【トップ100・チャート】今週のピックアップ(09/29付)、DaBaby / JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / Brittany Howard / Kuro, ODOLA

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



DaBaby / BOP

米オハイオ州クリープランド出身のラッパー、DaBaby(ダベイビー)。09/27(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Kirk』の収録曲が、チャートにランクインされました。

かつて、Baby Jesus(ベイビー・ジーザス)として活動していたDaBabyは、2015年のデビュー・ミックステープ『Nonfiction』とともに音楽活動を本格化。2016年から現名義によるミックステープ『God’s Work』『Baby Talk』『Billion Dollar Baby』シリーズなど数多くリリース。2019年にレーベル〈Interscope Records〉を通じてデビュー・アルバム『Baby on Baby』をリリースし、収録曲「Suge」が全米チャート10位に到達するバイラル・ヒットを記録。XXL誌による新人ラッパー企画「Freshman Class」に選出されるなか、Lizzo(リゾ)「Truth Hurts(DaBaby Remix)」、Lil Nas X(リル・ナズ・X)「Panini(Remix)」を手がけるなど、今年を象徴するラッパーの1人として大きな注目を集めています。

デビュー・アルバムから約半年後にリリースされた本アルバム。ゲストには、 Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Gucci Mane(グッチ・メイン)、Lil Baby(リル・ベイビー)、Kevin Gates(ケビン・ゲーツ)、Migos(ミーゴス)など錚々たるラッパーが参加。アルバム・タイトル『Kirk』は、DaBabyの本名「Jonathan Lyndale Kirk(ジョナサン・リンデール・カーク)」のラストネームから引用されており、シーンを先導するラッパーとして自信作であることを感じさせます。

そして先日から収録曲「Intro」のMVが公開されており、わずか1週間で再生回数1000万回以上を突破。未聴のリスナーはあわせてぜひチェックを。



JP THE WAVY, OZworld a.k.a. R’kuma / GOOD PEOPLE GOOD COFFEE

1993年生まれで湘南平塚出身のラッパー / ダンサー、JP THE WAVY。09/20(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングル「GOOD PEOPLE GOOD COFFEE」が、チャートにランクインされました。

2017年最大級のバイラル・ヒットを叩き出し、MV再生回数1,200万回以上を記録しているシングル「Cho Wavy De Gomenne (Remix) feat. SALU」で知られる、JP THE WAVY。2018年末からリリースしているシングル「Neo Gal Wop」「Just A Lil Bit (feat. Sik-K)」も立て続けにヒットするなか、今年開催された世界最大級のカンファレンス / ショーケース・イベント「SXSW2019」に通算2度目の出演を果たすことに。その後、RIRIとのコラボ・カバーシングル「Dilemma」や、m-flo「Toxic Sweet feat. JP THE WAVY」などをリリースするなか、オリジナル・シングルとしてはおよそ8ヶ月ぶりとなる新曲が公開されました。

本シングルは、Omarion(オマリオン)、E-40(イーフォーティ)、The Game(ザ・ゲーム)、Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)といった名だたるラッパーに楽曲提供するLA出身のプロデューサー、BeatBoy(ビートボーイ)が手がけたもの。ゲストには、高校生ラップ選手権、フリースタイルダンジョンなどの人気番組に出演し、今年リリースした1stアルバム『OZWORLD』でJP THE WAVYとコラボしている沖縄出身のラッパー、OZworld a.k.a R’kuma(オズワルド・エーケーエー・レオクマ)がフィーチャーされています。

なおシングル・タイトルは、東京都目黒区にあるコーヒースタンド「Good People & Good Coffee」から引用されており、Google Mapのストリート・ビューで昼過ぎにコーヒーを飲んでいるJP THE WAVYの姿が、ファンのあいだで話題となっている模様です。MVとあわせてチェックしてみては。



Brittany Howard / Georgia

米アラバマ州アセンズ出身のミュージシャン、Brittany Howard(ブリタニー・ハワード)。09/20(Fri)にリリースされた待望の1stソロ・アルバム『Jamie』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2015年にリリースされた名盤アルバム『Sound & Color』がグラミー賞3部門受賞したロック・バンド「Alabama Shakes」のボーカリストで知られ、別バンド「Thunderbitch」「Bermuda Triangle」のボーカル・ギターとしても活躍。幼少期から作詩、ピアノ、ギターなどを始め、学生時代から複数のバンドで活動していた彼女。高校卒業後、アメリカ合衆国郵便公社でフルタイムで働くなかで毎週行っていたというジャム・セッションを経て、次第に音楽活動を本格化。2009年に結成した前身バンド「The Shakes」を経て、2012年にリリースしたAlabama Shakesのデビュー・アルバム『Boys & Girls』で大きな注目を集めることとなりました。

リード・シングル「History Repeats」「Stay High」「He Loves Me」「13th Century Metal」を経てリリースされた本アルバム。タイトル『Jamie』は、網膜芽細胞腫でわずか10代で亡くなってしまった彼女の実姉「Jamie」に捧げたもの。30歳を目前に行ったロード・トリップからインスピレーションを受け、パーソナルな自分史と信念を追求し、自身の半生が反映されたアルバムとなっている模様です。

スタジオ・ミュージシャンには、Alabama ShakesのメンバーであるZac Cockrell(ザック・コックレル)に加えて、Robert Glasper(ロバート・グラスパー)、Nate Smith(ネイト・スミス)といった名プレイヤーが参加。全収録曲のソングライティングを彼女自身が手がけており、バンドのエンジニアリングも担当しているShawn Everett(ショーン・エベレット)が本作のサウンド・メイキングを担当しています。ぜひチェックを。



Kuro, ODOLA / FOR NOTHING

東京を拠点に活動するフィール・グッドなバンド、TAMTAMのボーカリスト・Kuro。09/18(Wed)にリリースされた注目の1stソロ・アルバム『JUST SAYING HI』の収録曲が、チャートにランクインされました。

ダブ / レゲエをルーツにさまざまな作品をリリースするTAMTAMのボーカルおよびコンポーザーを担当し、トランペットやシンセサイザーもプレイするマルチプレイヤーとしても活躍する、Kuro。バンドとしては、昨年リリースされたアルバム『Modernluv』が話題となり、今年開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’19」への出演も記憶に新しいなか、注目のソロデビュー・アルバムがリリースされました。

本アルバムは、EVISBEATS、Shin Sakiura、ji2kia、君島大空などがサウンド・プロデュースを手がけているほか、2018年にリリースされた「Metamorphose feat. Kuro (TAMTAM)」でコラボしている2人組ユニット、ODOLAもゲスト参加。Kuro本人が手がけたトラックも収録されており、海外のインディーR&Bやヒップホップとの同時代性を感じさせるような、ポップかつアンビエントな音楽性が詰まった充実作となっています。

また、09/16(Mon)から1週間かけてTBSラジオ「今週の推薦曲」として収録曲「PORTLAND」がパワープレイされたほか、宇多丸(RHYMESTER)がパーソナリティを務める番組「アフター6ジャンクション」内のライブ・コーナー「LIVE & DIRECT」にてスタジオライブも披露。そして今年11月には、EBISU BATICA(東京)で本アルバムのリリース・パーティの開催も決定しており、多くのゲストが参加する見逃せない一夜となりそうです。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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