【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/16付)、Dua Lipa / Hiyadam / The Japanese House / yonawo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Dua Lipa / Levitating (feat. Madonna and Missy Elliott) [The Blessed Madonna Remix]

ロンドン出身のシンガーソングライター / モデル、Dua Lipa(デュア・リパ)。08/28(Fri)にリリースされる注目のミックステープ・アルバム『Club Future Nostalgia: The Remix Album』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

今年3月にリリースした2ndアルバム『Future Nostalgia』が、世界各国のアルバム・チャートでバイラル・ヒットを記録し、キャリア初となる全英アルバム・チャート1位をマークするだけでなく、その後あわせて4週連続1位を達成した、Dua Lipa(デュア・リパ)。本来ならば今年5月からリリース・ツアーを行なう予定だったものの、新型コロナウィルス感染拡大を受けて、2021年初めに開催延期を決定。自己隔離期間中には、自宅からYouTubeライブ配信を行なったほか、米人気番組による特別企画「Homefest: James Corden’s Late Late Show Special」や、米人気番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」でのパフォーマンス、パンデミック救済のためのチャリティーイベント「One Humanity Live」への出演など、オンライン中心にさまざまな露出が続いていました。

そんななか新たにリリースされる、ミックステープ・アルバム『Club Future Nostalgia: The Remix Album』について、先日公開されたコメントによれば、The Black Madonna(ブラック・マドンナ)から先日改名した、DJ / プロデューサー・The Blessed Madonna(ブレスド・マドンナ)とともに、数ヶ月に渡る自己隔離期間中に秘密裏で進められていたプロジェクトであることをコメント。キュレーションを手がけたという、The Black Madonna(ブラック・マドンナ)曰く「過去と現在を繋ぐ多幸感に満ちたミックスであり、90年代のハウス、2020年代のポップスをシームレスにブレンドし、80年代のソウル、2000年代の音楽的要素が加えられた、音楽の世界が一堂に会する祭典」と述べており、今回の作業が大変スリルだったことを明かしています。

加えてリミックスならびにオリジナル楽曲を制作したほか、リミキサーを加えたドリームチームを編成して取り組んだことを明かしており、リード・シングル「Levitating (The Blessed Madonna Remix)」には、Madonna(マドンナ)、Missy Elliott(ミッシー・エリオット)をフィーチャー。Mark Ronson(マーク・ロンソン)がプロデュースした収録曲「Physical (Mark Ronson Remix)」には、Gwen Stefani(グウェン・ステファニー)がフィーチャーされるなど、レジェンドならびに友人のアーティストが多数参加している模様です。さらなる続報に注目が集まります。



Hiyadam / Zzoom Zzoom (feat. Shurkn Pap)

北海道札幌市出身のラッパー、Hiyadam。08/14(Fri)にリリースされたニュー・EP『Tired Caroline』の収録曲が、チャートにランクインされました。

子どものころから母親の影響でブラックミュージックを愛聴し、中学2年生からフリースタイル・ラップを始めたという、Hiyadam。高校1年生で初出場した「第三回高校生RAP選手権」で優勝を飾ると、2014年にミニ・アルバム『5561』を自主制作リリース。高校卒業後より上京し、EP『Candy Bath』(2015年)、『19 ME』(2016年)、『#』(2017年)などをリリースしたほか、Yo-Sea、RAU DEF、Kid Milli(キッド・ミリ)、Alice Vicious(アリス・ヴィシャス)、Vladimir Cauchemar(ウラジミール・コシュマール)など、国内外のアーティストとのコラボ楽曲も発表。また、モデルとしてファッション・シーンでの活躍も続くなか、今年4月から自らクリエイティブディレクターを務めるジュエリーブランド「ANVORHANDEN」(アンボアハンデン)を展開するなど、幅広い活動が続いています。

オリジナルとしては、2019年7月にリリースした1stアルバム『Antwerp Juggle』や、今年3月にリリースした小袋成彬プロデュースによるシングル「Twilight」に次ぐ新作に。トラックメイカー / DJ・Yohji Igarashiが全曲プロデュースを務めており、収録曲「Zzoom Zzoom (feat. Shurkn Pap)」には、兵庫県姫路市を拠点とするヒップホップ・クルー「MaisonDe」の中心的ラッパー、Shurkn Papがフィーチャーされています。アートワークは、ブラジル・サンパウロを中心に活動しているコラージュアーティスト・pedro nekoi(ペドロ・ネコイ)、3Dアーティスト・Rodrigo de Carvalho(ロドリゴ・カルバリョ)が担当しており、先述した1stアルバム『Antwerp Juggle』から引き続き、最先端のトラップ・ハウスを追求したダンサブルなサウンドが展開されています。

そして先日から、映像ディレクター・Nasty Men$ahが監督、モデル・高崎かなみが出演した収録曲「Zzoom Zzoom (feat. Shurkn Pap)」のMVが公開中。あわせてぜひチェックを。



The Japanese House / Dionne (feat. Justin Vernon)

イングランド・バッキンガムシャー州出身のシンガーソングライター、Amber Bain(アンバー・ベイン)のソロ・プロジェクト、The Japanese House(ザ・ジャパニーズ・ハウス)。08/12(Wed)にリリースされたニュー・EP『Chewing Cotton Wool』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2019年3月にリリースされたデビュー・アルバム『Good at Falling』以来となる、およそ1年5ヶ月ぶりの新作に。同年には、LAで行われたライブセッション4曲を収録したEP『The LA Sessions』を発表したほか、ワールド・ツアーの一環で行われた、東京、大阪での初来日公演も話題に。

また活動当初から、The 1975のフロントマン・Matt Healy(マシュー・ヒーリー)のフックアップを受けると、2015年ごろからレーベル〈Dirty Hit〉に所属し、キャリアを本格化。The 1975のツアー・サポートを務めたほか、Matt Healy(マシュー・ヒーリー)、George Daniel(ジョージ・ダニエル)をプロデューサーに迎えた楽曲制作も精力的に行なうなど、バンドと長年に渡って親交が続いていることでも知られています。

そんななかリリースされた本ニュー・EP『Chewing Cotton Wool』には、2019年から公開されているシングル「Something Has to Change」「Chewing Cotton Wool」を含む全4曲が収録されており、デビュー・アルバム『Good at Falling』から引き続き、BJ Burton(ビー・バートン)が、共同プロデューサーとして参加。収録曲「Dionne」には先述した、George Daniel(ジョージ・ダニエル)もプロデュースを手がけているほか、音楽制作を始めた当初から大きく影響を受けている1人という、Bon Iver(ボニー・ベア)が本名名義である、Justin Vernon(ジャスティン・バーノン)としてフィーチャーされています。

リリースから数週間に、Amber Bain(アンバー・ベイン)本人が自撮りしたというジャケット・アートワークについて、先日のツイートによれば「私はいくつかの理由で自分の写真を撮られるのが嫌いなんだけど、そのうちの一つは自分の外見や体のことを常に意識していたから。けれど、私がカメラマンになったとき、すぐに服を脱ぎたいととても自然に思えたことが面白いと思いました」「この画像は、乳首を見せることが許容されるためには、どのくらい”男性的”な身体を見せなければならないのだろうかと、クィアな身体がどのように解釈され、検閲されているのかを考えさせられました。自分の身体が女性として捉えられると、自分がどう感じているのか、どう認識しているのかは考慮されません。でも、乳首に関係なく、この画像を撮った時の自分のなかの心地よさが、何よりも好きでした。」(一部抜粋)とコメントしていました。収録曲「Dionne」のMVとあわせて、ぜひチェックを。



yonawo / 天神

福岡を拠点に活動している新世代ネオ・ソウル・バンド、yonawo。11/11(Wed)にリリースされる注目の1stアルバム『明日(あした)は当然来ないでしょ』のリード・シングルが、チャートにランクインされました。

学生時代から友人として遊んでいたという、荒谷翔大(Vo)、田中慧(Ba)、斉藤雄哉(Gt)、野元喬文(Dr)の4人で構成され、2017年の冬から本格的に音楽活動を始めたという、yonawo(バンド名は、斉藤の幼馴染の苗字から由来とのこと)。2018年に自主制作した2枚のEP『ijo』『SHRIMP』が、地元のリスナーのあいだで話題になると、2019年3月ごろに出会ったという、現在所属しているレーベル〈bud music〉のマネージャーや、川谷絵音からのフックアップなどを経て、同年11月に〈Atlantic Japan〉を通じてメジャー・デビューを果たすことに。

その後、配信限定シングル「ミルクチョコ」「Mademoiselle」をリリースすると、今年4月には初の全国流通盤となった1stミニアルバム『LOBSTER』を発表。さらに、YouTubeで行なった未発表ライブ映像を連続公開する企画「4 Week YouTube Premieres Series」の最終回には、開催予定だったリリース・ライブの模様を収録した「LOBSTER PREMIERE LIVE AT LIQUIDROOM」をプレミア配信するなど、さまざまな活動が展開されています。

11/11(Wed)にリリースされる1stアルバム『明日(あした)は当然来ないでしょ』には、今年リリースした配信限定シングル「good job」「トキメキ」に、外出制限期間中にアニメーション映像としてデモ公開された「逢えない季節」に加えて、過去のデモ音源をまとめた配信限定アルバム『desk』に収録されている人気曲「天神」の新録バージョンなどを含む、全14曲が収録。高校1年か2年のときに制作したという楽曲「天神」について、「当時福岡以外の街の風景をあまり知らなかった中で、この曲はいつも過ごす福岡の街並みをイメージして作った曲です」(一部抜粋)とコメントしています。

そして現在、福岡の夏をyonawoに染める企画「#天神ジャック」の一環でさまざまなコラボ企画が実施されているなか、08/22(Sat)には完全招待制のスペシャルライブイベント「”天神”Release Party」の開催、09/06(Sun)からYouTubeで行われる動画配信企画「Sunset “ROOTS” Live 2020」への出演が決定。さらに、全国5都市を巡るバンド初のワンマン・ツアーの開催も発表されており、あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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