【トップ100・チャート】今週のピックアップ(02/09付)、Leon Bridges, Khruangbin / cero / Phony Ppl / GEZAN

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Leon Bridges, Khruangbin / Texas Sun

シンガーソングライター・Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)、ファンクバンド・Khruangbin(クルアンビン)による、米テキサス州出身の2組がコラボ。02/07(Fri)にリリースされた注目のニュー・EP『Texas Sun』の収録曲が、チャートにランクインされました。

今回のコラボレーションは、2018年にお互いのアルバム・ツアーで共演して親交を深めたことから始まり、Khruangbin(クルアンビン)が行ったセッションで、Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)のボーカルを前提とした楽曲を制作したことで実現。当初シングルのBサイドにするつもりだったものの、エンジニア・Steve Christensen(スティーブ・クリステンセン)も交えたレコーディングをヒューストンで進めていくうちに4曲制作され、本ニュー・EP『Texas Sun』に発展していった模様です。

Khruangbin(クルアンビン)のベーシスト・Laura Lee(ローラ・リー)は「意図的なことは避けて、音楽が自然に鳴るようにした。そうすることで、音楽自身が明らかになる。同じようなアプローチをLeonに対しても行なって、他の人が入ってこれるように私たちの世界を開いていたの」とコメント。60-70年代のタイ・ファンクから強く影響を受け、エキゾチックなインストゥルメンタル・ミュージックを展開するKhruangbin(クルアンビン)の世界観に初めてボーカルが加わったことで、テキサスのロードサイドを想起させるようなカントリー / ブルー・グラスの聴き心地を感じさせます。

そして先日から、ストリーミング配信に加えて、CD、アナログ、カラー・バイナル(限定盤)などのフィジカル・リリースも開始。2019年にすでにライブで披露されているなか、2組による来日公演の実現にも期待が高まります。



cero / Fdf

東京を拠点に活動しているバンド、cero。02/05(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた4thアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』以来となる、およそ1年8ヶ月ぶりの新作に。2019年にはキャリア初のNHKホールでのワンマン・ライブ「別天」を成功させたほか、通算4度目となるバンド主催企画「Traffic」を開催。また現在、Netflixで全世界独占配信されている、監督・渡辺信一郎によるオリジナルアニメ『キャロル&チューズデイ』に楽曲提供を行ない、フロントマンを務める高城晶平がソロ・プロジェクト「Shohei Takagi Parallela Botanica」でのライブ活動も本格化させるなど、多方面での活躍が続いていました。

本ニュー・シングル「Fdf」は、作曲・荒内佑、作詞・高城晶平で手がけており、シングル「街の報せ」から引き続きレコーディング / ミキシング・奥田泰次(STUDIO MSR)に加えて、マスタリング・木村健太郎(KIMKEN STUDIO, 2020)が担当。ジャケット・アートワークは、デザイナー・坂脇慶、フォトグラファー・題府基行によって制作されており、本ニュー・シングルの世界観である「光る円盤に乗ってベッドルームから月までフライトするようなポップミュージック」が表現されています。

そして、先日に行われた東京公演を皮切りに全国4都市を巡るライブ・ツアー「TOUR 2020 “Contemporary Tokyo Cruise”」が現在開催中。ゲストDJとして、MOODMAN、COMPUMA、nutsman、VIDEOTAPEMUSIC、などを各地で迎えており、お近くのリスナーはチケット入手をお早めに。



Phony Ppl / Fkn Around (feat. Megan Thee Stallion)

米ニューヨーク・ブルックリン出身のバンド、Phony Ppl(フォニー・ピープル)。01/31(Fri)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

中学からの友人という、ボーカル・Elbee Thrie(エルビー・スリー)、キーボード・Aja Grant(エイジャ・グラント)を中心に、2010年ごろに9人組ヒップホップ・コレクティブとして始動 。現在は、ギター・Elijah Rawk(イライジャ・ローク)、ドラム・Matt “Maffyuu” Byas(マット・マフュー・バイヤス)、ベース・Bari Bass(バリ・ベース)を含む5人組バンドとして活動を続け、プロデューサー、ライブ・サポートなど、メンバーそれぞれのソロ活動も展開。2015年にリリースしたアルバム『Yesterday’s Tomorrow』で高評価を受け、2018年にはレーベル〈300 Entertainment〉を通じてアルバム『mō’zā-ik』をリリース。2019年1月に初の来日公演を成功させたのち、同年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL」3日目のレッド・マーキーを沸かせるなど、国内外で高い人気を集めています。

本ニュー・シングル「Fkn Around」は、米テキサス州ヒューストン出身のラッパー / シンガーソングライターで、2019年に全米を席巻したサマー・アンセム「Hot Girl Summer」で話題の、Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)をフィーチャー。2019年10月に初共演を果たした、アメリカの公共ラジオ放送の音楽部門「NPR Music」によるライブコンサート・シリーズ「Tiny Desk Concert」でも披露されており、相性抜群のパフォーマンスが当初から話題になっていました。

そして今年に入って、5月に米ボストン「Boston Calling」、7月にカナダ・モントリオール「Osheaga」といった大型フェスティバルへの出演が決定しているほか、現在はニュー・アルバムの制作が進められている模様。2020年内にリリースされるのか、さらなる注目が集まります。



GEZAN / Soul Material

東京を拠点に活動しているオルタナティブロック・バンド、GEZAN。01/29(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『狂(KLUE)』の収録曲が、チャートにランクインされました。

マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo, Gt)、イーグル・タカ(Gt)、カルロス・尾崎(Ba)、石原ロスカル(Dr)で構成され、2009年に大阪で結成。自主レーベル〈十三月〉を通じてコンスタントに楽曲をリリースし、全国各地でライブ活動を展開するなか、2014年から価値を再考する野外フェス「全感覚祭」を主催しており、大阪ならびに東京で定期開催されるイベントの模様は毎年話題に。2016年末より現体制となり、マヒトゥ・ザ・ピーポーのソロ活動にも注目が集まるなか、2019年には「FUJI ROCK FESTIVAL」(WHITE STAGE)出演や、バンド初のドキュメンタリー映画「Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN」が公開されるなど、多方面でさまざまな活躍が続いています。

2018年にリリースされた4thアルバム『Silence Will Speak』に次ぐ、およそ1年3ヶ月ぶりのニュー・アルバムとなった『狂(KLUE)』 。エンジニア・内田直之を招いて「Red Bull Studios Tokyo」でレコーディングされており、全編を通してBPM100のビートで統一されたレベル・ミュージックが展開。先日公開されたインタビューによれば、写真家・岩根愛が担当したジャケット・アートワークには、福島県三春町の伝統文化「ひょっとこ踊り」を継いでいる、橋本広司(高柴デコ屋敷17代目)の姿が映し出されています。

そして、今月2月から全国7ヶ所を巡るリリース・ツアーを開催。すでに一部ソールドアウトを記録しており、気になるリスナーはお早めにチケット入手を。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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