【トップ100・チャート】今週のピックアップ(11/10付)、Tame Impala / KIRINJI, 鎮座DOPENESS / FKA twigs / DedachiKenta

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Tame Impala / It Might Be Time

オーストラリア・パース出身、世界的に大きな注目を集めるサイケデリックロック・バンド、Tame Impala(テーム・インパラ)。来年、02/14(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『The Slow Rush』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2015年にリリースされた3rdアルバム『Currents』以来となる、およそ5年7ヶ月ぶりの新作に。2017年にEP『Currents B-Sides & Remixes』をリリースしたのち、2018年には、ZHU(チュー)、Theophilus London(セオフィラス・ロンドン)とのコラボ楽曲を発表。また、SZA(シザ)の未公開シングル「Back Together」(2018年)にフィーチャーされ、Travis Scott(トラヴィス・スコット)『ASTROWORLD』(2018年)の収録曲「SKELETONS」のプロデュースを手がけるなど、多くのコラボが話題となっていました。

今年公開されたニュー・シングル「Patience」「Borderline」に次ぐ新作となった本シングル。バンドのフロントマン、Kevin Parker(ケビン・パーカー)と「Beats 1 Radio」の看板DJ・Zane Lowe(ゼイン・ロウ)によるインタビューによれば、1970年にデビューしたロンドン出身のバンド・Supertramp(スーパートランプ)のメロディーや、当時のプログレッシブ・ロックからインスパイアを受けていることを明言。かつて、Kevinが自身のお気に入りのアルバムとして、当バンドの『Breakfast in America』を挙げており、大ヒット・シングルとなった収録曲「The Logical Song」の雰囲気を感じさせるとして、ファンのあいだで話題になっている模様です。

果たしてニュー・アルバム『The Slow Rush』はどのような内容となっているのか、さらなる続報が待たれます。



KIRINJI, 鎮座DOPENESS / Almond Eyes

昨年メジャー・デビュー20周年を迎えたバンド、KIRINJI。11/20(Wed)にリリースされる注目のニュー・アルバム『cherish』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

昨年リリースされた13thアルバム『愛をあるだけ、すべて』が記憶に新しいなか、およそ1年5ヶ月のときを経てリリースされる本ニュー・アルバム。今年6月に公開されたシングル「killer tune kills me feat. YonYon」や、すでに今年の「Billboard Live TOKYO」公演で披露された楽曲「雑務」に加えて、今回のリード・シングル「Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS」などを含む、全9曲が収録予定。堀込高樹がプロデュースならびにアレンジを手がけており、生音とプログラミングによるサウンド・プロダクションをさらに突き詰めたダンサブルな仕上がりになっている模様です。

なかでも、ラッパー・鎮座DOPENESSとの初コラボが実現した本リード・シングル。配信リリースと同時に公開されたリリック・ビデオは、東京を拠点に活動しているARデザイナー・asagiが手がけた仮想空間(おそらく渋谷?)の映像が展開されており、堀込高樹、鎮座DOPENESSに加えて、前作「killer tune kills me feat. YonYon」MVで振り付けを担当したダンサー・櫻井香純が出演しています。

また本アルバムのアート・ディレクションおよびデザインは、グラフィックデザイナー・大島依提亜が担当。アートワークは、NY在住のアート作家・Johanna Goodman(ヨハンナ・グッドマン)の作品「Imaginary Beings」が採用されているとのこと。どのような仕上がりになっているのか、ニュー・アルバム『cherish』のリリースが待たれます。



FKA twigs / sad day

英グロスタシャー出身、ジャマイカとスペインにルーツを持つシンガーソングライター / ダンサー、FKA twigs(FKAツイッグス)。11/08(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『MAGDALENE』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2014年にリリースされたデビュー・アルバム『LP1』以来となる、およそ5年3ヶ月ぶりの新作に。グラミー賞、マーキュリー賞、ブリット・アワードにノミネートという衝撃的なデビューを飾ったのち、2015年にはEP『M3LL155X』をリリース。2016年にシングル「Good to Love」を公開し、2018年にリリースされた、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)のアルバム『Testing』にゲスト参加。同年には、Spike Jonze(スパイク・ジョーンズ)が監督した、Apple「HomePod」のCM「Welcome Home」にダンサーとして出演するなど、多方面でさまざまな話題を集めていました。

インタビューによれば、およそ3年前から制作が始まったという本アルバム。彼女が経験した子宮筋腫の摘出手術や、失恋による自信喪失、孤独と悲しみに浸かっていた日々を経て、心身ともに回復していく時期が反映された作品になっているとのこと。アルバム・タイトル『MAGDALENE』は、イエス・キリストに従った女性「マグダラのマリア」から引用されており、子どものころより「マグダラのマリア」の物語から、強い力、品格、気品、インスピレーションなどを感じていたことから、今回のアルバム・タイトルにつけられた模様です。

さらに本アルバムのクレジットには、benny blanco(ベニー・ブランコ)、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)、Jeff Kleinman(ジェフ・クラインマン)、Cashmere Cat(カシミア・キャット)、Nicolas Jaar(ニコラス・ジャー)、Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)、Skrillex(スクリレックス)などに加えて、Future(フューチャー)がフィーチャー。MVが複数公開されているほか、先日から「BBC Radio 1」での約25分間に渡るパフォーマンス映像も配信されています。あわせてぜひチェックを。



DedachiKenta / Step by Step

長崎生まれ、千葉育ち、現在はLAを拠点に活動しているシンガーソングライター、DedachiKenta。10/30(Wed)にリリースされた注目の1stアルバム『Rocket Science』の収録曲が、チャートにランクインされました。

クリスチャン家庭のもとに生まれ、教会に通っていた幼少期からワーシップ・ソングや賛美歌を聴いて育ったという、DedachiKenta。14歳で自身のYouTubeチャンネルを開設し、Ed Sheeran(エド・シーラン)、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)などのさまざまな弾き語りカバーの動画で注目を集めることに。その後、当時17歳で書いた初のオリジナル曲が収録されたEP『This Is How I Feel / Memories』で昨年デビューしたのち、今年はYouTubeが注目するアーティスト10組「Artists to Watch」に選出。現在はLAの大学に通いながら音楽活動を続ける、話題のシンガーソングライターです。

本アルバムは、デビュー・EPの収録曲「This is how I feel」「Memories」を始め、リード・シングル「Catch Me If You Can」「Chromatic Melancholy」「AYUMI」や、それら3曲の日本語バージョンもボーナストラックにコンパイルされた全15曲が収録。インタビューによれば、本アルバムは日米を往復しながら約1年かけて制作され、自分自身が励まされるハッピーな歌をテーマに完成された模様です。

そして、来年1月には東京・大阪で本アルバムのローンチ・パーティーの開催が決定。ゲストに、Kan Sano、さかいゆう、FAITHなどの出演が決定しており、気になるリスナーはぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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