【トップ100・チャート】今週のピックアップ(10/11付)、BLACKPINK / CHAI / 21 Savage, Metro Boomin / KID FRESINO

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



BLACKPINK / Bet You Wanna (feat. Cardi B)

韓国発のガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)。10/02(Fri)にリリースされた待望のデビュー・アルバム『The Album』の収録曲が、チャートにランクインされました。

2016年のデビュー以来、これまでに3枚のEP、4枚のシングル・アルバム、3枚のライブ・アルバムなどをリリース。2019年には、世界最大級の音楽フェスティバル「Coachella 2019」への初出演、全世界16ヶ国22都市を巡るキャリア初のワールド・ツアー「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」の全公演ソールドアウト達成、米タイム誌による「TIME 100 NEXT 2019」への選出など、世界的な存在感を確かなものに。コラボ楽曲として、Dua Lipa(デュア・リパ)「Kiss and Make Up」(2018年)、Lady Gaga(レディー・ガガ)「Sour Candy」(2020年)でもフィーチャーされるなど、メインストリームでボーダーレスな注目を集めるなか、待望のデビュー・アルバムがリリースされました。

本ニュー・アルバム『The Album』は、リード・シングル「How You Like That」を始めとする全8曲が収録されており、トータルタイム24分というミニマルな構成に。Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)をゲストに迎え、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)が一部作曲に参加した「Ice Cream」や、Cardi B(カーディ・B)をフィーチャーしたキャリア初の英語詞曲「Bet You Wanna」に加えて、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)プロデュースの「Lovesick Girls」では、 Jisoo(ジス)が作詞に、Jennie (ジェニー)が作詞と作曲に初参加するなど、多くのコラボと挑戦が実現しています。

アルバム・リリース直後に配信された記者会見では、本ニュー・アルバム『The Album』のコンセプト部分をコメント。「愛についてだけでなく、成長していく女の子たちが経験する多様な感情を歌いながら、私たちの成熟した部分を見せたかった」「全ての歌詞や曲は、大胆で自信に満ちたエネルギーを表現しています。初めてのアルバムなので、BLACKPINKを表現する言葉を伝えたかった」(一部抜粋)と、Jisoo(ジス)が語っていました。

そして、10/14(Wed)からドキュメンタリー映画『BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~』が、Netflixにて独占配信開始。ダンストレーニング、ボイスレッスン、インタビュー、舞台裏の様子などを交えながら、練習生時代から現在に至るメンバー4人の素顔と魅力に迫った内容となっている模様です。あわせてぜひチェックを。



CHAI / Donuts Mind If I Do

グローバルな人気と注目を集めるニュー・エキサイト・オンナバンド、CHAI。10/02(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

今年に入って新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けるなか、国内ツアー「Ready Cheeky Pretty CHAI」の開催延期、本来出演予定だった「Glastonbury Festival 2020」の開催中止(代替的に配信されたバーチャル・フェス「William’s Green 2020」にコメント出演)など、ライブ活動が大きく制限されることに。その間に、シングル「NO MORE CAKE」「Ready Cheeky Pretty」「keep on rocking」を連続リリース。スペイン・マドリード出身の4ピース・バンド、HINDS(ハインズ)と発表したコラボ・シングル「UNITED GIRLS ROCK ‘N’ ROLL CLUB」が、Coldplay(コールドプレイ)のドラマー・Will Champion(ウィル・チャンピオン)に称賛されたことでも話題に。さらに、10/23(Fri)にリリースされる、Gorillaz(ゴリラズ)のニュー・アルバム『Song Machine: Season One – Strange Timez』の収録曲「MLS (feat. JPEGMAFIA and CHAI)」にフィーチャーされるなど、ボーダーレスな活動が続いています。

そんななか、米ワシントン州シアトルを拠点とするインディー・レーベル〈Sub Pop〉との契約(日本出身バンドとしては、Supersnazzに次ぐ快挙)を発表し、レーベル所属第1弾リリースとして公開された、本ニュー・シングル「Donuts Mind If I Do」。制作のバックグラウンドには、海外ツアー中に滞在したホテルのロビーで見かけたという「Donuts Mind If I Do」(よろしければドーナツをどうぞ)というフレーズがきっかけとのこと。タイトルのドーナッツには「誰になんと言われようとすきなものはすき!」というメッセージが込められており、加えて「健やかなる時も病める時も、すきなものはすき!ゆずらない!たとえドーナツだとしても〜♡そんな曲よ♡」とコメントしています。

さらにジャケット・アートワークのイラストは、連続リリースされたシングルから引き続き、ユウキ(Ba, Cho)によるもの。プロデューサーは、Alex MacKay(アレックス・マッケイ)、Ryu Takahashi。レコーディングは、キャリア初期からCHAIの楽曲に多く携わっているエンジニア・Osamu “Shu” Imamoto(Doglus Muzik Engineer)。ミックスは、2ndアルバム『PUNK』の収録曲「カーリー・アドベンチャー」を手がけたエンジニア、Daniel Schlett(ダニエル・シュレット)などが、それぞれ担当しています。

そしてリリース当日から、映像ディレクター・堀田英仁がディレクションしたMVも公開中。壮大な草原で食卓を囲み、時が経っても変わらず幸せを感じ続けるメンバー4人の姿が映し出されています。あわせてぜひチェックを。



21 Savage, Metro Boomin / Runnin

米ジョージア州アトランタ出身のラッパー・21 Savage(21サヴェージ)、プロデューサー・Metro Boomin(メトロ・ブーミン)によるコラボ・プロジェクトが再び。10/02(Fri)にリリースされたニュー・アルバム『Savage Mode II』の収録曲が、チャートにランクインされました。

両者によるコラボ・プロジェクトとしては、2016年にリリースされた『Savage Mode』に次ぐ、およそ4年ぶりの新作に。2019年7月の時点で、21 Savage(21サヴェージ)がステージ上からオーディエンスに向かって、本ニュー・アルバム『Savage Mode II』が進行中であることを発言。今年に入って、09/28(Mon)から連日に渡って、ティザー映像、リリース日、ジャケット・アートワーク、トラックリストなどを、SNSを通じて公開。なかでもニュー・アルバムのゲストとして、Drake(ドレイク)、Young Thug(ヤング・サグ)、Young Nudy(ヤング ヌーディ )などをフィーチャーしているほか、曲間のモノローグをモーガン・フリーマンが務めていることでも、大きな話題を呼んでいます。

今回のモノローグが実現した背景について、先日公開されたインタビューで、モーガン自身がコメント。あらゆる種類のナレーションのオファーをほとんど断ってきたなか、本ニュー・アルバム『Savage Mode II』のオファーは、従来の「良い人」という役柄とは一線を画していたから、とのこと。「何が起こるかというと、あるポジションに固定されてしまうんです。ヘンリー・フォンダ、スペンサー・トレイシー、ジェームズ・スチュワートもそうだった。悪役を何度か演じたとしてもです。絶対に型にはめられたくないと思っていても、数年後にはきっとそうなってしまうでしょう。自分の型にはまらないようなオファーは全て楽しいし、私はそれに飛びつかなければならないのです」(一部抜粋)と語っていました。

さらに、本ニュー・アルバム『Savage Mode II』のジャケット・アートワークは、90年代からゼロ年代にかけてサウス・シーンの多くのアートワークを手がけた、米テキサス州ヒューストンを拠点としていたグラフィックデザイン・カンパニー「Pen & Pixel Graphics」によるもの。2003年時点ですでにデザイン業から引退していたものの、「Pen & Pixel Graphics」がもたらした影響へのリスペクトを込めた本プロジェクトからのオファーに応えるために、引退からカムバックして制作した模様です。あわせてぜひチェックを。



KID FRESINO / No Sun

埼玉県出身のラッパー / トラックメイカー / DJ、KID FRESINO。10/07(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、今年5月にリリースした、カネコアヤノとのコラボ・シングル「Cats & Dogs (feat. カネコアヤノ)」に次ぐ新作に。新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けるなか、今年8月に本来出演予定だった「FUJI ROCK FESTIVAL’20」が開催延期に。その間に、Yasei Collective「Liquid (feat. KID FRESINO & 黒田卓也)」、Aru-2「Go Away (feat. KID FRESINO & Campanella)」、SPARTA「ALIEN (feat. KID FRESINO)」などの楽曲に客演参加していました。そんななか現在制作中というニュー・アルバムから、注目のリード・シングルが公開されました。

本ニュー・シングル「No Sun」は、佐藤優介(Key)、斎藤拓郎(Key / Yasei Collective)、小林うてな(Steelpan, Cho)、柏倉隆史(Dr / toe, the HIATUS)を迎えたバンド編成で楽曲制作し、ツインベースをフィーチャーするというアイディアのもと、三浦淳悟(ペトロールズ)、HSU(Suchmos)も参加。ミックスは、レコーディングエンジニア・浦本雅史(Soi Co.,Ltd.)。マスタリングは、ロンドンにあるレコーディング・スタジオ「メトロポリス・スタジオ」所属のエンジニア・Stuart Hawkes(スチュワート・ホークス)が担当。ジャケット・アートワークは、ロンドンを拠点に活動している写真家・野田祐一郎、グラフィックデザイナー・鈴木聖が、写真とアートディレクションをそれぞれ手がけています。

そしてリリース当日から、前作「Cats & Dogs (feat. カネコアヤノ)」を手がけた映像作家・山田智和がディレクションしているMVが公開中。ダンサー・アオイヤマダが、KID FRESINOのコレオグラフィーを務めており、マイクパフォーマンス時の躍動感をさらに昇華させているかのような圧巻の踊りが繰り広げられています。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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