【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/25付)、BROCKHAMPTON / chelmico / Mura Masa, Clairo / dodo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



BROCKHAMPTON / NO HALO

米テキサス州サンマルコス出身、現在はLAを拠点に活動しているアメリカン・ボーイバンド、BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)。08/23(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『GINGER』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー作かつ全米チャート1位を初獲得した『iridescence』以来となる、およそ11ヶ月ぶりの新作に。先月7月から本アルバムのディザー映像がSNSを通じて2本公開されたのち、リード・シングル「I BEEN BORN AGAIN」「IF YOU PRAY RIGHT」「BOY BYE」「NO HALO」を連続リリース。バンドのプロデュース・チームのアシスタントである、Weston Freas(ウェストン・フリース)とパフォーマンス・チームのメンバー、Joba(ジョバ)がハグしあっているジャケットや各MVがそれぞれ話題となるなか、本アルバムがリリースされました。

インタビューによれば、アルバム・タイトル「GINGER」の意味や由来について「もっといい人間になろうとしてるけど壁にぶち当たっていて、自分以外に誰も自分のことを信じる人がいない、そんな人たちのための言葉だ」(一部抜粋)と、負け犬を象徴した言葉であることをコメント。本アルバムは、LAにあるメンバーのシェアハウス兼スタジオで全面制作されており、ロンドンにあるアビーロード・スタジオで制作された前作『iridescence』と比べて全体的に内省的なサウンドを感じさせます。

そして先日には、08/15(Thu)新木場スタジオコーストで行われた初の単独来日公演と「SUMMER SONIC」(大阪・東京)でのステージを含む合計3公演が開催。スキルフルなステージングと熱狂的な観客による温度の高いコミュニケーションが終始続いたライブとなり、早くも次の来日が待たれます。



chelmico / Summer day

Rachel、Mamikoからなるラップ・デュオ、chelmico。08/21(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Fishing』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたメジャーデビュー・アルバム『POWER』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。昨年公開された、冨田ラボ『M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”』の収録曲「アルペジオ」にフィーチャーされたほか、TOSHIKI HAYASHI(%C) ft. BASI & 鈴木真海子「TIME IS OVER」も話題に。全国各地の各種イベントやフェスに引っ張りだこのなか、今年5月に放送されたニッポン放送「chelmicoのオールナイトニッポン0(ZERO)」がツイッターのトレンド1位を獲得する大反響を呼ぶなど、引き続き多岐にわたる活躍が続いています。

本アルバムには「爽健美茶」のCMソングとして書き下ろされた「爽健美茶のラップ」や、テレビ東京(ドラマ25)「四月一日さん家の」オープニング・テーマ「switch」などを含む全12曲が収録。クレジットには、ESME MORI、ryo takahashi、三毛猫ホームレス、TOSHIKI HAYASHI(%C)などお馴染みのクリエイターたちが参加しているほか、収録曲「12:37」のプロデューサーとして小袋成彬が初参加しています。

また長谷川隆一監督が手がける、暑い夏の日に起こる不思議なストーリーをテーマにした「Summer day」のMVも公開。そして、今年9月からスタートする全国6カ所を巡るリリース・ツアーが全公演ソールドアウトとなるなか、マイナビBLITZ赤坂での追加公演の開催が先日発表されました。気になるリスナーはぜひお忘れなく。タニナ!



Mura Masa / I Don’t Think I Can Do This Again (with Clairo)

英ガーンジー島カステル出身のプロデューサー、Mura Masa(ムラマサ)。08/21(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Doorman (with slowthai)」以来となる、およそ9ヶ月ぶりの新作に。同年には、シングル「Move Me (featuring Octavian)」「Complicated (with Nao)」といったロンドン周辺のシンガー / ラッパーとの共作が続くなか、Chic(シック)「Till the World Falls」でフィーチャーされるなど、引き続き多くのコラボ・ワークが話題となっています。

本シングルでは、現在ワールドワイドに大きな注目を集めている米ボストン出身の新鋭シンガーソングライター・Clairo(クライロ)を初フィーチャー。Mura Masa本人のコメントでも述べているように、彼のルーツであるパンクとニュー・ウェーブを意識したサウンド・プロダクションとなっており、Clairoによるインディー・ロックとのコラボが展開。またトラックには、70’s NYパンク・ムーヴメントで主に活躍したバンド、Television(テレヴィジョン)「1880 or So」がサンプリングされています。

そして、Mura Masaへのインタビューによれば、来年1月に向けてニュー・アルバムのリリースが予定されているとのこと。本楽曲は新作からの最初のリード・シングルになっていると同時に、今後のさらなる続報にも期待が高まります。



dodo / renq

長野県出身で川崎市育ちのラッパー / トラックメイカー、dodo。08/15(Thu)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

高校時代から音楽制作をスタートし、2013年に出場した「第3回 BAZOOKA!!! 高校生ラップ選手権」でのパフォーマンスや、2014年に勃発したサイプレス上野とのビーフで一気に注目を集めることに。2016年に公開された粗悪ビーツとのコラボ・EP『FAKE』を経て、2018年にはEP『default』『pregnant』などを連続リリース。また、楽曲制作からミックス / マスタリングまでの全て作業を自宅の一室にある「10goqstudio(天国スタジオ)」で行う「オフラインミュージック」と自称した活動で知られるなか、今年2月リリースされた1stアルバム『importance』は今年屈指のヒップホップ重要作として話題となっています。

今年に入ってシングル「no pain no gain」「nothin」を連続リリースするなか、お盆休みに合わせて公開した新曲「renq」は、夏の連休(renq)をテーマにしたサマー・チューン。キャッチーかつメロディアスなトラックに「抱かれてくれよいい奴に」「平和 on the 犠牲 」などのパンチラインが飛び出しており、夜中の横浜・みなとみらいで撮影されたMVも公開されています。

そして先日開催された「FUJI ROCK FESTIVAL 2019」(ROOKIE A GO GO)に初出場を果たしており、当日披露された「kill more it」のパフォーマンス映像も公開されています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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