【トップ100・チャート】今週のピックアップ(12/08付)、The Weeknd / King Gnu(井上陽水トリビュート) / Blac Youngsta / Emerald

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



The Weeknd / Heartless

カナダ・トロント出身のシンガーソングライター / プロデューサー、The Weeknd(ザ・ウィーケンド)。11/27(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされたEP『My Dear Melancholy』以来となる、およそ1年8ヶ月ぶりの新作に。同年には、世界最大級の野外音楽フェスティバル「Coachella」1日目のヘッドライナーや、幕張メッセで初の来日公演を開催。2019年には、フランス出身のDJ / プロデューサー・Gesaffelstein(ゲサフェルスタイン)や、The Weeknd(ザ・ウィーケンド)主宰レーベル〈XO Records〉に所属しているラッパー・Nav(ナヴ)のニュー・アルバムにゲスト参加。人気テレビドラマシリーズ「Game of Thrones」(ゲーム・オブ・スローンズ)のコンピレーション・トラック「Power Is Power」で、SZA(シザ)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)とコラボをするなど、多くの注目作が続いていました。

本ニュー・シングルは、2020年内にリリースが期待されているニュー・アルバムからのリード・シングル。リリックでは、ビッグマネーと精神的苦痛によって自堕落な生活を送る「ハートレス(冷酷)」になってしまったスターの姿が描かれており、後半の一節「You just came back in my life」が、元カノ・Bella Hadid(ベラ・ハディッド)との復縁を匂わせているとして、一部のリスナーのあいだで話題になっている模様です。

そして、先日から同曲のMVが公開されているほか、11/29(Fri)には、2曲目のニュー・シングル「Blinding Lights」も公開。あわせてぜひチェックを。



King Gnu / 飾りじゃないのよ 涙は

2019年にデビュー50周年を迎えた、井上陽水によるトリビュート・アルバム『井上陽水トリビュート』。11/27(Wed)にリリースされた同アルバムの収録曲が、チャートにランクインされました。

2019年4月から11月にかけて開催されていた、全国24公演を巡る「50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」を経てリリースされた、本トリビュート・アルバム。ACIDMAN、iri、宇多田ヒカル、ウルフルズ、オルケスタ・デ・ラ・ルス、King Gnu、KREVA、斉藤和義、椎名林檎、SIX LOUNGE、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、福山雅治、細野晴臣、槇原敬之、ヨルシカ、といった全15組の豪華アーティストが、井上陽水の名曲トリビュートを手がけたことで大きな話題を集めています。

なかでも、King Gnuがカバーした「飾りじゃないのよ涙は」は、1984年にリリースされた中森明菜の代表曲。井上陽水が作詞作曲を手がけたことでも知られ、当時リリースされたセルフカバー・アルバム『9.5カラット』 には、井上本人が歌った同曲のセルフカバーが収録されています。またこれまでに、岩崎宏美、加藤登紀子、GO!GO!7188、PENICILLIN、JUJU、など多くのアーティストによって長年カバーされてきました。

井上陽水について、常田大希(King Gnu)のコメントによれば、2012年に開催された「FUJI ROCK FESTIVAL」で、井上陽水のステージを偶然見て以来、作品を買って歌詞を読みながら聞くほどハマっている模様。過去のインタビューでは、井口理(King Gnu)が「来世でも聴きたい曲」として、井上陽水「リバーサイドホテル」を挙げているほか、常田が楽曲「Slumberland」の歌詞について、井上陽水「傘がない」から影響を受けたことを述べているなど、かねてから井上陽水へのリスペクトを公言していました。未聴のリスナーは、ぜひチェックを。



Blac Youngsta / Church on Sunday (feat. T.I.)

米テネシー州メンフィス出身のラッパー、Blac Youngsta(ブラック・ヤングスタ)。11/29(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Church on Sunday』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年にリリースされたデビュー・アルバム『223』以来となる、およそ1年9ヶ月ぶりの新作に。メンフィス出身でサウスを代表するベテラン・ラッパー・Yo Gotti(ヨー・ガッティ)主宰のレーベル〈Collective Music Group〉に所属していることでも知られ、2015年にリリースしたシングル「Heavy feat. Yo Gotti」で、最初の注目を集めることに。多数のミックステープを公開するなか、2017年の、Lil Yachty(リル・ヨッティ)をフィーチャーしたシングル「Hip Hopper」や、2018年のシングル「Booty」でブレイクを果たすなど、アップカミングなラッパーとして話題になっています。

本ニュー・アルバムは、リード・シングル「So What」「Goodbye」「Like a Pro」や「Cut Up – Remix」などを含む、全16曲が収録。レーベル・オーナーである、Yo Gotti(ヨー・ガッティ)に加えて、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)、Chris Brown(クリス・ブラウン)、City Girls(シティ・ガールズ)、DaBaby(ダベイビー)、G-Eazy(G・イージー)、T.I.(ティーアイ)、Tory Lanez(トーリー・レインズ)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)など、豪華ゲストが多数参加しています。

そして先日から、本ニュー・アルバムの制作背景に迫った約25分間のドキュメンタリー動画が公開されています。あわせてぜひチェックを。



Emerald / UP TO YOU

都内を中心に活動しているバンド、Emerald。11/26(Tue)にリリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年末にリリースされたミニ・アルバム『On Your Mind』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。2019年には、バンド結成のきっかけになったフィッシュマンズのカバー「ゆらめき IN THE AIR -Fishmans cover.-」を配信リリースしたほか、自身のレーベル〈Maypril Records〉を通じて、過去作品をアナログ・リリースするためのクラウドファンディングを立ち上げたことでも話題に(目標達成度175%でサクセス)。同年には、音楽フェスティバル「SYNCHRONICITY」「CROSSING CARNIVAL」「YATSUI FESTIVAL!」などに出演し、多方面での活躍が続いていました。

そんななか、前作『On Your Mind』の流れを引き継いだ作品として、2曲のニュー・シングル「UP TO YOU」「MIRAGE」を同時リリース。両曲のエンジニアとして、向啓介がレコーディング / ミックス / マスタリングを担当しているほか、トロンボーン・小池隼人、アルトサックス・松崎和訓、コーラス・えつこ(katyusha)、Nozomi Nobody、など多数のミュージシャンが参加している模様です。

そして来年、01/23(Thu)渋谷・WWWにて、本ニュー・シングルのリリースパーティー「NIGHT STEPPERS」の開催が決定。すでにチケットの一般発売が開始しているほか、イベント当日には「UP TO YOU」「MIRAGE」を収録した7インチ・アナログ盤のリリースも予定しているとのこと。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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