【トップ100・チャート】今週のピックアップ(06/23付)、サカナクション / 三浦大知 / IO / the engy

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



サカナクション / 忘れられないの

6年5ヶ月ぶりとなる待望のニュー・アルバム『834.194』をリリースした、サカナクション。各所で話題となっている収録曲「忘れられないの」が、チャートにランクインされました。

今年3月から放送され、山口本人も出演しているソフトバンクCM「速度制限マン」のCMソングとしても知られている本楽曲(なお、クリエイティブ・ディレクターの澤本嘉光が脚本を担当した映画「ジャッジ!」に主題歌「ユリイカ」を提供した流れから、今回のソフトバンクCMでのコラボに繋がった模様)。

ジャパニーズAORとも称されるシティポップ・サウンドを取り入れた背景に、松任谷由実との出会いを挙げた山口は「ユーミンさんが、ポップスとは何かっていうのを僕に教えてくれたんですよ。「ポップスっていうのは、横並びじゃない。今、理解されることでもなく、遥か遠くにあって、人が手を伸ばしても届かないものでもない。5年後に理解されるものがポップスなのよ」って僕に言ってくれたんですね。じゃあ僕もその5年後に理解されるポップスを作ってみようっていうので、この「忘れられないの」を作りました。」(一部抜粋)と、TOKYO FM「サカナLOCKS!」(SCHOOL OF LOCK!)内で説明していました。

アスペクト比4:3で公開されたMVでは、80年代前半のトレンドを徹底研究したという、ファッション、メイクが施されており、杉山清貴&オメガドライブを想起させるトロピカルな世界観を構築(当の本人たちもインスタグラム上で返答)。かつて、2015年に公開された「新宝島」のMVでは「8時だョ!全員集合」をオマージュしており、当時のポップ・カルチャーに対する理解とリスペクトを、MVを通じて表明しようとする姿勢が垣間見えます。

そして今月は、代々木公園でのゲリラ弾き語りや「NFパンチ」スペシャル企画として下北沢ケージで行われた「山口一郎 勝手にサイン会」などの神出鬼没ぶりが、ファンのあいだで話題に。ニュー・アルバムの行方とともにその動向にも引き続き注目が集まります。



三浦大知 / Corner

沖縄県出身のシンガーソングライター / ダンサー、三浦大知。06/12(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、昨年末にリリースされたシングル「Blizzard」以来となる、およそ半年ぶりの新作に。今年4月に公開されていたシングル「片隅」も収録された通算26枚目のシングルとなっており、両曲のソングライティングはモデルとして国内外で幅広く活躍する、Kōki,が担当したことでも話題に。

今回のニュー・シングルについて、三浦大知は「初めてこの楽曲を聴いた時、美しく、繊細で、深い切なさと大きな愛を感じるメロディだなと思いました。Kōki,ちゃんは真っ直ぐで芯があってとても素敵で、今回一緒に音楽を作る事ができてすごく嬉しかったです」とコメント

一方、Kōki,は「この度は楽曲を選んで下さり、大変感激しています。この楽曲はハイトーンボイスで実力のあるアーティストの方に歌っていただけるのを熱望して書いていた曲でしたので、三浦大知さんに歌っていただけて本当に嬉しいです。三浦さんの声がとても好きなので、自分の曲に息を入れて頂き光栄です。三浦さんは、とても穏やかで優しさに溢れているイメージでした。1番最初にお会いさせて頂いた時に、既に仮ボーカルを入れて下さっていて、目の前で聞いた時、甘い優しい声に鳥肌が立ちました」とコメントしていました。

そしてリリース当日から、キャリア史上最大規模の開催となった「ONE END」ツアーのファイナルの模様が収録されたライブDVD & Blu-ray『DAICHI MIURA LIVE TOUR ONE END in 大阪城ホール』が発売中。あわせてぜひチェックを。



IO / Player’s Section

ヒップホップ・クルー、KANDYTOWNのメンバーとしてもお馴染みの東京出身のラッパー、IO。06/19(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Player’s Ballad』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた2ndソロ・アルバム『Mood Blue』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。今年リリースされた、Neetz「SYL」、ANARCHY「The Professional」、DJ CHARI「Come With Me」などにフィーチャーされるなか、ヒップホップ名門レーベル〈Def Jam Recordings〉とサインしたことでも話題に。05/31(Fri)に公開されたリード・シングル「Shawty.」を経て、いよいよ全貌が明らかとなりました。

ゲストには、Ryohu、KEIJU、Neetz、MUD、kohei ando(MELRAW)、MUD、5lackなどが参加。なかでもリード・シングル「Shawty.」のプロデュースには、GOODMOODGOKU、Opus Inn、Kosuke Harada、DJ CHARIが参加し、アルバムのインタールードには、Yo-Sea、MALIYAが歌唱を披露。アルバムを通してスムース&メロウなサウンドで満たされた充実作となっており、チャック付き袋入りCDにステッカーが同封されたデラックス仕様としてリリースされています。

また、06/28(Fri)ビルボード東京にて今作のリリース・ライブ「IO -Player’s Section」が開催予定。加えて、アルバムならびにライブのインフォメーション・ポスターが裏原宿地域をジャックしており、お近くのリスナーはあわせてチェックを。



the engy / Touch me

京都府出身の4人組バンド、the engy。06/12(Wed)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2014年、大学の学園祭出演のために結成された前身バンドを経て、2016年より音楽活動を本格化。2017年より現体制となり、同年に1st EP『the engy』を自主リリース。地元である京都を中心にライブ活動を展開しながら、2018年にはシングル3作品「Say it」「Stay where you are」「All about」ならびに、1stミニ・アルバム『Call us whatever you want』をリリース。ロック、ソウル、ヒップホップ、エレクトロなどを横断したサウンドによって着実に広がりを見せるなか、注目の最新作が公開されました。

本楽曲「Touch me」は「会いに来て欲しかったのに、いざ会ってみると素直に話せない」をテーマに書かれており、疾走感あふれるアーバンなダンス・ミュージックに。MVは、映像作家・佐々木章介が監督を担当しており、今作が初のMV出演という三重県出身のモデル・新奈が登場しています。

さらに、Apple Musicのエキスパートたちが、今最も注目すべき新人アーティストを毎週1組ピックアップし紹介する企画「今週のNEW ARTIST」に選出。今後さらなる飛躍が期待されます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(06/16付)、OKAMOTO’S, Gottz, Tohji, Shurkn Pap, OBKR, Yaffle / サカナクション / mabanua, Knxwledge / ぷにぷに電機, Shin Sakiura, 三毛猫ホームレス

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



OKAMOTO’S / ART( OBKR / Yaffle Remix ) feat. Gottz,Tohji,Shurkn Pap

今年1月にニュー・アルバム『BOY』をリリースした、OKAMOTO’S。06/14(Fri)にリリースされた注目のリミックス音源が、チャートにランクインされました。

本楽曲は、アルバム『BOY』の収録曲「ART(FCO2811)」のリミックスとして公開され、小袋成彬、Yaffleがトラックを手がけ、フィーチャリング・ラッパーには、Gottz(KANDYTOWN)、Tohji(Mall Boyz)、Shurkn Pap(MaisonDe)が参加。まさに、アンダーグラウンド・シーンの現在を象徴するアーティストが集結したリミックスとなっており、プロデュースを務めたオカモトレイジは「この旬な3人の組み合わせをこのタイミングで実現できたのは、いちリスナーとしてとてもブチ上がっております。」とコメントしています。

また公開されているMVには、オカモトレイジ、小袋成彬を中心にラッパー3人がリレー出演しており、監督はこれまで数々のMVを撮影している映像作家・Pennackyが担当(また、Shurkn Papパートを担当したYaffleも一部出演)。オカモトレイジの「個人的な願望を実現する」というコンセプトのもと、ストーリー性あふれる映像が展開されています。

そして、06/27(Thu)にはデビュー10周年を迎えたOKAMOTO’S初の試みとなる日本武道館でのワンマン・ライブを開催。あわせてチェックを。



サカナクション / ナイロンの糸

6年5ヶ月ぶりとなるニュー・アルバムのリリースがいよいよ目前となった、サカナクション。待望のニュー・アルバム『834.194』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2013年にリリースされた『sakanaction』以来の新作に。昨年は、初のベスト・アルバム『魚図鑑』ならびに映像作品「SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY」をリリースし、キャリア史上最大規模のライブ・ツアー「SAKANAQUARIUM2018 “魚図鑑ゼミナール”」を展開。当初、04/24(Wed)にリリースが予定されていたニュー・アルバムですが、制作上の都合による延期を経て、06/19(Wed)にリリースが決定。公開2週間前となる、06/05(Wed)に注目のリード・シングルが公開されました。

本楽曲「ナイロンの糸」は、すでに今年3月からオンエアされているカロリーメイト新CM「考えつづける人」篇に使用されており、CMにはオーストラリアの砂漠を舞台に山口本人も出演。曲名の由来について、コメントによれば「当時、友人と北海道・小樽の海に釣りに行くときに使うのが「ナイロンの糸」でした。「ナイロンの糸」は使っていくとすぐヨレてしまうので、すぐ買い換える必要があるのですが、当時はお金も無かったので、そのヨレた「ナイロンの糸」を何年も使い続けていました。その当時の感覚を、今、東京で、もう一度、歌にしようと思って、最終的にこの曲名になりました。」(一部抜粋)と明かしていました。

アルバム・リリース後には中国・深センでのライブが予定されるなか、今年8月には「あいちトリエンナーレ 2019 暗闇 KURAYAMI」ならびに「NF in MIDNIGHT SONIC」(SUMMER SONIC 2019)の開催がアナウンスされています。チケットはお早めに。



mabanua, Chara / Call on Me – Knxwledge Remix

Ovallのメンバーならびにプロデューサー / ドラマー / シンガーとして多方面で活躍している、mabanua。06/14(Fri)にリリースされた注目のコラボ・リミックスが、チャートにランクインされました。

本楽曲は、2018年にリリースされた3rdアルバム『Blurred』に収録されている「Call on Me feat. Chara」のリミックスであり、LAを拠点に活動しているプロデューサー / トラックメイカー、Knxwledge(ノレッジ)が担当。Knxwledgeといえば、2015年にリリースされた、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)『To Pimp a Butterfly』の収録曲「Momma」をプロデュースし、2016年には、Anderson Paak(アンダーソン・パーク)とのデュオ、NxWorries(ノーウォーリーズ)として1stアルバム『Yes Lawd!』をリリースするなど、シーンから支持の厚いミュージシャンとして世界的に知られています。

今回の経緯について、2018年に開催された「朝霧JAM」に同日出演したことをきっかけに直接知り合い、Knxwledgeに音源を渡したmabanua。帰国後、Knxwledgeからインスタグラムを通じて称賛のメッセージを受けとったことをきっかけに今回のコラボが実現されました。

原曲のポップで軽やかなポップスから、ジャジーかつドープなワンループものに生まれ変わっており、Charaのボーカルもラップ調の独特な譜割りでサンプリングされている点も印象的です。原曲とあわせてぜひチェックを。



ぷにぷに電機, Shin Sakiura, 三毛猫ホームレス / 君はQueen

インターネットを中心に独自の活動している作詞作曲家 / シンガー / プロデューサー、ぷにぷに電機。06/05(Wed)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

ジャズ、ボサノバ、ラテンをルーツにしたプライベートな楽曲制作を続ける一方、さまざまなアーティストとのコラボを重ねるなかで、シティポップ、フューチャー・ファンク、フューチャー・ベース、ファンコット、ブレイクコアなどのジャンルを超えた音楽性が話題に。今年に入って、EP『ワンダー・アンダーグラウンド』ならびに、waiai「ほほえみ (feat ぷにぷに電機)」がリリースされるなか、注目のコラボ・シングルが公開されました。

本楽曲「君はQueen」には、東京を拠点に活動するギタリスト・Shin Sakiuraに加えて、サウンド・プロデューサーとして三毛猫ホームレスが参加。「夜のルーフトップ・グルーヴ」をテーマに制作されたアーバン・ポップ・チューンとなっており、昨年8月に公開されていたデモ・バージョンと比べてビート色が強調された珠玉のアレンジが展開されています。

そして先日から、夜の東京を舞台にしたMVが公開されており、撮影、編集、監督ともにDJ / プロモーター・hasが担当。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100

【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(06/16付)、Joji / GoldLink / Free Nationals, Mac Miller, Kali Uchis / (Sandy) Alex G

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Joji / Sanctuary

大阪府出身、NY・ブルックリンを拠点に活動しているシンガーソングライター / ラッパー、Joji(ジョージ)。06/14(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にアジア出身アーティスト初となる全米R&B / ヒップホップ・アルバム・チャート1位を記録したデビュー・アルバム『Ballads 1』以来となる、およそ8ヶ月ぶりの新作に。今年4月には『Ballads 1』の未収録トラック2曲と「CAN’T GET OVER YOU (Channel Tres Remix) 」を収録したEP『LOST BALLADS』をVHSのみで限定リリースするなど、独自の活動を続けてきました。

本楽曲「Sanctuary」は、メロディアスなファルセットが響き渡る壮大なバラードとなっており、リリックでは想いを寄せる相手に心中を吐露するような内容に。「Sanctuary」(聖域)を精神的に満たされる居場所になぞらえ、自分自身が相手にとっての聖域となることを望んでいるかのように感じさせます。

そしてリリース当日に公開されたMVでは、人気SFシリーズ「スタートレック」を想起させるような世界観となっており、Jojiを基軸としたSFストーリーが展開されています。あわせてぜひチェックを。



GoldLink / U Say (feat. Tyler, The Creator & Jay Prince)

米ワシントンD.C.出身のラッパー、GoldLink(ゴールドリンク)。06/12(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Diaspora』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年にリリースされた3rdミックステープ『At What Cost』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年には、Miguel(ミゲル)をフィーチャーした「Got Friends」や、Silk City(シルク・シティ)、Desiigner(デザイナー)をフィーチャーした「Loud」などのシングルを多数公開。今年5月末に、本人のSNSアカウントを通じてニュー・アルバムのリリースがアナウンスされ、リード・シングル「Zulu Screams」「Joke Ting」「U Say」を経て公開されました。

アルバムのゲストには、Khalid(カリード)、Pusha-T(プシャ・T)、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)、Jay Prince(ジェイ・プリンス)、WSTRN(ウェスタン)、Bibi Bourelly(ビビ・ブレリー)に加えて、香港出身のラッパー・Jackson Wang(王嘉爾)など多数参加。TylerならびにJay Princeとの初のコラボ・シングルとなった本楽曲「U Say」では、スムースかつトロピカルなダンス・トラックが展開されており、それぞれのバースでは女性との熱いエピソードが交わされています。

そして先日アナウンスされた、Tylerの「IGORツアー」のサポート・アクトに、Jaden Smith(ジェイデン・スミス)、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)とともに参加が決定。今年に入って〈88rising〉との契約が噂されているなか、引き続き高い注目を集めている模様です。



Free Nationals, Mac Miller, Kali Uchis / Time

Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)のライブ・バンドとしてお馴染みの4人組、Free Nationals(フリーナショナルズ)。06/12(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

バンド・メンバーは、Jose Rios(Gt)、Ron Tnava Avant(Key)、Kelsey Gonzales(Ba)、Callum Connor(Dr)で構成。インタビューによれば、2007年ごろから現在のメンバーが徐々に集結していき、いくつかセッションを重ねるうちに楽曲制作を開始。その後「Anderson .Paak and The Free Nationals」として数々のライブやレコーディングを支えるバック・バンドとして注目を集めるなか、2018年にはデビュー・シングル「Beauty & Essex (Unknown Mortal Orchestra & Daniel Caesar)」をリリースしたことでも話題となりました。

本楽曲「Time」には、昨年にデビュー・アルバム『Isolation』をリリースしたコロンビア系アメリカ人シンガー・Kali Uchis(カリ・ウチス)に加えて、同年9月にオーバードーズによって逝去してしまったラッパー・Mac Miller(マック・ミラー)が参加。生前にレコーディングされたという本楽曲は、今年になってオンラインに浮上していた未公開音源「Benji The Dog」を除けば、Macにとって死後にリリースされた最初の公式音源とのことです。

そして以前からリリースが期待されている、Free Nationalsのデビュー・アルバムには、Chronixx(クロニックス)、Benny Sings(ベニー・シングス)、JID(ジェーアイディー)、Syd(シド)が参加している模様。現在もリリース日が明らかにされていないなか、今後さらなるアナウンスが待たれます。



(Sandy) Alex G / Gretel

米ペンシルベニア州ハーバータウン出身のミュージシャン、Alexander Giannascoli(アレックス・ジアンナスコーリ)によるソロ・プロジェクト、(Sandy) Alex G((サンディー)アレックス・G)。09/13(Fri)にリリースされる待望のニュー・アルバム『House of Sugar』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2017年に各メディアの年間ベスト・アルバムに多数選出された7thアルバム『Rocket』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年には、Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)『Love In The Time Of Lexapro』の収録曲「Babylon」への参加や、Porches(ポーチズ)『The House』の収録曲「Leave the House」にバックコーラスとして参加するなど、他アーティストとのコラボ・ワークが続いていました。

インタビューによれば、本楽曲「Gretel」のコンセプトはグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の再解釈であることをコメント。アルバム・タイトルやリリックにある「House of Sugar」は、作中に登場するお菓子の家を指している模様です。

そして、本楽曲のリリース当日には本人出演のMVも公開。引き続きニュー・アルバムの続報が待たれます。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(06/09付)、向井太一 / WONK / KIRINJI, YonYon / Sugar’s Campaign

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



向井太一 / I Like It

福岡県出身のシンガーソングライター、向井太一。06/19(Wed)にリリースされる注目のニュー・EP『27』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年には2ndアルバム『PURE』をリリースするほか、YonYon、Slomとのコラボ・シングル「Period(過程)」に加え、Jevon(ジェーヴォン)「Promises」への客演参加。そして、ヒップホップ / R&Bの名曲リメイク企画「ReVibe」を通じて、Bobby Brown(ボビー・ブラウン)「Rock Wit’cha」カバーを公開するなど、幅広い活動を展開。2019年に入り、TVアニメ「風が強く吹いている」EDテーマとして書き下ろされたシングル「」を公開するなか、インディー時代にリリースされたEP『24』に連なる最新作がアナウンスされました。

ニュー・EP『27』は、盟友・CELSIOR COUPEの全面プロデュースによる全7曲が収録。サポートとしてShin Sakiura、ゲスト・ボーカルには新鋭R&Bシンガー・Friday Night Plansが参加している模様です。また本楽曲「I Like It」にはバンド・サポートを務める、MOP of HEADのGeorge(Machine)、Satoshi(Dr)がアレンジャーとして参加しているとのこと。好きなものを好きと言うことの大切さを強く歌った楽曲となっており、リリックには過去作品のタイトルが随所に散りばめられています。

さらにMVは、これまで「リセット」「Pure」などを手がけた映像作家・黒柳勝喜が監督を担当。向井が好きなことに取り組むシーンが展開され、360度カメラを駆使して撮影された多角的なアングルからのカットが盛り込まれています。そして、今年7月から開催される対バン・ツアー「BDP TOUR 2019」のオフィシャル3次先行予約もスタートしており、気になるリスナーはお早めに。



WONK / Orange Mug

東京を拠点に活動するエクスペリメンタル・ソウル・バンド、WONK。05/29(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2017年にリリースされた「Give Me Back My Fire」「Gather Round」以来となるおよそ2年ぶりの新作に。2018年にはリミックス・アルバム『GEMINI:Flip Couture #1』をリリースし、MALIYAとともにThe Internet(ジ・インターネット)「La Di Da」オフィシャル・カバーを公開。メンバーそれぞれがさまざまなフィールドで活躍し、多くの楽曲提供、リミックス、客演参加といった多岐に渡る活動を展開してきました。

そんななか公開された今回のニュー・シングルは、自身のレーベル〈EPISTROPH〉に加えて、日本に新設されたグローバル・レーベル〈Caroline International〉の第1弾となる邦楽アーティストとして配信リリース。本楽曲について、ボーカル・長塚健斗によれば「一言で言うと“離れた両親へ宛てた手紙”。思い出の品であるオレンジ色のマグカップを中心に描かれる両親との思い出を綴りつつ、“元気にやってるよ”というメッセージを込めた1曲」とコメントしています。

なお、オーディオ・ビジュアルならびに新しいアーティスト・ビジュアルは、常田大希(King Gnu / millennium parade)擁するクリエイティブ・チーム「PERIMETRON」が担当。そして、08/09(Fri)には恵比寿LIQUIDROOMにてワンマン・ライブが決定しています。あわせてぜひチェックを。



KIRINJI, YonYon / killer tune kills me

堀込高樹を中心に5人編成で活動している、KIRINJI。06/05(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年にリリースされたニュー・アルバム『愛があるだけ、すべて』が各所話題となるなか、オリジナルとしてはおよそ1年ぶりの新作に。昨年はメジャー・デビュー20周年イヤーとして、2003年に行われた初の武道館公演「KIRINJI TOUR 2003 / LIVE at BUDOKAN~KIRINJI 20th Anniv. Special Package~」のリリースや、堀込泰行も参加したアニバーサリー・ライブを開催するなど、1年を通して幅広い活動を展開してきました。

2019年第1弾シングルとなった今作は、本楽曲「killer tune kills me」に加えて『愛をあるだけ、すべて』のインスト・トラックが収録された全9曲入りに。なかでも本楽曲は、シングル史上初めて弓木英梨乃がメイン・ボーカルを担当しており、堀込高樹のラブ・コールによって、DJ / シンガーソングライターとして多方面で活動しているYonYonがラップ・ボーカルとしてフィーチャーされています。

リリックでは恋の終わりを迎えた女の子の切ない気持ちが歌われているほか、前作から引き続き上質で滑らかなサウンド・プロダクションが凝縮。インスト・トラックとあわせてぜひチェックを。



Sugar’s Campaign / City Pop

Avec Avec、Seihoによる新世代都市型ポップ・ユニット、Sugar’s Campaign。05/31(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2016年にリリースされた2ndアルバム『ママゴト』以来となるおよそ3年ぶりの新作に。Avec Avecは、2017年にリリースされた唾奇「Soda Water」のプロデュースを担当し、以降、向井太一「FLY」、さかいゆう「Fight & Kiss」、前野健太「夏が洗い流したらまた」のリミックスを手がけるなど多方面で活躍。一方、Seihoは、2017年にEP『Purple Smoke』ならびに、Cashmere Cat(カシミア・キャット)「Quit ft. Ariana Grande (Seiho remix)」を手がけ、2019年にはシングル「I Feel Tired Everyday」をリリースし、自主企画イベント「靉靆(あいたい)」を開催するなど、幅広い活動を展開してきました。

今回のニュー・シングルは、Sugar’s Campaignのボーカルとしておなじみのあきおが参加しており、サポートを務める小川リョウスケが本楽曲の作詞を担当。Seiho本人のツイートによれば、本楽曲の間奏部分はリリース直前に思いついてレコーディングを行ったことを明かしているほか、「City Pop」というタイトルながらインディー・ロックを思わせる疾走感に、サビ部分のニューウェイヴ・サウンドが印象的です。

そして先日開催されたフェス「森、道、市場 2019」では、DJパートに加えてゲスト・ボーカルのあきおも参加した豪華ステージに。今後のさらなる活動にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100

【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(06/09付)、Bon Iver / ROSALÍA / Sufjan Stevens / Jai Paul

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Bon Iver / Hey, Ma

米ウィスコンシン州オークレア出身のシンガーソングライター、Justin Vernon(ジャスティン・ヴァーノン)によるソロ・プロジェクト、Bon Iver(ボン・イヴェール)。06/03(Mon)にWリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2016年の年間ベスト・アルバムを席巻し、グラミー賞最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバムを含む2部門にノミネートされた『22 A Million』以来、およそ2年8ヶ月ぶりの新作に。昨年は、映画「クリード 炎の宿敵」のコンピレーション・アルバム『Creed II: The Album』に収録されている「Do You Need Power? (Walk Out Music)」や、Swamp Dogg(スワンプ・ドッグ)「I’ll Pretend [feat. Bon Iver & Guitar Shorty]」に参加するなど、外部とのコラボ・ワークが続いていました。

Wリリースされた今回のニュー・シングル「U (Man Like)」「Hey, Ma」は、先月末にロンドンで開催された「All Points East Festival 2019」にて、ステージ終演後に2曲フルで初披露。その後、新しいサイト「iCOMMAi」がローンチされたのち、本人のインスタグラム・ライブ配信上では現在配信されていないトラックリストを公開。次なるニュー・アルバムのトラックリストかつ2曲とも新作からのリード・シングルであることが、ファンのあいだでされている模様です。

そして本楽曲「Hey, Ma」のリリック・ビデオに映っている少年は、幼少時代のBon Iver本人の姿とのこと。もう一方の「U (Man Like)」のリリック・ビデオも同時公開されており、あわせてぜひチェックを。



ROSALÍA / Aute Cuture

スペイン・カタルーニャ出身、現在はLAを拠点に活動しているシンガーソングライター 、ROSALÍA(ロザリア)。05/30(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年の年間ベスト・アルバムを数多く席巻した『El mal querer』以来となる、およそ半年ぶりの新作に。今年3月末には、J Balvin(J・バルヴィン)との通算3回目のコラボ・シングル「Con Altura」が話題となるなか、注目のニュー・シングルとなりました。

今作「Aute Cuture」のタイトルは、オーダーメイドの1点物を意味するフランス語「haute couture(オートクチュール)」に由来しており、昨年6月にバルセロナで開催された「Sónar Festival」ですでに披露されていた新曲とのこと。本人のインタビューによれば、スペイン出身のミュージシャン・El Guincho(エル・グインチョ)とともに、2017年ごろからビートを作り始めていた模様。MVでは「Mystic Beauty Gang」のリーダーとして魔法のマニュキュアを街中に広めていくストーリーが展開されており、ネイル・アートに対する彼女なりの愛情を感じさせる映像となっています。

そして今年には、スペインのドラマ映画「Pain and Glory(Dolor y gloria)」でスクリーン・デビューも果たしており、女優としても今後の活躍に注目が集まります。



Sufjan Stevens / Love Yourself

米ミシガン州デトロイト出身、NY・ブルックリンを拠点に活動しているシンガーソングライター / マルチプレイヤー、Sufjan Stevens(スフィアン・スティーヴンス)。05/29(Wed)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、昨年11月にリリースされた「Lonely Man of Winter」以来となるおよそ半年ぶりの新作に。2017年には、Bryce Dessner(ブライス・デスナー)らとのコンセプト・アルバム『Planetarium』をリリースし、同年には映画「君の名前で僕を呼んで」のサウンド・トラックを3曲担当しており、第90回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたことも大きな話題となりました。

今回のニュー・シングル「Love Yourself / With My Whole Heart」は、収録曲「Love Yourself」のデモ音源とショート・バージョンを含む全4曲が収録。かつて未発表音源やデモ音源などを一時期ポストしていた本人のSoundCloudアカウントでは「Love Yourself」の別バージョンが2曲公開されており(現在は削除済み)、今作を含めると合計3バージョンの「Love Yourself」が存在していた模様。

また特設サイトによれば「Love Yourself」は、Sufjan本人が書いた20年前のスケッチに由来しており、一方「With My Whole Heart」は「対立、不安、自己批判などを伴わず、明るく誠実なラブソングを書く」というチャレンジのもとに制作された最近の楽曲であることをコメントしていました。

加えて、レインボーのアートワークからも伺えるように、今作は毎年6月に世界中で開催されている「LGBT Pride Month」を祝福する目的でリリースされており、楽曲やマーチャンダイジングの一部収益がLGBT+を支援する2つの組織に支援されるとのこと。4曲あわせてぜひチェックを。



Jai Paul / Do You Love Her Now

英ロンドン出身のR&Bシンガー / プロデューサー、Jai Paul(ジェイ・ポール)。06/01(Sat)にリリースされた待望のカムバック・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2012年に正式リリースされていたシングル「Jasmine (demo)」以来となる、およそ7年ぶりの新作に。2013年、当時リリース前だったデビュー・アルバム『Leak 04-13 (Bait Ones)』の未完成音源が何者かによって突如リークされてしまい、Bandcampを通じて違法アップロードされてしまうことに。非公式作品ながら主要メディアの年間ベスト・アルバムに多数選出されるほど高評価を集めるものの、その後、ソロとしては長期活動休止状態が続いていました。

そんななか、2013年以来となるツイートを通じて新しいウェブサイトとニュー・シングル2曲のリリースをアナウンス。さらには、2013年のリーク以来長らく非公式作品となっていたデビュー・アルバム『Leak 04-13 (Bait Ones)』も「Name Your Price」(自由価格制)として正式リリースされました。

また、新しいウェブサイトのテキストによればマーチャンダイジングの売り上げのうち10%が、ロンドンにある精神病患者への支援団体「SANE」に寄付されるとのこと。引き続き今後の活動にも注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(06/02付)、Cardi B / Young Thug / Ty Dolla $ign / King Princess

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Cardi B / Press

米ニューヨーク・ブロンクス出身のラッパー、Cardi B(カーディ・B)。05/31(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが。チャートにランクインされました。

今年2月に女性アーティスト史上初となる「グラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞」受賞を果たし、ほぼ同時期に公開された、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)とのコラボ・シングル「Please Me」も記憶に新しいなか、ソロ・シングルとしては前作「Money」以来となる、およそ7ヶ月ぶりのリリースに。昨年12月時点で、本人のインスタグラム上で本楽曲の一部が投稿されており、リリース4日前のアートワーク公開を経てリリースされました。

「報道」「出版物」「評判」などを意味する本楽曲「Press」ですが、以前グラミー賞受賞に対するバッシングを一刀両断したように、普段から彼女がいかにメディアからの視線に惑わされないかを表明。ジャケットは、裁判所から全裸で出てきた彼女が大勢のパパラッチに囲まれる写真が映し出されており、つねに世間から多くの目にさらされている自身の境遇を皮肉ったような1枚となっています。

また先日、かつて受診していた美容外科手術からの完全回復のためにツアー・スケジュールの一部延期をアナウンスしており、ドクター・ストップによるライブ・パフォーマンス中止を発表。しばしの安静のあと、パワフルなステージングが再び観れることを期待したいところです。



Young Thug / The London (feat. J. Cole & Travis Scott)

米アトランタを代表するラッパー・Young Thug(ヤング・サグ)が、J. Cole(J・コール)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)をフィーチャー。05/23(Thu)にリリースされた注目のコラボ・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされたレーベル〈Young Stoner Life Records〉とのコンピレーション・アルバム『Slime Language』ならびに、EP『On the Rvn』以来となる新作に。2019年にリリースが期待されているニュー・アルバム『GØŁDMØÜFDÖG』からのリード・シングルとして噂され、先日マイアミで開催された「Rolling Loud Festival」にてステージから客席に投げ込まれたチラシから本楽曲の存在が示唆されていました。

これまで多くの楽曲を公開している3人ですが、Young Thug、J. Coleによるコラボは「KOD」ツアーを除いて本楽曲が初。以前公開されたインタビューにて、Young Thugの功績を称えていたJ. Coleですが、ニュー・アルバム『GØŁDMØÜFDÖG』のエグゼクティブ・プロデューサーを担当することも一部で伝えられており、すでにNYにてレコーディング・セッションが行われている模様です。

また本楽曲のプロデューサーは、Drake(ドレイク)率いる〈OVO Sound〉所属の人気プロデューサー・T-Minus(T・マイナス)が担当。J. Coleと多くのコラボを行なっており、今後さらなるコラボも予想されます。引き続き続報を待ちたいところです。



Ty Dolla $ign / Purple Emoji (feat. J. Cole)

LA出身のラッパー / プロデューサー・Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)。05/20(Mon)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

依然として多くの作品でフィーチャーされているTy Dolla $ignですが、2019年にリリースされたなかでは、Kehlani(ケラーニ)「Nights Like This」、ScHoolboy Q(スクールボーイ・Q)「Lies」、YG「Do Yo Dance」などの話題作に参加。先日、最終回を迎えた大人気シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(Game of Thrones)のコンピレーション・アルバム『For the Throne (Music Inspired by the HBO Series Game of Thrones)』や、映画「スパイダーマン:スパイダーバース」のコンピレーション・アルバム『Spider-Man: Into the Spider-Verse』などにもクレジットされ、多方面でのコラボ・ワークが続いていました。

そんななか公開された本楽曲は、2019年内にリリースが期待されている待望のニュー・アルバム『$ex $ymbol』からのリード・シングルとされており、フィーチャーされているJ. Cole(J・コール)とは初のコラボ曲に。リリックでは、2人にとっての大事な人間関係(妻、息子など)について歌われており、本楽曲のリリース前にはリリック・サイト「Genius」へ全て絵文字で構成された歌詞を送っていたことも話題となりました。

また本楽曲でピックアップされているパープル絵文字(😈)ですが、Kanye West(カニエ・ウェスト)からDrake(ドレイク)に向けられた、2018年末の連続ツイート(一部)でも登場しており、2013年ごろから続いているとされている、J. ColeとKanye West(カニエ・ウェスト)によるビーフとの関連性が、リスナーから指摘されている模様です。一方、MVも公開されておりあわせてぜひチェックを。



King Princess / Cheap Queen

NY・ブルックリン出身のシンガーソングライター、King Princess(キング・プリンセス)。近日中にリリースが期待されている待望のデビュー・アルバムからのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

昨年、デビュー・シングル「1950」によってLGBTコミュニティのロールモデルとして人気を博し、その後のシングル「Talia」「Pussy Is God」を経て、Mark Ronson(マーク・ロンソン)主宰レーベル〈Zelig Recordings〉から、1st EP『Make My Bed』を公開。2019年には「Lollapalooza」「Coachella」出演を果たし、Fiona Apple(フィオナ・アップル)「I Know」カバーをリリース。さらなるオリジナル楽曲が期待されているなかでの新作となりました。

リリックは、自身のコミュニティや友人たちに関する内省的な内容とのことで、相手の望む姿になってたまに悪さをしてしまう「Cheap Queen」と、大人の男性を泣かせることができる「Real Queen」のあいだに揺れる複雑なアイデンティティを暗示。またジャケットには、ドラァグ・クイーンのメイクが施された本人の写真が映し出されており、インタビューによれば性別やセクシャリティを語る際にメイクを用いることや、これまでのステージにドラァグ・クイーンを登場させていることから、ともに自身の表現に大きな役割を果たしていることが述べられていました。

そして06/21(Fri)にリリースされる、Mark Ronson『Late Night Feelings』の収録曲「Pieces of Us」でもフィーチャーされており、レーベル・メイトとして両者ともに新作モードに突入していることが伺えます。あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100(グローバル)

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(06/02付)、tofubeats / Kan Sano / Yaffle / eill

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



tofubeats / Keep on Lovin’ You

神戸を拠点に活躍しているプロデューサー / DJ、tofubeats。05/24(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2018年にリリースされた最新アルバム『RUN』以来の新作に。NHK Eテレで放送されたアニメ「クラシカロイド」の劇中歌『クラシカロイド モーツァルト ムジーク』全16曲のプロデュースを手掛け、濱口竜介監督作の映画『寝ても覚めても』のオリジナル・サウンドトラックを担当したことでも話題となりました。

本楽曲は「サントリー天然水 GREEN TEA」のプロモーション企画『徒然なるトリビュート』への書き下ろし曲となっており、随筆『徒然草』(第150段)を再解釈しているとのこと。本人コメントによれば、ゆnovation(Cho)、KASHIF(Gt)がゲスト参加しているほか、楽曲コンセプトとして「誰にとっても下手な物事を始め、続けていくことは簡単なことではないが、それをすることができれば誰でも様々なことを会得し、師匠と呼ばれる人間になることができる」という再解釈をもとに制作された模様です。

そしてMVは、これまでtofubeatsの多くのMVを手がけている森祐樹が監督を担当。日常生活をタイムリープしながら進んでいく映像が展開されており、現状打破ではなく、日々の積み重ねによって生活が少しずつ変化していく様子が描かれています。あわせてぜひチェックを。



Kan Sano / My Girl

キーボーディスト / プロデューサーとして多彩な活躍をしている、Kan Sano。05/22(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Ghost Notes』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた『k is s』以来となる、およそ2年半ぶりとなる新作に。その後プロデューサーとして、Chara、七尾旅人、Mrs. GREEN APPLEなどの楽曲を手がけ、リミキサーとしては、m-flo、THREE1989、Mime、Ovallなどのリミックスを担当。また2018年には、Yusuke Nakamura(BLU-SWING)、Ippei Sawamura(SANABAGUN.)、Jun Uchino(Mime)とのニュー・バンド・プロジェクト「Last Electro」を始動し、今年4月には「Night Symphony」「When You Kill Me」を収録した第2弾7インチをリリースしました。

今回のニュー・アルバムは、キーボードはもちろん、ドラム、ベース、ギター、トランペット、ボーカル、作詞、作曲、ミックスに渡るまでKan Sanoが全て担当。なかでもリード・シングル「DT pt.2」ならびに「Sit At The Piano」は、Spotify再生回数200万回を突破するほど各国で注目を集めており、アルバム限定盤には、D’Angelo(ディアンジェロ)、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)などの洋楽カバー全8曲が収録されています。

そして、今年5月からアルバムのリリース・ツアーが開催されており、全国10公演が予定されている模様。また、Tom Misch(トム・ミッシュ)による東京・ソウル公演のオープニング・アクトも担当しており、今後の活躍にも注目が集まります。



Yaffle / UNIKA feat. Raphael Gualazzi

レーベル〈Tokyo Recordings〉所属のプロデューサー、小島裕規によるアーティスト・プロジェクト・Yaffle。05/24(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年に連続リリースされた「Empty Room feat. Benny Sings」「Op.2-4」「Summer feat. Linying」「La Nuit feat. Fabienne Debarre」に次ぐ新作に。世界各国のアーティストとコラボ・プロジェクトを重ねるなか「New Music Friday」を筆頭に多数のSpotifyプレイリストにピックアップされており、昨年から引き続き高い注目を集めています。

本楽曲では、イタリア・ミラノを拠点とするレーベル〈Sugar Music〉に所属しているイタリア人シンガーソングライター、Raphael Gualazzi(ラファエル・グアラッツィ)をボーカリストとしてフィーチャー。タイトル「UNIKA」は、エスペラント語で「独特な(unique)」を意味する単語であり、2018年の来日時に実現されたライティング・セッションを通じて制作された模様です。

また前作に続き、昨年に自主設立したインプリント・レーベル〈Picus Records〉からのリリースとなっており、今後リリック・ビデオも公開予定とのこと。今年4月にリリースされた、SHE’S「Clock feat. 安藤裕子」のリミックスも手がけており、こちらもあわせてぜひチェックを。



eill / 20

東京出身のシンガーソングライター、eill(エイル)。2019年末にリリースされる待望のデビュー・アルバムからのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

KARA、少女時代などのK-POPに熱中する傍ら、Beyoncé(ビヨンセ)、Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)に憧れてシンガーを志した、eill。2018年には、中村アン出演の「PEACH JOHN」CMソングへのボーカル参加(楽曲制作はSeiho)が話題となるなか、同年には、SKY-HI「So What?? Remix feat. eill & KEN THE 390」、Kai Takahashi(LUCKY TAPES)プロデュースによるシングル「HUSH」を経て、1stミニ・アルバム「MAKUAKE」をリリースしました。

リード・シングル「20」は、現在20歳のeillが同年代に向けて制作したという応援歌。カバーアートには、eill自身がSNSで募集した20歳のファンや友人、藤巻紗月、祷キララ、よしかわなみ、まなぴ、など同世代の女性たちの写真が使用されている模様です。また同時公開されたMVは、eill自身が監督・撮影・編集を手がけたリリック・ビデオとなっており、周囲の友人たちと最高の瞬間を過ごす映像が展開されています。

そして07/04(Thu)には、clubasia(渋谷)にて初のワンマン・ライブの開催が決定。06/01(Sat)よりチケット一般発売が開始しており、気になるリスナーはぜひお早めに。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・グローバル・チャート】今週のピックアップ(05/26付)、Lana Del Rey / DJ Khaled, Nipsey Hussle, John Legend / Aminé / Clairo

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Lana Del Rey / Doin’ Time

NY出身のシンガーソングライター、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)。05/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、今年1月にリリースされた「hope is a dangerous thing for a woman like me to have – but i have it」以来となる、およそ4ヶ月ぶりの新作に。2018年時点でニュー・アルバム『Norman Fucking Rockwell』の制作を、プロデューサー・Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)とともに取り組んでいることを公言しており、今年じゅうのリリースが期待されているなかでの注目のニュー・シングルとなりました。

本楽曲は、米カリフォルニア州出身のスカパンク・バンド、Sublime(サブライム)「Doin’ Time」(1996)の同名曲カバー。サンプリング元には、作曲家・George Gershwin(ジョージ・ガーシュウィン)が自身のオペラ作品『Porgy & Bess』のために作曲したアリア「Summertime」が引用されており、同曲は約25,000曲以上のカバー曲が存在すると言われている人気ジャズ・スタンダードとして長く知られています。

プロデュースには、​Andrew Watt(アンドリュー・ワット)、Happy Perez(ハッピー・ペリッツ)などのヒップホップ・シーン中心に活躍する人気プロデューサーが担当。なお本楽曲は、Sublimeのオフィシャル・ドキュメンタリー作品の挿入歌としてカバーしていることもあり、ニュー・アルバムからのリード・シングルかどうかは現在不明となっています。引き続き、続報を待ちたいところです。



DJ Khaled / Higher (feat. Nipsey Hussle & John Legend)

マイアミのヒップホップ・シーンを代表するプロデューサー、DJ Khaled(DJキャレド)。05/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・アルバム『Father of Asahd』の収録曲が、チャートにランクインされました。

これまでのアルバムと同様に、今回のニュー・アルバムも多くのラッパー、シンガーが参加した銀河系ラインナップが実現されており、21 Savage(21サヴェージ)、Beyoncé(ビヨンセ)、Cardi B(カーディ・B)、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Chris Brown(クリス・ブラウン)、Future(フューチャー)、JAY-Z(ジェイ・Z)、J Balvin(J・バルヴィン)、Justin Bieber(ジャスミン・ビーバー)、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Nas(ナズ)、Post Malone(ポスト・マローン)、Quavo(クエイヴォ)、Rick Ross(リック・ロス)、SZA(シザ)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)などなど、全米のポップ・シーンを代表するトップ・スターたちが結集。

なかでも収録曲「Higher」では、John Legend(ジョン・レジェンド)に加えて、今年3月末に銃撃により逝去してしまった、Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)をフィーチャー。彼にとっての遺作であり、DJ Khaledとしては、Nipseyとの最初で最後のコラボレーションとなってしまいました。

DJ Khaledからの声明によれば、プロデューサー、レーベルなどを含む本楽曲にまつわる全ての収益を、Nipseyの家族ならびに2人の子どもに寄付することを発表。アルバム・リリース前日に公開されたMVでは、生前に撮影されたNipsey本人が登場しており、フッド・スターならではのドラマチックな映像が展開されています。あわせてぜひチェックを。



Aminé / Places + Faces

米オレゴン州ポートランド出身、現在はLAを拠点に活動しているラッパー、Aminé(アミーネ)。05/15(Wed)にサプライズ・リリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2018年にリリースされた「Campfire」「Reel It In」以来となる新作に。同年に公開された2ndアルバム『OnePointFive』が高評価を集めるなか、映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のサウンドトラック・アルバム『Spider-Man: Into the Spider-Verse』に収録されている「Invincible」への参加でも話題となりました。

2019年では、リミックス・シングル「BLACKJACK (Remix)」に加えて、Injury Reserve(インジュリー・リザーヴ)「Jailbreak the Tesla」にフィーチャーされるなか、オリジナルとしては今年初のリリースとなった本楽曲。リリックでは、これまで長きにわたってライブなどで各地を巡って旅してきたことをバックグラウンドに、自身の不在が友人や家族にどのような影響を与えたのかを反映させた内容に。「最近では、2年間が2日のように感じるんだ」「カップルのディナーや多くの誕生日を逃した」という一節からも、全米ツアー、イベント出演、アルバム制作などといった忙しいスケジュールを送っていることによるシワ寄せが見受けられます。

また、ラッパーとして人気を集めるまでは、米カルチャー・メディア「Complex Magazine」の音楽部門「Pigeons&Planes」でインターンをしていた経歴がある、Aminé。本楽曲のリリースに合わせて「Pigeons&Planes」からのお祝いツイートがポストされており、現在まで続く良好な関係性が伺えます。MVとあわせてぜひチェックを。



Clairo / Bags

米マサチューセッツ州ボストン出身のシンガーソングライター、Clairo(クライロ)。08/02(Fri)にリリースされる待望のデビュー・アルバム『Immunity』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

高校時代より「DJ Baby Benz」名義と現名義による音楽活動を始め、自身のオリジナル音源、カバー音源、ラップ・ミュージックのミックステープなどを、SoundCloud、Bandcampを通じて公開するように。大学入学後、2017年に公開した「Pretty Girl」のMVがワールド・ワイドなバイラルヒットを記録し、2018年にレーベル〈Fader Label〉を通じてデビュー・EP『Diary 001』をリリース。同年には、Dua Lipa(デュア・リパ)との全米ツアーに加えて、Tyler, the Creator(タイラー・ザ・クリエイター)のオープニング・アクトを務めるなど、自宅のベッドルームだけに収まらない飛躍的な活躍が続いています。

リード・シングル「Bags」には、元・Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)で現在はソロとして活動している、Rostam Batmanglij(ロスタム・バトマングリ)によるプロデュースに加えて、HAIM(ハイム)のメンバー・Danielle Haim(ダニエル・ハイム)がサポート・ドラムとして参加。ローファイかつボトムの厚みが増したインディー・ロックとなっており、これまでのベッドルーム・ポップからさらなる展開を感じさせるアナログ・サウンドとなっています。

そして今年3月には、Shibuya WWW Xで待望の初来日公演が開催されたことも記憶に新しいところ。デビュー・アルバムの続報とともに、次なる再来日も期待したいところです。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(05/26付)、JP THE WAVY, RIRI / in-d / millennium parade / PAELLAS

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



JP THE WAVY, RIRI / Dilemma

MV再生回数1000万回を突破した「Cho Wavy De Gomenne Remix feat. SALU」などで知られるラッパー・JP THE WAVY、資生堂アネッサのCMソング「Summertime」が話題となっているシンガー・RIRIによるコラボ・シングルが登場。05/15(Wed)にリリースされた本楽曲が、チャートにランクインされました。

本楽曲は、ユニバーサル・ミュージックが展開する“温故知新”企画「ReVibe」による最新作。ヒップホップ / R&Bクラシックの数々を、“イマ”の日本を代表するアーティストがリメイクし現代に甦らせるというコンセプトの元にリリースが続いており、P.O.P「Dear Mama」、向井太一「Rock Witcha’」に続く第3弾シングルとして公開されました。

カバー元は、全米屈指の人気ラッパー・Nelly(ネリー)が、Destiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)のメンバー・Kelly Rowland(ケリー・ローランド)を迎え、2002年に全米シングル・チャート1位を記録した大人気ナンバー「Dilemma ft. Kelly Rowland」。そんな両者に引けを取らないラップ、ボーカルが本楽曲で披露されており、サウンド面では、ZOT on the WAVE、Lil’ Yukichがビートメイクを手がけ、DJ CHARI、DJ TATSUKIがプロデュースを担当しています。

そして今後の「ReVibe」シリーズでは、WILYWNKA、MUD(KANDYTOWN)、Pablo Blastaなどの気鋭ラッパーが集結した、Sugarhill Gang(シュガーヒル・ギャング)「Rapper’s Delight」カバーに加えて、ISH-ONE、Azuma Maziの新ユニット「SIXSIXSIK」による、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)「Beautiful」のカバーが公開される模様。コンピレーション・アルバムのリリースも予定されているとのことで、引き続き続報を待ちたいところ。



in-d / On My Way

THE OTOGIBANASHI’S、CreativeDrugStoreのメンバーとして活躍しているラッパー、in-d。05/17(Fri)にリリースされた待望のニュー・EP『indoor』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、2017年にリリースされた自主制作の1stミニ・アルバム『d/o/s』以来となる、およそ2年ぶりの新作に。2018年では、Ryohu「Where the Hood At [feat. in-d & Campanella]」、VaVa「Sea Breeze feat. in-d, JUBEE」など〈SUMMIT〉周辺のコラボ・ワークが続くなか、本格的にソロ活動を始動するにあたって、in-d本人の26歳の誕生日にEPがリリースされました。

ゲストには、VaVa、JUBEE(CreativeDrugStore)に加えて、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)など多くの楽曲プロデュースや、BIM「BUDDY feat. PUNPEE」を手がけたプロデューサー・Rascal(ラスカル)に、Yung Lean(ヤング・リーン)「Crash Bandicoot」のプロデュースで知られる、Holy Beats(ホーリー・ビーツ)など国内外から参加。全6曲で構成された今回のEPについて「in-dによる『狭い部屋の中』で綴られたメモ」という本人コメントの通り、グループでの活動とは異なるソロとしての新たな一面を覗かせた作品となっています。

そしてリリース前に公開された「On My Way」のMVは、映像ディレクター・UMMMI.(石原海)が監督を務め、フォトグラファー・Jun YokoyamaMayumi Hosokuraに、Saito Atsushi(DOVE WORKS)などが参加。深夜から夜明けにかけての都心を舞台にした映像が展開されており、あわせてぜひチェックを。



millennium parade / Veil

音楽家・常田大希(King Gnu)によるソロ・プロジェクト、millennium parade(ミレニアム・パレード)。05/22(Wed)にリリースされた待望の1stシングルが、チャートにランクインされました。

2015年の活動当初より「Daiki Tsuneta Millennium Parade」(DTMP)として始動し、2016年にDTMP名義としての1stアルバム『http://』をリリース。コア・メンバーには、石若駿、江崎文武(WONK)、新井和輝(King Gnu)など、常田が信頼を寄せるミュージシャンが参加しており、クリエイティブ・チーム〈PERIMETRON〉に加えて、多くのゲストを迎えたジャンルレスなサウンドが話題に。同時期よりバンド「Srv.Vinci」が始動し、その後「King Gnu」として大きな飛躍を遂げるなか、待望のソロ・プロジェクト最新作が公開されました。

今年4月に現名義での処女作となる本楽曲「Veil」のMVが公開されており、OSRIN(Director)、Yuhei Kanbe(CG Creator)といった〈PERIMETRON〉が手がける3Dビジュアルを用いた映像演出を展開。ermhoi(black boboi)がリリックならびにボーカル務め「世界から見た東京の音」をテーマにしたエクスペリメンタルな音響演出が構築されています。

そして先日には、LIQUIDROOM(恵比寿)でプロジェクトのローンチ・イベント「“millennium parade” Launch Party !!!」が開催。今後1年かけて多くのリリースが期待されるなか、引き続き続報を待ちたいところです。



PAELLAS / Horizon

東京を拠点に活動しているインディーR&B・バンド、PAELLAS(パエリアズ)。06/05(Wed)にリリースされる待望のニュー・アルバム『sequential souls』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされたアルバム『Pressure』以来となる、およそ2年6ヶ月ぶりの新作に。2018年に公開されたEP『Yours』が好評価を集めるなか、同年にはリード・シングル「Orange」「Weight」を配信リリース。国内外でのライブを展開するなか、ニュー・アルバムのリリースがいよいよアナウンスされました。

今回のニュー・アルバムは、すでに公開されているリード・シングル「Orange」のニュー・ミックスを含む全11曲が収録予定。なかでも、05/22(Wed)より公開されている「Horizon」のMVは、ヒップホップ・シーン中心に多くの映像作品を手がけているディレクター / フォトグラファー・Yudai Maruyamaが監督を担当。全編を通して上海で撮影されており、メンバー4人のほか上海在住のIman Zhengが出演している模様です。

そして、今年6月から全国7都市を巡るリリース・ツアーが開催決定。お近くのファンは足を運んでみては。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
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【トップ100・チャート】今週のピックアップ(05/19付)、Mega Shinnosuke / 王舟 / Enjoy Music Club / Naz

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Mega Shinnosuke / O.W.A.

福岡出身、東京を拠点に活動している2000年生まれのクリエイター・Mega Shinnosuke。06/05(Wed)にリリースされる注目の1st EP『HONNE』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

2018年よりソロ活動を本格化させ、同年にリリースしたミニEP『momo』が話題に。私立恵比寿中学のアルバム『MUSiC』に人生5曲目に書き上げたという楽曲「踊るロクデナシ」が収録され、Spotifyが選ぶ「今年大きな飛躍が期待される新進気鋭の国内アーティスト10組」(Early Noise 2019)の1組に選ばれるなど、各方面から大きな注目を集めているクリエイターです。

YouTubeに公開された本楽曲のMVは、すでに公開されていた同曲のMVが諸事情により非公開を余儀なくされたため、本人プロデュースのもと新たに制作されたもの(音源も再レコーディング)。ゲストには、ぱいぱいでか美、眉村ちあき、フワちゃん、sooogood!、ぼく脳、井上道富、つつみあきひろ、タウンゼント桃子ドーン、Nick(たまたま道で会った)などが友情出演しており、撮影は全編iPhoneを使って敢行。監督は、高校2年生の映像作家・マルルーンが担当しており、総制作費15,000円(そのうち、14,780円はドンキホーテで購入したパーティグッズ代)で制作された模様です。

そして先月末より、EP収録の人気ナンバー「桃源郷とタクシー」のMVも公開。ゲームセンターを舞台に、ゲスト・コーラスを務めるAAAMYYYも出演したレトロフューチャーな映像が展開されており、あわせてぜひチェックを。



王舟 / Come Come

上海出身、東京を拠点に活動しているシンガーソングライター・王舟(Oh Shu)。05/22(Wed)にリリースされる待望のニュー・アルバム『Big fish』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2016年にリリースされた2ndアルバム『PICTURE』以来となる、およそ3年ぶりのアルバムに。2018年には、BIOMAN(neco眠る)とのジョイント・インストアルバム『Villa Tereze』に加えて、両A面シングル『don’t hurt pride / Muzhhik』もリリースされるなか、先日いよいよアルバム・リリースのアナウンスが行われました。

今回のニュー・アルバムには、シングル「Muzhhik」を含む全11曲が収録。バンド・メンバーには、北山ゆうこ(Dr)、千葉広樹(Ba)、潮田雄一(Gt)、mmm(Pf, Fl)が参加しており、ゲスト・コーラスとして、トクマルシューゴ、見汐麻衣、annie the clumsy、tamao ninomiyaが招致されているとのこと。

なかでもリード・シングル「Come Come」は、メロディーメーカーとしての魅力が存分に詰まった、シティ・フォークな1曲に。ブラジル音楽のなかでも、MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)のような楽天的なムードをどこか感じさせ、ローファイでゆったりしたサウンドで構築されています。

そして今年7月には、今作のリリース・パーティーが東京と大阪で開催決定。お近くのリスナーはぜひチェックを。



Enjoy Music Club / 東京で考え中

「エンジョイミュージック」を合言葉に活動している3人組ラップグループ、Enjoy Music Club。05/09(Thu)にリリースされた待望のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2017年にリリースされたシングル「そんな夜」以来となるおよそ2年ぶりの新作に。2018年には、三浦直之(ロロ)とのコラボ・シングル「100%未来」をリリースし、同年には初の中国ツアーを開催。また、ザ・なつやすみバンドとのコラボ楽曲「FUTURE HEAD」や、テレビ東京系「ゴッドタン」の「マジ歌選手権」で、バカリズム「恋のパステルカラー」のラップ・パートを担当したことでも話題となり、幅広い活躍を見せるなかでの待望のリリースとなりました。

トラックには、Al Kooper(アル・クーパー)「Jolie」(1973)を想起させるメロディーラインがサンプリングされており、一部リリックには「オードリーのオールナイトニッポン」のリスナー呼称「リトルトゥース」に加えて、オードリー春日による「ニチレイ」のボイス・サンプルも挿入。リリックでは、都心に流れる平凡な生活模様を綴った、心地よい心理描写が印象的です。

そして、リリース同日にはリリック・ビデオも公開。ジャケット・イラスト、デザインはイラストレーター・いしいひろゆきが担当しているとのこと。また先月末にリリースされた、MC.sirafu、HALFBYによるコンピレーション・7インチ『犬吋ワンP』には、HALFBY+EMC「NICE BUDDY!!!」が収録されており、あわせてぜひチェックを。



Naz / Fare

沖縄県沖縄市出身のシンガー、Naz。07/24(Wed)にリリースされる注目の1st EP『JUQCY』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。

小学校高学年からシンガーを志し、13歳のころに沖縄で開催された世界的オーディション番組「X FACTOR OKINAWA JAPAN」に出場。Etta James(エタ・ジェイムズ)「Something’s Got a Hold on Me」、Adele(アデル)「Rolling in the Deep」などを披露して会場中から歌唱力を絶賛されたのち、音楽活動を本格化させていくことに。

その後、2017年のNabowa「My Heartbeat (Belongs To You)」ならびに、2018年にリリースされた冨田ラボ「OCEAN feat. Naz」にフィーチャーされると、ほぼ無名の存在ながらその類稀なる歌唱力が各所でたちまち話題に。オリジナル楽曲が期待されるなかでの待望のリリースとなりました。

プロデューサーは、冨田ラボ、江崎文武(WONK)が担当しており、作詞ならびにコーラスには、長塚健斗(WONK)が一部手がけているとのこと。インタビューによれば『JUQCY』の制作は、学生生活が終わるという1つの区切りと新たなスタートのなかで進められ、収録曲のなかには中学生のころに初めて作詞作曲した「Rain Wash」や、Nancy Sinatra(ナンシー・シナトラ)「These Boots Are Made for Walkin’」カバーなどを含む全5曲がコンパイルされている模様です。

今後は、沖縄とロンドンを拠点に活動する予定とのことで、さらなる飛躍に注目が集まります。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato
Link:TYPICA TOP100