にソロ・EP『pearl drop』をリリース。DJ CHARI、Masayoshi Iimori、wood pure luvheartなどの楽曲にも参加し、ソロ活動が活発化するなかでの注目のリリースとなりました。

キャリア初となるミックステープ『The World of Tiffany』には、2020年に入って公開されたリード・シングル「f***in’ boy」「thinking?」を含む全9曲が収録。クリエイティブ・プロデューサーとして、Keiichi Toyama(CANTEEN)が参加しており、gummyboy本人のツイートによれば「”The World of Tiffany”はいろんなときにいろんなところで正直な気持ち込めて作った。」(一部抜粋)とコメントしています。

そして先日から、MV「f***in’ boy」「thinking?」が公開されているほか、本ミックステープのカバー・アートワークならびに新しいアーティスト写真は、写真家・Ryo Yoshiyaが担当しています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/16付)、Tame Impala / ANIMAL HACK / The Strokes / (sic)boy, KM

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Tame Impala / Breathe Deeper

オーストラリア・パース出身のサイケデリックロック・バンド、Tame Impala(テーム・インパラ)。02/14(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『The Slow Rush』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2015年にリリースされた3rdアルバム『Currents』以来となる、およそ4年7ヶ月ぶりの新作に。その間、ZHU(ズー)や、Theophilus London(セオフィラス・ロンドン)、SZA(シザ)とのコラボ・シングルを始め、フロントマン・Kevin Parker(ケヴィン・パーカー)のプロデュース・ワークとして、Lady Gaga(レディー・ガガ)、Kali Uchis(カリ・ウチス)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Kanye West(カニエ・ウエスト)、Mark Ronson(マーク・ロンソン)などのアルバムに参加したことでも話題に。

2018年に行われた「Beats 1」でのインタビューで、本ニュー・アルバムの制作が開始していることを明かしていましたが、同年11月には、カリフォルニア州の大規模な山火事によって、マリブで借りていたプライベート・スタジオと機材が焼失する事態に見舞われることに。その後、かろうじて持ち出したPCとハードディスクとともにハリウッドヒルズにある自宅の地下スタジオで制作を進め、2019年にはシングル「Patience」「Borderline」を携えて、世界最大級の音楽フェスティバル「Coachella 2019」(コーチェラ)で初のヘッドライナーを務めました。

Kevin Parker(ケヴィン・パーカー)が全面プロデュースを手がけ、アルバム全体を通じて「時の流れ」を表現している、本ニュー・アルバム『The Slow Rush』。2019年に公開されたインタビューでは、ガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説「百年の孤独」からの影響を明かしており、歴史は繰り返される運命にあるということにインスピレーションを受けた模様。

2019年に結婚したパートナー・Sophie Lawrence(ソフィー・ローレンス)との関係を反映させた「Instant Destiny」や、2009年に死別した実父への複雑な想いと赦しを込めた「Posthumous Forgiveness」に加えて、収録曲のタイトルには、1年、明日、昨日、1時間、という「時間」に関するテーマが並んでおり、時が流れていくことでもたらされていく自身の心境の変化と未来の人生への思索について、リリックで語られています。未聴のリスナーはぜひチェックを。



ANIMAL HACK / DIVE (feat. okkaaa)

東京を拠点とするプロデューサー・デュオ、ANIMAL HACK。02/05(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

高校の同級生という、MASAtO、YUtAによって構成されており、楽曲制作やジャケット・アートワークなどをトータルプロデュースで手がけていることで話題に。2016年に1stシングル「Keep Shakin」ならびにEP『ANIMAL HACK』をリリースし、音楽活動を本格化。2017年の2nd EP『Boy』を皮切りにコンスタントにリリースを重ねていくなか、2018年に公開したアルバム『GIFT』の収録曲「Pressure」が、Apple Music Japan「100 best songs in the world representing 2018」の1曲に選出。2019年にリリースされたEP、4s4ki『NEMNEM』全楽曲のプロデュースを担当するほか、自身のコラボ・シングル「Days Gone By (feat. SIRUP)」「グッドバイ・ハイヒール (feat. 真空ホロウ)」を公開するなど、多方面での活躍が続いています。

本ニュー・シングル「DIVE」には、1999年生まれで東京を拠点に活動しているマルチクリエイター・okkaaaをフィーチャー。TOKYO FM「RADIO DRAGON -NEXT-」(02/14放送回)に出演したokkaaaのコメントによれば、高校時代からのファンであるANIMAL HACKが、2019年にリリースした自身のシングル「積乱雲」を聴いていたことからコンタクトが生まれ、対面を経て意気投合したことから今回のコラボに至った模様。ANIMAL HACKがトラックを、okkaaaがメロディと作詞をメインに担当しつつ、失われた時代に留まらず新しい世界へ飛び込むことをテーマに制作したとのことです。さらに、英語歌詞・発音のディレクションとして竹田ダニエルも参加しています。

そして先日公開されたMVは、Yosuke Kobayashiがディレクションを務め、ピンクの衣装を全身に纏った3人が都内各地を走り回る印象的な映像が展開。あわせてぜひチェックを。



The Strokes / At The Door

NY出身のロック・バンド、The Strokes(ザ・ストロークス)。04/10(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『The New Abnormal』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2013年にリリースされた5thアルバム『Comedown Machine』以来となる、およそ7年ぶりの新作に。2016年には4曲入りのEP『Future Present Past』をリリースし、2017年には南米で開催された音楽フェスティバル「Lollapalooza」(ロラパルーザ)に出演。ブラジルチリなどでヘッドライナーを務めるなか、アルゼンチンでのライブではキャリア史上最大規模となる9万人の観衆が集まったことでも話題に。

また同年には、すでにニュー・アルバムに向けたセッションに取り組んでいることを明かしており、2019年に開催した当時2年以上ぶりとなったライブでは、新曲「The Adults Are Talking」を披露。2020年2月にニューハンプシャー大学で行われたバーニー・サンダース上院議員の政治集会へライブ出演した際、ニュー・アルバム『The New Abnormal』のリリースが正式にアナウンスされました。

全9曲が収録予定の本ニュー・アルバムには、レーベル〈Def Jam Recordings〉の共同設立者としても知られ、ヒップホップ・シーンをメジャーに広めた立役者の1人である、プロデューサー・Rick Rubin(リック・ルービン)が参加。2017年当時からバンドのセッションに参加していた模様で、本リード・シングル「At The Door」のプロデュースも担当しています。

そして、ジャケット・アートワークは、同じくNY出身の現代アーティスト・Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)の作品「バード・オン・マネー」が使用されているほか、80年代にアメリカで人気を集めたテレビアニメ・シリーズ「ヒーマンと超空の覇者たち」の影響を受けたMVも公開されています。現在、ヨーロッパならびにアメリカ・ツアーの開催が予定されているなか、来日公演にまつわる今後のアナウンスに期待が高まります。



(sic)boy, KM / (sic)’s sense

オルタナティブロックならびにヒップホップ・シーンを中心に注目を集めるラッパー・(sic)boyと、東京を拠点に活動しているトラックメイカー / プロデューサー・KMが注目の初共演。02/05(Wed)にリリースされたコラボ・EP『(sic)’s sense』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2019年に公開されたインタビューによれば、小学6年生のときに聴いたL’Arc-en-Cielをきっかけに、My Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス)、Marilyn Manson(マリリン・マンソン)、Nirvana(ニルヴァーナ)など、さまざまなオルタナティブロックを愛聴しているという、(sic)boy。

高校3年生のころからトラップ・シーンの隆盛とともにラップに傾倒し、2018年に「Sid the Lynch」名義でSoundCloudにアップした1st EP『NEVERENDING??』を皮切りに、多くの楽曲を公開。2019年には、札幌出身のラッパー・Sleet Mageを客演に、釈迦坊主をプロデューサーに迎えたシングル「Hype’s」をリリースするなど、エモ・ラップの新鋭として注目を集めています。

本コラボ・EP『(sic)’s sense』には、リード・シングル「freezing night」「no.13 ghost」を含む全5曲が収録されており、トラックメイカー / プロデューサー・KMが全面プロデュース。block.fm「TCY Radio」(02/14放送回)に両者ともにゲスト出演した際、都内のイベントに出演していた(sic)boyにKMからコンタクトを取ったことで今回のコラボが始まったことを明かしており、さらにはコラボ・アルバムの年内リリースも予定されている模様です。

そして、03/04(Wed)WALL&WALL(表参道)には、本コラボ・EP『(sic)’s sense』のリリース・パーティーが開催。ゲストに、釈迦坊主、vividboooy、Only U、No Flower(kiLLa)などの出演が予定されており、お近くのリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/09付)、Leon Bridges, Khruangbin / cero / Phony Ppl / GEZAN

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Leon Bridges, Khruangbin / Texas Sun

シンガーソングライター・Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)、ファンクバンド・Khruangbin(クルアンビン)による、米テキサス州出身の2組がコラボ。02/07(Fri)にリリースされた注目のニュー・EP『Texas Sun』の収録曲が、チャートにランクインされました。

今回のコラボレーションは、2018年にお互いのアルバム・ツアーで共演して親交を深めたことから始まり、Khruangbin(クルアンビン)が行ったセッションで、Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)のボーカルを前提とした楽曲を制作したことで実現。当初シングルのBサイドにするつもりだったものの、エンジニア・Steve Christensen(スティーブ・クリステンセン)も交えたレコーディングをヒューストンで進めていくうちに4曲制作され、本ニュー・EP『Texas Sun』に発展していった模様です。

Khruangbin(クルアンビン)のベーシスト・Laura Lee(ローラ・リー)は「意図的なことは避けて、音楽が自然に鳴るようにした。そうすることで、音楽自身が明らかになる。同じようなアプローチをLeonに対しても行なって、他の人が入ってこれるように私たちの世界を開いていたの」とコメント。60-70年代のタイ・ファンクから強く影響を受け、エキゾチックなインストゥルメンタル・ミュージックを展開するKhruangbin(クルアンビン)の世界観に初めてボーカルが加わったことで、テキサスのロードサイドを想起させるようなカントリー / ブルー・グラスの聴き心地を感じさせます。

そして先日から、ストリーミング配信に加えて、CD、アナログ、カラー・バイナル(限定盤)などのフィジカル・リリースも開始。2019年にすでにライブで披露されているなか、2組による来日公演の実現にも期待が高まります。



cero / Fdf

東京を拠点に活動しているバンド、cero。02/05(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた4thアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』以来となる、およそ1年8ヶ月ぶりの新作に。2019年にはキャリア初のNHKホールでのワンマン・ライブ「別天」を成功させたほか、通算4度目となるバンド主催企画「Traffic」を開催。また現在、Netflixで全世界独占配信されている、監督・渡辺信一郎によるオリジナルアニメ『キャロル&チューズデイ』に楽曲提供を行ない、フロントマンを務める高城晶平がソロ・プロジェクト「Shohei Takagi Parallela Botanica」でのライブ活動も本格化させるなど、多方面での活躍が続いていました。

本ニュー・シングル「Fdf」は、作曲・荒内佑、作詞・高城晶平で手がけており、シングル「街の報せ」から引き続きレコーディング / ミキシング・奥田泰次(STUDIO MSR)に加えて、マスタリング・木村健太郎(KIMKEN STUDIO, 2020)が担当。ジャケット・アートワークは、デザイナー・坂脇慶、フォトグラファー・題府基行によって制作されており、本ニュー・シングルの世界観である「光る円盤に乗ってベッドルームから月までフライトするようなポップミュージック」が表現されています。

そして、先日に行われた東京公演を皮切りに全国4都市を巡るライブ・ツアー「TOUR 2020 “Contemporary Tokyo Cruise”」が現在開催中。ゲストDJとして、MOODMAN、COMPUMA、nutsman、VIDEOTAPEMUSIC、などを各地で迎えており、お近くのリスナーはチケット入手をお早めに。



Phony Ppl / Fkn Around (feat. Megan Thee Stallion)

米ニューヨーク・ブルックリン出身のバンド、Phony Ppl(フォニー・ピープル)。01/31(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

中学からの友人という、ボーカル・Elbee Thrie(エルビー・スリー)、キーボード・Aja Grant(エイジャ・グラント)を中心に、2010年ごろに9人組ヒップホップ・コレクティブとして始動 。現在は、ギター・Elijah Rawk(イライジャ・ローク)、ドラム・Matt “Maffyuu” Byas(マット・マフュー・バイヤス)、ベース・Bari Bass(バリ・ベース)を含む5人組バンドとして活動を続け、プロデューサー、ライブ・サポートなど、メンバーそれぞれのソロ活動も展開。2015年にリリースしたアルバム『Yesterday’s Tomorrow』で高評価を受け、2018年にはレーベル〈300 Entertainment〉を通じてアルバム『mō’zā-ik』をリリース。2019年1月に初の来日公演を成功させたのち、同年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL」3日目のレッド・マーキーを沸かせるなど、国内外で高い人気を集めています。

本ニュー・シングル「Fkn Around」は、米テキサス州ヒューストン出身のラッパー / シンガーソングライターで、2019年に全米を席巻したサマー・アンセム「Hot Girl Summer」で話題の、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)をフィーチャー。2019年10月に初共演を果たした、アメリカの公共ラジオ放送の音楽部門「NPR Music」によるライブコンサート・シリーズ「Tiny Desk Concert」でも披露されており、相性抜群のパフォーマンスが当初から話題になっていました。

そして今年に入って、5月に米ボストン「Boston Calling」、7月にカナダ・モントリオール「Osheaga」といった大型フェスティバルへの出演が決定しているほか、現在はニュー・アルバムの制作が進められている模様。2020年内にリリースされるのか、さらなる注目が集まります。



GEZAN / Soul Material

東京を拠点に活動しているオルタナティブロック・バンド、GEZAN。01/29(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『狂(KLUE)』の収録曲が、チャートにランクインされました。

マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo, Gt)、イーグル・タカ(Gt)、カルロス・尾崎(Ba)、石原ロスカル(Dr)で構成され、2009年に大阪で結成。自主レーベル〈十三月〉を通じてコンスタントに楽曲をリリースし、全国各地でライブ活動を展開するなか、2014年から価値を再考する野外フェス「全感覚祭」を主催しており、大阪ならびに東京で定期開催されるイベントの模様は毎年話題に。2016年末より現体制となり、マヒトゥ・ザ・ピーポーのソロ活動にも注目が集まるなか、2019年には「FUJI ROCK FESTIVAL」(WHITE STAGE)出演や、バンド初のドキュメンタリー映画「Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN」が公開されるなど、多方面でさまざまな活躍が続いています。

2018年にリリースされた4thアルバム『Silence Will Speak』に次ぐ、およそ1年3ヶ月ぶりのニュー・アルバムとなった『狂(KLUE)』 。エンジニア・内田直之を招いて「Red Bull Studios Tokyo」でレコーディングされており、全編を通してBPM100のビートで統一されたレベル・ミュージックが展開。先日公開されたインタビューによれば、写真家・岩根愛が担当したジャケット・アートワークには、福島県三春町の伝統文化「ひょっとこ踊り」を継いでいる、橋本広司(高柴デコ屋敷17代目)の姿が映し出されています。

そして、今月2月から全国7ヶ所を巡るリリース・ツアーを開催。すでに一部ソールドアウトを記録しており、気になるリスナーはお早めにチケット入手を。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/02付)、Gorillaz / 角銅真実 / J Hus / Vaundy

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Gorillaz / Momentary Bliss (feat. slowthai and Slaves)

ロンドン発のカートゥーン・バンド、Gorillaz(ゴリラズ)。01/30(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた6thアルバム『The Now Now』以来となる、およそ1年7ヶ月ぶりの新作に。リリース当時は、カートゥーンメンバー・Murdoc(マードック)が刑務所に収容されたかわりに、人気テレビアニメ作品「パワーパフガールズ」に登場するキャラクター・エースがベーシストとして参加したことでも話題に(その後、テキスト・ゲーム「Free Murdoc」を経てバンドに再合流)。

同年6月からは世界29ヶ所を巡るワールド・ツアー「The Now Now Tour」を開催し、2019年には約3年間にわたって撮影されてきたバンド初のドキュメンタリー映画『Gorillaz: Reject False Icons』が、世界各地の映画館で上映。アルバム『Humanz』『The Now Now』の制作過程やワールド・ツアーの模様を追った内容となっており、YouTubeを通じてディレクターズ・カット版(パート3まで)が現在配信されています。

本ニュー・シングルでは、英ケント出身のパンクロックバンド・Slaves(スレイヴス)、英ノーザンプトン出身のラッパー・slowthai(スロータイ)を初フィーチャー。リリース翌日に公開されたMVには、Damon Albarn(デーモン・アルバーン)、上記のゲスト2組に加えて、2-D、Murdoc(マードック)、Russel(ラッセル)、Noodle(ヌードル)といったカートゥーンメンバー4人も登場。現実とカートゥーンがコラボした、楽しげなレコーディング風景が収められています。

なお、本ニュー・シングルは、従来のアルバム・リリースとは異なる新たなプロジェクト『SONG MACHINE』シリーズの第1エピソードとして公開。今後さまざまなアーティストとのコラボが予想されるなか、BBC 1 Radioに出演した、Damon Albarn(デーモン・アルバーン)へのインタビューによれば、ScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)、Sampa The Great(サンパ・ザ・グレイト)とスタジオ入りしていることをコメント。今後のリリースに注目が集まります。



角銅真実 / 6月の窓

長崎県生まれの打楽器奏者 / シンガーソングライター、角銅真実。01/22(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『oar』の収録曲が、チャートにランクインされました。

東京藝術大学音楽学部(器楽科打楽器専攻)を卒業し、個展やコンサートの開催、さまざまな作品への楽曲提供、スタジオワークでの演奏参加、インスタレーション作品の制作といった、幅広い表現活動を国内外で展開。2016年から自身のソロ活動と並行して、ceroのサポート・メンバー、石若駿によるセルフ・プロデュース・プロジェクト「SONGBOOK」のメンバーとしても活動するなか、2017年には自身初のソロ・アルバム『時間の上に夢が飛んでいる』を発表。

2018年に2ndソロ・アルバム『Ya Chaika』をリリースし、2019年には初めて”うた”にフォーカスしたワンマン・ライブ「角銅真実SINGS」を都内カフェで開催したのち、同年7月末の「FUJI ROCK FESTIVAL’19」にソロ名義として初出演を果たすなど、多くの活躍が続いています。

今回のリリースを通じて〈ユニバーサルミュージック〉からのメジャー・デビューを飾った、本ニュー・アルバム『oar』。キャリア初のボーカル・アルバムとなった本作には、石若駿、中村大史、西田修大、Marty Holoubek(マーティ・ホロベック)、光永渉、巌裕美子、中藤有花、大石俊太郎、網守将平、大和田俊といった、ジャンルレスかつシーン精鋭のミュージシャンが数多く参加。浅川マキ「わたしの金曜日」ならびに、フィッシュマンズ「いかれたBaby」カバーも含む全13曲が収録されており、新世代のアシッド・フォーク / アンビエント・フォーク作品として注目を集めている模様です。

そして先日から、収録曲「December 13」「Lullaby」のライブ映像が収められている、フォトグラファー・三田村亮が監督したショート・フィルムが公開。オフィシャルサイトには、ライター・松永良平が担当した、角銅真実の活動の軌跡を辿ったオフィシャル・テキスト「音楽で自由になるために。」も公開されており、02/07(Fri)14(Fri)と連続して、上記ビデオとテキストの続編が公開予定とのこと。あわせてぜひチェックを。



J Hus, Burna Boy / Play Play

英ロンドン・ストラトフォード出身のラッパー、J Hus(J・ハス)。01/24(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Big Conspiracy』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされたデビュー・アルバム『Common Sense』に次ぐ、およそ2年7ヶ月ぶりの新作に。2018年にはEP『Big Spang』を公開し、当時からニュー・アルバムの制作に取りかかっていたものの、突如としてナイフ所持の容疑で逮捕されることに(およそ2週間後に保釈されるも、懲役8ヶ月の実刑判決を受ける)。

2019年4月に刑務所から釈放されると、その数時間後にはロンドンで当時開催されていた、Drake(ドレイク)のライブにサプライズ出演したことでも話題に。その後、GRM Daily(グライム・デイリー)をフィーチャーしたシングル「Daily Duppy」をリリースし、Dave(デイヴ)、Skepta(スケプタ)、MoStack(モースタック)、Ed Sheeran(エド・シーラン)といったイギリス発の話題作でフィーチャーされるなど、シーンを代表するラッパーとして話題となっています。

本ニュー・アルバム『Big Conspiracy』は、リード・シングル「Must Be」「No Denying」「Repeat」「Play Play」を含む全13曲が収録されており、Burna Boy(バーナ・ボーイ)、Koffee(コーヒー)に加えて、J Hus(J・ハス)の姉としてリスナーのあいだで噂されている、icèe tgmをフィーチャー。前作から同じく、Jae5、iO、TSB、に加えて多数のプロデューサーが参加し、ヒップホップ、R&B、ダンスホール、アフロ、ドリルを幅広く取り入れるなど、キャリア初の全英アルバム・チャート1位を記録する作品となりました。

また、本ニュー・アルバムのリリース前にオンライン上でリークされた音源のなかには、Ella Mai(エラ・メイ)をフィーチャーした楽曲「One and Only」が存在していた模様(現在は削除済み)。現段階では正式リリースのアナウンスはされていないものの、今後の動きに引き続き注目が集まります。



Vaundy / 不可幸力

都内中心に活動しているマルチ・クリエイター、Vaundy。01/22(Wed)に配信リリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

音楽塾ヴォイス(東京校)に通っている現役大学生で、作詞、作曲、アレンジならびに、アートワークのデザインや、映像もセルフ・プロデュース。さまざまな楽曲のカバーに加えて、2019年5月からオリジナル楽曲「pain」「soramimi」「わかってないよ」をYouTubeに公開するなか、同年9月に公開したMV「東京フラッシュ」が再生回数270万回以上(2020年2月現在)を記録するなど、一部リスナーのあいだで話題に。

その後、Spotifyがピックアップする、今年大きな飛躍が期待される新進気鋭のアーティスト10組「Early Noise 2020」に選出されたほか、大型フェスティバル「ARABAKI ROCK FEST.20」「VIVA LA ROCK 2020」出演が決定するなど、各方面から大きな注目を集めています。

本ニュー・シングルは、2019年11月からMV公開されており、YouTube再生回数170万回以上(2020年2月現在)を記録するなど、当時からリスナーのあいだで配信リリースが待望されていた一曲。またMVの監督は、京都在住のグラフィック・デザイナー / アニメーター・かずおが担当しており、さまざまなカラスが登場するカラフルなアニメーションが展開されています。

そして、04/05(Sun)渋谷CLUB QUATTROにて初のワンマン・ライブ「大人間前夜」の開催が決定。さらに本人のツイートを通じて、02/07(Fri)に新曲を公開することがアナウンスされており、ワンマン・ライブのチケットとあわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(01/26付)、Thundercat / chelmico / King Krule / 岡田拓郎

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Thundercat / Black Qualls

LA出身のベーシスト / シンガーソングライター、Thundercat(サンダーキャット)。04/03(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『It Is What It Is』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた名盤『Drunk』以来となる、およそ3年ぶりの新作に。2018年には、名盤のチョップド&スクリュード版であるアルバム『Drank』に加えて、ゲーム愛あふれるシングル「Final Fight」を公開。同年には、Flying Lotus(フライング・ロータス)率いる所属レーベル〈Brainfeeder〉の設立10周年を記念したコンピレーション・アルバム『Brainfeeder X』にも参加。

また自身のソロ活動のほか、Janelle Monáe(ジャネール・モネイ)、Travis Scott(トラビス・スコット)、Mac Miller(マック・ミラー)などのアルバムに一部参加したほか、Flying Lotus(フライング・ロータス)『Flamagra』や、監督・渡辺信一郎によるオリジナルアニメ『キャロル&チューズデイ』の楽曲制作に携わるなど幅広い活躍が続いています。

本ニュー・アルバム『It Is What It Is』は、これまでの全アルバムを手がけた、Flying Lotus(フライング・ロータス)がプロデュースを担当。ゲストには、BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)、Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)が参加しているほか、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)、Lil B(リル・B)、Louis Cole(ルイス・コール)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)、Zack Fox(ザック・フォックス)などに加えて、70年代後半から80年代にかけて活躍したファンクバンド・Slave(スレイヴ)の元メンバー、Steve Arrington(スティーヴ・アーリントン)や、The Internet(ジ・インターネット)のメンバーかつプロデューサーとしても名高い、Steve Lacy(スティーヴ・レイシー)がフィーチャーされている模様です。

さらに国内盤CDのボーナス・トラックには、名曲「Show You The Way」でも共演を果たした、Michael McDonald(マイケル・マクドナルド)をフィーチャーしたボーナス・トラック「Bye For Now」が収録されるとのこと。「愛、喪失、人生、それに伴う浮き沈み」を表現したという本ニュー・アルバム。先日、国内某所でニュー・アルバムのプライベート試聴会を行っていた模様で、新作の全貌に期待が高まります。



chelmico / Easy Breezy

Rachel、Mamikoからなるラップ・ユニット、chelmico。01/17(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2019年にリリースされた「switch」に次ぐ、およそ8ヶ月ぶりの新作に。同年にはメジャー2ndアルバム『Fishing』を発表し、全国7公演を巡ったリリース・ツアーは追加公演を含めて全会場ソールド・アウトを記録。また「RUSH BALL 2019」「鉄工島フェス2019」「COUNTDOWN JAPAN 19/20」など多くのイベント出演が続くなか、今年1月には、親交の深いシンガーソングライター・iriとの共同主催ライブ「SAKEBANIGHT 2020」を東阪で開催。

さらに、chelmico初のラジオレギュラー番組(3ヶ月間限定)として、TBSラジオ「chelmicoの でも、まだ土曜日」(毎週土曜20:30〜21:00)が好評スタートしており、番組ツイッターアカウントを通じて番組継続のためのメールテーマを突如ゲリラ募集するなど、多くの反響を集めています。

そんななかリリースされた本ニュー・シングルは、現在、NHK総合で放送されている話題沸騰のテレビアニメ『映像研には手を出すな!』(毎週日曜24:10~、関西地方は24:45~)オープニング・テーマとしてもお馴染みの1曲。作曲は、インディー当時からさまざまなchelmicoのトラックを手がけている、ryo takahashi(Pistachio Studio)が担当。先日から公開されているMVは、映像ディレクター / グラフィックデザイナー・田向潤がディレクションを務めており、映像研を想起させるような、創作意欲あふれた最強の世界が展開されています。

そして、今年3月から全国10ヶ所を巡るライブ・ツアー「chelmico 感謝祭 Tour 2020」が開催。先日からチケットの一般発売が開始されており、入手はお早めに。



King Krule / (Don’t Let The Dragon) Draag On

英ロンドン・サザーク出身のミュージシャン、Archy Ivan Marshall(アーチー・マーシャル)によるソロ・プロジェクト、King Krule(キング・クルール)。02/21(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Man Alive!』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされ、イギリスとアイルランドにおける最高峰の音楽賞であるマーキュリー・プライズにノミネートされた『The Ooz』に次ぐ、およそ2年4ヶ月ぶりの新作に。同年には、Brendan Malloy(ブレンダン・マロイ)ならびに、Emmett Malloy(エメット・マロイ)監督映画『The Tribes of Palos Verdes(原作邦題:波のかなた)』サウンドトラックに参加したほか、2018年には月面でのライブ・パフォーマンスを表現した映像「Live On The Moon」を公開。

また、盟友・Mount Kimbie(マウント・キンビー)のアルバム『Love What Survives』(2017年)に収録されている「Blue Train Lines」や、シングル「Turtle Neck Man」(2018年)などでフィーチャーされるなど、独自の活動が続いていました。

本ニュー・アルバム『Man Alive!』には、前作『The Ooz』から引き続き、Dillip Harris(ディリップ・ハリス)が共同プロデュースおよびミキシングを担当。2018年に、YouTubeで公開したショート・フィルム「Hey World!」で流れていた新曲「Perfecto Miserable」「Alone, Omen 3」「(Don’t Let the Dragon) Draag On」「Energy Fleets」などを含む、全14曲が収録予定の模様です。

そして先日から、自身がディレクションを務めたMV「(Don’t Let the Dragon) Draag On」が公開。ニュー・アルバムについて今後さらなる続報が待たれます。



岡田拓郎 / Morning Sun

東京都福生市出身のソングライター / ギタリスト / プロデューサー、岡田拓郎。01/24(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2015年に解散したバンド「森は生きている」のリーダーとしても知られ、2017年にはソロ名義としてのデビュー・アルバム『ノスタルジア』をリリース。2018年には、岡田が強く影響を受けたというアルバム、Steve Hiett(スティーブ・ハイエット)『渚にて…』の収録曲「By The Pool」カバーを含む『The Beach EP』を公開。

また、サポート・ギタリストとして、柴田聡子、前野健太、安藤裕子、などのライブおよびレコーディングに参加するなか、2019年にリリースされた、South Penguinのアルバム『Y』ならびに、優河のシングル「June」のプロデュース / ミキシングを手がけるなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・シングルは、ピアノ / ウーリッツアー・谷口雄(1983)との共同制作で作曲しており、ドラム・増村和彦(元・森は生きている)が参加。また、葛西敏彦(studio ATLIO)がレコーディングならびにミキシングを手がけているほか、グラミー賞ノミネート経験もあるエンジニア、Greg Calbi(グレッグ・カルビ)がマスタリングを担当しています。

そしてリリース当日から、本ニュー・シングル「Morning Sun」MVが公開されており、注目の映像作家・Pennackyが監督。埼玉県入間市にあるカフェ兼レコーディングハウス「guzuri」にて、岡田本人に加えて、谷口雄、増村和彦、新間功人(1983)や、本ニュー・シングルのカバー・アートワークも手がけた、三船雅也(ROTH BART BARON)などによるパフォーマンスが展開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(01/19付)、Mac Miller / iri / Mura Masa / Awich

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Mac Miller / Good News

2018年9月に逝去してしまった、米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のラッパー・Mac Miller(マック・ミラー)。01/17(Fri)にリリースされたニュー・アルバム『Circles』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2018年の生前にリリースされた5thアルバム『Swimming』以来、逝去後初のアルバムとなった本作。Mac本人のインスタグラムに先日投稿された遺族のコメントによれば、前作『Swimming』をフォローアップする作品として、生前から本ニュー・アルバム『Circles』のレコーディングが開始されていたことを公表。「2つの異なるスタイルが互いに補完し合い、円を完成させる」ことを目指した「Swimming in Circles」というコンセプトを持ち、Mac自身の半生で起こった問題を乗り越えるためのヒーリング・アルバムとして制作されていたとのこと。前作『Swimming』の共同制作者として関わったプロデューサー・Jon Brion(ジョン・ブリオン)が、本ニュー・アルバム『Circles』の初期段階から深く参加しており、生前のMacと過ごした時間や会話に基づいて完成させた模様です。

なかでもリード・シングル「Good News」のリリックでは、多くのファンから良いニュースばかりが求められ、落ち込んだ姿は嫌われるという苦悩を吐露。前作『Swimming』でも語られていた、Mac自身のうつ病や孤独感といったネガテイブな感情をテーマにしているほか、先日公開されたMVでは、生前のレコーディング姿を含む、さまざまなシーンをつなげたアニメ・コラージュが展開。さらに、収録曲「I Can See」のバック・コーラスとして元交際相手である、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)の声が収録されていることに、リスナーのあいだで大きな話題になっています。

そしてオフィシャル・サイトでは、本ニュー・アルバム『Circles』グッズ・コレクションの予約受付が開始(期間限定)。かつて、2019年2月の時点で、Madlib(マッドリブ)とのコラボ・プロジェクト「Maclib」の存在が一部で話題になるなか、今回さまざまなプロセスを経てリリースされた本ニュー・アルバム『Circles』に、多くの注目が集まります。



iri / 24-25

神奈川県逗子市出身のシンガーソングライター、iri。01/08(Wed)に先行配信リリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2019年9月にリリースされた「SUMMER END」に次ぐ、およそ4ヶ月ぶりの新作に。同年には、3rdアルバム『Shade』を公開したのち、全公演ソールド・アウトを記録した東名阪ツアー「iri Presents “Wonderland”」を開催。また、Seihoによるリミックスも収録された「Wonderland」完全生産限定7インチ・アナログをリリースしたほか、私立恵比寿中学のニュー・アルバム『playlist』に「I’ll be here」を楽曲提供し、井上陽水のデビュー50周年を記念したトリビュート・アルバム『井上陽水トリビュート』で「東へ西へ」のカバーを手がけるなど、さまざまな活動が続いていました。

インタビューでも語られているように、24から25歳のめまぐるしい日々で感じたさまざまな葛藤や、なりたい自分になるという宣言を綴ったいう、本ニュー・シングル。プロデュースは、これまで数多くの楽曲を手がけている、ESME MORI(Pistachio Studio)が担当しており、先日から公開されているMVは、今回が初タッグとなる映像ディレクター・Nao Watanabeが監督しています。

そして、01/22(Wed)には完全生産限定盤(CD+シャツ)、通常盤(CD)、7インチ・アナログを含めたフィジカル・リリースが予定されているほか、今年4月から開催されるキャリア最大規模の全国ツアー「iri Spring Tour 2020」のチケット・プレオーダーが受付中。どちらもぜひチェックを。



Mura Masa, Georgia / Live Like We’re Dancing

英ガーンジー島カステル出身のプロデューサー / マルチプレイヤー、Mura Masa(ムラマサ)。01/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『R.Y.C』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされ第60回グラミー賞で2部門にノミネートされたデビュー作『Mura Masa』以来、およそ2年半ぶりの新作に。2018年には、Octavian(オクタヴィアン)、Nao(ネイオ)、slowthai(スロータイ)をフィーチャーしたシングルをそれぞれ公開し、Chic(シック)がリリースした当時25年ぶりのニュー・アルバム『It’s About Time』に一部参加するなど、多くのコラボが話題に。また、2018年から2019年にかけて開催された単独来日公演と2度の東阪ツアーを全てソールドアウトさせるなど、日本でも高い人気を集めています。

本ニュー・アルバム『R.Y.C』には、Clairo(クレイロ)、Georgia(ジョージア)、Ned Green(ネッド・グリーン)、Tirzah(ティルザ)、slowthai(スロータイ)に加えて、Wolf Alice(ウルフ・アリス)のボーカル・Ellie Rowsell(エリー・ロウゼル)などをフィーチャーした、全11曲を収録。アルバム・タイトル「R.Y.C」は、先日公開されたインタビューによれば「Raw Youth Collage」の略称が由来とのこと。幼少期に愛聴していたというパンク・ロックの影響が垣間見えるように、子どものころの記憶、体験、ストーリーなどがコラージュされたノスタルジアが感じられるアルバムを志向した模様です。

そして、収録曲のMVが数多く再生されているなか、本ニュー・アルバムの制作背景に迫るショート・ムービーならびに、NMEとのインタビュー映像も先日から公開。気になるリスナーはあわせてチェックを。



Awich, NENE / Poison

沖縄県那覇市出身のラッパー、Awich。01/11(Sat)にリリースされたニュー・アルバム『孔雀』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされたデビュー作『8』以来となる、およそ2年4ヶ月ぶりの新作に。2018年にはダブル・EP『HEART』『BEAT』を同時リリースしたのち、当時キャリア初となった全国ツアーを開催。また、kZm、SOIL & “PIMP” SESSIONS、ANARCHY、PETZ、などの新作にフィーチャーされたほか、2018年に公開された、レッドブルと〈88rising〉共同制作の長編ドキュメンタリー映像『Asia Rising: The Next Generation of Hip Hop』に出演するなど、国内外で大きな注目を集めています。

本ニュー・アルバム『孔雀』のトータル・プロデュースは、前作『8』に引き続きプロデューサー・Chaki Zulu (YENTOWN)が担当し、Baauer(バウワー)、Sam Tiba(サム・チーバ)、Matt Cab(マット・キャブ)などを含む国内外のプロデューサーが多数参加。さらにゲストとして、NENE(ゆるふわギャング)、DOGMA、鎮座DOPENESS、JP THE WAVY、OZworld、など多くのラッパーをフィーチャーしており、豪華な全20曲が収録されています。

アルバム・タイトル「孔雀」について、先日公開されたインタビューによれば、毒がある虫や蛇を好んで食べる孔雀の習性からインスパイアされたことに由来しており、天使のモチーフを持つ前作『8』から正反対にある毒々しいものを志向して制作した模様。そして、今月1月から3月にかけて全国20ヶ所を巡るリリース・ツアーの開催が予定されており、お近くのリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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