【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/02付)、Gorillaz / 角銅真実 / J Hus / Vaundy

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Gorillaz / Momentary Bliss (feat. slowthai and Slaves)

ロンドン発のカートゥーン・バンド、Gorillaz(ゴリラズ)。01/30(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた6thアルバム『The Now Now』以来となる、およそ1年7ヶ月ぶりの新作に。リリース当時は、カートゥーンメンバー・Murdoc(マードック)が刑務所に収容されたかわりに、人気テレビアニメ作品「パワーパフガールズ」に登場するキャラクター・エースがベーシストとして参加したことでも話題に(その後、テキスト・ゲーム「Free Murdoc」を経てバンドに再合流)。

同年6月からは世界29ヶ所を巡るワールド・ツアー「The Now Now Tour」を開催し、2019年には約3年間にわたって撮影されてきたバンド初のドキュメンタリー映画『Gorillaz: Reject False Icons』が、世界各地の映画館で上映。アルバム『Humanz』『The Now Now』の制作過程やワールド・ツアーの模様を追った内容となっており、YouTubeを通じてディレクターズ・カット版(パート3まで)が現在配信されています。

本ニュー・シングルでは、英ケント出身のパンクロックバンド・Slaves(スレイヴス)、英ノーザンプトン出身のラッパー・slowthai(スロータイ)を初フィーチャー。リリース翌日に公開されたMVには、Damon Albarn(デーモン・アルバーン)、上記のゲスト2組に加えて、2-D、Murdoc(マードック)、Russel(ラッセル)、Noodle(ヌードル)といったカートゥーンメンバー4人も登場。現実とカートゥーンがコラボした、楽しげなレコーディング風景が収められています。

なお、本ニュー・シングルは、従来のアルバム・リリースとは異なる新たなプロジェクト『SONG MACHINE』シリーズの第1エピソードとして公開。今後さまざまなアーティストとのコラボが予想されるなか、BBC 1 Radioに出演した、Damon Albarn(デーモン・アルバーン)へのインタビューによれば、ScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)、Sampa The Great(サンパ・ザ・グレイト)とスタジオ入りしていることをコメント。今後のリリースに注目が集まります。



角銅真実 / 6月の窓

長崎県生まれの打楽器奏者 / シンガーソングライター、角銅真実。01/22(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『oar』の収録曲が、チャートにランクインされました。

東京藝術大学音楽学部(器楽科打楽器専攻)を卒業し、個展やコンサートの開催、さまざまな作品への楽曲提供、スタジオワークでの演奏参加、インスタレーション作品の制作といった、幅広い表現活動を国内外で展開。2016年から自身のソロ活動と並行して、ceroのサポート・メンバー、石若駿によるセルフ・プロデュース・プロジェクト「SONGBOOK」のメンバーとしても活動するなか、2017年には自身初のソロ・アルバム『時間の上に夢が飛んでいる』を発表。

2018年に2ndソロ・アルバム『Ya Chaika』をリリースし、2019年には初めて”うた”にフォーカスしたワンマン・ライブ「角銅真実SINGS」を都内カフェで開催したのち、同年7月末の「FUJI ROCK FESTIVAL’19」にソロ名義として初出演を果たすなど、多くの活躍が続いています。

今回のリリースを通じて〈ユニバーサルミュージック〉からのメジャー・デビューを飾った、本ニュー・アルバム『oar』。キャリア初のボーカル・アルバムとなった本作には、石若駿、中村大史、西田修大、Marty Holoubek(マーティ・ホロベック)、光永渉、巌裕美子、中藤有花、大石俊太郎、網守将平、大和田俊といった、ジャンルレスかつシーン精鋭のミュージシャンが数多く参加。浅川マキ「わたしの金曜日」ならびに、フィッシュマンズ「いかれたBaby」カバーも含む全13曲が収録されており、新世代のアシッド・フォーク / アンビエント・フォーク作品として注目を集めている模様です。

そして先日から、収録曲「December 13」「Lullaby」のライブ映像が収められている、フォトグラファー・三田村亮が監督したショート・フィルムが公開。オフィシャルサイトには、ライター・松永良平が担当した、角銅真実の活動の軌跡を辿ったオフィシャル・テキスト「音楽で自由になるために。」も公開されており、02/07(Fri)14(Fri)と連続して、上記ビデオとテキストの続編が公開予定とのこと。あわせてぜひチェックを。



J Hus, Burna Boy / Play Play

英ロンドン・ストラトフォード出身のラッパー、J Hus(J・ハス)。01/24(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Big Conspiracy』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされたデビュー・アルバム『Common Sense』に次ぐ、およそ2年7ヶ月ぶりの新作に。2018年にはEP『Big Spang』を公開し、当時からニュー・アルバムの制作に取りかかっていたものの、突如としてナイフ所持の容疑で逮捕されることに(およそ2週間後に保釈されるも、懲役8ヶ月の実刑判決を受ける)。

2019年4月に刑務所から釈放されると、その数時間後にはロンドンで当時開催されていた、Drake(ドレイク)のライブにサプライズ出演したことでも話題に。その後、GRM Daily(グライム・デイリー)をフィーチャーしたシングル「Daily Duppy」をリリースし、Dave(デイヴ)、Skepta(スケプタ)、MoStack(モースタック)、Ed Sheeran(エド・シーラン)といったイギリス発の話題作でフィーチャーされるなど、シーンを代表するラッパーとして話題となっています。

本ニュー・アルバム『Big Conspiracy』は、リード・シングル「Must Be」「No Denying」「Repeat」「Play Play」を含む全13曲が収録されており、Burna Boy(バーナ・ボーイ)、Koffee(コーヒー)に加えて、J Hus(J・ハス)の姉としてリスナーのあいだで噂されている、icèe tgmをフィーチャー。前作から同じく、Jae5、iO、TSB、に加えて多数のプロデューサーが参加し、ヒップホップ、R&B、ダンスホール、アフロ、ドリルを幅広く取り入れるなど、キャリア初の全英アルバム・チャート1位を記録する作品となりました。

また、本ニュー・アルバムのリリース前にオンライン上でリークされた音源のなかには、Ella Mai(エラ・メイ)をフィーチャーした楽曲「One and Only」が存在していた模様(現在は削除済み)。現段階では正式リリースのアナウンスはされていないものの、今後の動きに引き続き注目が集まります。



Vaundy / 不可幸力

都内中心に活動しているマルチ・クリエイター、Vaundy。01/22(Wed)に配信リリースされたニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

音楽塾ヴォイス(東京校)に通っている現役大学生で、作詞、作曲、アレンジならびに、アートワークのデザインや、映像もセルフ・プロデュース。さまざまな楽曲のカバーに加えて、2019年5月からオリジナル楽曲「pain」「soramimi」「わかってないよ」をYouTubeに公開するなか、同年9月に公開したMV「東京フラッシュ」が再生回数270万回以上(2020年2月現在)を記録するなど、一部リスナーのあいだで話題に。

その後、Spotifyがピックアップする、今年大きな飛躍が期待される新進気鋭のアーティスト10組「Early Noise 2020」に選出されたほか、大型フェスティバル「ARABAKI ROCK FEST.20」「VIVA LA ROCK 2020」出演が決定するなど、各方面から大きな注目を集めています。

本ニュー・シングルは、2019年11月からMV公開されており、YouTube再生回数170万回以上(2020年2月現在)を記録するなど、当時からリスナーのあいだで配信リリースが待望されていた一曲。またMVの監督は、京都在住のグラフィック・デザイナー / アニメーター・かずおが担当しており、さまざまなカラスが登場するカラフルなアニメーションが展開されています。

そして、04/05(Sun)渋谷CLUB QUATTROにて初のワンマン・ライブ「大人間前夜」の開催が決定。さらに本人のツイートを通じて、02/07(Fri)に新曲を公開することがアナウンスされており、ワンマン・ライブのチケットとあわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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