【トップ100・チャート】今週のピックアップ(03/15付)、Jhené Aiko / 寺尾紗穂 / Yumi Zouma / AmPm

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Jhené Aiko / B.S. (feat. H.E.R.)

米カリフォルニア州ロサンゼルス出身のシンガー、Jhené Aiko(ジェネイ・アイコ)。03/06(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Chilombo』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Trip』以来となる、およそ2年半ぶりの新作に。2018年には、Sean Paul(ショーン・ポール)、Kris Wu(ウー・イーファン)の楽曲にフィーチャーされたほか、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)が行なった全英ツアーのサポート・アクトを一部担当。2019年にはリード・シングル「Triggered (Freestyle)」をリリースしたほか、元交際相手であるラッパー・Big Sean(ビッグ・ショーン)をフィーチャーしたシングル「None of Your Concern」を公開。同年には、Summer Walker(サマー・ウォーカー)のデビュー・アルバム『Over It』の収録曲「I’ll Kill You」にフィーチャーされるなど、さまざまな活動が続いていました。

本ニュー・アルバム『Chilombo』は、Ab-Soul(アブ・ソウル)、Big Sean(ビッグ・ショーン)、Dr. Chill(ドクター・チル)、Future(フューチャー)、H.E.R.(ハー)、John Legend(ジョン・レジェンド)、Miguel(ミゲル)、Nas(ナズ)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)などの錚々たるゲストをフィーチャーした、全20曲が収録。

アルバム・タイトルは、彼女の本名「Jhené Aiko Efuru Chilombo」の姓から引用されており、各セクションで「Chi = 生命力」「I = 愛」「om = 宇宙の音」「b = 脚」「o = 永遠」という意味を持つほか、米ビルボードに公開されたインタビューによれば「強くて、自身に満ちていて、優雅で美しい、野生の獣」というメッセージが込められている模様です。

全収録曲のレコーディングは、曾祖母の生まれ故郷・ハワイ島で行なっており、島の自然や火山にインスパイアされたとのこと。現地で体感したという、体内の異なるチャクラを開いた瞑想やヒーリング効果を促すために、アルバム各所に水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」の音響が取り入れられています。未聴のリスナーはぜひチェックを。



寺尾紗穂 / 北へ向かう

東京出身のシンガーソングライター / 文筆家、寺尾紗穂。03/04(Wed)にリリースされた注目のニュー・アルバム『北へ向かう』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた8thアルバム『たよりないもののために』以来となる、およそ2年9ヶ月ぶりの新作に。2018年には、10名の音楽家から「音楽以外のことを音楽家に書いてもらう」ことをコンセプトに集めたエッセイをまとめた自主制作本「音楽のまわり」に加えて、さまざまなメディアに寄稿した文章をまとめたエッセイ集「彗星の孤独」を発表。

その後、伊賀航(Ba)、あだち麗三郎(Dr, Sax)とのバンド「冬にわかれて」として1stアルバム『なんにもいらない』(2018年)をリリース。坂口恭平の1stアルバム『アポロン』(2018年)や、マヒトゥ・ザ・ピーポーのソロ・アルバム『不完全なけもの』『やさしい哺乳類』(2019年)にゲスト参加するほか、韓国公演をきっかけに制作した作品を日本語版として再収録した6曲入りCD『君は私の友達』(2019年)を発表するなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・アルバム『北へ向かう』には、元ミュージシャンでフランス映画の字幕翻訳の第一人者として知られる実父・寺尾次郎の葬式の日に書き上げたというタイトル曲を含む、全11曲が収録。ゲストミュージシャンとして、伊賀航(Ba)、あだち麗三郎(Dr, Sax)、マヒトゥ・ザ・ピーポー(Gt)のほか、U-zhaan(タブラ)、池田若菜(Fl)、歌島昌智(民族楽器)、北山ゆうこ(Dr, Cho)、ゴンドウトモヒコ(Eu, F, Hr)、千葉広樹(Vn)が参加し、蓮沼執太、キセル(Gt, Ba, Cho)が一部編曲を手がけています。

そして、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(2014年)の主題歌を担当して以来、交流が続いている安藤桃子が収録曲「そらとうみ」の作詞を手がけているほか、アルバム・アートワークは、寺尾の作品を長年担当しているデザイナー・山野英之、写真家・植本一子が制作。先日から、玉田伸太郎山野英之が監督のMV「北へ向かう」も公開されており、あわせてぜひチェックを。



Yumi Zouma / Lonely After

ニュージーランド・クライストチャーチ出身のオルタナティブ・バンド、Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)。03/13(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Truth or Consequences』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた2ndアルバム『Willowbank』以来となる、およそ2年5ヶ月ぶりの新作に。2018年にオリジナルメンバー・Sam Perry(サム・ペリー)が脱退して現4人体制となったのち、同年10月に3rd EP『EP III』をリリース。また、ニュージーランド出身のミュージシャン・Boycrush(ボーイクラッシュ)とのコラボ楽曲「100%」に加えて、Jack River(ジャック・リバー)「Limo Song」や、Claire George(クレア・ジョージ)「Where Do You Go?」のリミックスを公開。2019年にシングル「Bruise」「Right Track / Wrong Man」をリリースするほか、米インディー・レーベル〈Polyvinyl Records〉とサインしたことでも話題となりました。

本ニュー・アルバム『Truth or Consequences』には、リード・シングル「Right Track / Wrong Man」「Cool For A Second」を含む全10曲が収録。アルバム・タイトル『Truth or Consequences』は、これまでのアルバム『Yoncalla』(2016年)『Willowbank』(2017年)と同じく実際の地名からネーミングされており、米ニューメキシコ州南部に位置する都市「Truth or Consequences」から引用。また「正直に答えなければ報いを受ける」といった意味の慣用句でも知られ、先日公開されたインタビューによれば、現在の世界情勢をふまえた鮮やかで大胆な声明としても相応しく、そのような状況を遠回しに反映した曲が多く収録されている模様です。

そして現在は、MV「Right Track/Wrong Man」「Cool For A Second」「Southwark」が公開されており、未聴のリスナーはあわせてチェックを。



AmPm, Talitha., Evanturetime & Chocoholic / Is This A Game

2人組のクリエイティブ ユニット、AmPm。03/04(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2017年に、Michael Kanekoをフィーチャーしたデビュー・シングル「Best Part of Us」のリリース以降、さまざまなボーカリストやトラックメーカーとのコラボ・シングル、リミックス、楽曲プロデュースなどを展開。2019年には、Wednesday(ウェンズディ)、Eva Louhivuori(エヴァ・ローヒヴォリ)、brb.(ビーアールビー)、DedachiKenta、Chocoholic、などをフィーチャーしたシングルを公開するほか、MONKEY MAJIK「Tokyo lights」や、Ghost like girlfriend「fallin’」のリミックス、eill「ONE LAST TIME」のプロデュースなどを担当。

また、Spotifyプレイリスト「AmPm Thinking」をコンセプトとしたユニット主催のライブイベントを定期開催しているほか、ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーによるプロジェクト「ENERGY MUSIC PROJECT」の一環で作業用BGM「Takamagahara – ENERGY MUSIC “JUNGLE”」 を公開するなど、幅広い活動が続いています。

本ニュー・シングル「Is This A Game」は、過去作で共演したDJ / プロデューサー・Chocoholic、シンガポールを拠点に活動しているプロデューサー・Evanturetime(エヴァンチャータイム)とともにトラックを共作し、マレーシア・クアラルンプール出身のシンガーソングライター・Talitha.(タリータ)をボーカルにフィーチャー。タイトルに「私たちの関係は遊びなの?」という意味を込めた、清涼感のあるダンスチューンが展開されています。

そして今年2月から開始した「note」では、ユニットの自己紹介や「The BRIT Awards」にまつわる記事のほか、今回のコラボにあたってマレーシアの音楽についての紹介記事を公開。気になるリスナーはあわせてチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

Link:
TYPICA TOP100
TYPICA TOP100(グローバル)